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2008.12.31 (Wed)


田母神氏「TVタックル}で撃論(2)

田母神氏「話にならん!」と激高

前回の記事で書いたように、いずれYou Tubeが出ると思ったが、早くも公開された。
いまさら文字起こしも無駄かなとは思うが、You Tube は削除される可能性が極めて高いので、無駄を承知で一部をつっこみ入りでご紹介する。

12月26日付の産経新聞にソマリア沖の海賊退治に海自が出動する案件で「武器使用については、警察官職務執行法を準用し威嚇射撃や海賊側と同程度の武器での応戦を認める」とあるのを読んで心底驚いた。
「海賊と同程度の武器」とは一体なんだ。
海賊を上回る武器を使っては何故悪いのか。戦争ゴッコをしているのではない。
戦う事を忘れた日本人は、また海上自衛隊を手枷足枷で危険な目に合わせようとしている。
別のテレビ番組では、社民党の福島みずほ党首が「自衛隊はダメだ。海上保安庁が出動すべきだ」とトンデモ発言をしていた。日本の近海を守る海自にソマリア沖まで行けというわけだ。

火器制限については青山繁晴氏も指摘していた。

青山
「(海上自衛隊の)海上警備行動というのは基本的に海上保安官の代行でやるわけだから、使う武器は海上保安官の使う程度のものにしなければならない。ところがソマリアの海賊が火力の強いものを持ってきたときはどうするのか。さらに、同盟国の、他の民主主義国の船は見殺しにする」

志方俊之
「制服の100人なら100人が憲法を直してくれ(という)。いまだに自衛隊があるから戦争になるという人は結構いる。そうじゃないんだと言う事をちゃんと国民に説明するのは政治の責任だ。そんな事は自衛隊のやる事ではない」


確かにそうだが、政治の責任という以前に国民の自覚の問題である。
国民にそのような洗脳をしたマスメディアの責任でもある。

青山
「今までよりも手を変え品を変え自衛隊の戦闘につながるようなアクションも含めて、戦闘は自分から仕掛けていけという話にはならないが、民生支援をしながら強固な軍事力の守りを作ってくれ、一緒に活動してるなら守ってくれ云々かんぬんの話にやがて論議としてアメリカの要求としてなっていくのはもはや避けられないと思う」

森永卓郎
「例えば公海上で米軍の飛行機と日本の自衛隊の飛行機が訓練中に、どこかの国に米軍機が打ち落とされて、敵がそこにいるという時、田母神さんは空幕長としてどういう指示を出すのか」

田母神
「できないだろう。法律的には」

森永
「その時は撃ってはいけないのか?」

田母神
「撃ってはいけない。日本が助けなければ日米関係はその時点で終わりだ」

阿川
「森永さんだったらどうするんですか?」

森永
「私は絶対に撃ってはいけないです」

長島
「見捨てるの?」

森永
「見捨てる。当たり前じゃないですか。そうしなかったらどんどんどんどん戦争になっていく」

田母神
「だからそういうことが戦争を誘発するんです。沖縄の上空をロシアの爆撃機が飛んでいってするが、飛んで行っていても撃ち落されないから入ってくる。入って行ったら日本も他の国のように撃ち落されると思えば入ってこない」


強い軍事力が戦争の抑止力になるというのは「力のバランス」の常識だ。

森永
「では集団的自衛権を変えて、よその国飛行機を撃ち落した方がいいと言うのか」

田母神
「そうだ」

穀田恵二(共産党)
「彼(田母神氏)は2002年から統幕の学校長だった。問題は二つある。公務員は憲法を擁護する義務がある。それと戦後の出発点の侵略戦争を反省するという二つの事がある。自衛隊であろうがどこであろうが当然守らなくてはならない。
その上に、この問題は田母神さん個人の問題ではない。職務権限を使って少なくとも言論統制を自衛隊の中でやって、国家観、歴史観であの戦争は正しかった、憲法は間違っているとずっとやってきた。だから第二第三の田母神が作られているという問題がある。二つ目にこの問題は海外派兵と極めて深く結びついている。海外派兵と憲法には矛盾がある。そうあいう矛盾をとっぱらうためにあなたはやったんだ」


番組制作者はよくもこんなに長々と共産党に喋らせたものだ。実際にはもっと長かった。

田母神
「軍人が歴史認識を表明してはいけないのか。私は政府の政策に反対したわけではない。ただ歴史認識を言っただけだ」

森永
「田母神さんは軍人軍人と言うが、軍ではない自衛隊だ。軍隊をもってはいけないと憲法に書いてある」

田母神
「それだったら文民統制は成り立たない」

森永
「何でですか」

勝谷誠彦
「軍だから文民統制するんだよ」

田母神
「でしょ」

勝谷
「言い変えて現実から目をそらしてきただけなの卑怯者どもが。だから憲法を変えなきゃダメなの」

森永
「戦力は持たないって憲法に書いてあるでしょ」


みんな同時に話し出して収拾が付かない。

田母神
「話にならん!」


といってコップのお茶を口に運ぶ。
温厚な田母神氏が初めて激高した場面だった。

同時に森永氏のアホさ加減と共産党の教条主義がよく分かった場面だった。
(つづく)


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