2010.04.01 (Thu)
墓穴を掘った鳩山首相
TBSとテレ朝は鳩山首相に軍配
31日、鳩山政権発足後二度目の党首討論が国会で行われた。
自民党の谷垣総裁は前回の不評を挽回すべく必死の面持ちで鳩山首相に迫ったが、野党にしてはお公家さんのようにまだまだ上品過ぎた。
ただ、鳩山首相から「腹案がある」という苦し紛れの妄言を引き出し、5月に決着しなければ辞職か解散をせよ迫った点は評価する。
鳩山首相は「腹案がある」と如何にも余裕があるように見せたが、これで墓穴を掘った。
一方、谷垣氏は鳩山首相が質問にいったん答えた後に、もう一度質問してくれと言われ、素直に質問を繰り返してしまい、素直すぎてこりゃダメだと思った。平時ならいいが乱世の時代には向かない総裁である。
ディベートの専門家も同じポイントを突いていた。
TBSは党首討論を意図的に編集して鳩山首相に塩を送った。
TBS「みのもんた朝スバッ!」(2010/4/1)
コメンテーター達は「谷垣総裁は必死の形相で同情してしまう」と揶揄して笑い合っていた。
鳩山首相
「13年かかって現行案でほぼ決まりかけていたとおっしゃるけれど、辺野古の海に杭一つ打てなかったじゃありませんか」
民主党席から「そうだ!」の声と拍手。
これに対し、谷垣総裁の次の応答は見事にカットされていた。
谷垣総裁
「くい1つ打てなかったじゃないかとおっしゃいますがね、環境アセスメントが終わらなきゃできませんよ。これは環境アセスメントはもう終わるところだったんですよ。何をおっしゃいますか。まったくそこの事実認識がゆがんでいますよ」
杭一つ打てなかったという鳩山首相の明らかに予め用意されたセリフを聞いて・・・
みのもんた
「こう言われる弱みが自民党にはあるわね。うーん」
日本政府もアメリカも地元も合意した現行案のどこがいけないのか民主党はまったく明らかにしていない。
かつて小沢幹事長が辺野古の青い海を見て「こんなきれいな海を基地にしてはいけない」と言ったシーンがテレビで放映されたのを記憶しているが、それだけである。
自民党も谷垣自民党も谷垣総裁もなぜそこを突かないのか。
だから鳥越俊太郎氏のような鳩山首相を擁護したいばかりのピンぼけコメントが出る。
テレ朝「スーパーモーニング」(同上)
"がけっぷち"党首討論の軍配
谷垣総裁VS鳩山首相
鳥越俊太郎
「谷垣さんも普天間を言うんだったら、自分達は具体的にはここがこうだと、ここがいいと思ってるという具体論を出してそれをぶっつけて鳩山さんに迫ると。そうすると鳩山さんが具体的に言わなきゃいけない。そういうのが討論だと思うんだけど、相手のあら探しばっかりやってるのは討論じゃないと思うんですよね」
鳥越氏は自民党が現行案を纏めたものを理由もなく民主党が反故にしたことをお忘れか。
現行案以外にここがいいと谷垣総裁が言い出したらそれこそおかしいではないか。
鳥越俊太郎
「ついこの間まで政権に居た自民党が野党に下るとああいう風な事しか言えないのかとすごく情けないなと。つまり、人の揚げ足取り、欠点探ししか言えないのかと。具体的な政策論を全然出せない」
鳥越氏は「情けない」を連発していたが、与党の政策の弱点・欠点を野党が指摘するのがなぜそれほどまでに「情けない」のか分からない。
かつての野党・民主党はそれ以上に揚げ足取りをしていたが、その時は鳥越センセのこのようなコメントは一度も耳にしたことがないのは不思議である。
テレ朝「ワイド!スクランブル」(同上)
余談ながらネットで有名な「テキサス親父」をテレ朝が紹介していた。
シー・シェパードに対して弱腰な日本を叱咤激励していたのが印象に残っているが、今回のトヨタバッシングでもリコール件数はトヨタが一番少ないとデータを使って日本を擁護し、オバマ民主党政権は自動車労組から献金を受けているからだと指摘していた。
テキサス親父はかつて日本もバッシングしていたが、日本人の美徳を知り日本の歴史や文化を学び日本ファンになったと言う。
川松真一朗レポーター
「川村さん、歴史を遡ると、日本の文化に心を打たれた外国の方というのはいますけれどねえ」
川村晃司
「そうですね。ただ、テキサス親父さんのこれからの展望をオバマ政権の中で生かしてもらいたいなあという感じがしますよね」
それを言うなら共和党だろう。日米ともに民主党では立ち行かない。
このテキサス親父は今月中に「テキサス親父演説集」を出版し、来日するらしい。
「ちやっかりしてる」とコメンテーターたち。
川松レポーター
「でも彼の話を聞きますと、日本の文化、日本の素晴らしさという事ですから、まだまだ日本捨てたもんじゃありません。頑張っていきましょう!」
レポーターは本人と会って日本の歴史や文化に詳しいと驚いていた。
テキサス親父は日本人の忘れた日本人の魂みたいなものを持っていると思う。
