2011.09.18 (Sun)
民主党はブーメランの名手
民主党はブーメランの名手だとは知る人ぞ知る。知らない人は全然知らない。マスコミに騙されているから。
そんななか、産経新聞は野田首相もその名手の一人だと手厳しい。
なにせビデオという最新兵器で証拠物件が見られるようになってから、ブーメランを投げた所が見られてしまうから民主党にとっては始末が悪い。
増税ありきの野田首相が野党時代に橋本政権の増税を失政だとして国会で与党に迫ったシーンは9月5日の「TVタックル」でバレてしまった。
予算委員会の採決が早すぎる、もっと審議を継続せよと野党時代に叫んでいた、そしてマスコミもその後押しをしていた民主党は、与党になった途端、「不完全な内閣だから」と国会を4日で閉めようとした。
しかし、野党の反発を受けて、どうやら野田首相と輿石幹事長の二人で月末までの延長を決めてしまったらしい。
これでは国対委員長や幹部達が無視されたと収まらない。
何か三人の幹部が辞表を提出したらしい。
戦後最大の国難だというのにやっている事は小学生並みだ。
いやそんな事を言ったら小学生に申し訳がない。
野田首相が過去に投げたブーメランをご紹介する。
思わず笑っちゃいます。
産経ニュース(2011/09/18)
野田首相はブーメランから逃げるな
【from Editor】
民主党という政党を語るとき、しばしばブーメランという言葉が持ち出される。敵を倒すために投げつけたはずの武器が、自分に戻ってきて避けきれず自爆するという比喩で用いられている。
自民党閣僚の年金未納問題を追及していた菅直人代表(当時)に、自らの未納疑惑が発覚したり、自民党議員の事務所・光熱水費の問題を追及すれば、小沢一郎代表(当時)に不動産取得の問題が浮上したり…。チャンスをことごとくピンチに変えてしまい、政権交代に期待を寄せていた人たちを大いに失望させたものだ。
民主党のブーメランが最大の破壊力を発揮してしまったのが平成18年のいわゆる偽メール事件だ。自民党を追いつめるはずが、逆に自分たちのトップ(当時は前原誠司代表)の交代を余儀なくされる結果となった。これ以上ない正確無比なブーメランぶりだった。
そのとき、国対委員長の職を引責辞任したのが、ほかならぬ野田佳彦首相だ。あれから5年余りの歳月が流れたが、新首相にはブーメランの呪縛がある。
さて、その野田首相が政権交代前、「俺がやらねば」と題して夕刊フジに連載コラムを執筆していた時期がある。改めて読み返すと、ブーメランの芽があちこちに散りばめられていて興味深い。
「国会論戦が本格化すれば、不適格閣僚が居並ぶ安倍(晋三)政権はもっとボロを出すに違いない」(19年2月8日)
「マニフェストに載せたことは命懸けで実現する、載せなかったことには基本的に手をつけない。この意義がわかっていない自民党には、そもそもマニフェストを語る資格がない」(21年8月8日)
新政権発足早々、閣僚や党幹部の失言・暴言が相次ぎ、経済産業相もたった9日で辞任。子ども手当をはじめとするマニフェストも風前の灯(ともしび)だ。野党時代の首相が放っていたブーメランはもはや、命中寸前と言っていいだろう。
ただ、首相はコラムの中で、こんなことも書いている。
「『政局よりも景気』『危機の時に政治空白をつくるな』と、政府・与党の中からもっともらしい意見が出ているが、国難の時こそ民意を問うのが筋なのだ」(20年10月30日)
新政権が6割に近い高支持率で発進し、解散・総選挙は遠のいたといわれる。しかし、今は紛れもなく「国難」の時代だ。首相は自分のブーメランから逃げることなく、しっかりと標的を射ぬいてほしい。(副編集長 船津寛)
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そんななか、産経新聞は野田首相もその名手の一人だと手厳しい。
なにせビデオという最新兵器で証拠物件が見られるようになってから、ブーメランを投げた所が見られてしまうから民主党にとっては始末が悪い。
増税ありきの野田首相が野党時代に橋本政権の増税を失政だとして国会で与党に迫ったシーンは9月5日の「TVタックル」でバレてしまった。
予算委員会の採決が早すぎる、もっと審議を継続せよと野党時代に叫んでいた、そしてマスコミもその後押しをしていた民主党は、与党になった途端、「不完全な内閣だから」と国会を4日で閉めようとした。
しかし、野党の反発を受けて、どうやら野田首相と輿石幹事長の二人で月末までの延長を決めてしまったらしい。
これでは国対委員長や幹部達が無視されたと収まらない。
何か三人の幹部が辞表を提出したらしい。
戦後最大の国難だというのにやっている事は小学生並みだ。
いやそんな事を言ったら小学生に申し訳がない。
野田首相が過去に投げたブーメランをご紹介する。
思わず笑っちゃいます。
産経ニュース(2011/09/18)
野田首相はブーメランから逃げるな
【from Editor】
民主党という政党を語るとき、しばしばブーメランという言葉が持ち出される。敵を倒すために投げつけたはずの武器が、自分に戻ってきて避けきれず自爆するという比喩で用いられている。
自民党閣僚の年金未納問題を追及していた菅直人代表(当時)に、自らの未納疑惑が発覚したり、自民党議員の事務所・光熱水費の問題を追及すれば、小沢一郎代表(当時)に不動産取得の問題が浮上したり…。チャンスをことごとくピンチに変えてしまい、政権交代に期待を寄せていた人たちを大いに失望させたものだ。
民主党のブーメランが最大の破壊力を発揮してしまったのが平成18年のいわゆる偽メール事件だ。自民党を追いつめるはずが、逆に自分たちのトップ(当時は前原誠司代表)の交代を余儀なくされる結果となった。これ以上ない正確無比なブーメランぶりだった。
そのとき、国対委員長の職を引責辞任したのが、ほかならぬ野田佳彦首相だ。あれから5年余りの歳月が流れたが、新首相にはブーメランの呪縛がある。
さて、その野田首相が政権交代前、「俺がやらねば」と題して夕刊フジに連載コラムを執筆していた時期がある。改めて読み返すと、ブーメランの芽があちこちに散りばめられていて興味深い。
「国会論戦が本格化すれば、不適格閣僚が居並ぶ安倍(晋三)政権はもっとボロを出すに違いない」(19年2月8日)
「マニフェストに載せたことは命懸けで実現する、載せなかったことには基本的に手をつけない。この意義がわかっていない自民党には、そもそもマニフェストを語る資格がない」(21年8月8日)
新政権発足早々、閣僚や党幹部の失言・暴言が相次ぎ、経済産業相もたった9日で辞任。子ども手当をはじめとするマニフェストも風前の灯(ともしび)だ。野党時代の首相が放っていたブーメランはもはや、命中寸前と言っていいだろう。
ただ、首相はコラムの中で、こんなことも書いている。
「『政局よりも景気』『危機の時に政治空白をつくるな』と、政府・与党の中からもっともらしい意見が出ているが、国難の時こそ民意を問うのが筋なのだ」(20年10月30日)
新政権が6割に近い高支持率で発進し、解散・総選挙は遠のいたといわれる。しかし、今は紛れもなく「国難」の時代だ。首相は自分のブーメランから逃げることなく、しっかりと標的を射ぬいてほしい。(副編集長 船津寛)
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
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