2009.09.20 (Sun)
民主党ヨイショのフジTV
小沢と鳩山の「権力の二重構造」はない?!
テレビ各局は鳩山新政権への祝辞に溢れている。
結構な事である。支持母体としては当然の行いである。
昨日のフジテレビ「とくダネ!」は小沢氏は変わった。小沢・鳩山の確執や権力の二重構造などあり得ないと全面的にバックアップ。
ちょっと甘いんじゃないのと笑いを噛みしめてしまう。
フジテレビ系の産経新聞一面は「小沢シフト強化」(9/11)「無視できぬ『小沢』」(9/16)「それでも『小鳩関係が心配だ」(9/17 乾正人政治部長)と120人の小沢チルドレンを輩出(?)した小沢幹事長の隠然たる権力を指摘しているというのに。
フジテレビ「とくダネ!」(2009/9/17)
小倉智昭
「長妻さんとか原口さんとか、論客がこれから大臣としてどうやって行くか楽しみだなあ!」
長谷川豊(レポーター)
「楽しみでもありますよね。仙石さんもそうですけど」
岩上安身(ノンフィクション作家)
「小沢一郎さんは(組閣で)ごり押しをしたわけではない。岡田さんと小沢さんの折り合いが悪いとか、それで岡田さんはずしをしたんじゃないかと、まあとにかくいろんな噂は流れたが、言うほど小沢さんが組閣に当って自分のしたいように恣意的にやったとは見えない」
今回の組閣は来年の参院選を睨んで小沢氏の息の掛かった参議院議員を入れたとも言われている。
小倉
「だって、藤井大臣は小沢一郎さんが反対してるとまことしやかに言われてましたもんね」
藤井大臣は政界引退宣言をしたというのに、財務を取り仕切ることの出来る民主党議員が一人も居ないというお粗末さで、拾い上げたというのが真相だ。
藤井裕久財務大臣
「マニフェストそのものを忠実に実行することに尽きる」
と自縄自縛になりかねない発言をしている。
今後、現実の壁にぶち当たってマニフェストがなし崩し的に変更された時にこの藤井発言は思い出すことにしよう。
小倉の「小沢の藤井大臣反対の噂」発言に対して・・・
角谷浩一(政治評論家)
「そんな事はなかった。ちゃんと調整ができている。外でいろいろ言わせるようにしていた向きもある」
長谷川
「小沢さんの影響力だとかに二重行動だとだというのは、多分昔の小沢さんの印象を持っている人達が書いているのではないか。取材でも小沢さんと鳩山さんの関係は非常に良いという声しか出てこない。他の議員は見ているだけなのに、羽田孜さんにスッと手を出して肩を持ったのは小沢さんですよ。やっぱり昔とはちょっと変わった。拍手が起きた」
ご老体の羽田元首相が首班指名で投票するために階段を上がった時に支えたというシーンである。
角谷
「小沢さんのダーティなイメージを持った若い一年生議員は、ああこういう人なんだなというのを目の当たりにした」
政治家のパフォーマンスには常に打算が働いている。
小沢氏が打算で行動したとは言わないが、マスコミのあまりの単純さにあきれてしまう。
そういえしば一時よく言われていた「小沢傀儡政権」という言葉がいつしかピッタリと止んで聞こえなくなった。
時の権力に阿るようになってはジャーナリズムもおしまいである。
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結構な事である。支持母体としては当然の行いである。
昨日のフジテレビ「とくダネ!」は小沢氏は変わった。小沢・鳩山の確執や権力の二重構造などあり得ないと全面的にバックアップ。
ちょっと甘いんじゃないのと笑いを噛みしめてしまう。
フジテレビ系の産経新聞一面は「小沢シフト強化」(9/11)「無視できぬ『小沢』」(9/16)「それでも『小鳩関係が心配だ」(9/17 乾正人政治部長)と120人の小沢チルドレンを輩出(?)した小沢幹事長の隠然たる権力を指摘しているというのに。
フジテレビ「とくダネ!」(2009/9/17)
小倉智昭
「長妻さんとか原口さんとか、論客がこれから大臣としてどうやって行くか楽しみだなあ!」
長谷川豊(レポーター)
「楽しみでもありますよね。仙石さんもそうですけど」
岩上安身(ノンフィクション作家)
「小沢一郎さんは(組閣で)ごり押しをしたわけではない。岡田さんと小沢さんの折り合いが悪いとか、それで岡田さんはずしをしたんじゃないかと、まあとにかくいろんな噂は流れたが、言うほど小沢さんが組閣に当って自分のしたいように恣意的にやったとは見えない」
今回の組閣は来年の参院選を睨んで小沢氏の息の掛かった参議院議員を入れたとも言われている。
小倉
「だって、藤井大臣は小沢一郎さんが反対してるとまことしやかに言われてましたもんね」
藤井大臣は政界引退宣言をしたというのに、財務を取り仕切ることの出来る民主党議員が一人も居ないというお粗末さで、拾い上げたというのが真相だ。
藤井裕久財務大臣
「マニフェストそのものを忠実に実行することに尽きる」
と自縄自縛になりかねない発言をしている。
今後、現実の壁にぶち当たってマニフェストがなし崩し的に変更された時にこの藤井発言は思い出すことにしよう。
小倉の「小沢の藤井大臣反対の噂」発言に対して・・・
角谷浩一(政治評論家)
「そんな事はなかった。ちゃんと調整ができている。外でいろいろ言わせるようにしていた向きもある」
長谷川
「小沢さんの影響力だとかに二重行動だとだというのは、多分昔の小沢さんの印象を持っている人達が書いているのではないか。取材でも小沢さんと鳩山さんの関係は非常に良いという声しか出てこない。他の議員は見ているだけなのに、羽田孜さんにスッと手を出して肩を持ったのは小沢さんですよ。やっぱり昔とはちょっと変わった。拍手が起きた」
ご老体の羽田元首相が首班指名で投票するために階段を上がった時に支えたというシーンである。
角谷
「小沢さんのダーティなイメージを持った若い一年生議員は、ああこういう人なんだなというのを目の当たりにした」
政治家のパフォーマンスには常に打算が働いている。
小沢氏が打算で行動したとは言わないが、マスコミのあまりの単純さにあきれてしまう。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
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