2018.06.27 (Wed)
「Hanada」8月号は特集「米朝会談と安倍政権の闘い」
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米朝会談をどう読み解くか


Hanada8月号のクラビア特集は秋篠宮眞子内親王と佳子内親王。
美しいご姉妹とお世継ぎの悠仁親王のお幸せを祈りたい。
そのお幸せが日本の幸せになるからである。
さて、今回は6つの連載コラムのうち半分の3つが小池百合子都知事を批判しているのが目に付く。
小池百合子都知事は「天性の詐話師」(九段靖之介)
例の「カイロ大学社会学科を首席で卒業」は公文書偽造罪にあたるという。
「朝日は詐話師・吉田清治の嘘八百を32年間にわたって報じるなど、誤報・虚報の連続で日本最大のフェーク・ニュース・メーカーだが、その朝日新聞を小池は手もなく騙しこむ。皮肉といえば皮肉なブラック・コメディではないか」
「小池はテレビ・キャスターから政界に転じ、日本新党、新進党、自由党、保守党自民党と『政界の街娼』よろしく渡り歩き、いまでは東京都知事だ。そのつど朝日をはじめ、お馬鹿なメディアの後押しを受けた。いわば日本全体を騙し込んだといえる」
「学歴詐称は公文書偽造罪に当たる。その時効はいまだ来ていない。小池は豊洲移転の問題で、毎日6400万円のカネをドブに捨てているではないか。都議会の自公は何をボヤボヤしている!」
いま日大アメフトの内田元監督がメディアの袋叩きに遭っているが、そういえばあの時も都議会のドンといわれた内田茂氏が袋叩きに遭っていた。
結愛ちゃんの死と小池都知事の責任(門田隆将)
結愛ちゃんの死は余りにも可愛そうで涙なしには語れない。
「ある意味それは小池都政の『本質』を示すのと言えるだろう。もし子供を虐待死させるなら『東京でやりなさい』といわんばかりの怠慢行政の末に『船戸結愛ちゃんが犠牲になったということである」
虐待案件の情報共有化を求める陳情は都民ファースト等の反対で否決された。他県では知事の指示ですでに出来ている。
「そこで私は言いたい。子供を虐待死させるなら、『なんの問題意識もない東京に来てやりなさい。東京とは、知事も与党もそのレベルの人たちですから』と」
小池百合子さん、五輪まで800日を切りましたが(有本 香)
有本氏は当ブログでもご紹介した「『小池毛劇場』が日本を滅ぼす」の著者。
現在、「虎ノ門ニュース」などで活躍中。
「盛土だ。地下水のベンゼンだ、石原慎太郎氏が、都議会のドンが・・・と連日テレビが大騒ぎした豊洲市場の『問題』『疑惑』はすべて虚構だったのだ。
大山鳴動して鼠一匹、とはまさにこのこと。小池・マスメディア連合軍が半年以上もの間、大騒ぎして追及ごっこをしたものの、石原氏もその側近らも皆、潔白だったのだ」
「こうした状況を招いた小池知事に対し、大バッシングが起きても不思議ではない事態だが、マスメディアは意外なほど静かだ」
そしてなぜ静かなのかというと、メディアは国政で大敗し都政でも成果をあげられない小池では数字が稼げなくなったから、そして自分達の罪を糊塗するためにスルーしているのだと有本氏。
そのとおりである。
小池の学歴詐称疑惑にも触れ、「私たちの手で、小池劇場第二幕をこじ開けるときが来たかもしれない」と結んでいる。
ブログ主は小池百合子の目つき顔つき、喋り方から何かズルさを嗅ぎ取って信用できない女だと直感的に思っていた。
それは朴訥だが本音を語る稲田朋議員との違いである。
真の政治家に脱皮できるのか
小泉進次郎氏へ直言する(小川榮太郎)
最近の小泉進次郎氏の動きは怪しい。安倍首相に弓を引くような行動に出ている。
若気の至りという臭いがプンプンする。
親父が変な動きをしているから子供も怪しいのか。
いやいや河野親子のような例もある。
今年3月の自民党大会で「権力は絶対に腐敗する」「(森友問題は)平成の政治史に残る大きな事件と向き合っている」と発言した進次郎を・・・
「あなたは子供なのか、それとも冗談を言っているのか」
とコキ下ろしている。
「小泉さん、あなたの最近の言動には納得しがたいものが多すぎる。何よりも政治家としての発想と行動が古いと、私は思う」
