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2009.05.26 (Tue)


答えられない首相

北朝鮮は9番目の核クラブ会員に

北朝鮮の核実験、ミサイル発射を受けて、日本のマスコミは相変わらず呑気な事をいっている。
北朝鮮外交の失敗だと麻生首相を批判するコメンテーターもいる。
日米分断を狙う金正日は日本国内の分断現象に手を打って喜んでいることだろう。

テレ朝「ワイド!スクランブル」(2009/5/26)
核実験に続きミサイルも
日朝関係 緊張高まる


記者
「北朝鮮の核実験を国際社会が止められない理由はどうしてだと思いますか?」

麻生首相
「どうしてだと思いますか? 私に答えられる限界を超えています」

大和田獏
「日本はどうしたらいいかと言うと、すごく蚊帳の外に置かれていて、記者の質問に対して麻生総理に『それは答える限界を超えている』と言われちゃうと、困っちゃうんですけどねえ」

マスコミは「蚊帳の外」という言葉を否定的な意味でよく使うが、「蚊帳の外」おおいに結構。
何も世界の仲間入りしなくてもいいさ、日本が抜けて困るのは国際社会だからと考えるべきである。
日本は自分の実力を知らずして、なんとか世界の仲間入りしようとしている。それで国際社会から見透かされているのだ。


須田慎一郎(ジャーナリスト)
「日本のこれまでの北朝鮮交渉が失敗だった。小泉政権下において、とりあえず日朝平壌宣言を結んで、それを受けて六カ国協議の枠が出来た。その枠組みを十分に活用することなく政権が変わった途端に北朝鮮が日本との交渉は打ち切りだと強攻策にて出てきた。何のカードもなくそこに突っ走ってしまった外交を取り敢えず反省して、これからじゃあどうやって行くのか、アメリカにどう協力関係を提供していくのかを真剣に考えるべき時にきている」

何という空疎な言葉の連続だ。
北朝鮮交渉が失敗だというなら、もっと宥和政策を取るべきだったというのか。米国にもっと金を出して「協力関係」を提供して行けというのか。具体的な方法は一切示さずに麻生政権は失敗を批判している。
そもそも、六カ国協議などという枠組みは最初から失敗することは分かっていた。日本に核を持たせないこと、日本の金で北朝鮮を黙らせることが目的だからである。
もっと早く六カ国協議の蚊帳の外に出るべきだったのである。

青山繁晴氏が指摘したように、いずれアメリカは北朝鮮を9番目の核保有国として認めざるを得ないだろう。

記者の愚問に麻生首相は賢答した。

米中露が北朝鮮を甘やかしてきた結果だ。核も持てない日本に何ほどのことが出来るのか。日本の首相として答えられる限界を超えていると皮肉っているのだ。
麻生首相の回答を無責任というなら、責任を持てるように核武装を提案したらいかがか。


大和田
「チキンレースのような形になってきた。こういう時にこそ、外交の力で各国が結び合って北朝鮮に圧力を掛けていく事が一番大事になるのでないかと思うのですがねえ」


チキンレースというのは脅かし合いのことであって、北朝鮮は世界を脅かしているが世界は北朝鮮を脅かしていない状態はチキンレースとは呼ばない。
「外交の力で北朝鮮に圧力を」というなら鳩山民主党代表の「友愛の外交」は通用しないということになる。

中谷元防衛長官(自民党本部の会議で)
北朝鮮の軍事施設を直接攻撃できる能力も検討すべきである


先手必勝の敵地攻撃能力は国を守る当然の手段である。

集団的自衛権の行使、武器輸出三原則の廃棄、拡散原則の廃棄は勿論だが、安倍元首相が提唱した日本版NSC(国家安全保障会議)を早急に創設し、スパイ法を制定することも忘れてはならない。


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