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2012.04.06 (Fri)


「売国奴に告ぐ」(2)

「政治はものすごく大事で、民主主義は恐ろしいものだということを忘れてはいけない。
僕が一番ショックだったのは、2009年の政権交代選挙のときのことですよ。普通、『100年に1度』とまで言われる経済危機においては、国民は保守化するものです。危い状況になったら大胆な実験はやらないものです。ところが日本は、民主党に政権を任せてしまった。民主党を信じていたからではない。『1回やらせてみるか』と、みんながそう言ったんです。そんな実験が許される悠長な事態ではなかったのに……。
 そんなふざけた判断をしては絶対にダメなんです。『1回やらせてみてダメだったら、別の政権を選べばいい』という意見もありました。それはそうかもしれませんが、結果として、その間違った政治家たちが、震災の復興を疎かにした、あるいは普天間の問題をめちゃくちゃにしたり、TPPの交渉参加を表明したりしてしまった。
 震災で死んだ命は帰ってこない。国際公約も取り返しがつかない。普天間の問題にしても、今後新しい政権が立ったところでどうにもなりません。政治は一度まずいことをしでかしたら取り返しがつかない。だから心してかかるんだという真剣さがない人たちが多すぎるんです。高度成長期やバブル期であれば、それで良かったのかもしれないけど」


これは「売国奴に告ぐ」の中野剛志氏の言葉である。
少々長いが引用させて頂いた。
当ブログも民主党政権が発足した直後からそれを予感しサブタイトルにもした。
そして年月の経つごとに民主党政権の弊害が増幅した。
民主党政権時代の負の遺産を帳消しにし、プラスに転化するためには余程腰の据わった保守政党と長い年月が必要になる。

売国ドクトリンから日本を救え

三橋氏はアメリカの投資家やウォールストリートの連中と日本の官僚が最近、あからさまにショック・ドクトリンを仕掛けていると言う。
東日本大震災後の「閉塞感」を煽ってTPPに参加させようとしたり、「財政破綻」と危機感を煽って増税を容認させようとしているという。
グローバル企業や海外の投資家が儲かり、国民は疲弊する。

中野氏の解説を少し尾ひれをつけて敷衍すれば・・・
新自由主義者は市場原理に基づけば全て上手く行く筈だという→しかしうまくいかない→仕組みが悪いからだと言い出す→既得権益に対するルサンチマン現象が起こる→閉塞感の原因は既得権益のためだと思い込む→建設業、郵政、農協、公務員が敵として叩かれる→敵を叩くリーダーに喝采しポピュリズム政治が横行する。

「これはいわゆるポピュリズムです。ファシストの典型的なやり方で、日本だと小泉純一郎、もっと大規模にやったのはヒトラー、現在進行形が橋下徹大阪市長です。要するに、誰かわかりやすい敵をターゲットにして、叩きまくる。強く叩くほどに、人々は溜飲を下げられる。それから、敵を叩いている指導者を見て、そこに不屈の精神を読み取る。このリーダーについていけば、この苦しい状況を突破できるんじゃないかと期待する」(中野剛志)

既得権益を破壊しても、次に必ず誰かがそれを奪い取る。
既得権叩きはインフレ期には有効だが、デフレ期にはしてはいけない。農協や大阪市役所の既得権益などマクロ全体から言えばたかが知れている。優先度は低いと中野氏はいう。

デフレ脱却に経済学者や評論家が侃々諤々の論議を展開し、国民を啓蒙しようとしているのに、政治は民主党の小沢派の役員が揃って辞表を出したの離党したの、国民新党が政権を離脱したの分裂したのとマスメディアが大好きな「政局」で動いている。
増税の問題もさることながら、TPP、憲法改正など論議すべきことは沢山あるのに・・・


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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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