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2016.08.16 (Tue)


終戦の日、各紙社説を読み比べ


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産経の正論、読売腰砕け、朝日・毎日の「反省シル」

 8月15日、終戦の日の朝刊に各紙はどのような社説を掲載したか比較検証してみた。
一口で言えば、やはり産経新聞の社説が包括的でいちばん筋が通っている。

⇒産経新聞社説(2016/8/15)
【主張】終戦の日 先人への礼欠かぬ和解を 「譲れぬ価値」再確認する時だ


 71回目のこの日を迎えるにあたり、2つの変化があった。
 一つは記憶に新しいオバマ米大統領の広島訪問である。大統領と被爆者が抱擁しあう姿は、原爆を落とした国と落とされた国のわだかまりを少なからず解消した。
 もう一つは、昨年8月の安倍晋三首相の「70年談話」に連なる外交で、その代表例はいわゆる慰安婦問題をめぐる昨年末の日韓合意である。不正常な両国関係の改善に一定の効果をもたらした。
 多難な国際情勢の中で日本が生き残る上で、さきの大戦の当事者や関係国との和解、関係強化が欠かせないことは言をまたない。

 ≪胸張り御霊に語れるか≫

 2つの変化は、日米同盟や日米韓の枠組みを強固にする肯定的な意味を持とう。
だがそのために日本の主張、日本が譲ってはならない立場が損なわれていないか
 わが国の歴史や国民の名誉をおとしめる余地がもし残っているとすれば、真の和解や問題の解決に結び付くものではない。
 国に尊い命をささげた軍人・軍属と民間人計310万人に頭(こうべ)を垂れる際、「日本の未来を任せてください」と胸を張って言えるかどうかである

 昨年4月の米連邦議会演説で、安倍首相は戦争への「痛切な反省」や「アジア諸国民に苦しみを与えた事実」に言及した。演説は米側の支持を得て、オバマ大統領の広島訪問の下地になった。
ただし、演説に対し「日本側に責任があることを明確にした」(バイデン副大統領)との評価があった点も見逃せない。
 中国とロシアはもっと露骨だ。「戦勝記念日」などを通じ、日本の戦争責任を強調した。
戦勝国と敗者の壁は厳然と残っている。
 世界遺産登録など文化に関する分野でも、中国や韓国は日本への歴史戦攻撃の手を緩めない。
 安倍首相が唱えた「戦後レジームからの脱却」というフレーズは、すっかり影を潜めている。
 9年前の所信表明演説では、教育制度などの国内改革に重きを置く形で語った。だが、その真意が敗戦国から脱却し、国際社会で名誉ある地位を勝ち取ることにあったのは疑いないだろう。
 公布から70年を迎える現行憲法の改正が重要なのは、自国の防衛に責任を果たし得ない状態を放置してきたような、政治的呪縛からの解放を意味するからである。

 軍事力を背景とした中国の増長や北朝鮮の暴走によって、日米同盟はより疑いなく死活的なものになっている。ただし、この重要な同盟には、相対的かつ流動的な側面があり、それが拡大していることに留意すべきだ。
 米大統領選を通じ、日米同盟の優先度は米側において低下する懸念が生じている。

 ≪歴史戦の攻撃はやまぬ≫

 国際的なルールを無視し、力ずくで権益の拡大を図るもう一つの国はロシアだ。
国連安保理の常任理事国でありながら、秩序の破壊者の顔を隠さない中露両国は、日本を「敗戦国」に押しとどめようとする点でも共通している

 日本が国際平和へのより積極的な貢献を目指しても、それを封じ込めようとする力は極めて大きいことを認識せざるを得ない。
 日本の名誉や国益に関し、譲れない一線を今一度確認しておく必要がある。日本をおとしめる曲解を認めず、嘘を正していく努力はより大切になる。

 他国の不当な干渉を排除する象徴的な行為として、安倍首相には靖国神社への参拝を再開することを求めたい

 オバマ氏の広島訪問への返礼として、安倍首相の真珠湾訪問を求める意見がある。だが、多数の一般市民を対象にした原爆投下と、軍事施設に対する奇襲とを同列視するのは大きな誤りである。両者を混同したような形では訪問すべきでない。
 天皇、皇后両陛下が昨年訪問された激戦地パラオ・ペリリュー島で先週、自衛隊が初めて戦没者の慰霊行事を行った。日米などによる「パシフィック・パートナーシップ」活動の一環で、慰霊碑清掃などの行事も織り込まれた。
 日米激戦の際、日本軍は島民約900人を避難させて命を守った。それを知り、語り継ぐ島民が今も日本人の墓を守っている。
日本軍が玉砕しただけでなく、誇りある歴史がある。戦争の悲劇に思いを致しつつ、そうした史実も埋もれさせたくない。


(引用終わり)

 なお今日の産経新聞社説も安倍首相に15日に堂々と靖国神社を参拝すべきだと迫った。
むべなるかな。
さらにいえば、今上天皇にも御親拝していただきたかった。
そうすれば、中国や韓国、国内のパヨクもギャフンとして言葉を失うだろう。

