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2020.07.15 (Wed)


防衛白書を批判する朝日社説の愚


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陸上ミサイル断念、沖縄基地の説明不足だと

昨日、防衛白書が公表された。
各紙社説はどう論じているか比較検証してみると・・・

産経新聞は「肝心な点が書かれていない」「まだ踏み足りない」とし、支那は「安全保障上の脅威」と明記すべきだと批判した。
しかし具体的な尖閣諸島防衛については触れなかった。

読売新聞は産経よりトーンダウンして、政府は陸上ミサイル断念の経緯を検証せよと要求する一方で、「敵基地攻撃能力の保有」を評価し、「海上保安庁と自衛隊が連携し、領土を守る態勢を強化すべきだ」と主張。

「自衛隊は、奄美大島と宮古島にミサイル部隊を常駐させた。離島への部隊配備を計画的に進めて、抑止力を高めたい。」

と尖閣諸島への自衛隊配備を暗示しているものの中途半端。

敵基地攻撃能力の保有には賛同するものの・・・

「国際法上、違法な先制攻撃との混同を避けるため、名称の変更も検討に値しよう。」

とトーンダウン。

敵基地攻撃能力と先制攻撃とは全く違い、混同する余地は無いと思うが。
戦争は「用意スタート!」で始まるわけではなく、どちらかが先制攻撃することから始まる。
いつでも敵基地を攻撃する能力があると宣言することが戦争の抑止にもつながる。

朝日新聞は「議論の分かれるテーマについて、国民の判断材料となる情報が十分示されたかといえば心もとない」と得意の斜め上から目線の論評。

「陸上イージス配備断念の経緯の検証や責任の所在もあいまいなままだ」
「辺野古移設もまったく説得力に欠けると言わざるをえない」


・・・と政権批判。

「安保政策の全体像を知るうえでは、この政権中枢の動向にかかわる情報も、最大限開示される必要がある」

・・・とNSC(国家安全保障)の情報開示を求めたが、無理な注文というものだろう。

「国民の理解と支持を得ることが白書創刊の原点だとすれば、今こそそこに立ち返るべきだ。それが、厳しい現実に直面する安保政策の礎となる」

・・・と空疎な説教調。

毎日新聞は防衛白書をスルーして「米軍基地のコロナ感染 政府の危機感が足りない」と政府批判。
東京新聞もスルーした。

産経新聞社説
【主張】防衛白書 「中国の脅威」を明記せよ


白書には肝心な点が書かれていない。
中国について昨年版を踏襲し、「安全保障上の強い懸念」で「強い関心をもって注視していく必要がある」と位置づけた。
 この記述自体は当然だが、踏み込みが足りない。「安全保障上の脅威」と明記すべきである。

(中略)
日本の島や海を狙っている中国に対し必要のない遠慮を政府が続け、脅威とさえ指摘できないようでは日本の防衛意志が疑われ、抑止力を弱めるばかりである。

読売新聞社説
防衛白書 脅威の増大へ対処能力高めよ


米中、米朝関係が不透明さを増し、日本の安全保障環境は厳しくなっている。日米同盟を強固にしつつ、着実に防衛力を整備せねばならない。
(中略)
自衛隊は、奄美大島と宮古島にミサイル部隊を常駐させた。離島への部隊配備を計画的に進めて、抑止力を高めたい。

朝日新聞社説
防衛白書50年 「国民の理解」こそ原点


国民の理解と支持を得ることが白書創刊の原点だとすれば、今こそそこに立ち返るべきだ。
それが、厳しい現実に直面する安保政策の礎となる。


各紙の特徴が現れた社説だが、いずれも踏み込みが足りない。
集金ペイの報復が怖いのか。

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