2009.10.22 (Thu)
社会主義になつた日本
正論11月号
社会主義になった日本
正論11月号は「総力特集 社会党なき社会党の時代」と題して民主党政権の問題点にメスを当てている。
選挙をする前からすべて分かっていたことだが、政権交代後わずか一ヶ月の間にそれが次々と証明されて行く。
渡部昇一氏の巻頭言の副題は・・・
「自民党は対立軸を失ったがゆえに斃れた。鳩山政権の本質とは何か。近代以後の日本を蝕み続けたマルクス主義との闘いは終っていない」
とあり、この一言が自民党の敗因と鳩山政権の問題点のすべてを語っている。
要約すれば・・・
なぜ「社会党無き社会党」というのか。
それは旧社会党の残党らのサヨクが新政権を牛耳っているからである。
平野博文官房長官、川端達夫文科相らは有力労組出身。
赤松広隆農水相、千葉景子法相、仙石由人行政刷新担当相は旧社会党出身。
福島瑞穂消費者・少子化担当相は社会党の恒例たる社民党党首である。
つまり、自社さ連立による村山富市内閣依頼、ふたたび左翼勢力が日本を舵取りすることになったわけである。
これらの民主党左派の主張は巧みにマニフェストから隠され国民の目を欺いた。
「国民の生活が第一」などというのは真っ赤な嘘で、国民よりも労組が第一なのである。その証拠に政権誕生後、鳩山首相が真っ先に会ったのは民主党最大の支持団体、連合(日本労働組合総連合会)の幹部だった。
長妻昭厚労相が追求した年金問題も実は連合傘下の自治労が牛耳る社会保険庁の杜撰な管理によるものである。そんな彼等に民主党はさらなる権利(公務員の団体交渉権、争議権)を付与しようとしている。
夫婦別姓、婚外子の相続差別撤廃、再婚禁止期間を100日に短縮などの民法改悪は家族制度を破壊するものであり、マルクス主義の基本中の基本である。
自民党が大敗したのは国家観や歴史観、国家戦略、安全保障という対立軸を選挙の大きな争点にすべきだったのにその対決を回避し「サービス合戦」に終始したからである。
(麻生元首相は党首討論で争点にしようとしたが時既に遅く、マスコミも争点にすることを避けるようにしてネガティブキャンペーンだと自民党批判を展開したことも敗因であった)
田母神俊雄前航空幕僚長を「村山談話」に反するとして更迭し、安倍・福田・麻生と三代の首相が靖国参拝を見送ったことの影響を自民党は真摯に受け止めるべきである。
われわれはマルクス主義に勝ったと思っていたが、「人権」「人道」「平等」「環境」という一見善なる言葉の影に極左翼的価値観は浸透し、わが国を蝕んでいる。
ソ連は解体したが、マルクス主義は日本では優勢になってきているのである。
「セイフティネット」「弱者保護」「富の再配分」「格差の是正」・・・小泉改革を新自由主義というレッテルを張って根底から否定し、経済合理主義から共産主義社会にしようとしているのである。
宮崎哲弥が司会の産経新聞政治記者座談会「自民の死、民主の禍 再生のカギはただ一つ、それは保守理念の構築だ」は自民党の敗因や政界の裏話を知ることができて実に興味深い。
参院選の敗北を安倍路線や構造改革路線のせいにした守旧派が実権を握り逆行した。農村型の古い人たちの発言権が強くなったが農民と敵対する農協の喜ぶ政策を打ち出して農民は怒った。すると民主党は農家への個別所得補償制度を公約して農協と農民の間に楔を打ち込んだ。
自民党はばらまき合戦で負けた。絶対に負ける土俵に乗って勝負した。
安保、歴史認識、憲法、教育という保守的な部分を争点にすると自民党内が割れてしまうので出来なかった。
安倍政権の保守路線が国民に受けなかったという総括が自民党内でされた。
有権者の投票行動は以前のアナウンス効果とは逆のバンドワゴン効果が見られるようになった。
政治家に対して俳優としての才能を求めるようになった。
次の参院選は小泉張りのちょっと気の狂ったような総裁が参院のドン青木幹雄を切って全面候補者入れ替えるぐらいの事をしないと絶対に勝てない。
鳩山政権は短命に終る。
宮崎
「鳩山政権は長期政権になると思いますか?」
記者B
「私はあんまり続かないと思います。あの故人献金問題はそんななめた話では絶対無いですから」
記者C
「私もそう思う」
記者A
「鳩山さんは追い込まれて来年の春までに辞めるんじゃないかと」
そうあって欲しいものである。
ただし総理を盥回しにして4年間凌ぐという見方もある。
日本の政界の裏話だけではなく、給油中止などで日本の国際的地位は低下するという話題にも及ぶ。
詳細は「正論」をお買い求めの上じっくりとお読みください。
ランキングへのご支援をお願いします。
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社会主義になった日本
