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2010.01.05 (Tue)


日本の危機迫る2010年

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SAPIO新春特大号より

SAPIO新春特大号は『日本人よ、次の10年をこう行き抜け」と題して安倍晋三、櫻井よしこ、金美齢、石原慎太郎、ダライラマ14世など各氏のエッセーやインタビュー記事が載っていて読みどころ満載である。
以下、その本の一部をご紹介する。

●強い国であってこそ、誇れる国であれる。それを担えるのは保守だけだ。
安倍晋三(インタビュー)


先の衆院選で自民党は6割の議席を失ったが票差で言えば少ない。

安倍
「これが小選挙区制というものです。今の自民党は実際に失った支持以上に、大敗を喫したと誤認して意気消沈、腰が抜けて慌てふためいている気がしますね」


安倍政権の参院選は安全保障や憲法改正を掲げて戦ったが議席を大幅に減らしたではないかとの質問に・・・

安倍
「それは違います。憲法改正をもっと前面に出すべきでした。むしろその点を反省しています。総選挙でも民主党の『生活が第一』という土俵にのっかってしまったことがいけなかった」


安倍氏は今回の選挙で外交、安全保障、教育にテーマを絞って有権者に支持を訴え、65%の得票率となり、対民主党候補の中の最高の得票率だったという。
選挙区だけからではなく全国から日本を明日を憂う激励の手紙が安倍氏のもとに大量に届いているという。その90%が20代、30代の若い世代だという。頼もしい限りである。

安倍
「江藤淳さんは、保守とは感性だ、と仰っていましたが、保守の人達の間で、『何かおかかしい』『どうも国が変な方向に進んでいる』という直感的な危機感が広まっているのではないでしょうか」


感性だけが頼りのPonkoには心強い言葉だ。
安倍氏は経済の重要性についても語り、規律を守りながら市場主義に軸足を置き小さな政府を目指すという。社会保障制度を守りながらもある程度自立を促す。日本は農耕民族であり、一部の勝者が全てを取ってしまい後はチャリティに頼るというアメリカ的な思想は日本になじまない。経済のルールについては政府が介入することは絶対あってはならないという。
中川昭一氏の死を悼みつつ、選挙後、眞・保守政策研究会の会長を頼まれたが固辞したこと、中川氏亡き後平沼赳夫氏の勧めで会長を引き受けたとその経緯を語った。
永住外国人の地方参政権付与に執行部が反対しない場合は積極的に意思表示をするという。総選挙前に麻生政権を批判して自分だけ助かろうする議員も居たが、それこそが自民党が有権者の支持を失った原因だと指摘する。まさに同感である。
イギリスのサッチャーが労働党に似ていた保守党の政策を保守主義重視へと大転換したように、党内議論を恐れず党としてまとめていくという。
安倍氏はその温厚な言動からややもすると弱気な印象を持たれているが、実は中味は鋼のような硬い意志の持ち主である。
持病も完治したという安倍氏に期待したい。

●鳩山首相よ、あなたは「友愛の海」に浮かぶ尖閣諸島を軍拡大国・中国に手放すおつもりですか
櫻井よしこ


「東アジア共同体」はそもそも中国がアジアでの覇権握るために言い出したことであり、当時の自民党は危機感を抱いてインド、オーストラリア、ニュージーランドを巻き込んで16カ国の共同体を提案し、中国は猛烈に反対した。
中国への警戒心が強いASEAN諸国が日本案を支持し、中国は東アジア共同体に興味を失った。
さらに、中国はアメリカがステークホルダー(利害共有者)になるよう呼びかけた事を受けて方向転換した。
この2004-5年の経緯は少しでも外交に興味を持っている人は知っているはずである。

「鳩山首相はこうした過去の経緯さえ知らないのだろうか。中国を利し、日本の地位を危うくするだけの東アジア共同体をわざわざ言い出したこと自体、氏の外交および安全保障についての考えを疑うものである。一方米国に対しては同盟国とは言えない冷たい態度を取り続けている・・・」

