2009.08.17 (Mon)
人はみんな平等であるべきか
格差がなぜ悪い
テレ朝の「スーパーJチャネル」を見ていてとても違和感を感じたので、皆様に袋叩きになることを承知の上で書いてみる。
タイトルは
「子どもを大学に行かせたいシングルマザーの悲鳴」
「次期政権の課題」
「教育格差」
「教育費が払えない・・・シングルマザーの悲鳴 働くほど手当てが減る!? 子どもたちの将来は」
高校生と中学生の子供3人を抱えたシングルマザーが子供を全員大学に行かせたいと奮闘して働いているドキュメンタリー番組である。
彼女は3年前に離婚した。離婚の原因は分からない。夫の浮気だったのかも知れないし、家庭内暴力だったかも知れない。ドキュメンタリーはそのことには一切触れない。
彼女は朝早くから夜遅くまで、事務の仕事の他に介護ヘルパーを五ヶ所でやり、昨年の所得は133万円以下。
長女は高校三年で受験勉強中。母親は・・・
「子供は全員大学に行かせたい。塾にも本人が行きたいというから」
という。
ナレーション
「介護ヘルパーで得たお金は今後の教育として毎月積み立てているが不安は尽きない。そこで重要になってくるのが手当てによる公的支援のあり方だ」
と国の支援を問題にする。
彼女は児童手当(月1万円)+児童扶養手当(月約5万円)+児童育成手当(東京都から4.5万円)と月10万円を上回る手当てを貰っている。
しかし、所得が増えれば支給額が減るのでその辺がよく分からないと彼女はいう。それは支援システムとして当たり前の話である。
番組は各政党の子供手当てや教育援助のマニフェストを紹介して終る。
これでは大衆迎合のバラマキが合戦を煽っているようなものだ。
Ponkoが解せないのは、離婚する場合には子供の養育費を請求できるはずだ。前夫は払っているのか、払っていなければなぜか、大きな子供3人を抱えてシングルマザーの道をなぜ選んだのかなどのドキュメンタリとしての突っ込みも無い。
昔は八百屋の子供は八百屋、サラリーマンの子供はサラリーマンとそれぞれ分相応の生活をしてこれといった大きな不満も無く、それが当たり前の時代だった。高卒で実社会に出る人の方が多かった。家庭が貧乏で大学に行けなければ諦めた。
ところが今は猫も杓子も大学に行きたがり、行かせたがる。
この番組でも大卒と高卒の教育格差が生涯収入の格差につながるというデータを示して煽る。
「格差」という言葉が大手を振って歩いている今の日本の状況に不快感を覚える。格差があったって良いじゃないか、それが人生だ。
金美齢さんも「日本ほど格差の無い国はありません」という本を書いているくらいだ。
みんなが高給取りのサラリーマンになったら3Kの仕事をする人が居なくなる。
そこで1000万人の外国人労働者を移民させるという政治家が出てくる。
「格差」を必要以上に叫べは亡国につながる。
子供は親を死ぬほどに働かせても大学に行きたいのか。そんな甘えた子供にも腹が立つ。
懸命に働く母親を悲劇の主人公にして国も施策の不備をなじり、選挙を前にして各党のバラマキ合戦を煽るテレ朝にも腹が立つ。
国民は分相応の生活をせよ。国の施しに頼るな。マニフェストの甘言に騙されるなとつくづく思う。
ランキングへのご支援をお願いします。
****↓

テレ朝の「スーパーJチャネル」を見ていてとても違和感を感じたので、皆様に袋叩きになることを承知の上で書いてみる。
タイトルは
「子どもを大学に行かせたいシングルマザーの悲鳴」
「次期政権の課題」
「教育格差」
「教育費が払えない・・・シングルマザーの悲鳴 働くほど手当てが減る!? 子どもたちの将来は」
高校生と中学生の子供3人を抱えたシングルマザーが子供を全員大学に行かせたいと奮闘して働いているドキュメンタリー番組である。
彼女は3年前に離婚した。離婚の原因は分からない。夫の浮気だったのかも知れないし、家庭内暴力だったかも知れない。ドキュメンタリーはそのことには一切触れない。
彼女は朝早くから夜遅くまで、事務の仕事の他に介護ヘルパーを五ヶ所でやり、昨年の所得は133万円以下。
長女は高校三年で受験勉強中。母親は・・・
「子供は全員大学に行かせたい。塾にも本人が行きたいというから」
という。
ナレーション
「介護ヘルパーで得たお金は今後の教育として毎月積み立てているが不安は尽きない。そこで重要になってくるのが手当てによる公的支援のあり方だ」
と国の支援を問題にする。
彼女は児童手当(月1万円)+児童扶養手当(月約5万円)+児童育成手当(東京都から4.5万円)と月10万円を上回る手当てを貰っている。
しかし、所得が増えれば支給額が減るのでその辺がよく分からないと彼女はいう。それは支援システムとして当たり前の話である。
番組は各政党の子供手当てや教育援助のマニフェストを紹介して終る。
これでは大衆迎合のバラマキが合戦を煽っているようなものだ。
Ponkoが解せないのは、離婚する場合には子供の養育費を請求できるはずだ。前夫は払っているのか、払っていなければなぜか、大きな子供3人を抱えてシングルマザーの道をなぜ選んだのかなどのドキュメンタリとしての突っ込みも無い。
昔は八百屋の子供は八百屋、サラリーマンの子供はサラリーマンとそれぞれ分相応の生活をしてこれといった大きな不満も無く、それが当たり前の時代だった。高卒で実社会に出る人の方が多かった。家庭が貧乏で大学に行けなければ諦めた。
ところが今は猫も杓子も大学に行きたがり、行かせたがる。
この番組でも大卒と高卒の教育格差が生涯収入の格差につながるというデータを示して煽る。
「格差」という言葉が大手を振って歩いている今の日本の状況に不快感を覚える。格差があったって良いじゃないか、それが人生だ。
金美齢さんも「日本ほど格差の無い国はありません」という本を書いているくらいだ。
みんなが高給取りのサラリーマンになったら3Kの仕事をする人が居なくなる。
そこで1000万人の外国人労働者を移民させるという政治家が出てくる。
「格差」を必要以上に叫べは亡国につながる。
子供は親を死ぬほどに働かせても大学に行きたいのか。そんな甘えた子供にも腹が立つ。
懸命に働く母親を悲劇の主人公にして国も施策の不備をなじり、選挙を前にして各党のバラマキ合戦を煽るテレ朝にも腹が立つ。
国民は分相応の生活をせよ。国の施しに頼るな。マニフェストの甘言に騙されるなとつくづく思う。
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格差は無くすべき
同じスタートラインに立てるようにするのが国の役目