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2008.01.12 (Sat)


イラクの好転言わぬNHK

イラクの好転何故言わぬ

以前にも記事にしたが、イラク戦争(テロ撲滅作戦を戦争と言っていいかどうかは別として)が泥沼化しているとNHKは特に声を大にして叫んできた。
つい最近も、また新たに自爆テロが起こり、市民が何十人死んだと報道していた。
一方では、イラクが次第に平静を取り戻してきて、逃げ出した市民も帰ってきているという情報もある。
しかし、NHKがそれを報じたのをたまたまかも知れないが見たことがない。
そんななか、産経新聞1月9日号で湯浅博氏が「イラクの好転何故言わぬ」と「世界読解」で鋭く指摘していた。
すぐに記事に取り上げようと思ったが、小沢代表の国会退席問題や鳩山幹事長の擁護発言、学研の屈中地球儀問題などで遅くなってしまった。

「ブッシュ米大統領はアホでマヌケで。彼が率いたイラク戦争は泥沼化でなければならないらしい。これは日本で米国通のフリをするさいの決まり文句である」

と始まるこのコラムは日本のマスコミの偏向報道を証明している。

いつも思うのだが、NHKの現地特派員は、決まり文句でレポートの最後を締めくくる。

「混迷を深めるイラクの現状に市民は苛立ちを覚えています」

「いっこうに収まらないテロにイラク市民は不信を募らせています」

「いまだに明るい見通しがついていません」

などなど、聞くたびに視聴者を暗い気持ちにさせている。

合間には無能なブッシュ政権や米国軍隊を印象付けるようなナレーション、巻き添えになった血だらけの市民、興奮して叫ぶ市民、車や建物の残骸・・・

平和なお茶の間に流れ込むこれらの映像は日本人にとっては対岸の火事でしかないのだろうか。

他人事の日本のマスコミに較べて、当事者である米国のマスコミの方がバランス感覚に優れている。

「『泥沼イラクを報じてきたワシントン・ポスト紙は自らの間違いを認め、左傾斜のニューヨーク・タイムズ紙ですら間接的に認めている」(「世界読解」)


ではなぜテロの被害が減少してきたのか。
日本の自衛隊はサマワで道路を修復したり水を供給したりして市民に感謝された。
米軍も戦略の転換をして、「地域ごとに拠点を作って市民との交流に力点を置いた」
電気、水道、学校を建てて、市民の信頼を得ているという。
そのためにテロリストの情報が今まで以上に市民から得られるようになって、テロリスト掃討作戦が功を奏し始めたという。

イラク情勢好転のの情況を伝える特派員のレポートなど聞いた事がない。
もっとも、高山正之氏によれば、NHKの特派員は現地から何10キロも離れた地点からレポートしているそうだから、現地の本当の姿など分からないのだろう。

米民主党はブッシュ大統領のイラク戦争を失敗だとしてキャンペーンを張っていたが、「米国内でも『泥沼イラク』が大統領予備選の争点から外された。これでは日本で米国通のフリをすることも難しい」(「世界読解」)と湯浅氏は皮肉っている。

さて、米国通の公共放送NHKはどうやって軌道修正するのだろうか。
イラクの米軍に給油することは戦争に加担していることだ主張する民主党はテロリストとの戦いを止めよとでもいうのか。


関連記事
イラクに治安回復の兆し(2007/12/01)

http://blogs.yahoo.co.jp/nipponko2007/9375803.html

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