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2014.07.27 (Sun)


テレ朝「朝ナマ」の集団的自衛権で山際澄夫氏大奮闘

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 テレ朝「朝ナマ」での山際澄夫氏(ジャーナリスト)発言はいつも激しく、直情的であるが、言っていることは正しい。
テレ朝は視聴率を上げるために天敵の保守派山際氏のキャラを利用しているとしか思えない。
山際氏はそれを承知の上で、わざと激高して見せているのかもしれない。

これが同じ正しい事を櫻井よしこ氏が発言したら、ぐうの音もなくパネラーは黙り込んでしまって絵にならないだろう。

以下山際氏の発言を文字起こししてみると・・・

山際澄夫
「そもそ国際社会では集団的自衛権と個別的自衛権と区別してああだこうだという議論すらない。日本だけだ。国連中心主義を掲げている日本が・・・」

田原総一朗
「山際さん!」

山際
「憲法があって国が滅びたらどうするんだ!大事なことは、大事なことはね・・・」

田原
「山際さんの発言をいま促したいと言ってるのに、余計なことを言わないでよ。いまなぜ集団的自衛権が要るのかということを言って下さい」

山際
「いろいろあると思いますよ。一つはやっぱり脅威ですよ!中国の脅威ですよ!北朝鮮の脅威ですよ!中国は侵略の意図を剥き出しにしているじゃないですか、東シナ海で。南シナ海でもそうじゃないですか!いま中国の軍事費がどれだけあるか知ってますか?日本の軍事費は今年4兆9千億ですよ。中国は公表だけで12億7千億、2.5倍ですよ。アメリカの国防省によると実際にはその二倍くらいの軍事防衛費だと。今のスピードで伸びて行けは今後どうなるか。中国は10年間で防衛費を4倍にしたんですよ。このまま伸びて行けば1930年までに日本の10数倍。アメリカと匹敵するかアメリカを越えるだけの軍事費を持つかもしれないですよ。そういう脅威に対してどういうふうに対応するかということが問題じゃないですか!」

山際
「もうひとつある。アメリカが衰退してるということなんですよ!本当に日本を守ってくれるかどうか分からない。いままでなら守ってくれるかも知れないけれど。これからは日本が努力しなけりゃいけないってことですよ!}

田原
「中国の防衛費が4倍に伸びた。大変なら日本の防衛費を伸ばすことが・・・それが何で集団的自衛権なんだと」

山際
「だから集団的自衛権なんて当たり前のことなんですよ!日米安保だって集団的自衛権について書いてますよ」

田原
「書いてない!」

山際
「いやいや、有事にアメリカが日本を助けるのは集団的自衛権に基づいてるんじゃないですか!日本はアメリカを助けない。これでいいんですかという議論なんですよ」

大塚耕平(民主党)
「問題意識はよくわかるんですけど、これは私からお願いですけどね。冒頭申し上げたように、今回の決定で先々影響を受けるのは若い人達で、これは論理的にそうです、我々はいずれ居なくなりますんで。若い人達が一杯居ますんで、やっぱり若い人達に冷静に問題を理解して頂くことが必要で、我々の世代がですね、やっぱり、あんまり、そのエモーショナルな議論にならないように、どちらの立場であってもですよ、これ一番大事なことだと思うんです」

山際
「いやいやエモーショナルになるというより、国を守るか守らないかという話ですよ」


大塚耕平という男は正直嫌いである。

熱血漢の山際氏を揶揄する悪意に満ちた記事もある。

ライブドア(2014/7/26)
「朝まで生テレビ!」でジャーナリストの山際澄夫氏が激昂 出演者から注意も

26日放送の「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)で、パネリストとして出演した元産経新聞記者でジャーナリストの山際澄夫氏が激昂する一幕があった。
番組では「激論!集団的自衛権と平和国家ニッポン」をテーマに、司会の田原総一朗氏とパネリストが激論を交わしたが、山際氏は集団的自衛権の行使を容認する立場から国防の重要性を訴えた。
山際氏は番組で「集団的自衛権は国連憲章で認められている」と主張、発言冒頭こそ冷静だった山際氏だが、徐々にヒートアップし始め、「(集団的自衛権の行使に反対する)朝日新聞、毎日新聞、東京新聞は日本をどうやって守ろうというのか!」と、スタジオに響き渡る大声で訴えた。