最後は「『安倍レジーム』(政局的な発想から出発するのではなく、政治目標を国家的な次元で設定し、そこから逆算して政局を組み立てていく政治スタイル)の画期的な意義を理解し、その弱点や積み残しを解決せよ」と発破をかけている。
米朝会談はトランプの大勝利だ(藤井厳喜)
藤井氏は日本の評論家のなかでトランプ氏の大統領当選を予言した数少ない一人。
国際政治評論家としては日本で一番信頼の置ける人である。
トランプ氏は金正恩のメンツを保ってあげた。
南北は融和し統一化に向かい、アメリカは韓国の駐留軍を撤退させる。米韓同盟が破棄され日米関係はこれ以上強化される。
「日本にとって一番いいことは、米韓同盟が空洞化すればもう日韓関係において米国の顔色を気にしなくてもいい」
「今回、北朝鮮の問題がある程度片付いたことで、局面は米中冷戦時代から、熱戦時代に切り替わる。南北が統一し、38度線が対馬海峡まで下がってくれば、日本は最前線になる。その時日本はどうするのか。憲法9条改正は当然だが、日本国民が核武装の問題など真剣に議論しなくてはならない時が刻一刻と迫りつつある」
韓国が北朝鮮と統一して明らかな敵性国家になれば分かりやすくていい。
非韓三原則が遂行できる。
金正恩はトランプの最強カード(遠藤 誉)
テレビでお馴染みの遠藤 誉氏は米朝会談は北の勝利だとしてトランプ大統領をアメリカをはじめ西側諸国は厳しく批判しているが実はそうではない。トランプ大統領は金正恩をカードとして使い、金正恩と共に対中牽制を行う戦略だと見る。
北朝鮮は歴史的にも中国を嫌悪し続けてきた。中国は金正恩も文在寅も実は信用していない。
トランプ大統領は中朝の離間を図り中国を牽制しようとしている。
北朝鮮の地下にはレアメタルやレアアースなどの地下資源が極めて豊富であり、世界各国が狙っている。
日本は北朝鮮を取り込めという。
「中国が後ろ盾になっているという言葉を北朝鮮の枕詞に持ってくる既成概念から抜け出さない限り、中国を利することになるという事実を、いまこそ日本は認識し、肝に銘じなければならない」
安倍総理、限界を突破せよ(上念司)
「誰がどう見ても、アベノミクス五年間の成果は絶大だ」
「財務省こそが日本経済復活を阻害する最悪の集団であり、その解体なくして目標達成はあり得ない」
「マスコミもグルだ。日本テレビの夜のニュース番組『News zero』のキャスターを務めた村尾信尚氏などはその典型だ」
「安倍総理と菅官房長官が孤軍奮闘という情勢だ。これは本当にマズイ。しかも、憲法改正と天皇退位という大問題に政治的なリソースを割かなければならない。さらに外交では、北朝鮮、中東など大きな問題が目白押しだ」
「もしこのまま予定通り増税が行われるなら、オリンピック景気どころか、その手前で再び財務省に景気の腰を折られてしまいかねない。
しかし安倍総理はリーマンショックのような事が起こらない限り予定通り増税すると最近公言しているではないか。
「ではこの状況をどうやったら打開できるのか?方法は三つある。ひとつは正面突破、残り二つは裏口だ」
その方法とは? 本書をお買い求めの上、お読み頂きたい。
モリカケで一年半、朝日が一面に書いたら疑え(和田政宗・足立康史対談)
委員会の質疑やネットでモリカケ問題の嘘を暴いた和田氏と、あまりの野党攻撃の毒舌に質問の機会を失った足立氏とが意気投合した対談。
朝日の報道を疑え!
「国民が得た成果としてもうひとつ言えるのは、『朝日が一面に書いたからといって本当とは限らない』というリテラシーを身に着けたひとです。(中略)印象操作や虚偽の報道を見分ける能力を国民が持ちつつある。朝日には痛手でしょうが、民主主義には資するのではないでしょうか」(和田)
既存メディアの嘘を見抜くネットの存在が大きかったのではないか。
ブロガー藤原かずえ氏の「おバカすぎる野党とメディアが官僚を黙らせる」も必読。
世界は二人の " 阿呆" に牛耳られている(堤 暁、久保紘之対談)は藤井厳喜氏や遠藤 誉氏の論評に比べて少し皮相すぎたか。
梅雨期の中の猛暑つづき、本誌を読んでご自愛のほどを。
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