2019.05.15 (Wed)
男系天皇を主張する八木秀次教授と阿比留瑠比記者
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立民党の「皇位継承問題を考える会」の出席者 僅か5人
万策尽きた時に考えるべき皇位継承問題を、まだ幼いとはいえ秋篠宮悠仁親王という立派な後継者がおられるのに、やれ女性天皇だの女性宮家創設だのと言い募るメディアや評論家達は共産党のように皇室断絶を狙っているとしか思えない。
同様に酷いのは皇室を一般家庭のように考えて、天皇陛下の敬宮愛子内親王を女性天皇にすればなどとノーテンキな事をいう輩もいる。
いや一部には、その方向に向かって世論を誘導する動きもある。
しかしかねてより、八木秀次麗澤大学教授は男系の血筋を継承すべきだと主張している。
ZAKZAK(2019/5/14)
『女系・女性天皇』6割超賛成の危険性… 八木秀次教授、皇統は「男系の血筋を継承すべき」 産経・FNN世論調査
産経新聞社とFNNが11、12両日に実施した合同世論調査で、極めて深刻な結果が出た。「女系天皇」に賛成が64・2%で、「女性天皇」に賛成は78・3%だったのだ。女系天皇の誕生は「皇統の終わり」を意味するものだが、その危険性が明確に理解されていないようなのだ。皇室制度に詳しい麗澤大学の八木秀次教授に聞いた。
「万世一系とされる皇統は一貫して男系継承で、天皇の正統性の根拠といえる。126代の天皇はこの原理を外れたことはない。皇位継承を、感情論や女性活躍といった次元で論じてはならない」
八木氏はこう語った。
まず、「女性天皇」と「女系天皇」はまったく違う。女性天皇は過去に8人10代存在したが、すべて男性の天皇や皇太子の皇女だった女性が即位されたもので、「男系女子」の天皇である。
一方、女系天皇は、女性天皇と民間出身の夫の間に生まれたお子さま(男女問わず)が即位する場合であり、その時点で男系の皇統は終わる。男系を簡単にいうと、父方だけをさかのぼれば皇室と血のつながりがあることである。
八木氏は、皇位継承の基本を次のように示す。
(1)皇統は一貫して男系継承(2)過去の女性天皇は「男系の女子」(3)女性天皇は、次期天皇(男系の男子)が幼少などの理由で中継ぎ役(4)女性天皇のお子さま(女系)が天皇になったケースはない(5)過去の皇統断絶の危機には、別の男系の血筋から天皇となっている(6)皇位は直系継承ではなく、あくまで男系継承である。
こうした基本を踏まえて、八木氏は総括する。
「GHQ(連合国軍総司令部)占領下だった1947年、皇籍離脱を余儀なくされた旧11宮家の系統の男子に皇籍に戻ってもらうべきだ。初代天皇以来の男系の血筋を引く家系だ。その男系の男子を、男性の継承者が存在せずに廃絶する可能性がある宮家に『養子』として迎え、宮家を存続できるように皇室典範を改正するのも一案だ。いずれにせよ、万策尽きるまで、男系継承の道を探るべきだ」
産経新聞の阿比留瑠比論説委員は俄かに騒がしくなってきた「女性宮家創設」に反対している。
産経新聞(2019/5/1)
皇位継承、歴史の重み 女性宮家創設論には問題
阿比留瑠比
令和の御代(みよ)を迎え、政府は安定的な皇位継承の確保の検討を本格化させる。このまま皇族が減少していくのを放置できないのは明らかだからだ。ただ、そのための一案として譲位特例法の付帯決議に盛り込まれた「女性宮家の創設」には、見逃せない陥穽(かんせい)がある。
現在、与野党を問わず女性宮家創設や、現在は皇室典範で父方の系統に天皇を持つ男系の男子に限られている皇位継承資格を、女性や女系の皇族の子孫に拡大することを検討すべきだとの意見が根強くある。
とはいえ、これはあまりに安易に過ぎよう。
仮に女性宮家を創設しても、一時的に皇族減少を防ぐだけで皇位継承資格者が増えるわけではなく、その場しのぎでしかない。
皇室典範を改正し女性宮家当主やその子孫に皇位継承資格を与えるとすれば、それは1日に即位された天皇陛下を含め126代にわたり例外なく続いてきた男系継承の伝統の大転換になる。
「一度切れた歴史はつなげない」(寛仁親王殿下)のである。
女性宮家の配偶者をどう探し、その身分をどうするかという問題もある。
戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の意向で皇籍離脱した旧宮家や、それ以外の皇統に連なる男系男子の皇籍復帰に対する批判論の一つに「長年民間人として暮らしていた人や、その子孫が皇族となることへの違和感」というものがある。
だが、例えば女性宮家の配偶者は皇族とすると定めたとしたら、「生粋の民間の男性」が皇籍を持つことになる。旧皇族の復帰はだめだが、もともとからの民間男性に皇籍を付与するのは問題ないとするのでは理屈が逆立ちしている。
