fc2ブログ

2013.03.28 (Thu)


一票の格差 なぜ悪い

正論5月号WILL5月号

WILL5月号は総力大特集「韓国人の嘘が止まらない!」で、今回も読みどころ満載である。

NHKが削除した「日韓併合国会質問」 中山成彬

 愛国者で熱血政治家の中山成彬元国土交通相が国会で日韓併合の真実や慰安婦問題を取り上げ、はっきり名指しで朝日新聞の捏造だとフリップを示しながら質問したのは実に印象的だった。
 しかし、このシーンがNHKからの著作権侵害クレームでYou Tubeから削除された。
このYou Tubeで初めて日韓併合の真実を知ったと中山氏にたくさんのメールが寄せられていると言う。
民主党の辻元清美議員の慰安婦問題に関する質問の部分は削除されていないというから流石にNHKらしい。

 韓国特集とは別に、目を引いたテーマは反アベノミクス本を取り上げて一刀両断した上念 司氏と、一票の格差の何処が悪いと論評した深澤成壽氏の記事である。

 アベノミクス効果が株高と円安に現れて注目を浴び、不況の出版界はここぞとばかりにアベノミクス解説本を出版して巷にあふれている。
しかし、先日電車に乗っていたら、反アベノミクス本の広告も見かけたので、これもアベノミクス効果のひとつではないかと思う(笑)

「アベノミクス批判書を一刀両断」 上念 司

 小幡績、藤巻健史、野口悠紀雄の3氏の著書がやり玉に挙がっている。電車の広告本も含まれている。
上念氏は「日本を滅ぼしたい勢力」としてこれを捉え、各書の論理的矛盾や共通する弱点を暴露している。

「選挙で大敗した反日勢力は、株価が上がって2秒後にコンビニの時給が上がらないと格差拡大、というプロパダンガに邁進するだろう」

と上念氏が予測したように、アベノミクスで金持ちはいいが物価が上がって庶民の生活が苦しくなるとネガティブキャンペーンが広まっている。しかし、このプロパダンガとの戦いも後半年か一年だろうと上念氏は予測している。

「一票の格差があってどこが悪い!」 深澤成壽

地方の高裁が「一票の格差」は憲法違反だとして選挙の無効を言い渡した。
深澤氏は「較差」というのが正しく「マスコミが『格差』と称するのは、心底に悪意を秘めた意図的誤用か若しくは不見識」だという。
人口を基準とした「格差是正」は地方無視だという論拠は説得力がある。
親たちが苦労して育てた子供は都会に行き、親は子供に仕送りをするから、子供は増えた購買力で都市に金を落とす。
彼らが高齢化し、定年退職し、田舎に戻れば地元は医療費負担にあえぐ。


「大都市はいいとこ取りではないか」

 都市に捧げ盡して疲弊した地方を「不遜なる原告グループや最高裁判事はどれほど認識しているのか」と。

 あるいは、「世俗の風や浮世の荒波を知らぬ閉ざされたインナーサークルの出自」の15人の最高裁判事の内の8名(過半数)が国民が選んだ722名の国会議員による国政を制しようとしているのはおかしいという。

 確かに最近の司法は立法や行政に踏み込み過ぎている。何よりも原告団の勝ち誇る様に直感的に違和感を覚える。

著者が最後に述べているように、「単純多数決信奉と教条的平等原理こそ我が国政治の危機」かもしれない。


共感頂けたらランキングにポチよろしく!
****
FC2バナー2

22:22  |  時事雑感  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

*Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

*Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://ponko69.blog118.fc2.com/tb.php/1915-a6a6c585

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |