2008.12.23 (Tue)
田母神論文を殺すな
ししししし文字色
2月号も読みどころ満載のWILL
田母神問題を特集したWILL1月号は売切れて、増刷したそうである。
2月号の総力大特集「田母神論文を殺すな」は前月号に増して内容が充実している。
それは、執筆者や対談者の顔ぶれを見ただけでも分かる。
まず、渦中の人物田母神俊雄前航空幕僚長と小林よしのり氏の対談「憲法に書かずに文民統制もへったくれもない」が冒頭を飾り、編集部の巧みな合いの手が入って議論が白熱する。
田母神批判をした五百旗頭(いおべき)防衛大学校長を「なんてバカなやつ」と小林氏が切って捨てる。
Ponkoも小泉元首相が五百旗頭氏を校長にした時には驚いたものだ。
平成の国賊が防衛大校長に
http://blogs.yahoo.co.jp/blogger2005jp/39263472.html
日本を滅ぼす学者たち
http://blogs.yahoo.co.jp/blogger2005jp/9694195.html
五百旗頭氏はイラク戦争に反対し、小泉内閣のメルマガでも小泉元首相の靖国参拝を批判したが政府の見解に反対した。しかし、彼は2年間もお咎めはなく、私は歴史観を述べただけで2時間で更迭されたと田母神氏は皮肉っている。
「この国には日本を貶める言論の自由はあって、日本を守る言論の自由はない」(田母神)
「今はもう、第一権力がマスコミになってしまった」(小林よしのり)
「戦後の日本は55年体制で本来保守党である自民党が、野党から何か言われるたびに少しずつ左擦り寄って行った。保守党もなくなって、誰もが日本を貶める言葉しか口にしなくなれば、左傾化は更に進み、日本はいつか溶けてなくなってしまう。そういう危機感があったから、自分が何を言われてもどこかでこの状況を止めなければならないと思ってきた」(田母神)
「比較的若手の渡辺喜美とか石原伸晃とか、あの人たちの顔を見ていても歴史観や国家観が頭の中に詰まっているようにはとても見えない」(小林よしのり)
「誰もわかっていない『文民統制』」(櫻井よしこ)は田母神問題に関する朝日新聞と毎日新聞の社説批判から始まり、諸外国に比べて日本の文民統制がいかに歪められていて、自衛隊が官僚の机上の空論によって縛られているかを説く。また田母神氏の主張は朝日新聞のいう「一部の右翼言論人が好んで使う」「身勝手な主張」ではなく、資料が語る「真実」があると日米開戦や満州事変の侵略説を否定している。
そして村山談話誕生の経緯と村山氏の節操のなさを紹介している。
「蒟蒻問答」でおなじみの堤尭氏が安倍晋三元首相に聞く「麻生総理よ 断固たる決意を!」は、安倍氏が首相だった頃の中国や北朝鮮との外交秘話にも及ぶ。
「政府は、政治的外交判断として、時に歴史を歪める時すらある。だからこそ政府が歴史認識を決めるのはおかしい」(安倍元首相)
堤氏が「第二次安倍元首相内閣を期待してますよ」と最後に結んだように、以前に増して安倍晋三氏の政治家としての器を再認識した対談であった。
堤尭氏の対談相手の久保紘之氏は「蒟蒻問答」のなかで
「田母神論文や栗栖発言のような決死の諫言を、政治や言論の側が丸ごと引き受けるという形で、憲法改正なりなんなりに踏み込んで行かなければならない。それが田母神論文に対する政治家や言論人の責任の取り方だ」
と述べている。
この一語に尽きると思う。
本号は尻尾まであんこが詰まった鯛焼きのごとく実に内容が濃い。
年末の仕事収めの後、正月休みに炬燵に入りながらじっくりと読んで頂きたい一冊である。
売り切れないうちにお早めに近くの書店へ。
ランキングへのご支援をお願いします。
****↓


2月号も読みどころ満載のWILL
田母神問題を特集したWILL1月号は売切れて、増刷したそうである。
2月号の総力大特集「田母神論文を殺すな」は前月号に増して内容が充実している。
それは、執筆者や対談者の顔ぶれを見ただけでも分かる。
まず、渦中の人物田母神俊雄前航空幕僚長と小林よしのり氏の対談「憲法に書かずに文民統制もへったくれもない」が冒頭を飾り、編集部の巧みな合いの手が入って議論が白熱する。
田母神批判をした五百旗頭(いおべき)防衛大学校長を「なんてバカなやつ」と小林氏が切って捨てる。
Ponkoも小泉元首相が五百旗頭氏を校長にした時には驚いたものだ。
平成の国賊が防衛大校長に
http://blogs.yahoo.co.jp/blogger2005jp/39263472.html
日本を滅ぼす学者たち
http://blogs.yahoo.co.jp/blogger2005jp/9694195.html
五百旗頭氏はイラク戦争に反対し、小泉内閣のメルマガでも小泉元首相の靖国参拝を批判したが政府の見解に反対した。しかし、彼は2年間もお咎めはなく、私は歴史観を述べただけで2時間で更迭されたと田母神氏は皮肉っている。
「この国には日本を貶める言論の自由はあって、日本を守る言論の自由はない」(田母神)
「今はもう、第一権力がマスコミになってしまった」(小林よしのり)
「戦後の日本は55年体制で本来保守党である自民党が、野党から何か言われるたびに少しずつ左擦り寄って行った。保守党もなくなって、誰もが日本を貶める言葉しか口にしなくなれば、左傾化は更に進み、日本はいつか溶けてなくなってしまう。そういう危機感があったから、自分が何を言われてもどこかでこの状況を止めなければならないと思ってきた」(田母神)
「比較的若手の渡辺喜美とか石原伸晃とか、あの人たちの顔を見ていても歴史観や国家観が頭の中に詰まっているようにはとても見えない」(小林よしのり)
「誰もわかっていない『文民統制』」(櫻井よしこ)は田母神問題に関する朝日新聞と毎日新聞の社説批判から始まり、諸外国に比べて日本の文民統制がいかに歪められていて、自衛隊が官僚の机上の空論によって縛られているかを説く。また田母神氏の主張は朝日新聞のいう「一部の右翼言論人が好んで使う」「身勝手な主張」ではなく、資料が語る「真実」があると日米開戦や満州事変の侵略説を否定している。
そして村山談話誕生の経緯と村山氏の節操のなさを紹介している。
「蒟蒻問答」でおなじみの堤尭氏が安倍晋三元首相に聞く「麻生総理よ 断固たる決意を!」は、安倍氏が首相だった頃の中国や北朝鮮との外交秘話にも及ぶ。
「政府は、政治的外交判断として、時に歴史を歪める時すらある。だからこそ政府が歴史認識を決めるのはおかしい」(安倍元首相)
堤氏が「第二次安倍元首相内閣を期待してますよ」と最後に結んだように、以前に増して安倍晋三氏の政治家としての器を再認識した対談であった。
堤尭氏の対談相手の久保紘之氏は「蒟蒻問答」のなかで
「田母神論文や栗栖発言のような決死の諫言を、政治や言論の側が丸ごと引き受けるという形で、憲法改正なりなんなりに踏み込んで行かなければならない。それが田母神論文に対する政治家や言論人の責任の取り方だ」
と述べている。
この一語に尽きると思う。
本号は尻尾まであんこが詰まった鯛焼きのごとく実に内容が濃い。
年末の仕事収めの後、正月休みに炬燵に入りながらじっくりと読んで頂きたい一冊である。
売り切れないうちにお早めに近くの書店へ。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
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