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2011.09.04 (Sun)


沖縄はゆすりの名人の真実

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これは必読の書だ

帯裏のリードから・・・

アメリカから見た「日米同盟」の真実
●「ゆすりの名人報道」に嵌められた!
●「トモダチ作戦」平和ボケの民主党政権
●普天間基地が15年かかって1センチも動かない理由
●アメリカは日本を手放さない!
●中国は沖縄も狙っている
●沖縄「反基地」政治家・運動家とかく戦えり
●愛した日本でいちばん嫌われた外交官として


「沖縄はゆすりの名人」と言ったと左翼学生、反基地活動家、共同通信記者の連携プレイで罠に嵌められて更迭された国務省元日本部長の初の著書。

この事件(?)が表沙汰にされた時、これは何か裏がある、怪しいという感じを持つ一方、例えそれが事実だとしても当たらずしも遠からずだと思ってブログ記事に書いた。
そのメア氏が事の真相を詳しく説明している。
これはまさしく、メア氏の存在が邪魔な左翼の陰謀であり、共同通信記者には申し開きするすべもない。

本書は更迭事件の真相を語るだけでなく、メア氏が東日本大震災発生直後から、アメリカの「ともだち作戦」と日本の間を仲介するコーディネターとして活躍したことにも触れている。
本書を読むまで、メア氏がそのような大活躍をしているとはマスコミも黙殺していたので知らなかった。
ワシントンも福島第一原発事故には戦慄していたことが分かる。あの時、アメリカは80キロ範囲まで退避する警告を発して、日本のマスコミは大袈裟だと批判していたが、今思えば、日本からの正確な情報が入ってこないアメリカにとってそれは必ずしも大袈裟な想定ではなかった。
あの時、枝野官房長官は放射能漏れの恐れはない、特に4号機は使用済み燃料棒があるだけだから安心だと記者会見で言っていたのを思い出す。
しかし、アメリカはその4号機をいま一番心配していると言う。

民主党は福島第一原発事故を政治災害にしてしまったことを総括も反省もせずに、新政権の話題で逃げ切ろうとしている。
あの男が辞めた後も絶対に、事故の対応のまずさを検証しなければならない。
本書はその一部を明らかにしている。

あの男は政治的パフォーマンスのために自衛隊のヘリから散水させ、責任を東電に押し付けた。「東電を哀れと思うくらい」だ。政治主導と言いながら指導力を発揮できなかった。事故直後は米国の援助は要らないと言った。危機管理もできず「平和ボケ」していると厳しい。
米国が支援の手を差し伸べているのに、支援の内容について些細な質問をしてきて二週間を空費したなどの事実を知ると、民主党政権がいかにこの災害でネックになったかを思い知らされる。

メア氏は3月10日に日本部長を解任され、11日に国務省を退任、共同通信記事への反論の記者会見を開く予定だったが、その11日にあの運命の大震災が発生し、日米間のコーディネーターとして大活躍する次第となった。
一方、あの男は外国人からの献金問題が発覚し、国会でその日追及され、辞任寸前だった。しかし11日の大震災で生き延びて震災を人災、政治災にまで拡大して被災者を地獄に叩き込んだ。
二人の男の人生をあの日が染め変えてしまったとつくづく思う。

沖縄が地政学的に重要な地点であること。中国の脅威、「北朝鮮と交渉してはいけない」。米軍基地が建設された当時はほとんど民家が無かったのに、その後、人口が密集したこと。後からできた小学校を危ないからと移設しようとしたら、市長と反基地運動化が反対して小学校を反基地運動のシンボルとしたこと等々、沖縄の現状を良く知る人には既知の情報だが、広く世に知らしめたいものである。

メア氏は中国の脅威から日本を守るためにも日米安保は重要であり、それが揺らいでいると中国に付け込まれる、アメリカは日本を見捨てないと繰り返し述べている。
有難い話だが、日本はそれに甘えていてはいけない。
「思いやり予算」などという言葉はメア氏も言うように適切ではない。「日本を守ってもらうためのミカジメ料」と言った方が正しい。
それが嫌なら自主防衛することだ。メア氏も日本の防衛予算は少なすぎると言っている。
メア氏は日本が核を数発持っても意味が無いといっている。
それには反対である。
たとえ数発でも核の抑止力はある。
「核を持つ用意がある」と言っただけでも抑止力になる。

本書の書名「決断できない日本」は日本の政治家がコンセンサスを重視するあまり、決断できないという思いから来ている。
しかし、本当はコンセンサスなどという恰好のいい話ではないだろう。
メア氏は本書の最後に次のように述べている。