他のパネリストから反論はあったが、山際氏は「国際社会では集団的自衛権と個別的自衛権の区別すらない」と現状を説明した上で、「憲法があって国が滅んだらどうするんだ!」と興奮した様子で叫んだ。
しかし、実は山際氏のこの発言の前に、司会の田原総一朗氏は山際氏の発言を促そうといったんパネリストの発言を制する素振りを見せていたのだが、山際氏が指示を無視して持論を展開し続けたことに、田原氏はやや不機嫌な表情を見せた。
この後、山際氏は「中国の脅威!北朝鮮の脅威!」と、大きな声で叫んだが、民主党の大塚耕平議員から、集団的自衛権に関してはパネリストらの世代ではなく、若い人が影響を受けることを説明され、「我々の世代がエモーショナル(感情的)な議論にならないように」と、その興奮を鎮めるよう遠回しに指摘されてしまった。
田原氏も「山際さん、あなた話すのはいいんだけどね…」と、他のパネリストが発言しているのを無視して大きな声で持論を述べる山際氏に苦言を呈した。
その後、精神科医の香山リカ氏が安倍首相の「解釈改憲」について疑問を呈すると、山際氏は「冗談じゃないよ!」と猛反論。しかし、山際氏のケタ違いの声量と興奮した様子に、パネリストからは笑い声が漏れる。
さらに山際氏に反論しようとした元防衛官僚・小池清彦氏の発言も大きな声で遮ろうとしたため、周囲から「ちょっと聞いて下さい」「今度は黙りなさい」と注意されてしまった。
山際氏によると、中国の脅威、北朝鮮の脅威に対抗するためには、集団的自衛権の行使を容認した閣議決定は「不十分」なのだという。また、「こんな長い文章で冗談じゃない。何回読んでもわからない。冗談じゃない!」と、実は閣議決定の内容がよくわかっていないことも告白した。
中国や北朝鮮の脅威を主張する山際氏だが、香山リカ氏や大阪国際大学准教授の谷口真由美氏から、現在、日本にどんな脅威があるのかを質問されると、山際氏は再び興奮。「あなたは目にはいらないのか!あの中国の脅威が!」と、周囲を圧倒する凄まじい声量でシャウト。その興奮した様子が滑稽だったのか、パネリストからは笑い声が漏れた。
明らかに冷静さを欠いた山際氏に対して、谷口氏からは「感情的ですよ」「話聞いていただけます?」と注意され、出演していたジャーナリストの堀潤氏も、放送中に「山際さん。。。」とツイートする事態に。堀氏のツイートもあってか、放送中は「山際」がTwitterでトレンド入りも果たしてしまった。

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2014.07.27 (Sun)


自衛隊は軍隊と明記せよ

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自衛隊員はサラリーマンか

 前記事の「朝ナマ」で民主党の大塚耕平議員が「自分達はいずれ居なくなるからいいけれど、若い人達が・・・」と若者におもねるような発言をたびたびしていたのが嫌らしかった。
うしろに控えているのは20代の若者たち。
かれらの発言はあまりにも幼い。大学生活を楽しみたいから戦争はいやだみたいなことをいっていた青年も居た。

 精神科医で左翼の香山リカは海外に赴任して帰国した自衛隊員の自殺者が多いと言っていたのも、ためにする議論だと思った。
今朝の産経新聞で作家の曽野綾子氏が「自衛隊の『本来の責務』」と題して・・・

「イラク占領後の自衛隊の復興支援部隊からも、帰国後に自殺者が増えたと聞いている。イラクではどことの戦いもなかったが、それでみも帰国後自殺をするというのは、厳しいイラクの生活にたった6ヶ月でも耐えられなかった惰弱な若者が増えていたということだ」

と書いている。
惰弱な若者と言われた自衛隊員も可哀想だが、どこかのテレビ局で(「朝ナマ」だったか?)、自衛隊員は公務員だから
国のために死ねないと言っていた。サラリーマンだということだが、これでも困る。

「戦後生まれの人にたちにはわからないかも知れないが、軍と言うものは、いざという時には人を殺すことも、自分が死ぬことも前提に入れている人が就く仕事だ」(曽野綾子)

「人が生に激しく執着するのは当然のことだ。しかし矛盾するようだが、人には時に命に代えても守り抜くということがある。動物とは違う人間の魂の証だ」(同上)


