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2009.03.26 (Thu)


西松献金は「浄財」?

原口民主党議員の詭弁(3)

小沢代表の続投宣言以後、民主党のテレビ広報活動は細野豪志議員から原口一博議員にバトン・タッチした。細野議員に代わって連日原口議員がテレビに出まくっている。
しかし、これが全くの逆効果で、政治資金規正法の法律解釈を前面に押し出しての小沢擁護は全く説得力がなく、かえって国民の一般的感情を逆撫でして墓穴を掘っている。
しかも続投派の原口議員と辞任派の小宮山議員との対決はいっさい無く、TBSの対決看板は嘘っぱちであった。
ここらあたりは自民党の自由闊達な党内論議に比べると、小沢独裁政権の政党の限界が感じられる。
やはりこのような政党に政権は任せられない。

TBS「みのもんたの朝ズバッ!」(2009/3/26)
民主党議員に問う
小沢代表で戦えるのか・・・
続投支持(原口)VS辞任要求(小宮山)


みのもんた
「堀田さん、世論というものがどんなに大きい影響力を最後に発揮するかという事を民主党の方はほんとうに考えているのですかね」

堀田力(元東京地検特捜部検事)
「今の現れから見るとそうはおもえないですねえ」

3月7日の世論調査で自民・民主の支持率が逆転

自民党 23.8%
民主党 22.7%


原口一博(民主党)議員は昨日のテレ朝「スーパーモーニング」で言ったと同じことを繰り返す。
菅直人代表代行の年金未納問題で世論は菅代表の辞任を要求したが、1年半後それは落とし穴だと分かった。だからいたずらに騒がずに冷静に考えなければという主張である。
菅氏の事実関係は知らないが我田引水の感は免れず、まったく説得力に欠ける。


原口一博(民主党)
「賄賂ではない。収賄罪ではない。政治資金規正法は原則自由だ。浄財を全部おもてにしようという法律だ。その記載の解釈だ」

もんた
「記載が違っていたのでは?」

原口
「そうとばかりは言えない。政治資金規正法は原資を問うてない。私がみのさんからお金を借りて小宮山さんに献金したとする。お金はみのさんの物だが、政治資金規正法には私の名前を書く。そこの所の解釈が随分違う」

もんた
「その辺が一般国民の考え方とちょっと小沢さんズレているのかも」

原口
「いや、法律はそうなっている」

苦しい原口議員の弁明に嶌信彦氏が「法律論だけの問題ではない。実態は知っていたのではないかと国民は感じている」と反論。

小宮山洋子
「地元のみなさんのとにかく政権を変えて欲しいという熱い思いが、今回の事件が起きてから更に一層強くなっている」

これは強弁であり、嘘であろう。
マスコミに踊らされた国民の民主党への期待は「辞めない小沢・辞めさせられない民主党」で完全に冷めてしまったはずだ。
小宮山氏は小沢会見で辞任を表明すると思っていたからそれまで黙っていたと言い訳した上で、政権交代のためには小沢代表は辞任すべきと主張。


堀田
「全部本当のことを言いましょうということに(政治資金規正法は)なっている。それを本当のことを言わなかったから起訴した。それだけのことだ


「地検に対しても、なんでこの政権選択の選挙の時期に動くのかという批判や疑問があるが」

堀田
「いや、これは証拠が出てきたからやったというだけの話で、始めから分かっていて何時にしようかと選んでいたらとんでもない。ずうっと西松建設を調べていったらこれが出てきた」


「この時期にやれば 今回の政権選択に影響を与えると言うことは分かるが」

堀田
「それは分かる。でも、これから先遅くなればなるほど影響は悪くなる(悪影響を及ぼす)し、ましてや黙って例えば小沢さんが総理になってからやって、その頃はもう時効にかかっているから、なぜ今やるのかそちらの方が大問題だ」

これが国民感情というものだ。

小宮山
「自民党の方にもあるのに何故小沢さんだけという疑問を国民は持っている」

堀田
「他にあるという証拠が無い。出てきた中で一番やらなければならないのをやったというだけだ。あるというのは推測だ。そういう情報があれば勿論しっかりやる」

野党からも批判の声・・・

社民党・福島みずほ党首
民主党が政治と金の問題について具体的なアクションがないのであれば、選挙協力を含め、大きな影響力を与える。

国民新党・亀井静香代表代行
(民主党は我々と)本当に一丸となって政権を奪取していくということをっているのか。心構えが出来ていないと思う。


原口
「そのとおりだ。私達は徹底的に調査し、説明責任を果たさなければならない。ただ忘れてはならないのは、これは賄賂ではなくて浄財だ。だから(と手元のペーパーに目をやりながら)政治資金規正法の第2条の基本理念というのは、国民の自発的意志を抑制することのないようにと書かれている。つまり浄財を皆が出して自由な政治活動を支えるというのが基本だ。だから私達それを受けた者はきっちりその趣旨をやらなければならない」

小沢代表は7年間で数億円という西松建設の「浄財」を使って政治活動をして来たから問題ないという事らしい。

もんた
「しかし、岡田代表の時も菅代表の時もマニフェストに企業献金はやめようと書かれていたが、小沢さんの時に消えた」

原口
「いや、それは生きている」

嘘!

小宮山
「その時は公共事業を受けている企業とした」

原口議員の援護射撃のつもりだろうが、答えになっていない。

原口
「いま争われていることについては、政治活動の自由に関わることだ。みのさんはこの番組で『検察が語ったことによると』と言ったことがあったが、検察だけが不当な国家公務員法リークで世論を形成して、何か後ろ暗いことがあるのではないかとやられたら、政治家自身はもう持たない。だからある意味、民主主義の基盤の話で堀田先生がやってきたように、その基盤を壊すものをどう排除すべきかという話だ」

原口議員は小沢代表がまったくの白であるという前提で話しており、検察に嵌められた論者である。
検察権力で民主主義の基盤が壊されるという、もし本当に信じているのなら被害妄想てあるが、大のおとながそんなことを信じるわけも無く、小沢擁護のための詭弁に過ぎない。


嶌信彦
「それで国民が納得すると思います?」

原口
「納得ではなくて、今の政治資金規正法の1条2条をきっちり見て、その中でなんでこれなのかという説明責任は果たさなければならない」

もんた
「説明もいいが、こういう風に『辞任すべきだが50人中33人、続投すべきが50人中17人』と辞任すべきがどんどん増えてきたという潮の流れはどこにあるのかと民主党のみなさんは考えたほうがいいのではないか」


原口議員の詭弁はあまりにもミエミエなので、もしやこれは小沢代表の劇的幕引きを狙う猫騙しではないのかとさえ思う。
いっぱい引き付けるだけ引き付けて、ある時期を見て、例えば二階俊博・経産相周辺に取り調べが及んだ段階で、スパッと辞任して反転攻勢を狙うとか。
5月解散説も流れ始めてきたが、麻生首相には任期一杯仕事をして欲しい。
景気対策、北朝鮮をめぐる外交など課題は多い。
政治の空白を作る選挙などやっている暇は無いはずだ。
国民は麻生首相の政治的な手腕を冷静に判断して11月の総選挙に臨むべきである。


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