2009.09.08 (Tue)
サルでもわかる(続き)
真の平和はバランス・オブ・パワーで成立する
国防には2つの方法があると田母神氏は説く。
ひとつはアメリカなどの覇権国に依存する方法。もうひとつは自立して国を護る方法。
前者は戦力も経費も少なくて済むが独立国としては自立する方向に近づくべくきだという。
そのためには・・・
①総理の下に各省庁を横断した極秘の戦略本部を作り、軍事分析から外交戦略を練る。
②非核三原則の「持ち込ませず」を削る。
③武器輸出三原則は「共産圏諸国および国際紛争の当事国、またはその恐れの国に限定する(1967年の佐藤栄作内閣時代の三原則に戻す)
④専守防衛を止める。
⑤集団的自衛権は行使する。
⑥NTP体制からの脱退
ところが民主党政権になれば、このすべてが御破算になる。
「中国の野心を封じるには南西諸島の自衛隊基地建設が必要であり、政府は次期中期防衛計画に「陸自60名ほどを与那国島に配置すると7月7日に報道されたが、選挙の結果、民主党が政権を取ったらどうなるか分からない」
本書が書かれた時は選挙前だった。
選挙で大勝した民主党は「防衛大綱」の改定すら来年に先送りするという。
国防意識がゼロなのだ。
「尖閣諸島問題とうのは単なる資源争奪だけの問題ではありません。すぐれた軍事問題なのです。そいて軍事的平和は、唯一、対峙する二国の軍事バランスの上に成立します。逆に言えば、腰の引けた対応が、戦争を誘発するのです。入り口できちっと対応しておけば、戦争にならないということです」
よく引き合いに出されるチェンバレン英国首相の宥和政策がヒトラーの第二次世界大戦を誘発したという歴史的事実がそれを証明している。
諸国の平和を愛する気持ちを信頼して戦争することを一切放棄すると宣言した日本国憲法がいかにバカげたものか。
現在の緊迫した国際事情にそぐわないものか。
お花畑で遊ぶ左翼平和主義者たちは「真の平和」とは何か思いを致すべきである。
ランキングへのご支援をお願いします。
****↓

国防には2つの方法があると田母神氏は説く。
ひとつはアメリカなどの覇権国に依存する方法。もうひとつは自立して国を護る方法。
前者は戦力も経費も少なくて済むが独立国としては自立する方向に近づくべくきだという。
そのためには・・・
①総理の下に各省庁を横断した極秘の戦略本部を作り、軍事分析から外交戦略を練る。
②非核三原則の「持ち込ませず」を削る。
③武器輸出三原則は「共産圏諸国および国際紛争の当事国、またはその恐れの国に限定する(1967年の佐藤栄作内閣時代の三原則に戻す)
④専守防衛を止める。
⑤集団的自衛権は行使する。
⑥NTP体制からの脱退
ところが民主党政権になれば、このすべてが御破算になる。
「中国の野心を封じるには南西諸島の自衛隊基地建設が必要であり、政府は次期中期防衛計画に「陸自60名ほどを与那国島に配置すると7月7日に報道されたが、選挙の結果、民主党が政権を取ったらどうなるか分からない」
本書が書かれた時は選挙前だった。
選挙で大勝した民主党は「防衛大綱」の改定すら来年に先送りするという。
国防意識がゼロなのだ。
「尖閣諸島問題とうのは単なる資源争奪だけの問題ではありません。すぐれた軍事問題なのです。そいて軍事的平和は、唯一、対峙する二国の軍事バランスの上に成立します。逆に言えば、腰の引けた対応が、戦争を誘発するのです。入り口できちっと対応しておけば、戦争にならないということです」
よく引き合いに出されるチェンバレン英国首相の宥和政策がヒトラーの第二次世界大戦を誘発したという歴史的事実がそれを証明している。
諸国の平和を愛する気持ちを信頼して戦争することを一切放棄すると宣言した日本国憲法がいかにバカげたものか。
現在の緊迫した国際事情にそぐわないものか。
お花畑で遊ぶ左翼平和主義者たちは「真の平和」とは何か思いを致すべきである。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