書斎に閉じこもる作家とは違い、海外でボランティア活動を経験した曽野綾子氏は保守論客の一人でもある。

自衛隊員が国のために死ねるかというのは大きな問題だ。
かつての日本のように軍人さんに対する尊敬の念がなければ、自衛隊員もやっていられない。
首相の靖国神社参拝を批判する反日勢力が居るようではダメである。
実際には軍隊であるのに自衛隊を軍隊として認めない憲法が諸悪の根源である。
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2014.07.27 (Sun)


テレ朝「朝ナマ」集団的自衛権でまたもや自爆

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 テレビ朝日の「朝ナマ」の集団的自衛権特集のVTRを早送りで最初と最後をザッと見たが、冒頭、産経・FNNの世論調査で「政府は国民に十分な説明を行っているとは思わない」が85.7%だと紹介していた。

 朝日の天敵である産経の世論調査結果を引用するなど考えられないが、よほどその結果がお気に召したらしい。
向かって左側に座っているのが反対派の大塚耕平(民主党)、小林節(憲法学者)、小池清彦(新潟県加茂市長、元防衛庁教育訓練局長)、谷口真由美(おばちゃん党代表代行)、香山リカ(精神科医)

右側は中谷元(自民党)、森本敏(拓殖大学教授)、ケビンメア(元米国務省日本部長)、桜林美佐(防衛ジャーナリスト)、
両者の間に本音は反対派の堀潤(ジャーナリスト)

小池老人は防衛庁勤務という経歴を持ちながら「自衛隊の隊員は海外に派遣されることをみんな嫌がっている」とか、「親も子供も行かせたくないと思っていると」か、自衛隊員を随分侮辱した発言をしていた。
その癖、ケビンメア氏が「日本は平和ボケしている」と言ったら
「日本人に失礼なことを言うな」と怒っていた。
小池氏のような日本人が居ることが恥ずかしい。

アンケート結果!!

4月
集団的自衛権の行使に
賛成53%
反対47% 

今回
賛成57%
反対43%

何と集団的自衛権の行使に賛成が過半数でしかも4月調査時点より増えている。
冒頭の「政府は説明不足が85.7%」は一体どうした。
やはりマスコミは「政府は説明不足」と繰り返し言っているのでそう思い込んでいるに過ぎない。


谷口真由美
「そもそも集団的自衛権ありきの議論になってしまっている。解釈改憲とか憲法改正とかがすっ飛ばされた状態での質問に対するアンケートというのは今回ちょっとどうかなと思います」


 思い出すのは同じ「朝ナマ」の元旦番組で「安倍首相の靖国神社参拝に7割が賛成」というアンケート結果が出たとき、古市憲一氏が「統計的に意味のない数字」と反発した事である。

中谷元
「今回は集団的自衛権を認めるかどうかというのがポイントですから」

山際澄夫(ジャーナリスト) 
「これはねえ、テレビでもマスコミはねえ、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞だけじゃない、マスコミはもう大半が反対ですよ。ねっ。そのなかでこういう数字が出る。そうじゃないですか」

朝ナマ


村上 祐子(テレビ朝日アナウンサー)
「でも山際さん、国を守る事に反対する方はいらっしゃらないと思いますよ」


とすかすようないいい方をする。
キャスターという立場を忘れてパネラーに意見する愚かな女。
集団的自衛権に反対する左翼・リベラルは國を守ることに反対しているのである。

山際
「集団的自衛権の話してるじゃない。そんなこと言わないで」


と笑い飛ばす。

堪らず村上アナは小林節に振る。

村上アナ
「自衛という概念が難しくてですねえ。そのガイド、概念を憲法で縛るのか法律で縛るのかちょっと変わってくると思うんですけども、憲法そのものの位置づけを含めて、何をもって自衛なのかと・・・」

田原総一朗
「やっぱり憲法で縛るべきなのよ」

山際
「田原さん、首相官邸の前で『安倍辞めろ、安倍辞めろ』と言ってやってますけども、しかし、安倍総理には山中鹿之助の精神でやってもらいたいと思うんですよ。『願わくば我に七難八苦を与えよ』と。その精神で頑張ってもらいたいと」

田原
「◯◯じゃなくて辞めちゃうんじゃないか」


ここで放送終了。
元旦と同じく山際澄夫氏の大勝利となった。
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2014.07.26 (Sat)


自衛隊員の命を心配する野党のおためごかし

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 今日の産経新聞は読みどころ満載だ。
集団的自衛権を巡る左翼・リベラル派の虚構を突いた「安倍政権考」はそのひとつである。

