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2012.03.28 (Wed)


櫻田淳氏の妄言

マニフェスト導入が間違っていたと

今日の産経新聞のコラム「正論」で櫻田淳(東洋学園大学教授)が「マニフェスト導入は誤りだった」と政治学者として自省して書いている。

この転向学者の「正論」ならぬ「愚論」については再三指摘してしたが、今回ほど間抜けな「正論」はない。

一言で言えば天変地異の激しい日本では、天変地異の少ない英国から輸入したマニフェストは合わないというのである。
それをもてはやした政治学者の責任は自分も含めて免れず、「自戒」すると結語している。

こうも書いている。

「現下の民主党内閣の政権運営を弁護するならば、震災と言う突発事態のために、『マニフェスト』に示したことが、円滑に実行できなかったということになるかもしれない」

マニフェストが実行できないのは東日本大震災のせいだというのである。

3月11日に東日本大震災が発生した時、国会ではマニフェスト破りの菅前総理が内閣総辞職寸前まで追い詰められていた。
そこに大震災で、菅氏は「天佑」とばかりに政権延命を図ったのである。
その後の震災対応の稚拙さ、間違ったリーダーシップで天災を人災、菅災にまで拡大し悪化させたのは他ならぬ民主党政権なのである。

さらに、マニフェスト(公約)を掲げて選挙すると言う方法が悪いのではなくて、マニフェストそのものが間違っていたのである。国民を騙していたのである。その事を指摘せずに、マニフェストは悪くない、東日本大震災のためにマニフェストが実行できなかったと言うのは、政治学者としてあまりにも情けない政権への阿りである。

「『マニフェスト』に示された諸々の政策を実行できたか実行できなかったに議論の焦点が集まる事は、却って『マニフェスト』に記載されざる『突発事態』への感性を鈍らせることになる」

民主党マニフェストの破綻を認識しつつも、このような事をいう政治学者の脳の中を調べてみたい。
民主主義制度における選挙の時のマニフェスト(公約)は有権者の投票の判断基準になる。
それが実行できなかった原因が「突発事態」にあるならば、有権者とて馬鹿ではない、理解するだろう。
それともマニフェストに想定される「突発事態」(想定されないから突発事態と言うのだが)を列挙して、この場合にはこの政策の目標達成率何パーセントとでも明記しろと言うのか。

無知蒙昧な政治学者は、現実の政治に口を出してもらいたくない。マスメディアを利用して与論を誘導し、日本をあらぬ方向に導く恐れが十分あるからである。
このような政治学者は象牙の塔に閉じこもって古文書の埃でも払っておればよろしい。
産経新聞は時折この学者を使うが、まったく意図が分からない。


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マニフェスト導入は誤りだった(櫻田淳)

テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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