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2009.09.07 (Mon)


サルでもわかる日本核武装論

サルでも分かるサルでもわかる核武装論

中国の属国にならないために

懸賞論文に応募して最優秀賞を取ったばっかりに脚光を浴びて、正論にも関わらず幕僚長を解任(定年退職)された田母神俊雄元航空幕僚長の最新論文。
アマゾンに注文したが品切れで、昨日ようやく手に入った。
そのタイトル通りサルでも分かる日本の核武装論である。
100ページ足らずの小冊子で大きい字と行間だから一時間もかけないで読み切ることができる。
緊迫した東アジアの国際環境の中で、アメリカ、中国、北朝鮮とあるいは協調し、あるいは対峙して日本という国をどう護らなければならないかがよく分かる。

北朝鮮の核実験で麻生首相は制裁決議を求めたが、各国の反応は鈍く米中は日本に核武装を持たせないことで一致していた。3日後、読売と朝日は金総書記の後継者問題をー面トップに報じたが、これは「米中合作のディスインフォメーション(ニセ情報)」だと田母神氏は断定する。ひとつは日本人の反発の緩和、もうひとつは日本の世論沈静化の見極めと時間稼ぎだという。実際、後継者のお家騒動的ゴシップで「核問題を真摯に考える契機は失われた。
これと同じ世論誘導が今回の総選挙直前の執拗なまでの酒井法子麻薬事件の報道で見られた。自民VS民主の政策論争、民主党マニフェストの弱点が隠蔽されたのである。

閑話休題

敵基地攻撃論などしたら日本が孤立するという石破茂氏などは「米中国が泣いて喜びそうな」世論への恫喝だと斬る。正論である。
IAEAの事務総長に日本人が初めてなったと朝日新聞や外務省は喜んだが、日本に核武装させないためだと田母神氏は読む。私もそう読む。

北朝鮮の外交戦略は正しい。中国の毛沢東が人民がズボンを穿かなくても餓死しても核武装すると決意し実現させたのは有名な話だ。そのためにアメリカは台湾を見捨てて中国を安保理に招きいれ国交正常をした。
金正日はこの成功例を見ている。当然踏襲するであろう。

北の核武装は日本が核武装を準備する絶好の機会だった。ところが岡本行夫、森本敏、村田晃嗣らが反対し、腰を上げなかった政治家の責任は重い。

「外国は『さすが平和国家日本』等とリップサービスするでしょうが、腹の中ではせせら笑っていることでしょう」

オバマ大統領がプラハで「米国は核兵器を使ったことがある国として(核軍縮に向かって)行動する道義的責任がある」とリップサービスした事を左翼リベラルは鬼の首でも取ったように喜んではしゃいでいるが・・・

「つまり、真意は、この大不況ですから軍事費を少し減らそうと思っているだけです」

中国が毎年二桁の軍事費を増大しているのに対し、日本は予算を減らし続けている。
民主党と連立を組む社民党など大幅な軍事費縮小を唱えている。
しかし、真の平和はバランス・オブ・パワー(力の均衡)」で保たれている。

そして、氏の持論である核シェアリングを実現すべくアメリカと交渉を急げと結論付ける。
しかるに、民主党政権となった今は、非核三原則の堅持、平和憲法の死守と逆戻りして、日本はこの上なく危険な状態に晒されるに至った。


「サルでもわかる日本核武装論」
田母神俊雄元航空幕僚長 飛鳥新社 2009年8月 750円)


【目次】

①プロローグ いまこそ"国の護り"を

米中の真の懸念は北朝鮮より日本の核武装
奇怪な朝日・読売の報道合戦
おめでたい日本の政治家

②「北の核」に日本はどう備えるのか

北朝鮮の外交戦略は正しい
国際関係のなかの核武装戦略
自称「保守」論陣を疑う
日本の安全保障を真剣に考える政治家がいない
東京が核攻撃されたらどうなる?

③日米安保はどこまで信用できるか

「核の傘」は存在するのか
アメリカの「核の傘」はすでに変質した
「抑止」と「対処」は異なる
北のミサイルは断固鍵両一せよ!
敵基地攻撃能力が必要だ
国益はどこにあるのか?

④中国の核にどう対処するのか

憲法はもう破綻している
覇権国家・中国が狙っているもの
通常兵器では、まだ中国を圧倒している日本
アメリカが日本を見棄てる日

⑤いまこそ総理のリーダーシップを

オバマ大統領の核廃絶宣言の真意
NPT体制の矛盾
首相の決断と指導力が必要だ
減りつづける防衛費に危機意識を


⑥真の平和はバランス・オブ・パワーで成立する

国防の考え方
南西諸島の護りは喫緊の国民的課題
中国の野心を封じる南西諸島の自衛隊基地建設
中国は核軍拡から海洋軍拡へ進む
現実を直視し、自立した自衛観を


⑦日本人は自力でマインドコントロールから脱却せよ

世界が核武装していった歴史を正しく理解する
忍び寄る中 "対日工作″の罠
70数名の"文化人工作員"
アメリカとは決然とした意志を持って交渉せよ

⑧日本・核武装へのロードマップ

「ニュークリア・シェアリング」交渉を急げ!
日本のケースではどうあるべきか
最小限の核武装と攻撃力の整備
核武装はリーズナブルな選択

⑨防衛産業を保護育成しなければ国は危うい

危機に瀕する日本の防衛産業
武器輸出はメリットばかり
日本製4WD車はアフリカでは"貧者の戦車″
技術的には世界のトップレベル

⑩エピローグ もう時間は残されていない


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