正論11月号は「総力特集 社会党なき社会党の時代」と題して民主党政権の問題点にメスを当てている。
選挙をする前からすべて分かっていたことだが、政権交代後わずか一ヶ月の間にそれが次々と証明されて行く。
渡部昇一氏の巻頭言の副題は・・・
「自民党は対立軸を失ったがゆえに斃れた。鳩山政権の本質とは何か。近代以後の日本を蝕み続けたマルクス主義との闘いは終っていない」
とあり、この一言が自民党の敗因と鳩山政権の問題点のすべてを語っている。
要約すれば・・・
なぜ「社会党無き社会党」というのか。
それは旧社会党の残党らのサヨクが新政権を牛耳っているからである。
平野博文官房長官、川端達夫文科相らは有力労組出身。
赤松広隆農水相、千葉景子法相、仙石由人行政刷新担当相は旧社会党出身。
福島瑞穂消費者・少子化担当相は社会党の恒例たる社民党党首である。
つまり、自社さ連立による村山富市内閣依頼、ふたたび左翼勢力が日本を舵取りすることになったわけである。
これらの民主党左派の主張は巧みにマニフェストから隠され国民の目を欺いた。
「国民の生活が第一」などというのは真っ赤な嘘で、国民よりも労組が第一なのである。その証拠に政権誕生後、鳩山首相が真っ先に会ったのは民主党最大の支持団体、連合(日本労働組合総連合会)の幹部だった。
長妻昭厚労相が追求した年金問題も実は連合傘下の自治労が牛耳る社会保険庁の杜撰な管理によるものである。そんな彼等に民主党はさらなる権利(公務員の団体交渉権、争議権)を付与しようとしている。
夫婦別姓、婚外子の相続差別撤廃、再婚禁止期間を100日に短縮などの民法改悪は家族制度を破壊するものであり、マルクス主義の基本中の基本である。
自民党が大敗したのは国家観や歴史観、国家戦略、安全保障という対立軸を選挙の大きな争点にすべきだったのにその対決を回避し「サービス合戦」に終始したからである。
(麻生元首相は党首討論で争点にしようとしたが時既に遅く、マスコミも争点にすることを避けるようにしてネガティブキャンペーンだと自民党批判を展開したことも敗因であった)
田母神俊雄前航空幕僚長を「村山談話」に反するとして更迭し、安倍・福田・麻生と三代の首相が靖国参拝を見送ったことの影響を自民党は真摯に受け止めるべきである。
われわれはマルクス主義に勝ったと思っていたが、「人権」「人道」「平等」「環境」という一見善なる言葉の影に極左翼的価値観は浸透し、わが国を蝕んでいる。
ソ連は解体したが、マルクス主義は日本では優勢になってきているのである。
「セイフティネット」「弱者保護」「富の再配分」「格差の是正」・・・小泉改革を新自由主義というレッテルを張って根底から否定し、経済合理主義から共産主義社会にしようとしているのである。
宮崎哲弥が司会の産経新聞政治記者座談会「自民の死、民主の禍 再生のカギはただ一つ、それは保守理念の構築だ」は自民党の敗因や政界の裏話を知ることができて実に興味深い。
参院選の敗北を安倍路線や構造改革路線のせいにした守旧派が実権を握り逆行した。農村型の古い人たちの発言権が強くなったが農民と敵対する農協の喜ぶ政策を打ち出して農民は怒った。すると民主党は農家への個別所得補償制度を公約して農協と農民の間に楔を打ち込んだ。
自民党はばらまき合戦で負けた。絶対に負ける土俵に乗って勝負した。
安保、歴史認識、憲法、教育という保守的な部分を争点にすると自民党内が割れてしまうので出来なかった。
安倍政権の保守路線が国民に受けなかったという総括が自民党内でされた。
有権者の投票行動は以前のアナウンス効果とは逆のバンドワゴン効果が見られるようになった。
政治家に対して俳優としての才能を求めるようになった。
次の参院選は小泉張りのちょっと気の狂ったような総裁が参院のドン青木幹雄を切って全面候補者入れ替えるぐらいの事をしないと絶対に勝てない。
鳩山政権は短命に終る。
宮崎
「鳩山政権は長期政権になると思いますか?」
記者B
「私はあんまり続かないと思います。あの故人献金問題はそんななめた話では絶対無いですから」
記者C
「私もそう思う」
記者A
「鳩山さんは追い込まれて来年の春までに辞めるんじゃないかと」
そうあって欲しいものである。
ただし総理を盥回しにして4年間凌ぐという見方もある。
日本の政界の裏話だけではなく、給油中止などで日本の国際的地位は低下するという話題にも及ぶ。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
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