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2011.05.27 (Fri)


安倍元首相待望論

ぃぃぃぃぃぃぃ WILL7月号
     

安倍再生プロジェクトを

「WILL」7月号のグラビアは天皇皇后両陛下の被災地ご訪問の御写真と天皇陛下のお言葉が載せられている。
皇室がある限り日本は大丈夫だという思いがする。

今月号は何と言っても安倍元首相の「原発・震災復興 私ならこうやる」と三宅久之「安倍元総理 再登板待望論」の2本である。
テレビメディアのコメンテーター達は、「たしかに菅首相は無能だ、しかしだからと言って誰か変わる人がいるのか」という。
そのような馬鹿げた論調が世論を誘導し、菅首相の延命を手助けしているのである。

安倍氏は発災後約一ヶ月、政治休戦してきたが、今後は野党として協力と同時に政府の対応が適切であったかどうか検証して行く義務があるという。
まさしくその通りである。
前記事でも言ったように「言った言わないはどうでもいい」事ではないのである。
阪神大震災との比較がよくされているが、安倍氏がこの記事を書いた時点で一本の法案も通っていない。野党が反対したためではなく与党は法案の提出すらしていない。仮設住宅の設置も阪神大震災時が1ヵ月で1200棟だったのに4月3日時点で僅か36棟。
その原因は民主党の「勝手に動くな」という「政治主導」のはき違えだという。

安倍氏の地元である山口県の水産大学が練習船を救援物資の輸送に出そうとしたら、水産庁が「教育目的に作られた船だから」と許可しなかった。相談を受けた安倍氏の取り計らいで実現したが、民主党政権では官僚機構は常に政務三役の指示待ちで独自の判断では動けない。

もうひとつは市民運動家上がりの菅首相のパーソナリティだという。
彼の思考は常に「政府VS市民」「企業VS消費者」「経営者VS労働者」という対立の構造にあるという。
しかし、この思考は菅首相だけでなく民主党の思考でもあると思う。
労働組合を支持基盤とするゆえであり、リベラル思想に基づく無節操なバラマキ政策がそれほ示している。

いままで弱い側の立場に居たものが、強い立場になったものだから、その独断専行は目に余りものがある。
数日前のフジテレビ「とくダネ!」に出演した青山繁晴氏も福島第一原発の海水注入の中断を「言った言わない」論議の中での菅氏のパーソナリティに言及していた。
リベラル傾向の強い小倉智昭キャスターもさすがに「菅さんのパーソナリティなんかに左右されてはたまったもんじゃない」と怒っていた。
今回の海水注入問題は吉田所長の独自の判断で中断していなかったということでケリをつけたようだが、政府は東電にすべての責任を転嫁している。

しかし、安倍氏は3月11日に原子力災害対策特別措置訪に則って政府が原子力緊急事態宣言を布告した以上、電気事業者は官邸の指揮下に入り、すべての権限と責任は官邸にあるという。

「ということは、宣言以降、『東電非難』は出来なくなるのですが、菅総理はそのことを分かっていません」

菅総理だけでなく、枝野官房長官も東電を非難し責任転嫁しているのが現状である。
先程のニュースでも、東電が震災直後の放射能データを隠してた事が錯覚し・・・

枝野官房長官
「国民のみなさんに申し訳なく、東電に対しては怒っている」


と良い子ちゃんぶって記者会見していたが、国民は東電をコントロールできない民主党政権に対して怒っているのだ。

多くの識者が指摘しているように、安倍氏も安保会議をなぜ開かないのかと疑問を呈している。
産業界を敵視してきたために業界との接点がないこと、復興構想会議に実務者がほとんど居ないこと、浜岡原発の唐突な停止などにも言及し・・・

「このような大災害の時に自民党が与党でなかったということは大変残念で忸怩たる思いがあります。われわれが踏ん張れなかったということを、大変反省しなければならない」

と反省の弁も述べている。
そして、国のリーダーを代えるべきだと主張し、最後は天皇陛下のお言葉のなかの「雄々しく」というお言葉とおりにわれわれも「雄々しく」この震災を乗り越えて行かなければならないと結んでいる。

なお蛇足ながら、安倍氏もPonkoが記事で指摘したように、震災復興会議のメンバーの一人、御厨 貴氏の「小さな漁協は東北の風物詩」という発言を「情緒的な旅人の目線で、本来必要な産業的視点を欠いている」と痛烈に批判していた。

「私ならこうする」は編集部がつけたタイトルだろうが、安倍氏は「徳政令」的なスキームで被災者を救い、金融機関の融資を図るべきだと述べている。

「安倍元総理 再登板待望論」(三宅久之)

安倍氏の寄稿に続いて三宅氏が安倍氏再登板を待望している。

「菅直人という人は総理大臣としては史上最低」
「政権与党のトップとして、これほど無能な人はいない」
「自分の権限や立場を脅かしそうな可能性のある人物をすべて排除しようとするタイプの政治家」


とこき下ろし、「自民党と違って民主党は代表解任の規定がない」から居座ることが可能と指摘。

「岡田幹事長自身が17年前の自民党時代、自民党所属のまま、野党が出した宮澤内閣不信任案に賛成している」

横粂議員が不信任案に賛成すると宣言したら、岡田氏は離党せよと迫ったが、よく言えたものだ。
新聞記事に基づいて質問するなと国会で怒った仙石氏自身が野党時代に新聞記事に基づいて質問していたなど、民主党にはこういう恥知らずが多すぎる。
民主党の阿呆な話はさておいて、三宅氏は次のリーダーは民主党には居ないと断じている。

「自民の谷垣総裁も、残念ながらそれを託すには頼りない」

私はこういう時であれば、いやこういう時だからこそ、今一度、安倍晋三元総理に再登板して欲しいと思っている。安倍元総理は残念な形で退陣しましたが、その志は大きく買っている。戦後初の教育基本法改正、憲法改正の前提となる国民投票法の制定、防衛庁の防衛省格上げなど、短いなかでも一内閣でひとつできればいいというくらいの大きなことをいくつもやりとげている」

体調が回復したというから国難の今だからこそぜひとも彼のリーダーシップに期待したいとエールを送っている。

総理退陣の裏側にも触れたうえで・・・

「今、日本をなんとかしたいという高い志を感じる政治家は、安倍元総理のほかに見あたりません」

「私の主観だが、
下村博文、衛藤晟一、高市早苗、稲田朋美といったメンバーは中核となってくれるのではないでしょうか。山本一太、世耕弘成らも参加するでしようが、彼らだけが旗を振るという形ではないほうがいい。
今すぐに菅総理を引きずり降ろすことだけわ考えるより、国難の時代だからこそ、こうした動きを少しずつ外側から強化することで、民主党政権に揺さぶりをかける。
私も政治記者、政治評論家の『最後の仕事』として『安倍再生プロジェクト』の陰の後見人になれれば、と願っている。政権実現までを見届けることができなくても、少なくとも、日本の未来に貢献できることだと信じています


ご意見番の三宅大老を後見人とした安倍内閣の再来に期待したい。


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