2018.01.23 (Tue)
安倍首相は平昌五輪に行くな一帯一路にも乗るな
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首相は中国の脅威にも言及せよと産経社説が注文
昨日、安倍首相は施政方針演説で、北朝鮮の脅威については言及したが、中国とは仲良くやるという。
なんだか拍子抜けである。
産経新聞社説も当然不満だとした。
以下、要所を抜粋してみる。
⇒産経新聞(2018/1/23)
施政方針演説 中国の脅威に言及足りぬ
「尖閣諸島を狙い、南シナ海で軍事施設を拡張する「強国路線」の中国とどう向き合うか。肝心なところが分からないではないか。
中国については日中平和友好条約締結40周年の今年、あらゆるレベルで交流を飛躍的に強化し、日中関係を「新たな段階」へ押し上げていくとした。
昨年、打ち出した法の支配や航行の自由を礎とするインド太平洋戦略も取り上げた。これに沿って中国と協力し、アジアのインフラ整備の需要に応えるという。
そのことが「安定的に友好関係を発展」させるというのは、習近平政権が重視する経済圏構想「一帯一路」への協力を意味するものだろう。
「一帯一路」とは、中国に都合のよい経済、国際秩序をつくる手段の色彩が濃い。
権益を守るため、海軍を中心とする中国軍の活動がインド太平洋地域で広がっている。権益の伸長と軍事プレゼンスの増大は表裏一体である。「一帯一路」への安易な協力は、中国の覇権に手を貸すことにならないか。
中国の覇権主義にどう対処するか。関係改善の流れに水を差すまいとして、厳しい現実を国民に語れないような戦略では危うい。
(抜粋終わり)
中国の一帯一路戦略に対する包囲網として日本はTPPを主導したのではないか。
残念ながらトランプ大統領はTPPの検討から離脱した。
だからと言って何も一帯一路に今になって日本が乗ることは無い。
当時、「日本はバスに乗り遅れるな」と親中派が安倍首相をせかしたが安倍首相は乗らなかった。
毒舌が売りの麻生財務相は昨年11月の参院予算委員会で・・・
麻生財務相
「金を借りた方も、ちゃんと計画を立てて返済しないと、サラ金に取り囲まれちゃうみたいな話になった場合、元も子もない。AIIBには、金融機関としてのノウハウが足りないから金を貸した経験のない人が急に貸すという話だ。お手並み拝見だと思って見ている」
と答弁し、高橋洋一氏も絶賛していた。
「中国との友好発展」は安倍首相のリップサービスだと善意に解釈しておく。
中国はそんな安倍首相を高く評価したと共同通信は報じた。
⇒産経ニュース(同上)
中国紙、安倍晋三首相を評価「関係改善への望みは本物だ」

安倍晋三首相=19日、首相官邸(斎藤良雄撮影)
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は23日、安倍晋三首相の22日の施政方針演説について「中国との協力を強調した」と1面トップで報じた。社説では「安倍政権の関係改善への望みは本物だ」と評価し、習近平指導部の対日関係に前向きな姿勢を反映したとみられる。
演説内容に関し、首相が日中首脳の相互訪問実現に期待を示したとした上で「『中国と協力して、増大するアジアのインフラ需要に応える』と述べた」と紹介。「昨年は具体的な協力に触れず、中国に関係する部分も今年ほど長くなかった」と分析した。
社説は、日本が中国の発展を受け入れる一方、中国も19世紀末から日本に侮辱されてきたという民族心理を改める必要があると指摘。「この難関を乗り越えれば、中日に利害の衝突はなくなり、完全に未来のパートナーになれる」と強調した。(共同)
尖閣諸島を中国の領土だと主張し、領海・領空侵犯を試みる中国軍に気を許すわけには行かない。
安倍首相もぬかりなく手は打っている。
⇒SankeiBiz(2018/1/21)
戦闘機部隊を大幅増強 宮崎にF35B有力 中国脅威に即応態勢 防衛省検討

米海兵隊岩国航空基地で訓練するF35Bライトニング2=2017年11月28日、山口県岩国市(彦野公太朗撮影)
防衛省が航空自衛隊の戦闘機部隊を大幅に増強する検討に入ったことが20日、分かった。
(中略)
防衛省は海自最大のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」をF35Bの離着艦可能な「空母」に改修することも検討している。いずもが新田原基地から飛来するF35Bを搭載して東シナ海に展開し、離着艦訓練を行えば中国への抑止力と対処力の一層の強化につながる。
(抜粋終わり)
いくら軍事力を強化しても「専守防衛」である限り、宝の持ち腐れになる可能性は高い。
となれば、やはり憲法改正が今年の唯一最大の政治課題か。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
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