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2020.06.05 (Fri)


「インテリジェンスと保守自由主義」(江崎道朗)のご紹介


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インテリジェンスには富国強兵が必要

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武漢ウイルス事変が発生してから数多くの関係本が出版されているが、安全保障の視点から書かれた本が出た。

著者の江崎道朗氏は木村太郎、藤井厳喜氏等とともにトランプ大統領の誕生を予測した数少ない日本の識者の一人。

「東京裁判史観の虚妄」「日本は誰と戦ったのか」「コミンテルンの謀略と日本の敗戦」「危うい国・日本」(百田尚樹氏との対談)」などの著書多数。
そのうちの何冊かは当ブログでもご紹介した。
日米開戦とヴェノナ文書の関係、コミンテルンの存在について‎世に広めた一人。

今回は「です、ます」調で分かりやすく書いている。

日本版NSC(国家安全保障会議)を初めて立ち上げたのは安倍政権だが、この仕組みで「アジア太平洋の外交面において、日本が主導権を握るようになってきている」という。

「安倍政権は世界のパワーバランスの変化に対応して国家戦略を直ちに見直している。日本の戦後政治史にあっては画期的」

だそうだ。

アメリカはオバマ政権からトランプ政権に移った。

「これまでは外務省も防衛省も前例踏襲で、国際社会の変化に合わせて戦略を変えることを嫌がっていた」

しかし、国家安全保障会議と国家安全保障局を作ったので、安倍政権の官邸主導で国家安全保障戦略を見直すことが出来たという。

立憲民主党の面々が怒り出すような分析だが。
民主党政権では出来なかったことだ。

外交とは外交官が主としてやるものだと思っていたが、いまや自衛官外交が効果を上げているという。

その成果は・・・

1. アメリカ以外の国とも積極的に防衛協力ができるようになり、軍対軍のインテリジェンスにおける連携・協力体制が強くなった。

2. 海洋、宇宙、サイバーの分野で組織の横断的な取り組みが進んだ。

3. 安全保障上の的確な情報集約が行なわれ、NSC会議で総合的な判断が下せるようになった。

4.「インド太平洋戦略」という総合的なアジア太平洋戦略が進められて来ている。


特に4. は支那が一帯一路でアジア太平洋諸国その他の国々を支配しようとしている事に対応するもので、日本、アメリカ、インド、オーストラリア、ASEAN諸国、台湾による連携だ。

今回の武漢ウイルス騒動と日本の対応については後半の7章以降に触れている。
武漢での発症からの対応を段階的に分析し、日本政府の対応が遅れたのは「中国政府やWHO の発表を信用したから」だという。

「日本には海外に『協力者』『情報収集担当者』を送り込む『対外』インテリジェンス機関は存在しません」

「インテリジェンス」と言えば聞こえはいいが、早い話が「防諜・スパイ」ということだ。
やはり戦時中の中野学校の復活が望まれる。

最終章「インテリジェンスを支える富国強兵」が結論である。

「富国強兵」というとリベラル左翼がヒステリーを起こすだろうが、減税と公共投資による景気の回復が必要だ。

「(富国強兵を)安倍政権が放置していることを、中国、アメリカ、ロシアなどの各国のインテリジェンスはきちんと調べ、分析しています。
だから中国は当然のように、尖閣海域に公船を派遣して、我が物顔に振る舞っているのです。
いくらインテリジェンスが充実しても、日本政府がその情報を活用し、対策を打たなければ『猫に小判』なのです」

「弱者の連合など中国には通用しません」

「いくら外交で頑張り、インテリジェンス機関を充実させたところで、肝心の軍事力の裏付けがなければ、大きな効果を発揮することはできないのです。
インテリジェンスは万能ではありません。軍事力の裏付けが必要なのです。そし軍拡を進めるためにはどうしても経済力が必要になつてくるのです」


支那は「短期激烈作戦」を練っている。

「その対象は台湾、そして尖閣・沖縄です」

昨日の当ブログで・・・

「逃げ出せる者はどんどん香港からの脱出を始めた。
次は台湾である。
その前後に尖閣諸島があり沖縄がある。」

と書いたが、まさしく符合する。

最後に著者はアメリカで起こったマッカーシズムの反省から「誰々は中国のスパイだ」とは批判する本が出ているのは自粛すべきだとしている。

当三流ブログもお気軽に「誰々は支那のスパイか」と書いているが、ご容赦の程を・・・

著者は・・・

「日本では、いまだに共産党を普通の政党と同じように考えている人が多いようです」

と書いている。
日本共産党のことを言っているかどうかは知らない。

【目次】(抜粋)
はじめに
第1章 インテリジェンス機関設立の背景
     愛国心が戦争を起こすというプロパガンダ 
     アメリカのマスコミが偏向している背景
     国際共産主義による秘密工作は現在進行形