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31日、鳩山政権発足後二度目の党首討論が国会で行われた。
自民党の谷垣総裁は前回の不評を挽回すべく必死の面持ちで鳩山首相に迫ったが、野党にしてはお公家さんのようにまだまだ上品過ぎた。
ただ、鳩山首相から「腹案がある」という苦し紛れの妄言を引き出し、5月に決着しなければ辞職か解散をせよ迫った点は評価する。
鳩山首相は「腹案がある」と如何にも余裕があるように見せたが、これで墓穴を掘った。
一方、谷垣氏は鳩山首相が質問にいったん答えた後に、もう一度質問してくれと言われ、素直に質問を繰り返してしまい、素直すぎてこりゃダメだと思った。平時ならいいが乱世の時代には向かない総裁である。
ディベートの専門家も同じポイントを突いていた。
TBSは党首討論を意図的に編集して鳩山首相に塩を送った。
TBS「みのもんた朝スバッ!」(2010/4/1)
コメンテーター達は「谷垣総裁は必死の形相で同情してしまう」と揶揄して笑い合っていた。
鳩山首相
「13年かかって現行案でほぼ決まりかけていたとおっしゃるけれど、辺野古の海に杭一つ打てなかったじゃありませんか」
民主党席から「そうだ!」の声と拍手。
これに対し、谷垣総裁の次の応答は見事にカットされていた。
谷垣総裁
「くい1つ打てなかったじゃないかとおっしゃいますがね、環境アセスメントが終わらなきゃできませんよ。これは環境アセスメントはもう終わるところだったんですよ。何をおっしゃいますか。まったくそこの事実認識がゆがんでいますよ」
杭一つ打てなかったという鳩山首相の明らかに予め用意されたセリフを聞いて・・・
みのもんた
「こう言われる弱みが自民党にはあるわね。うーん」
日本政府もアメリカも地元も合意した現行案のどこがいけないのか民主党はまったく明らかにしていない。
かつて小沢幹事長が辺野古の青い海を見て「こんなきれいな海を基地にしてはいけない」と言ったシーンがテレビで放映されたのを記憶しているが、それだけである。
自民党も谷垣自民党も谷垣総裁もなぜそこを突かないのか。
だから鳥越俊太郎氏のような鳩山首相を擁護したいばかりのピンぼけコメントが出る。
テレ朝「スーパーモーニング」(同上)
"がけっぷち"党首討論の軍配
谷垣総裁VS鳩山首相
鳥越俊太郎
「谷垣さんも普天間を言うんだったら、自分達は具体的にはここがこうだと、ここがいいと思ってるという具体論を出してそれをぶっつけて鳩山さんに迫ると。そうすると鳩山さんが具体的に言わなきゃいけない。そういうのが討論だと思うんだけど、相手のあら探しばっかりやってるのは討論じゃないと思うんですよね」
鳥越氏は自民党が現行案を纏めたものを理由もなく民主党が反故にしたことをお忘れか。
現行案以外にここがいいと谷垣総裁が言い出したらそれこそおかしいではないか。
鳥越俊太郎
「ついこの間まで政権に居た自民党が野党に下るとああいう風な事しか言えないのかとすごく情けないなと。つまり、人の揚げ足取り、欠点探ししか言えないのかと。具体的な政策論を全然出せない」
鳥越氏は「情けない」を連発していたが、与党の政策の弱点・欠点を野党が指摘するのがなぜそれほどまでに「情けない」のか分からない。
かつての野党・民主党はそれ以上に揚げ足取りをしていたが、その時は鳥越センセのこのようなコメントは一度も耳にしたことがないのは不思議である。
テレ朝「ワイド!スクランブル」(同上)
余談ながらネットで有名な「テキサス親父」をテレ朝が紹介していた。
シー・シェパードに対して弱腰な日本を叱咤激励していたのが印象に残っているが、今回のトヨタバッシングでもリコール件数はトヨタが一番少ないとデータを使って日本を擁護し、オバマ民主党政権は自動車労組から献金を受けているからだと指摘していた。
テキサス親父はかつて日本もバッシングしていたが、日本人の美徳を知り日本の歴史や文化を学び日本ファンになったと言う。
川松真一朗レポーター
「川村さん、歴史を遡ると、日本の文化に心を打たれた外国の方というのはいますけれどねえ」
川村晃司
「そうですね。ただ、テキサス親父さんのこれからの展望をオバマ政権の中で生かしてもらいたいなあという感じがしますよね」
それを言うなら共和党だろう。日米ともに民主党では立ち行かない。
このテキサス親父は今月中に「テキサス親父演説集」を出版し、来日するらしい。
「ちやっかりしてる」とコメンテーターたち。
川松レポーター
「でも彼の話を聞きますと、日本の文化、日本の素晴らしさという事ですから、まだまだ日本捨てたもんじゃありません。頑張っていきましょう!」
レポーターは本人と会って日本の歴史や文化に詳しいと驚いていた。
テキサス親父は日本人の忘れた日本人の魂みたいなものを持っていると思う。
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