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2022.02.07 (Mon)


さらば石原慎太郎


この2月1日の記事は手違いの為、1週間掲載が遅れました。

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石原慎太郎氏が亡くなった。
享年89歳。
人生100時代のいま、早すぎたともいえる。

朝日新聞は早速支那の反響を報じている。

朝日新聞(2022/2/1)
石原慎太郎氏は「中日関係の悪化招いた」 中国メディアが死去を速報


元東京都知事の石原慎太郎氏が死去したことを受け、中国では、共産党機関紙・人民日報系の環球時報のウェブサイトが日本メディアを引用する形で石原氏の死去を速報した。
 「1970年代、日本の右翼青年が釣魚島(尖閣諸島の中国名)に灯台を建てるのを支援した。2012年には釣魚島などを購入する計画を示して寄付金を募り、日本政府の『国有化』につなげて、中日関係の悪化を招いた」などと尖閣問題に絡めて批判的に評した
 中国は1日、旧正月の春節を迎えており、ネット上では石原氏の死去を受けて「中日関係を破壊する行為はもうたくさんだ」「今年こそ関係改善に向かってほしい」などのコメントが出た。(北京=冨名腰隆)


朝日新聞は2013年の記事をアーカイブとして再掲している。
皮肉のつもりだろうか。

朝日新聞(2013/4/5)
【アーカイブ】橋下君を首相にしたい 軍事国家になるべきだ 
石原慎太郎氏インタビュー


朝日新聞は支那を利用して石原氏を貶めているようにしか見えない。

日経が石原氏の人生を端的に伝えている。
親中派の「橋下君」を首相にしたら大変な事になっていた。

日経新聞(同上)
作家・政治家、強烈な個性 石原慎太郎氏評伝
谷 隆徳

芥川賞作家で東京都知事などを歴任した石原慎太郎氏が89歳で死去した。政治家としては徹底してタカ派としてふるまい、「都知事」というブランドも最大限に活用した。「もの書き」としては常に時代の主流に「NO」を突きつける筆致をみせた。強烈な個性で賛否を巻き起こしながら、大衆の耳目を引き続けた。


一ツ橋大学生の石原慎太郎が芥川賞を受賞したのは衝撃的であった。
障子に一物を突き立てて破るという過激な描写にも驚いたが、悪文であった。
しかし吉行淳之介や安岡章太郎などの私小説が主流だった時代に、その斬新さが審査員に受けた。

東京都知事だった頃、尖閣諸島を東京が買うとして共同募金を始めて、かなりの募金が寄せられたが、その用途は未だに不明である。
民主党政権の野田佳彦首相が買い取って国有化したが、それ以来、政権は日本の領土だとい言い募るばかりで、灯台を新設するとか、石原氏の主張していた船着き場を造るでもなく、放ったらかしである。

弟の石原裕次郎を亡くした慎太郎の喪失感と夫の三浦朱門を亡くした曽野綾子の死をめぐる対談「死という最後の未来」を読み返してみた。
カトリックのクリスチャンである曽野が死に対して諦念のようなものを抱いているのに対して、死を恐れる石原。

石原
「自分か死ぬ時のこととか、考えたことはないですか。」

曽野
「小学校へ上がる前から、毎日、考えてましたよ。でも私はね、わからないこと、自分では決められないことを追求する気がないんですよ。」

石原
「そうですか。僕は日々、切迫するくらい、死について考えざるをえなくなっていますね。やっぱり同年代の親しい仲間が、ばたばた死んでいきますしね。これはつらい。若かりし頃、ヨットで苦楽を共にしたクルーを上空から撮った懐かしい写真があるのだけど、それを眺めても、もう誰ひとりいないしね。レースで強敵だったふたりも、このところ相次いで逝ってしまって、骨を海に散らして見送りました。」

御子息によると、石原氏は自分も海への散骨を望んでいたという。

曽野
「そういう気持ちは私も同じですよ。何十年も会わないままで、亡くなってしまった人たちもいます。」


マッタリしている曽野と神経質な石原。
この対談は下手な小説よりも感動する所が多い。
まだお読みでない方は是非ご一読を。

もうひとつは、「DVDでよくわかる! 120歳まで生きるロングブレス」( 2019/11/21)
当時、脳梗塞で歩行が困難になった石原慎太郎がロングブレスで回復したと話題になった。
ブログ主も実行しているが、どうやら120歳までは無理なようだ。




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*Comment

★亡くなられた翌日の早朝のラジオ番組で

筑波大学の掛谷英樹教授が、東日本大震災時の東京消防庁の活躍を回顧して石原慎太郎氏を回想しておられました
ご冥福をお祈りいたします。
雨老人 |  2022.02.07(Mon) 22:56 |  URL |  【コメント編集】

石原慎太郎って、三宅島でバイクレースを計画した時に「死と隣り合わせだから面白い」とか豪語して、「危険すぎる」と言って反対するライダーやメーカーを腰抜け扱いして嘲弄していたくせに、自身では死を恐れていたんですね。

あれって、体が剝き出しの二輪だから異常に危険になるのであって、四輪でやれば良かったと思うんですよね。四輪(ラリーカー)の方がスピードもスリルも劣るけど、それでも十分に面白いと思う。当時そういう妥協案は出なかったんですかね?

(下は石原氏が参考にしたマン島TTレースの二輪・四輪のそれぞれのラップレコードのオンボード映像)

二輪(BMW S1000RR)
https://youtu.be/ju_hxwAanX0

四輪(Subaru WRX STI)
https://youtu.be/DRg5Sp1iQMc
 |  2022.02.10(Thu) 10:59 |  URL |  【コメント編集】

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