また、そもそも「女性皇族方は宮家当主となることを望んでおられない」(政府高官)との複数の証言がある。
現行制度上、結婚すれば皇籍を離れる立場にある秋篠宮家の眞子さまであっても、婚約内定後に一連の騒動が起きている。これが宮家当主だったら、もっと注目され、報道も過熱していたことは想像に難くない。
一番の問題は、女性・女系天皇の容認は、取り返しのつかない大きな混乱を招きかねないことである。
平成18年2月、宮内庁が秋篠宮妃紀子さまのご懐妊の兆候を発表した際、女性・女系天皇を認める皇室典範改正に熱心な当時の小泉純一郎首相と、慎重派の安倍晋三官房長官との間でこんなやりとりがあった。
安倍長官「誠におめでたいことですが、これで皇室典範改正はよくよく慎重にしなければならなくなりました」
小泉首相「なぜだ」
安倍長官「生まれてくるお子さまが男子でしたら、皇室典範改正は正統な皇位継承者であるこのお子さまから継承権を奪ってしまうことになります。(皇子同士が皇位継承で争った)壬申(じんしん)の乱になりかねません」
小泉首相「…そうか」
皇室の悠久の歴史の中で守り続けられた男系継承という伝統を、後世の浅知恵で曲げれば、皇位の安定的継承どころかかえって禍根を残すことになろう。(阿比留瑠比)
安倍長官と小泉首相とのやりとりが目に浮かぶようである。
安倍首相はトランプ大統領との会談でもこのようにアドバイスをして信頼を得ているのではないと思うのは褒め過ぎか。
皇室問題を毎週取り上げて販売部数の増加を狙う「女性自身」の記者は世が世なら不敬罪でブタ箱入りの発言をしている。
朝日新聞系のAERA(5月20号)の座談会の最後のコメント:
近重幸哉(「女性自身」皇室担当記者)
「現行の皇室典範のまま進めば、ゆくゆくは悠仁さまが皇位を継承されることになります。けれども、私は皇位継承者がお一人しかいないという状況は、避けるべきだと思います。
先日報じられたお茶の水女子大学附属中での事件もあり、何が起きるかわかりません。
上皇陛下が望まれているのは、時代を超えた安定的な皇位の継承ではないでしょうか。」
秋篠宮悠仁親王の身を案じているとは言え、「何が起こるか分らない」と不吉な事を云うのは不敬罪に相当する。
もっとも今の世には不敬罪は存在しないが。
極めて例外的な生前退位をされた上皇陛下が愛子内親王を天皇陛下にさせたいと思っているなどとまことしやかな噂が流れているが、絶対に反対である。
ネットを見ると秋篠宮家を非難する記事やコメントが多いのに驚く。
子供の教育がなってないとか、秋篠宮妃の人身攻撃などである。
神聖であるべき皇室が戦後の悪しき民主化で開かれ過ぎて、三文雑誌やテレビのネタになっているのは憂うべきことだ。
笑ってしまうのは立憲民主党。
今日、国会内で「安定的な皇位継承を考える会」を開いたが、参加したのは僅かに5人!
「女系天皇」や「女性宮家」に賛成する国民が多い事から、夏の参院選でこれを主張して票稼ぎする算段らしいが、記者団から「自分達の方が多い」と揶揄された。
産経ニュース(2019/5/15)
立憲民主が「安定的な皇位継承を考える会」開催も出席者5人

立憲民主党は15日、令和への改元後初めての「安定的な皇位継承を考える会」の会合を開いた=15日午前、国会内(千田恒弥撮影)
立憲民主党は15日、国会内で「安定的な皇位継承を考える会」(会長、海江田万里元経済産業相)の会合を開いた。新元号「令和」最初の開催となったが、出席者は5人にとどまり、皇室問題に対する関心の低さを露呈した。
「世論調査で、女性宮家や女性天皇に関する国民の意見が出ている。これはこれとして参考にしながら、政党として問題を議論していきたい」
海江田氏は会合でこう述べ、安定的な皇位継承のあり方について、党として積極的に取り組む考えを示した。6月上旬までに党の提言をまとめる方向で、出席者の1人は「立法府で取りまとめた案を政府が検討し、その上で立法府で議決する形が取れたらベストだ」と述べた。
立憲民主党は最近、男系継承の伝統を変えることになる「女系天皇」や、女性皇族が結婚後、宮家を立てて皇室に残り皇族として活動する「女性宮家」を前向きに議論する姿勢をアピールしている。賛成する世論が大きいとみて、夏の参院選で積極的に訴えることも念頭に置いている。 とはいえ、今回の出席者は海江田氏や山尾志桜里衆院議員ら5人にとどまり、記者団からは「われわれの方が多い」との声も漏れた。国民の前に、まずは党内の理解を求める必要がありそうだ。(千田恒弥)
皇室問題は票にならないと思っているのか。興味がないからであろう。
皇室よりも自分の継続的な議員席の確保の方が大事らしい。
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