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2009.02.09 (Mon)


リセット、日米同盟

リセット日米同盟諸君3月号


パラダイム・シフトと日本の進むべき道

雑誌「諸君!」3月号の総力特集の「リセット、日米同盟」は金融危機でアメリカの一極支配がますます弱体化してきたこと、オバマ民主党政権で米中がさらに接近し、日本の存在感が希薄になりつつあることなど考え合わせて日米同盟の在り方を再考するために真に時宜を得た特集である。

「米国覇権と『東京裁判史観』がくずれ去るとき」(西尾幹二)

田母神論文提起した本質的な問題を通して、日本はいま「認識の枠組み(パラダイム)」の転換期にあり、東京裁判史観が崩壊しつつあると指摘している。
田母神論に対する左翼リベラルや敗北的平和主義者たちの慌てぶりはそれ証明している。秦郁彦、保阪正康、北岡伸一らは、「学問」とか「実証」とか「確かな史実」と言って田母神論文を否定し去ろうとし、半藤一利、五百旗頭真、御厨貴らも同様な発言をしている。これらの人々の名前は旧「反日勢力を斬る」でも反日勢力として上がっている。

「私は現代史に専門家が存在する事を認めていません」と主張する西尾氏に同感である。現代はまだ流動している。現代の真の評価は後世に任せなければならない。現在生きている私達の価値観で過去の歴史を断罪してはならないといつも思うのだが、西尾氏は的確な言葉でそれを表現してくれる。

「歴史を学ぶのは、過去の事実を知る事だと考えている人がおそらく多いだろう。しかし、必ずしもそうではない。歴史を学ぶのは、過去の事実について、過去の人がどう考えていたを学ぶことなのである」

これは「新しい歴史教科書」の初版の前書きに西尾氏が書いたものだという。その後、中学生には難しいということで削られたというが、削るべきではなかった。

Ponkoはもしかして、その初版の前書きを読んだのを記憶していて、「現在の価値観で過去の歴史を語る勿れ」と思っていたのかもしれない。

アメリカの核の傘が信頼できなくなり、日米安保の見直し、核武装論議の必要が出てきた今日、左翼と親米保守派が手を組んで現状維持(憲法死守)を続けようとしているという西尾氏の指摘は正しいと思う。

「米国の核」頼みの日本は15年で中国の属国だ(伊藤貫)

伊藤貫氏もパラダイム・シフトという観点から日本外交を論じている。
氏によれば、日本は最近150年の間3回の外交パラダイム・シフトが起こった。
1回目は鎖国政策を捨てて西欧列強に対抗すべく経済力と軍事力を強化した「富国強兵」パラダイム。これで世界5大国の一員となった。
2回目は満州事変以降の「大陸進出」パラダイム。これは失敗した。
3回目は米国によって押し付けられた「平和国家パラダイム(日本無力化パラダイム)である。

「鳩山一郎、石橋湛山、岸信介の三人の政治家は『日本をもう一度、自主防衛と独立外交が実行できる国にしてみせる』と決意していた。しかし、池田勇人から現在まで独立を回復しようとした首相は皆無である」

そして、日本には4回目のパラダイム・シフトが必要だという。
21世紀の国際政治は米欧露中印の5極構造か、日本を加えた6極になると予測する氏は、「日本が今後も米国の圧力に屈服し続けて自主防衛能力を持たないならば、2020年に中国
勢力圏に飲み込まれてしまう可能性が強い」と指摘し「5極になるか6極になるかは日本人の知性と決断にかかっている」とする。
そして、「ポーランドやチベットやウイグルの運命は『対岸の火事』ではない」と警告する。

欧米の国際政治学の主流は「リアリスト学派」であり、リアルな外交を展開しているのに対し日本は「『友好と信頼と協調』外交、『謝罪と反省』外交を繰り返し来たので日本外交はアメリカ、中国、ロシア(Ponkoはこれに韓国、北朝鮮を加える)に玩具のように弄ばれるという醜態を演じてきた。

《リアリスト・パラダイムの原則》

①国際社会は原則的に無政府状態である。
「強い国は何をしても処罰されない。弱小国が強国の犠牲になっても誰も助けてくれない」

②国家にとってサバイバルが最も大事な仕事。
米政府の報告書によれば日本のサバイバル率は低い(中国に併合される)

③国家の意図はいつ変わるか予測できない。条約や同盟関係は、あてにはならない。自分の国は自分で守るしかない。

④イデオロギーや好き嫌いの感情を、外交政策に持ち込んではならない。
護憲左派と親米保守は感情的な外交論を繰り返している。


筆者は①国防予算をGDPの1.2%(6兆円)に増加 ②ミニマム・ディラテンス(必要最小限の自主核抑止力) ③日印軍事同盟 ③日露協商 の必要性を主張し、米占領軍に押し付けられた"平和国家"(=無力国家)パラダイムを捨て、リアリスト・パラダイムを採用すべきだと説いている。

ひるがえって今日の国会の質疑応答を見るに、民主党の渡部恒三は呂律の回らぬ口で麻生首相を枝葉末節について非難し、麻生首相は適当にあしらっている。両者ともに国家存亡の危機感など一切無い、護憲左派と親米保守の掛け合い漫才なのか。
本が中国に飲み込まれるのはそう遠くはない。


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