 自衛隊の役割に否定的で自衛隊員の命のことなどひとつも心配してこなかった左翼・リベラル派が集団的自衛権の行使で戦争に巻き込まれる、自衛隊が戦後初めて命を落とすと俄かに心配し始めた矛盾を鮮やかに指摘している。
 国会で社民党の自衛隊員の命を危ぶむ質問を「おためごかし」とこき下ろし、「品性に欠ける振る舞いだ」と切って捨てた。
また民主党の岡田元代表や共産党の小池晃議員や社民党の党首の質問も自衛隊員の命を心配するが、抑止力を強化したり自衛隊法を改正することで自衛隊員の命は今まで以上に守られるのである。
ましてや自衛隊員は入隊の際に「危険を顧みず国民を守る」と宣誓している。
戦争しなくても今まで1800人以上の殉職者を出している(こんなに多いとはPonkoも知らなかった)。
野党は自衛官がこのような誇りある宣誓をしていることへの尊敬、感謝の念が欠けている。
いままで9条死守で自衛隊員の命を危うくして来たのは他ならぬ野党そのものではないか。

 安倍首相は自衛隊の最高指揮官としての責任感から集団的自衛権の行使を容認し、安全保障の改革を進めている。
それを理解できない左翼・リベラル派は実に残念な人達だ。

下手な要約をすればこうなるが、以下、榊原智論説委員の記事をお読み頂きたい。

産経新聞(2014/7/26)
【安倍政権考】「自衛官の命」を守るためにも

 集団的自衛権の限定的な行使容認を柱とする1日の閣議決定をめぐって、奇妙な現象が起きている。災害派遣を除き自衛隊が果たしてきた役割に批判的で、自衛隊を尊重したことがほとんどなかった人々や勢力が「自衛官の命」をにわかに心配するようになったのだ。彼らの大部分は左翼・リベラル派である。
 14、15の両日に国会で開かれた集中審議もそうだった。集団的自衛権の行使容認に反対する議員たちが相次いで、安倍晋三首相(59)に、自衛官が亡くなるリスクを認めるよう迫った。
 社民党は集団的自衛権反対を訴える党のポスターに「あの日から、パパは帰ってこなかった」と、大きく記した。
 「おためごかし」という言葉は彼らの議論を表すのにぴったりだ。集団的自衛権の行使容認に反対する手段として使っているだけではないのか。首相にリスクを語らせ、反対の大宣伝に利用する底意があるとしたら、品性に欠ける振る舞いでもある。

重い「服務の宣誓」

 国会審議で、民主党の岡田克也前副総理(61)は「自衛官の生命のリスクを高めることと認めた上で、(自衛隊の任務拡大の)必要性を議論すべきだ」と論じた。
共産党の小池晃氏(54)は「初の戦死者を出すかもしれない。集団的自衛権を命の重さの観点から掘り下げなければならない」と語った。社民党の吉田忠智党首(58)は「米国の戦争に自衛隊が参加して血を流すことになるのではないか」として、リスクを認めるよう首相に迫った。

 危険が増すという視点ばかりを強調している。しかし、自衛隊は今までも、危険な任務に従事してきた。しかも、1日の閣議決定は、自衛隊の任務拡大の態勢を整えることで抑止力を高めることをねらっている。「自衛官の命」にとって安全の方向に作用する面もある。そこもわきまえなければ不公平というものだろう
 これまで自衛隊と自衛官は、1日も怠らず、生命を賭して日本と日本国民を守ってきた。国際平和協力活動も行ってきた。イラク派遣では宿営地に迫撃砲弾が何度も飛来している。自衛隊は警察予備隊時代からこれまでに、任務または訓練で1800人以上の殉職者を出している。国を守るため亡くなった尊い犠牲である。

 自衛官は全員が、「強い責任感をもって専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえることを誓います」との「服務の宣誓」を行っている。
左翼・リベラル派には、自衛官がこのような誇りある宣誓をしていることへの尊敬、感謝の念が欠けている。そもそも、政府が自衛隊の安全、自衛官の命を守る手立てを講じようとするたびに、憲法9条を盾に妨げてきたのが、左翼・リベラル派だったのではなかったか。

本当に心配するなら

 自衛官の命の問題を論じるなと言うつもりはない。本当に心配するのであれば、左翼・リベラル派が「戦後平和主義」と称して、自衛隊に強いてきた手かせ足かせを外すことこそ論じてほしいものだ。世界の普通の民主主義国の軍隊と同様の権限と名誉、装備を自衛隊に与えることが、国の独立と平和、国民の生命財産の確保につながり、自衛官の命を保護する近道にもなる。
 安倍首相は、自身が自衛隊の最高指揮官であるとの自覚をしばしば強調する。隊員一人一人に家族がいることも重々承知している。その首相が、集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障改革を進めている事実の重みを理解できない左翼・リベラル派とは、実に残念な人たちではないか。(論説委員 榊原智)

