2012.07.02 (Mon)
市民という言葉のいやらしさ
フランス革命の嘘
先の記事で、テレ朝「報道ステーション」の鳥越俊太郎が「市民」と言う言葉を連発していたことに触れた。
「市民」や「市民活動」という言葉ですぐに思い出すのはルーピー鳩山に次ぐ、あるいはそれ以上の憲政史上最低最悪の宰相、菅直人である。
B層論の適菜収氏は著書「ゲーテの警告」で・・・
「わが国の歴史を振り返ってみても、ここまでの無能が総理の座についたははじめてではないでしょうか。どこにでもいるような御調子者のチンピラが、市民活動をやっているうちに、うっかり総理になってしまうような時代が来たわけです」
とずいぶん手厳しい。
「野党時代に『民主党が政権を取れば、株価を三年間で二倍から三倍にはできる』と発言しています。円天の波会長よりひどい」
適菜氏の目的は菅批判というより菅直人や民主党政権を生んだB層と大衆社会批判にあるのだが、菅直人が婦人運動家の市川房枝を利用して目的を達した経緯を詳述している。
しかし、嘘かホントか市川房枝は病の床で自分が亡くなった後、菅直人の弔問だけは受けるなと遺言を残したという噂もある。
市民革命と言えばフランス革命はその代表的なもので、フランスの国旗は青(自由)、白(平等)、赤(博愛)の三色旗で民主主義の原点だと子供の頃学校で教えられて今に至っている。
しかし、どうやらそうではないらしい。
ニーチェによれば、「フランス革命の肯定的な解釈後年捏造されたものだ」という(「ゲーテの警告」47頁)
日下公人氏も「WILL8月号」でフランス革命の欺瞞を明かしている。
フランス革命から「市民」が誕生した経緯を少し長いが引用すると・・・
「フランス革命の時、革命勢力が掲げたのは自由・平等・博愛で、そのスローガンは美しかったから、その後、スターリン・毛沢東・ ボルボト・金日成などの革命が続いたが、やったことは暴力によって政権を奪取し、国有財産や私有財産を没収して、革命勢力で山分けすることだった。その時のスローガンは『平等』で、自由と博愛はいつの間にか消えた。
民主党が政権を取った時、菅首相は「最小格差社会の実現」を掲げたが、それは金持ちから取って貧しい人にバラまけば、平等が実現する。その結果、全国民が貧しくなっても人々は幸福を感じるというルソーの思想からきたものである(だいぶ歪んでいる)。
フランス革命の時、革命勢力が最初にしたことは教会財産の没収で、それを分配するとその利益で『市民』が誕生した。だから市民革命と名がつき、『市民』は礼讃されたが、『国民』は消えた」
民主党は社会主義者が牛耳っているから、「市民」はあっても「国民」はないのであろう。
だから稼ぐこと(経済成長)よりも配る事(バラマキ)が好きなのであろう。
テレビメディアでもどこでも「市民」という言葉を頻繁に使う人間は要注意である。
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先の記事で、テレ朝「報道ステーション」の鳥越俊太郎が「市民」と言う言葉を連発していたことに触れた。
「市民」や「市民活動」という言葉ですぐに思い出すのはルーピー鳩山に次ぐ、あるいはそれ以上の憲政史上最低最悪の宰相、菅直人である。
B層論の適菜収氏は著書「ゲーテの警告」で・・・
「わが国の歴史を振り返ってみても、ここまでの無能が総理の座についたははじめてではないでしょうか。どこにでもいるような御調子者のチンピラが、市民活動をやっているうちに、うっかり総理になってしまうような時代が来たわけです」
とずいぶん手厳しい。
「野党時代に『民主党が政権を取れば、株価を三年間で二倍から三倍にはできる』と発言しています。円天の波会長よりひどい」
適菜氏の目的は菅批判というより菅直人や民主党政権を生んだB層と大衆社会批判にあるのだが、菅直人が婦人運動家の市川房枝を利用して目的を達した経緯を詳述している。
しかし、嘘かホントか市川房枝は病の床で自分が亡くなった後、菅直人の弔問だけは受けるなと遺言を残したという噂もある。
市民革命と言えばフランス革命はその代表的なもので、フランスの国旗は青(自由)、白(平等)、赤(博愛)の三色旗で民主主義の原点だと子供の頃学校で教えられて今に至っている。
しかし、どうやらそうではないらしい。
ニーチェによれば、「フランス革命の肯定的な解釈後年捏造されたものだ」という(「ゲーテの警告」47頁)
日下公人氏も「WILL8月号」でフランス革命の欺瞞を明かしている。
フランス革命から「市民」が誕生した経緯を少し長いが引用すると・・・
「フランス革命の時、革命勢力が掲げたのは自由・平等・博愛で、そのスローガンは美しかったから、その後、スターリン・毛沢東・ ボルボト・金日成などの革命が続いたが、やったことは暴力によって政権を奪取し、国有財産や私有財産を没収して、革命勢力で山分けすることだった。その時のスローガンは『平等』で、自由と博愛はいつの間にか消えた。
民主党が政権を取った時、菅首相は「最小格差社会の実現」を掲げたが、それは金持ちから取って貧しい人にバラまけば、平等が実現する。その結果、全国民が貧しくなっても人々は幸福を感じるというルソーの思想からきたものである(だいぶ歪んでいる)。
フランス革命の時、革命勢力が最初にしたことは教会財産の没収で、それを分配するとその利益で『市民』が誕生した。だから市民革命と名がつき、『市民』は礼讃されたが、『国民』は消えた」
民主党は社会主義者が牛耳っているから、「市民」はあっても「国民」はないのであろう。
だから稼ぐこと(経済成長)よりも配る事(バラマキ)が好きなのであろう。
テレビメディアでもどこでも「市民」という言葉を頻繁に使う人間は要注意である。
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庶民 や 住民 も どうやらその類いの言葉になりましたな。
代表選挙 地方選挙 と世の中が騒がしかった二年前 国会議員や地方自治体の立候補者である意味面白い現象がありました。
国会議員「市民の皆さん……」
市長 「県民の生活……」
知事 「国民が一丸となって……」
区長 「○○市の住民は……」
つまり、国民 県民 市民 区民 住民 と 全く区別がついていないんです。
しかも、それぞれが未成年や外国人までを視野に入れてしまっていることも証明されています。
外国人投票権がいい例です。
そして、もうひとつ酷いのが子供に政治参加の権利を与える子供の権利条例
なんと小学生や未就学の幼児まで政治参加する権利があるとしている自治体まであるのですからなあ。
市民 を 連呼する者は 基本的に言葉に意味を必要としないのでしょう。
そうした連中がルールを決めるのですから そりゃあどこまでもおかしくなりますな。
BY柳虫( ̄0 ̄)/