⇒産経ニュース社説(2016/8/16)
【主張】戦後71年の靖国 安倍首相は堂々と参拝を


 戦後71年の終戦の日、東京・九段の靖国神社には朝から多くの人が参拝に訪れた。国に命をささげた人々の御霊(みたま)に改めて哀悼の意を表したい。
 安倍晋三首相は自民党総裁として玉串料を納めたが、直接参拝しないのはやはり残念である。 国や故郷、家族を守るため尊い命を犠牲にした人たちの霊に国民を代表し哀悼の意を表すことは、どの国の指導者にも必要な当然の行為である。
 安倍氏は第2次政権時の平成25年暮れに参拝を実現させた際、「二度と戦争の惨禍によって人々が苦しむことのない時代をつくるとの誓い、決意をお伝えするため」と語った。
 平和を誓い、国を守る観点からも必要不可欠であるのに、その後、参拝しないのはどうしたことなのか
 かつて首相が閣僚を率いて参拝するのは普通の光景だった。中国が干渉するようになったのは、中曽根康弘首相が公式参拝した昭和60年8月以降だ。小泉純一郎首相は平成13年から18年まで年1回の靖国参拝を続けたが、多くの首相が中国や韓国への過度の配慮から参拝を見送った。
 その国の伝統文化に従い戦没者の霊をまつり、祈りをささげることを非難されるいわれはない。
 日本は戦後一貫して平和と民主主義を守ってきた。戦争を賛美しているかのように取り上げることこそ誤りである。軍事力を背景に、法無視の行動を繰り返す中国こそ非難されよう。
この日の閣僚の参拝が、高市早苗総務相と丸川珠代五輪相だけなのは寂しい
 中国は日本の領土である尖閣諸島周辺で領海侵入などを繰り返している。稲田朋美防衛相に対し靖国参拝しないよう牽制(けんせい)などもあった。不当な要求に屈したかのようで、誤ったメッセージを送ることになりかねない
 靖国は静かな追悼の場である。首相は、春秋の例大祭など機会をとらえ堂々と参拝すべきだ。
 蝉(せみ)時雨の靖国の杜(もり)には、戦没者の孫、ひ孫世代を含め若い人たちの姿も目立った。
 靖国神社には幕末以降、国に殉じた246万余柱の御霊がまつられている。このうち213万余柱は先の大戦の戦没者だ。靖国の歴史と役割を含め、先人の労苦や尊い命のうえに国が築かれてきたことを次代に伝える日としたい。


(引用終わり)

⇒読売新聞社説(2016/8/15)
終戦の日 確かな「平和と繁栄」を築こう


◆秩序に挑むのは中国だ
◆史実の歪曲に反論せよ


と一通りの主張は示しているものの・・・

◆真珠湾と広島で発信を

 戦艦ミズーリは現在、ハワイ・ホノルルの真珠湾に係留され、一般公開されている。近くの海底には、日本の奇襲攻撃で撃沈された戦艦アリゾナが、1100人を超える将兵とともに眠る。
(中略)
 「ノーモア・ヒロシマ」と叫べば、「リメンバー・パールハーバー」と反論される。「原爆投下」と「真珠湾攻撃」は、日米の不幸な歴史のトゲのような存在だ。


(以下略)

非戦闘員である日本国民に世界で誰も体験したことの無い原子爆弾を実験的に投下したアメリカと、真珠湾の米軍港を攻撃した日本(当時は正当な戦闘行為である)を同列に論じた読売新聞は非常識である。

だから⇒16日の社説も・・・

「戦没者追悼式 深い反省と不戦の誓い新たに」

と題して・・・

「戦後日本の繁栄は、多大な犠牲の上に成り立つ。その事実を再認識するためにも、惨禍の記憶を後世に伝えていくことが、ますます大切になっている」

・・・とインパクトのない、通り一辺の社説になっている。

⇒朝日新聞社説(同上)
日本の戦後71年 記憶を新時代へ渡す責任


戦争体験者が無くなくなってきたとして、数少ない語り部が「中国人を恨んでいないのか」と問われて・・・

「来館者の質問に湯沢さんは答えた。『ここに私がいるのは中国人のおかげなんです』」

朝日新聞、やるう!

「彼らの口からは中国人の土地を取り上げた罪悪感も時にほとばしり出る」

戦争の記録を日本でも残せというなかで・・・

「欧米でアーキビストと呼ばれる、記録の収集、評価から整理、保存までを担う専門家が日本でも育成されるべきだろう」。

はいはい、戦時中に戦争を不必要に賛美して国民を煽り立てた朝日新聞の記事も収集・評価・整理・保存して置きましょう。
ついでに慰安婦強制連行の歴史もね。

「日本が起こした戦争の教訓を思い起こし、そしていまも不条理な紛争が続く世界の姿とを併せて考えることが、グローバル化時代を生きる市民一人ひとりに求められる責務ではないか」

格調高いお言葉。しかも「グローバル化時代」と「国民」ではなくて「市民」と来たか。
朝日新聞の上から目線は本当にイヤだね。

⇒毎日新聞社説(同上)
終戦記念日 歴史に学ぶ力を蓄える


従軍看護婦の凄惨な体験話を紹介したうえで・・・

「辛酸を極めた当事者の声が年々か細くなっていくからこそ、過去を知り、語り継いでいく必要がある」

として、安倍首相批判につづく。

「安倍晋三首相の戦後70年談話をめぐって論争がわき起こった昨年に比べ、歴史認識の議論は落ち着いてきたように見える。だが、安倍談話は当面の摩擦を避けることに力点が置かれ、近現代史について国民の共通認識を形成したとは言い難い」

「A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社を主要閣僚が参拝すれば、再び歴史が強い政治性を帯びる。靖国問題の根底には戦争責任を裁いた東京裁判観の分裂があるからだ」


 オバマ米大統領の広島訪問を評価して・・・

「政治には、高度なリアリズムが求められる。同時に、政治が理想への情熱に突き動かされる営みでなければ、人類は前に進めない」 

・・・というが、国際政治には冷徹なリアリズムがなければ国が滅ぶ。

東京、沖縄タイムズ、琉球新報などのサヨク地方紙の社説など論ずるにも値しない。

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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル : 政治・経済

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