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2012.06.07 (Thu)


誰が殺した自民党

誰が殺した自民正論7月号

巻頭の「折節の記」は平気で嘘をつくのは支那と米国の国民に敵う者はないという。
彼らの嘘つきの数々の歴史的事実を立証した上で、批判は日本政府に向かう。
李登輝元台湾総統に会ったとき、「日本はまず日本人のためにカネを使う事を考えよ」と言われたという。

「しかし、日本政府は日本人よりよその国にいい顔をしたがる」

「国連の常任理事国でもないのに米国に次ぐ13%の分担金を貢いでいる。常任理事国の中国は『後進国だから』とかいって3%しか出さない。でも分担金を出さなければ国連での投票権も発言力もなくなると政府は言う。今と何も変わらないじやあないか。
 日本は去年千年に一度の大津波に見舞われた。GDPも落ち、この夏は節電でどの工場も止まる。死に体だ、増税しなければと政府は言う。それなのにメコン流域国会議に出た野田は「2兆3千億円を援助します」とやった。あの川はとっくに支那が手を回している。支那にただくれてやるようなものだ。
 EU危機のさなかにあるIMFにも日本は600億ドルをぽんと出した。「とても喜ばれました」とチビの安住がはしやいでいた。(Ponko注:韓国の場合もそうだった) IMFに入ったカネはギリシャやスペインの破産を救うのに使われるが、米国は津波被害もないのに「財政危機」を口実に出資を拒否し、支那も右に倣っている。
 日本国内は増税、緊縮。でも外には椀飯振る舞い。同じことをフランスでやろうとしたサルコジは大統領選であっさり敗れた。日本の政治家は少しは世界の動きを見たらどうだ。」

(Ponko注:日本の有権者も少しは世界の動きを見て民主党政権にノーを突き付けたらどうだ)

日本は外国に金をばら撒きながら一向に感謝されず、慰安婦だの竹島だの尖閣だのと、かえって舐められてしまっている。

今月号の読みどころは何と言っても中山義隆沖縄県石垣市長と井上和彦記者との対談である。
石原都知事の尖閣購入計画に対して石垣市も共同購入を申し出たと伝えられたとき、いいとこ取りだとか後出しジャンケンだなどと一部批判の声が上がったが、いや石垣市長は真正保守だと擁護する声もあった。
今回の対談で、中山氏は真正保守だと分かった。
中山氏は国が買うより東京都が買うべきだとしている。
前市長が海自の艦艇の石垣港への入港を拒否したのに対して、この青年市長(44歳)は自衛隊を歓迎し、市役所に日の丸が掲揚されるようになった。

「沖縄で自衛隊の配備に反対する運動を展開する組織の背後には、明らかに中国や北朝鮮の影がある」(井上和彦)

「ネット社会になって、沖縄でも40歳以下の人はマスコミ報道に隠れた"真実"を分かってきている」(沖縄の主婦)

もうひとつの読みどころは特集「誰が殺した自民党」

●田久保忠衛・・・谷垣禎一
加藤紘一、河野洋平、谷垣禎一と引き継がれている宏池会。
加藤の一番弟子の谷垣は昨年11月に京都府連の総会で「米国と組み過ぎて中国やアジアをオミットする形になったら日本のためによくない」と正三角形論に限りなく近いスピーチをしている。

●田母神俊雄・・・麻生太郎
集団的自衛権の憲法解釈変更のチャンスをみすみす逃がした。解散総選挙を断念した。
航空幕僚長を解任されたからではないと言うが、田母神と呼び捨てにして解任した麻生元首相をPonkoも買わない。
新防衛大臣に任命された森本敏氏は反民主党だったが、赴任早々「集団的自衛権の行使を禁ずる憲法解釈は変えない」と変節した。

●適菜収・・・小沢一郎
自民党のみならず、日本の政治を殺し、日本そのものを殺そうとしている。
社会党より左であり、皇室の解体と無血革命による日本人民共和国の建国を狙っている。

●佐伯啓思・・・小泉純一郎
民主政治の愚衆化を進展させた。
「小泉氏の作り出した『劇場』は、次の選挙で民主党政権を生み出し、次には『維新の会』を表舞台に押し出そうとしている」

●上念 司・・・竹下登
デフレの元凶である。

●倉山 満・・・三木武夫
恐怖政治で保守の根幹を破壊した。
「民主党政権は憲政史上最低だ。だが、その民主党を倒せない野党第一党自民党の罪は、なお重い」

●西尾幹二・・・中曽根康弘
中国に配慮して靖国神社参拝を中止した。アメリカへの屈従。

●阿比留瑠比・・・野中広務
自社さ政権樹立の立役者の一人。北朝鮮への傾倒。
「『日本さえ良い子にしていければ、世界の優しく立派な国々はほめて受け入れてくれる』と説く憲法前文の申し子のような政治家」

●中宮 崇・・・河野洋平
従軍慰安婦のでっち上げ。
「河野がこれまでに公権力を濫用して支那様やキム一族に貢いできた血税の金額は少なくとも数兆円に達する」

「我々国民は、河野洋平の残滓を残したままの自民党に寛容であってはならない」


●潮 匡人・・・安倍晋三
安倍氏をあげたのには驚いたが、よく読むと安倍氏の復活を期待するエールであった。
タイトルも「保守の星、安倍晋三は何をボヤボヤしているのか」とある。

特に憲法問題に関する安倍氏の識見は卓越している。政界を引退するのにも若すぎる。だから、みな期待しているのだ。
安倍氏の著書を借りよう。
もう一度『美しい国へ』。立ち返るべき『原点』も明らかにされている。
千万人といえども吾ゆかん・・・断固として前進すべし」


あなたは誰が自民党を殺したと思うか?
自民党の再生にはどうしたらいいのか?
やっぱりもう死んでしまったのか?


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