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2014.07.22 (Tue)


集団的自衛権反対派は烏合の衆である

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 橘 玲という作家が集団的自衛権に反対する人達は「烏合の衆」だと切り捨てている。
反対する理由が多種多様であり、非論理的である。
反対派の「平和主義者」にも自衛隊容認派と違憲派が混在しており、9条死守派と改憲容認派が居るという。
唯一の共通点は「安倍政権は嫌いだ」という一点だけであり、感情的な反発が共有されているという。

作家らしい現象面を捉えた分類と分析だが、集団的自衛権に反対する勢力の根底には反日思想に固まった、安倍政権打倒という明らかな目的と意志が隠れていることも忘れてはならない。

ハフィントンポスト(2014/7/22)
集団的自衛権の行使に反対するひとたちはなぜ空洞化するのか

 集団的自衛権の行使が閣議決定で容認され、リベラルなメディアは「立憲主義を破壊する暴挙」と大々的に報じていますが、国民の大半は無関心で、首相官邸を取り囲むデモの熱気も福島第一原発事故を受けた反原発運動のピーク時とは比べ物になりません。
盛り上がりに欠ける理由のひとつは、反対派の理屈がわかりにくいからでしょう。安倍政権を批判するひとたちの主張は、大きくふたつに分けられます。

(1)集団的自衛権の行使にも、解釈改憲にも反対する

(2)集団的自衛権の行使は容認するが、解釈改憲には反対する

(1)は典型的な平和主義ですが、(2)は「憲法を改正して軍の存在と国家の自衛権を明記すべし」という立場ですから、“戦後民主主義”的な護憲リベラルとは真っ向から対立します。しかしそうなると反対派が分裂してしまうので、憲法改正の是非をあいまいにしたまま解釈改憲を批判するという戦術をとらざるをえません。しかしこれでは、誰がなにに反対しているのかがわからなくなってしまいます。
さらにややこしいのは、平和主義のなかにもふたつの異なる立場があることです。

(3)国家に自衛の権利があるのは当然だから、自衛隊と個別自衛権は認める

(4)日本国憲法9条には「戦力を保持しない」と書かれているのだから、自衛隊は違憲である

 この両者も折り合うことはできませんから、反対派を結集するには個別自衛権をめぐる論争も封印しなくてはなりません。その結果、反対派の論理はますます空洞化してしまうのです。
こうして「解釈改憲は憲法を破壊する」と声を張りあげることになるのですが、ここでもやっかいな問題が待ち構えています。
 よく知られているように、敗戦直後の吉田内閣は「自衛権の発動としての戦争も、また交戦権も放棄した」と憲法9条を字義どおりに解釈していました。ところが朝鮮戦争によって米国から再軍備を求められ、帝国陸海軍の残存部隊を再編して警察予備隊と海上警備隊を発足させます(これが現在の自衛隊です)。
 この重大な国家の岐路に世論は沸騰しましたが、日本政府は憲法を改正するのではなく、9条を維持したまま解釈改憲で強引に乗り切りました。「国家の自衛権は自然権なのだから、文面として明示されるまでもなく、9条が(個別)自衛権を前提にしているのは当然だ」というのです。これを「第一の解釈改憲」と呼びましょう。
 (4)の絶対平和主義は、第一の解釈改憲も(今回の)第二の解釈改憲も認めないのですから、それなりに筋は通っています。ところが(3)の現実的な平和主義では、第一の解釈改憲は容認し、第二の解釈改憲には反対することになってしまいます。ふつうに考えれば、憲法解釈が根底から変えられたのは自衛隊創設の方ですから、こちらを認めるのなら自衛権が「個別」か「集団的」かは些末なことでしょう。
このように反対派の実体は烏合の衆で、その根拠を突き詰めるとたちまち破綻・分裂してしまいます
 それではなぜ、彼らが一致団結しているように見えるのでしょうか。それは、「安倍政権が嫌いだ」という感情的な反発だけは強く共有されているからなのでしょう。(橘 玲)
『週刊プレイボーイ』2014年7月14日発売
号(2014年7月22日「橘玲公式サイト」より転載)

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