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2008.10.25 (Sat)


「福島瑞穂」化は日本を滅ぼす

自民党の6割、民主党の9割が福島瑞穂化
《WILL12月号から》

WILLに連載した「皇太子さまに敢えて御忠言申し上げます」で皇室論議を巻き起こした西尾幹二氏の「麻生太郎と小沢一郎"背後の空洞"」が今の日本の政治的危機を描き出していて秀逸だった。

マスコミは自民党総裁選の時、政治的空白を生むと批判しながら、今度は総選挙をやれと西尾氏は指摘する。私もそう思いブログにもたびたび書いた。

「日本のマスコミはまことに一方的で、情緒的で、非論理的で、幼稚で、浅薄で、千年一日のごとく単調で、しかも散発的に過激で、お話になりません」

「解散の一語は自分の口からはただの一度も出ていない、と言い切っている彼は、事実その通りですからもなかなかしっかりしている、やるなあ、との思いを強くしました」


金融不安と半島情勢の不穏化で日本は「国難」にある。こんな時に選挙などせずに新内閣で頑張ってやってくれというのが国民の正直な気持ちだと西尾氏は言う。
これは間違いなく「民意」である。
しかし、民主党は何とか解散させようとして今まで賛成してきた自民党の施策案に、一転して反対するという。中味はどうでもよくてただ政局にしたいというだけの民主党は「民意」などほんとうはどうでもいいのだ。

その一部をご紹介すると・・・

●しっかりした保守が結集しようといるとマスコミはつぶしにかかる。麻生政権が確実にできるとわかった瞬間で、朝日、毎日だけではなくNHKほか民放各局テレビも、とにかく選挙のときが来た、と一斉に同じ声をあげた。

●小沢は細川内閣を作ったときに社会党と組むという禁じ手を平気で使った。いまでも菅直人や横路孝弘や輿石東国原といった古いタイプの左翼政治家と簡単に手を組める。彼には格別の思想も国家観もない。

●安倍晋三から麻生太郎にすぐ引き継いだのなら元気を回復し、ずっと元気を維持できたのに、何もしない昼行灯の福田の登場を自民党員は歓迎した。だからこの党はもう終わりだといわれるのだ。

●テレ朝の「サンプロ」で司会の田原氏に嵌められて総裁候補の5人が全員A級戦犯分祀に賛成したのにはわが目わが耳を疑った。

(その誤謬を分かり易く解説)

●国家が危うい時は右側に引き寄せられるのが政治家の本能なのに、「土井たか子のように憎々しくなく、辻元清美のようなバカバカしくない」福島瑞穂に日本の政治は引き摺られている。自民党政治家の6割、民主党の9割が福島瑞穂化している。

●アメリカは北朝鮮を日本制御のためにこの15年間さんざん利用して来た。日本はアメリカに見事にしてやられた。


アメリカの中国化が進んでいる今こそアメリカから独立するチャンスであるのに、「福島瑞穂」的無防備空想主義が自民・民主の両党にはびこっている。西尾氏が「背後の空洞」というのばそれを指しているのだろう。

麻生首相は小沢一郎の国連主義を批判したが、アメリカへの過度の依頼心も捨てるべきだとする西尾氏は次のように結んでいる。

「日本人はノイローゼに陥らぬために、アメリカからの本当の解放、「独立」を目指して力強く、一歩を踏み出すことの方をむしろ選ぶよう、総理が声を上げてくださるようお願いしたいと切望いたします」

僅か15ページの小論文だが真正保守派としての熱い思いが込められていて今月号の記事の中で一番光っていた。
手にとって一読する事をお勧めしたい。


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