2008.12.30 (Tue)
田母神氏「TVタックル」で撃論
それにつけても森永卓郎の痴呆ぶり
田母神氏は連日のようにテレビ出演している。
<下らないバラエティ番組にも出ているが、少しでも露出度を多くしていることには賛成だ。
今夜の「たけしのTVタックル」ではいままでになく時間を掛けて熱い議論が続いた。
そのなかで森永卓郎、共産党、公明党、民主党、自民党の議員等が防衛意識、国家意識の欠落を露呈した。
視聴者は自衛隊の存在と現行憲法の整合性が取れていないことに感づいたであろう。
田母神論文の起こした波紋は、それを改めて問ういい機会だと思う。
早晩You Tubeに出るだろうが、見損なった方のために、「ですます」調を「である」調に変えて文字起こしをしてみた。
テレ朝「たけしのTVタックル」(2008/12/29)
論文で袋叩きに? 田母神元空幕長も激怒!
青山繁晴
「政府の公式見解や普段言っている事と違う論文を出したらみんなクビになるなら、陸上自衛隊でも海上自衛隊でも幹部高級課程の論文の中に憲法改正を認めたものも沢山あるし、例えばPKOを巡っても政府見解と違う論文も公衆にでているわけだから、みんなクビにならなきゃいけない。
浜田防衛大臣は防衛問題に本当は理解が深い大臣だ、残念ながら定年扱いにしてしまって、折角これが国民の間で当然揉まれて問題が議論される機会をわざわざ潰してしまった。
田母神さんの論文だけがポンと出てきたという捕らえ方は違うと思う。田母神さんの論文が出てくる下地になっているのは今年4月の(自衛隊イラク派遣は憲法違反の)名古屋の高裁判決だと思う。
根っこの部分は非常に深くて、バグダッド空港に離着陸しなければならない危険を冒して、テロリストのロケット攻撃をかわして任務を果たしているにもみかかわらず、突然違憲判決がでると、いったい自衛隊の命をかけた活動は司法にこんなに軽視されていいのかという気分があったので(田母神さんの論文が出た」
田母神さんは名古屋高裁の判決に対して「そんなの関係ない」と言ったと批判されたが、そういうのは至極当然である。
「戦後の自衛隊の歩みは一種の限界点に達していて、いつまでも憲法と食い違っていたり、海外の活動について理解がないと自衛官が残念に思っていて、もろもろの事が臨界点に達したからそこに田母神論文がある」
田母神氏はいぜんにも同様の発言や書き物があるから田母神氏の臨界点ではないが、自衛隊を曖昧にしている不自然さが臨界点に達したと見るべきだろう。
田母神
「解任されたのは『文民統制』だからしょうがないと思うが、最初に申し上げたいのは私が非常に危険人物みたいな報道だが、私はほんとうにいい人なんですよ」(一同笑う)
もうたびたびこのジョークは聞いたのでいささか聞き飽きてきたが・・・
森永卓郎
「私は田母神さんは物凄い危険人物だと思う。自衛隊は文民統制の下に居なければいけないのに、浜田大臣に辞表を書いてくれといわれたのにイヤだと断った。裁判所が自衛隊は違憲だと判断を下したにもかかほらず、『そんなの関係ない』と。行政のトップにも司法にも全部楯突いて言う事を聞いていない。
そういう人が航空自衛隊のトップに居ると、いざ何かあった時に暴走してしまうのではないか」
田母神
「『そんなの関係ない』は小島よしおさんの真似をしてやったわけではない(一同笑う)。私が司法の判断に服さない傲慢な言い方であるみたい報道されているが、私はああいう事を言われると、政府の命令で行っている隊員たちはこたえるわけだ。向こうもそれを狙って言っていると思うが、隊員たちを励まさなければいけない。隊員たちもいろいろ精神的に傷付けられ人もいるだろう。だけれども、指揮官も頑張ってるし、隊員教育もやっているし、多くの隊員は『そんなの関係ねえ』という気持ちで任務を遂行してるだろうと私は励ますために言った」
勝谷誠彦
「あれは判決の本筋ではないし、最高裁が確定して自衛隊は解散せよというなら関係がある。いま命を的に現場でやっている隊員は『関係がない』のだ」
今回は、三宅久之氏とともに田母神氏を擁護した。
森永
「最高裁がちゃんと判断しないから、自分達の知恵を使ってあそこで確定させるために命をかけてあの裁判官は判決したのでしないのか」
「違う」の声が2-3上がる。
三宅久之
「こういう高度な政治判断をするものにいては、統治行為というのがあって、裁判所は判断を下さない。
国会や政府が十分慎重に検討して決定しなさいと。裁判に馴染まないのだ、これは。下級審では自衛隊違憲論とか日米安保違憲論はいままであった。上級審で確定した場合はそういう判断をしていない」
長島昭久(民主党)が、この裁判は国が勝訴したので上告できなかった。最高裁が憲法判断の終局裁判所であるにもかかわらずこのような判決を出したと森永に説明。
勝谷
「最後っ屁みたいなもんだ、これは」
森永卓郎は「いつか来た道」「軍靴の音が聞こえる」と子守唄のようにテレビで繰り返す痴れ者であるが、この後の議論でも共産党の穀田恵二と共に痴呆ぶりを遺憾なく発揮する。
田母神
「こんなに批判されるんだったら、『オッパッピー』までやればよかった」
一同大爆笑。
今回は、いままでのテレビ出演と違って、田母神氏が非難の集中砲火を浴び、自民党の石原伸晃も山本一太も平沢勝栄も助け舟を出さず、批判に回った。なんとも情けない自民党だ。
温厚な田母神氏も今回はかなり強い態度で反論し「話にならん!」とまで激高した。
(つづく)
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田母神氏は連日のようにテレビ出演している。
<下らないバラエティ番組にも出ているが、少しでも露出度を多くしていることには賛成だ。
今夜の「たけしのTVタックル」ではいままでになく時間を掛けて熱い議論が続いた。
そのなかで森永卓郎、共産党、公明党、民主党、自民党の議員等が防衛意識、国家意識の欠落を露呈した。
視聴者は自衛隊の存在と現行憲法の整合性が取れていないことに感づいたであろう。
田母神論文の起こした波紋は、それを改めて問ういい機会だと思う。
早晩You Tubeに出るだろうが、見損なった方のために、「ですます」調を「である」調に変えて文字起こしをしてみた。
テレ朝「たけしのTVタックル」(2008/12/29)
論文で袋叩きに? 田母神元空幕長も激怒!