インド洋上の給油活動中止、普天間基地移設問題で日米同盟は危機に瀕している。

ジェームズ・アワー氏は「日本はirrelevantな(仲間になろうししない)国だ」という。
だからアメリカはアジアについては中国と直接協議して全てを決めていくしかないと考え始めている。

ジェームズ・アワー
「米国は中国との経済協力の重要性を十分に承知しているが、同時に中国の正体も明確に認識している」


日本は金儲けに目が眩み、中国の正体に気づいていない。
中国の軍事費は21年間、毎年2桁の伸び率を示し10年後には150兆円に達し日本の30倍になる。一方、日本は民主党の事業仕分けで自衛隊員の現状維持のための欠員補充予算すら削減された。

「中国の日本制圧の意欲は、日本人の想像を超えるものだ。軍事的にも、文化的にも、経済的にも日本を事実上の隷属関係の中において従わせようと考えている見るべきだ」

「同盟国である米国との距離は広がり、中国との距離は隷属という意味のおいて縮まる。2010年、民主党政権の下で日本の危機がますます深まることを、国民は警戒しなければならない」

●日本国の恩恵と保護に感謝しつつ、2009年9月、私は日本人になった
金美齢


昨年9月に日本に帰化した金美齢さんは、日本人に「確固たる国家観で中国に立ち向かえ」と檄を飛ばしている。
彼女が台湾人を辞める決意をしたのは、祖国台湾が馬英九政権になって中国に併合されることが必至になったからである。

「台湾が中国というブラックホールに呑み込まれ、台湾海峡が中国の内海になる日は近いでしょう」

「中国というブラックホールはすでに日本に狙いを定めています。アメとムチを巧妙に使い分け、台湾にしたように、日本を取り込もうとするはずです。にもかかわらず日本は中国人に対して甘い幻想を抱いています。『友愛』を掲げて中国に擦り寄る民主党の鳩山政権の誕生は、日本にとってかつてない国難と言えます」


中国の恐ろしさを体験し、祖国を失った金さんならではの悲痛な警告である。

「中国に対して、日本人は確固たる国家観と歴史観を持たなければ台湾と同じ運命を歩むことになります。国家観という言葉がピンとこないならば、『日本国』のパスポートをイメージすればいいでしょう」


日本人のパスポートはビザ無しにほとんどの国に行く事ができ、高い信用を勝ち得ている。これは先人の努力の末に築いたものであり、国家の恩恵と保護を理解できない日本人はパスポートを持つ資格は無いと切り捨てている。
金さんには日本と台湾の2つの祖国があるが、日本と台湾が戦争になれば日本の側に立つという。
「尖閣諸島はどこの国の領土か」と聞かれたら、間髪を入れず『日本の領土』と答えるという。

「私はもう一つの祖国まで失うわけにはいかないのです」

外国人参政権が問題になっている。民主党は今年中に法案を通そうとている。
参政権を得た在日外国人は祖国が日本と戦争になればどちらの側に立つのだろう。
尖閣諸島や竹島を日本の領土だというだろうか。

日本に危機が迫る2010年、夏の参院選が分岐点になる。


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テーマ : 民主党 - ジャンル : 政治・経済

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*Comment

いつも政談拝読しています。
安倍氏は「美しい国」を標榜して期待しましたが、偽善でしょう。
取り巻きが悪かったのかも知れませんが。
村山談話、河野談話を踏襲し、靖国も参拝できませんでした。慰安婦問題もアメリカに行って必要のない謝罪をやってしましました。あんなにがっかりしたことはありません。
反省の弁は聞かれますが、政治家は「武士に二言はない」でなければいけません。祖父の岸信介は「感性」だけではなかったと思います。命がけで安保を批准し、その後日本経済発展に導きました。
今度は脇役に徹してもらいたいと思います。
壱老 |  2010.01.06(Wed) 13:13 |  URL |  【コメント編集】

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