2015.03.09 (Mon)


ポピュリズムは麻薬だと葛西敬之氏


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反日メディアの「民意」を排す安倍政権を支持

 今日の産経新聞新聞一面に強く共鳴するコラム記事があった。
中国への新幹線輸出に技術の盗用を怖れて強く反対した当時のJR東海会長である。

 我が国独自の高速鉄道と胸を張った中国の高速列車は、実は日本の新幹線やドイツ、フランスの車両製造技術を導入して作られたものだが、葛西氏が中国の高速鉄道は技術盗用と明言し中国を怒らせた。

サーチナニュース(2010/04/13)
JR東海会長「高速鉄道は技術盗用、安全軽視」に中国高官反論


 しかし葛西氏の予測通り、翌年温州で衝突事故を起こし40名の死者(中国政府発表)を出した。
直後に事故の原因も調べずに現場近くに大きな穴を掘り埋めてしまった映像はいまだ記憶に新しい。
しかも外部の批判を受けて掘り返し、35時間後には運転を再開してしまうという暴挙はいかにも中国らしかった。

閑話休題

 今は名誉会長になっている葛西氏は経営者としては勿論のこと、保守論客の一人として活躍されている。

葛西氏は与那国島の陸自配備の住民投票は民主主義に反すると批判したうえで、それは悪しきポピュリズムだと批判している。

 当ブログでも主張したように、安全保障という国の専権事項の是非を一町村が住民投票で決めるなどとは反日左翼のゴリ押しも甚だしい。
しかも未成年や外国人にも投票させたというのだから話にならない。
米軍基地の辺野古移設に反対する沖縄県知事もそうである。

 葛西氏は戦後70年を迎えて老化し、劣化した政治家や官僚の構図がその土壌だと厳しく批判している。
「劣化した政治家」という言葉には韓国の朴槿恵大統領を表敬訪問し、慰安婦問題の解決を迫られて「私もそう思う」と同意し、5月には3000人を引き連れて中国を訪問する予定の二階俊博総務会長や、首相候補に意欲を燃やす野田聖子議員、官僚にはアイアムノットアベの古賀茂明元経産官僚などの顔が目に浮かぶ。

「『「地域主権』などという概念矛盾を平然と唱える政党が、つい2年前まで政権を担当していた」

と厳しい。

「今の政権は、筋の悪い『民意』とポピュリズムを毅然として退けている」

と安倍政権を強く支持し、「民意」を逆手にとって現政権を批判する反日メディアに負ければ亡国の道をたどると警告を発している。

産経新聞(2015/3/9)
【「改革」あれこれ】
ポピュリズムの病理 JR東海名誉会長・葛西敬之


 2月22日、与那国島で行われた住民投票は、陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備賛成が大差で反対派を制した。結果は当然のことであるが、国防上必要な国の意思決定を住民投票で阻止しようとした心根は民主主義の基本ルールに反するものだった。

 民主主義は、個々人の見解を「民意」に高めるための手続きである。国レベル、県レベル、そして市町村レベル夫々(それぞれ)に「民意」形勢の仕組みが整えられており、対応する課題について決定する。これが民主主義のルールである。個人や徒党、自治体の首長であろうと、正当な責任者の正当な手続きによる決定を覆そうとする試みは、すべて誤った「実力」の行使といわなければならない。米海兵隊・普天間飛行場の辺野古移転を阻止しようとする沖縄県知事の言動は、その典型である。
 沖縄駐在の米軍は、日本の安全保障にとって不可欠の抑止力である。その判断に立脚し、周辺市民の「安心」にも配慮して政府が辺野古移転を米国と約束してから既に5年、今日の状況は正に国家の信義と統治能力が問われているといってよい。

 「主権国家」の安全保障問題は、当然主権者の代表である政府と国会の判断に委ねられるべきもの。前任の知事はそのルールに従って辺野古の埋め立て工事を承認した。現知事は辺野古移転阻止を知事選の公約として当選したが、そのこと自体が民主主義のルールに反するものである。このような形で日本の民主主義の機能不全を露呈することは、近隣する全体主義国家の野心を刺激して彼らを世論操作、国境侵犯という行為に誘(いざな)うことになる。

 「民意」と言う曖昧な言葉に曖昧な迎合を示すのが、ポピュリズムである。

 今年は終戦から70年を迎える。人間は年を重ねるとともに老化するが、人が作った社会の仕組みも長年のうちに劣化する。ポピュリズムは、朽ち木に毒キノコが生えるように、劣化した社会を特徴づける病理現象である。「地域主権」などという概念矛盾を平然と唱える政党が、つい2年前まで政権を担当していたし、率先して支えた官僚もいた。こうした劣化した政治家と官僚の構図が、今回のような事例の土壌なのだと思う。

 先の大戦前の日本には暗殺者を民意の体現者として称揚する世論があった。制度、人間、マスメディアともに劣化していたのだ。その結果が政治の迷走、敗戦、日本の滅亡であった。

今の政権は、筋の悪い「民意」とポピュリズムを毅然(きぜん)として退けている。しかし、それを快(こころよ)しとしない一部マスメディアが「民意」を囃(はや)し立てる。その構図は昔と変わらない。ここで政権が挫折すれば、日本は再び「地域主権」の迷走に押し流されて亡国の道をたどるだろう。

 今は日本のみならず先進国の統治システムの多くが、局部の暴走に対する統合力低下という劣化現象を呈し、ポピュリズムという麻薬の常習状態に陥っている。その流れを止めるためには、民主的手続きの規範力を再生させなければならない。(かさい よしゆき)


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*Comment

★No title

国家観がしっかりされた方の文章を読むと安心しますね。
的確で「筋が通っている」
本質を捉え何が問題か明確に説明して下さっている。
今後も悪しきポピュリズムの問題点を厳しく
時には愛情深く指摘して頂きたいですね。
ponkoさんの青文字にも強く共鳴させられました。
たんぽぽ |  2015.03.10(Tue) 17:19 |  URL |  【コメント編集】

★たんぽぽさん

葛西敬之氏はPonkoが敬愛する言論人の一人です。
青文字の部分もお褒め頂き有難うございます。
Ponko |  2015.03.10(Tue) 18:08 |  URL |  【コメント編集】

東日本はいまだに前時代の遺物である過激な労組を抱えている左風味の組織である。駅の案内の外国語(と言っても中韓)表示に積極的だが、東海は葛西氏のおかげで日英のみで全く問題なし。多くを入れると文字が小さくなりお客様に不親切と却下。

世間に媚びない方で有名らしい。
零 |  2015.03.11(Wed) 21:09 |  URL |  【コメント編集】

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