「問題は政治のレベルの低さなのです。責任を取らず、自己保身を図ることが目的化し今の政治から、一刻も早く脱却しなければりません。
The Japanese people deserve better politics.
日本人は今の政治の在り方に甘んじていてはいけないとておもいます。日本の国民はもっとよい指導力、よい政治に恵まれるべきです」

野田新政権も国づくりより民主党の融和が優先である。
反小沢派を閣僚に取り込んで、党内コンセンサスの政治をしようとしている。
民主党は政権を取りたいためのだけに集まった綱領もない素人集団である。
政権維持という党内コンセンサスの下で政治をする。
その新政権の支持率が62%では、メア氏がいくら愛する日本国民に警告を発しても、国民がバカでは話にならない。

The Japanese people deserve worst politics.

その国の政治レベルは国民のレベルを上回ることは出来ないのである。


「決断でない日本」ケビンメア著 文春新書 2011年8月20日 780円+税)

【目次】
はじめに

日米の犠牲者たちへの想い/日本の政治指導力の無能/もっと安全保障の現実を見ていただきたい

第1章 トモダチ作戦の舞台裏 

辞表をたたきつけるしかない/タスクフォースの調整役に/真水を求めてきた東電/官邸に情報はなかった/「同盟崩壊」の瀬戸際/在日米国人9万人脱出の衝撃/「80キロ圏退避勧告」の真相/菅政権への強烈な不信感/スリーマイル島の教訓を活かせ/長期戦略の欠落/平和ボケが治っていない/米側の支援リストが無駄に/御巣鷹山での悲劇/「全電源喪失」を想定していた米国/「トモダチ」を助ける/日本はかけがえのない存在

第2章 嵌められた「ゆすりの名人」報道 

「沖縄はごまかしとゆすりの名人」報道/私は何を説明したかったのか/「ゆすり」という言葉を知らなかった/共同通信記者の欺瞞/ワシントンにいた「護憲弁護士」/沖縄で「基地反対」の横断幕/記者としての五つの倫理違反/なぜメアか狙われたのか/フェアじゃない/「憲法改正」と「人種差別」/報道後の対応/事実の追求こそ

第3章 横紙破りの外交官として

南部生まれの非エリート/少林寺拳法、仏教、そして禅/日本初体験/ラスク元長官の勧め/日本駐在の最長記録/日本との関わりに感謝/駐日大使は大統領とのパイプが肝要/イエスマンが嫌いなシーファー大使/人の心を鷲掴みするマンスフィールド大使/日本に関心薄いヒル国務次官補/「拉致切り捨て論」に反論/北朝鮮と交渉してはいけない

第4章 アメリカは日本を手放さない

米国は槍、日本は楯/集団的自衛権、論議を見守る/湾岸戦争「小切手外交」からの転換/新ガイドラインと「周辺事態法」/9.11事件による日米関係の大転換/「相互運用性」と「在日米軍再編」/「摩擦」の原因/沖縄を狙う中国/沖縄の地政学/前方展開が生命線/訓練は「命の問題」/日米間のトゲ、普天間/「力の空白」をつくらない/中国に誤解させないようにする/少なすぎる日本の防衛予算/アメリカは信頼できるか/いじめ撃退

第5章 沖縄「反基地」政治家との戦い

直球で行こう/「閉鎖は不可能です」/キジムナーの贈り物?/占領は終わっているのに……/スターバックス事件/「普天間は特別に危険でない」/非武装で抑止はきない/整備士名の開示問題/危うい「地位協定」改定/「危険な基地」を政治利用/数人で安保政策を妨害できる/石垣島の闘い/沖縄県民の複雑な思い/兵士は沖縄好き/被害者意識を乗り越えて/辺野古しか選択肢はない/埋め立て申請を出せばいい

第6章 日米同盟の内幕 

愛をささやく仕事/「同盟国ランキング」/日本にレーガンはいるか/「砂漠の楯」の裏側で/パジェロを大振る舞い/お役所仕事にカンカン/同盟国より社会党に配慮/宮澤総理は「最後の元老」/評判よかった麻生総理/「ハトヤマ、何を考えている」/ただの野良犬/政治主導の弊害も/小沢一郎の安保オンチ/日本政府、70年代に核武装研究/普通の国/サムライの心

第7章 七転び八起きでいいじゃないか 

「山笠のぼせ」/コンセンサス社会の弱点/醜いものを見ない文化/失敗は成功の母


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