第2章 スパイ防止法に基づいて弾圧されたバルト3国
     大国の美辞麗句を信じるな

第3章 同盟国を盲信するな ― ポーランドの悲劇
     日露戦争の勝利がアジア・アフリカ諸国に勇気を与えた
     
第4章 ソ連の人権侵害と戦争責任を追及するヨーロッパ
     冷戦終結を契機に見直される「戦勝国史観」

第5章 国際共産主義と闘い続けた日本
     「特高警察」誕生の背景
     テロと拉致問題への対策がきっかけに

第6章 インテリジェンスを国策に生かす仕組み
     国家安全星保障会議の設立
     日本政府のトップシークレット
     外務省には安全保障を総合的に検討する仕組みもなかった
     独立後61年を経てようやく策定された「国家安全保障戦略」
     国家安全保障戦略の5つの基本理念
     「自衛官外交」を始めとする4つの成果
     国家安全保障戦略が示した「日本の針路」

第7章 新型コロナ対策が後手後手になつたのはなぜか
     批判を浴びた日本政府の対応
     迷走した世界保健機構(WHO)と中国
     対外インテリジェンス機関がないことが一因
     中国による宣伝戦と軍事干渉の危機
     インテリジェンスの司令塔、国家安全保障局
     安全保障の観点から対中経済・通商政策を再検討

第8章 自主独立を叫ぶ保守自由主義
     アメリカを偉大にする父からは国民の勇気と献身
     まず減税で国民を豊かにすること  
     減税と規制緩和で民間企業の自由な商売を支援
     自由主義を支える5つの美徳

第9章 インテリジェンスを支える富国強兵
     尖閣をめぐる米中の鍔迫り合い
     台湾総統選をめぐる日本の勘違い
     日本は「国際的なプレイヤー」か
     日本のGDPは中国の8分の1以下に
     デフレは、戦争以上のダメージを与えてきた
     ビスマルク宰相のアドバイス

おわりに

 
【過去記事の一部】

必見!目から鱗の江崎道朗氏の講和(2016/5/10)
(その2)
(その3)
(最終回)

⇩ ⇩ ⇩




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*Comment

★防衛費

防衛費のGDP1%枠を撤廃し、早く2%にしよう!

尖閣に中共の公船4杯に居座られたら、8杯常駐させよう。
遺憾外交から脱し、まず尖閣をシッカリ護らなければ‼

平和を求めるなら、戦争に備えよ!
という言葉を噛締める時期に来ていると思います。
我々が気づかないうちに戦争は始まっています。
かわた |  2020.06.06(Sat) 05:23 |  URL |  【コメント編集】

富国強兵といっても少子化では兵隊もロクに集まりませんよ。
まずは経済優先でしっかりと基盤を整えてから軍備増強をするのが正しいし、それもしないで軍事費を高めたら北朝鮮みたいになりそうです。
そもそも非正規が増大し、そうでなくとも日々の生活で疲弊した者が多い中で、軍事費の増強など国民が賛成するはずはありません。
国民生活を安定させ、国民の団結心や愛国心を高め、憲法を国民の支持のもとに改定し、そのうえで強兵政策を行うことこそ得策。そうでなければ幾ら手を打っても絵に描いた餅になるでしょうね。
そんな暇は無い!というかもしれませんが、こういったものに近道はありませんし、もし強行すれば余計に事態を悪化させるでしょう。

あと防衛費さん
平和を求めるなら、戦争に備えよではありません
戦争を行うには、平和を欲するが正しい
軍備増強を行うにはまず平和が大事ということですよ
中道右派 |  2020.06.07(Sun) 19:13 |  URL |  【コメント編集】

★中道右派様

ご説ごもっともです。

ただそんな大仰なことを言ってるわけではないんですよ。
予備費の半分、5兆円でいいんです。

それで防衛費は倍になります。
サイレントインヴェージョンはコロナ以上の国難です。
意識を変えなくちゃーいけないのでは?
かわた |  2020.06.09(Tue) 10:35 |  URL |  【コメント編集】

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