北朝鮮がどういう理由で日本に核をぶち込むのでしょう。経済、通信等のライフラインが密集している首都に核を打ち込めば日本は瞬時に殲滅します。人影もなく建物もなく、ただ死の荒野です。日本をそのようにして北朝鮮にはどんなメリットがあるのでしょう。工場を作るにしても放射能で汚染された土地は使い物になりません。労働力はどうするのでしょう。生産した商品は誰が買うのでしょう。日本という市場はもうなくなっているのです。こんな馬鹿げたことを北朝鮮がするとお思いですか。現代において戦争というものは60年前とまったく意味が異なっているのです。田母神論文は枯れ尾花を幽霊と思っておびえている感情的机上の空論でしかないのです。視野狭窄の軍人の陥るところです。国境がなくなり国家がなくなり地球一家という視点に立って物を考えねばいけない時代に入っているのです。核により地球が破壊されたら、それに変わる星は存在しないのです。このかけがえがないという視点がどうしてわからないのか不思議です。これを分かり合うために、とことん話し合うという自信に満ちた外交が必要なのではないでしょうか。自信のないものほど武器を持って喧嘩を売ってきます。いつから保守派は、その程度の軟弱者になったのでしょう。
夢追い人 |
2009.09.09(Wed) 18:34 | URL |
【コメント編集】
田母神さんの本の表紙を見てください。
「本当に怖いのは、北朝鮮ではなくて中国」
だと言ってるではないですか。東シナ海のガス田共同開発に合意しながら中国はその後の話し合いに応ぜず、独自に開発を進め、日本の度重なる警告にも関わらず、話し合いにも応ぜず武力で威嚇している。北朝鮮などに話をそせらないでこの中国とどう対峙すべきか貴君の考えを教示していただきたい。
「本当に怖いのは、北朝鮮ではなくて中国」
だと言ってるではないですか。東シナ海のガス田共同開発に合意しながら中国はその後の話し合いに応ぜず、独自に開発を進め、日本の度重なる警告にも関わらず、話し合いにも応ぜず武力で威嚇している。北朝鮮などに話をそせらないでこの中国とどう対峙すべきか貴君の考えを教示していただきたい。
Ponko |
2009.09.10(Thu) 17:12 | URL |
【コメント編集】
>>真の平和はバランス・オブ・パワー(力の均衡)」で保たれている。
<私的な見解>
確かに、現実の世界としてバランス・オブ・パワーでなければ通用しないと思います。
この世の中で、『武力を持たない』『核を持たない』と言っているなら、おめでたい国だな、とも思います。
もっとも、私は右寄りの人間なので、田母神氏や他の右寄りの方の意見には賛成すべき立場なのでしょう。
<<しかし>>
それが『真の』平和だとは、納得がいきません。
武力を持つということは、戦争が起こるリスクを常に背負うことだと思います。
武力を持つことで戦争が起こることを防げる、というのなら、なぜ過去に戦争が起こったのか説明できないと思いますし。
現時点で武力を持つことには賛成ですが、それを『真の』平和と呼ぶのは、さすがに人間性が冷たすぎです。
『真の』平和は、やはり全世界の武装解除。これに尽きると思います。
可能性は限りなく0に近いというのは分かります。
しかし、これを『真の』平和』と呼ぶべきです。
パワー・オブ・バランスを『真の』平和と呼ぼうとするのは、少し強引ではないでしょうか。
<私的な見解>
確かに、現実の世界としてバランス・オブ・パワーでなければ通用しないと思います。
この世の中で、『武力を持たない』『核を持たない』と言っているなら、おめでたい国だな、とも思います。
もっとも、私は右寄りの人間なので、田母神氏や他の右寄りの方の意見には賛成すべき立場なのでしょう。
<<しかし>>
それが『真の』平和だとは、納得がいきません。
武力を持つということは、戦争が起こるリスクを常に背負うことだと思います。
武力を持つことで戦争が起こることを防げる、というのなら、なぜ過去に戦争が起こったのか説明できないと思いますし。
現時点で武力を持つことには賛成ですが、それを『真の』平和と呼ぶのは、さすがに人間性が冷たすぎです。
『真の』平和は、やはり全世界の武装解除。これに尽きると思います。
可能性は限りなく0に近いというのは分かります。
しかし、これを『真の』平和』と呼ぶべきです。
パワー・オブ・バランスを『真の』平和と呼ぼうとするのは、少し強引ではないでしょうか。
やや右寄り |
2009.10.04(Sun) 16:56 | URL |
【コメント編集】
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