青山繁晴
「政府の公式見解や普段言っている事と違う論文を出したらみんなクビになるなら、陸上自衛隊でも海上自衛隊でも幹部高級課程の論文の中に憲法改正を認めたものも沢山あるし、例えばPKOを巡っても政府見解と違う論文も公衆にでているわけだから、みんなクビにならなきゃいけない。
浜田防衛大臣は防衛問題に本当は理解が深い大臣だ、残念ながら定年扱いにしてしまって、折角これが国民の間で当然揉まれて問題が議論される機会をわざわざ潰してしまった。
田母神さんの論文だけがポンと出てきたという捕らえ方は違うと思う。田母神さんの論文が出てくる下地になっているのは今年4月の(自衛隊イラク派遣は憲法違反の)名古屋の高裁判決だと思う。
根っこの部分は非常に深くて、バグダッド空港に離着陸しなければならない危険を冒して、テロリストのロケット攻撃をかわして任務を果たしているにもみかかわらず、突然違憲判決がでると、いったい自衛隊の命をかけた活動は司法にこんなに軽視されていいのかという気分があったので(田母神さんの論文が出た」
田母神さんは名古屋高裁の判決に対して「そんなの関係ない」と言ったと批判されたが、そういうのは至極当然である。
「戦後の自衛隊の歩みは一種の限界点に達していて、いつまでも憲法と食い違っていたり、海外の活動について理解がないと自衛官が残念に思っていて、もろもろの事が臨界点に達したからそこに田母神論文がある」
田母神氏はいぜんにも同様の発言や書き物があるから田母神氏の臨界点ではないが、自衛隊を曖昧にしている不自然さが臨界点に達したと見るべきだろう。
田母神
「解任されたのは『文民統制』だからしょうがないと思うが、最初に申し上げたいのは私が非常に危険人物みたいな報道だが、私はほんとうにいい人なんですよ」(一同笑う)
もうたびたびこのジョークは聞いたのでいささか聞き飽きてきたが・・・
森永卓郎
「私は田母神さんは物凄い危険人物だと思う。自衛隊は文民統制の下に居なければいけないのに、浜田大臣に辞表を書いてくれといわれたのにイヤだと断った。裁判所が自衛隊は違憲だと判断を下したにもかかほらず、『そんなの関係ない』と。行政のトップにも司法にも全部楯突いて言う事を聞いていない。
そういう人が航空自衛隊のトップに居ると、いざ何かあった時に暴走してしまうのではないか」
田母神
「『そんなの関係ない』は小島よしおさんの真似をしてやったわけではない(一同笑う)。私が司法の判断に服さない傲慢な言い方であるみたい報道されているが、私はああいう事を言われると、政府の命令で行っている隊員たちはこたえるわけだ。向こうもそれを狙って言っていると思うが、隊員たちを励まさなければいけない。隊員たちもいろいろ精神的に傷付けられ人もいるだろう。だけれども、指揮官も頑張ってるし、隊員教育もやっているし、多くの隊員は『そんなの関係ねえ』という気持ちで任務を遂行してるだろうと私は励ますために言った」
勝谷誠彦
「あれは判決の本筋ではないし、最高裁が確定して自衛隊は解散せよというなら関係がある。いま命を的に現場でやっている隊員は『関係がない』のだ」
今回は、三宅久之氏とともに田母神氏を擁護した。
森永
「最高裁がちゃんと判断しないから、自分達の知恵を使ってあそこで確定させるために命をかけてあの裁判官は判決したのでしないのか」
「違う」の声が2-3上がる。
三宅久之
「こういう高度な政治判断をするものにいては、統治行為というのがあって、裁判所は判断を下さない。
国会や政府が十分慎重に検討して決定しなさいと。裁判に馴染まないのだ、これは。下級審では自衛隊違憲論とか日米安保違憲論はいままであった。上級審で確定した場合はそういう判断をしていない」
長島昭久(民主党)が、この裁判は国が勝訴したので上告できなかった。最高裁が憲法判断の終局裁判所であるにもかかわらずこのような判決を出したと森永に説明。
勝谷
「最後っ屁みたいなもんだ、これは」
森永卓郎は「いつか来た道」「軍靴の音が聞こえる」と子守唄のようにテレビで繰り返す痴れ者であるが、この後の議論でも共産党の穀田恵二と共に痴呆ぶりを遺憾なく発揮する。
田母神
「こんなに批判されるんだったら、『オッパッピー』までやればよかった」
一同大爆笑。
今回は、いままでのテレビ出演と違って、田母神氏が非難の集中砲火を浴び、自民党の石原伸晃も山本一太も平沢勝栄も助け舟を出さず、批判に回った。なんとも情けない自民党だ。
温厚な田母神氏も今回はかなり強い態度で反論し「話にならん!」とまで激高した。
(つづく)
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