2016.04.11 (Mon)
TBS「サンモニ」 世界に壁を作るなと
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ヘイトスピーチ抑止法論ずる時間切れ
TBS「サンモニ」(2016/4/10)
風をよむ
トルコからギリシャに難民に密航する難民を送り返すとことがEUとトルコの間で合意された。
目に見えない壁だ。
メキシコとの国境に壁を作れと叫ぶトランプ氏。
サウジアラビアとイラクの国境も
ウクライナとロシアの国境も
東西ドイツの壁が取り除かれてから、国境の壁は増えている。
1989年 16箇所 ⇒ 2015年 65箇所
上田紀行(東京工業大学教授)
「恐怖心を駆り立てて壁を作らなきゃいけないんじゃないかという雰囲気が蔓延している。世界はテロで埋め尽くされ、ここにもテロリストが潜んでいるのではという雰囲気が悪循環をなしてきている」
ナレーション
「さらにこういった壁は日本人にとっても決して他人事ではないのです」
銀座の反韓デモのVTR。
「侵略国家 韓国を許さないぞお~っ」のシュプレヒコール
それ来た。
この後はヘイト法案が必要だという話にもって行くに違いない。
(いったんCM)
ナレーション
「ベルギーのブリュッセルで他者を差別・排除する動き。それは日本社会にも広がっています。
上田紀行
「対岸の火事ではなくて、日本のヘイトスピーチとか、インターネット上での匿名の中での他者への攻撃。そういう意味では日本の中でもすでに心理的な壁が築かれているとも言える」
「保育園落ちた 日本死ね!」も立派なヘイトスピーチだ。
しかも日本国を死ねと言っている。
ナレーション
「そうした心の壁がいまや日本社会で大きな問題になっていると社会学者の好井さんも指摘します。
好井裕明(日本大学教授)
「他者に対する想像力みたいなものがすごく衰えている。劣化している。障がい者の問題とか性的マイノリティの問題とか様々な違いを持っている人はこうに違いないとか決め付けて線を引いて多様性が見えなくなる」
他者どころか二歳になる子供を折檻して衣装箱に入れて殺してしまった父親が居る。
センセイたちが高尚な文化論を展開している暇があったら、日本の教育を何とかせよ。
「障害者」を「障がい者」と書くことで差別してませんと偽善面するな。
姜尚中(東京大学名誉教授)
「今の国民、国家は今のグローバルの動きにうまく対応できてないので、どっかに人は安定と秩序感を求めるというか、それが国の中にいろんな分断が入っているので、一体自分はどこで安心できるだろうかという不安感、恐怖感が重複(増幅?)されてる。
(中略)
今は過渡期でこれがこのまま続くとは限らないと思う」
かなりまえからグローバル化が叫ばれてきたが、今はその反省期にある。やはりナショナリズムは消えない。
グローバル化は必要最小限の経済だけで十分だ。
岸井成格
「日本には誇るべき二つの憲法がある。戦後の平和憲法と聖徳太子の17条の憲法の第一条。和を以って尊しとなす。和というのはまさに日本の代名詞でもある。
この和の精神をこれから外交の積極的なアレに使っていくべき時代だと思う」
「アレ」とは何か分からないが、平和外交のためには相当の軍事力が必要だ。
岸井のお花畑の平和はいまの世界情勢の中では通用しない。
聖徳太子は隋の皇帝にあてた国書に「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無きや」と書いて煬帝を激怒させたナショナリストである。
ヘイトスピーチ抑止法に話を持っていくのかと思ったが時間切れのようだった。
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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル : 政治・経済
2016.04.11 (Mon)
TBS「サンモニ」政府のTPP黒塗り文書を批判
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「放送法」違反で電波停止の必要あり
4月10日のTBS「サンモニ」の稚拙な論議を文字起こししてアーカイブ用としたい。
民進党は与党にTPPの交渉経過の内容を出せと無理強いし、黒塗りの回答を手に入れて鬼の首でも取ったようにNHKの国会中継で黒塗り文書を見せびらかした。
そして審議を拒否して退場した。
その時のVTRをつぶさに見ると、質問した民進党の玉木雄一郎議員が議長席に向かって指を指して何やら大声で叫び、民進党員に全員議場から引き上げるよう手招きしている。
すべて予定の行動なのだ。
TPPの結果を討議しないで、その交渉過程の文書が黒塗りだと言って審議を拒否した。
つまり、入り口で議員の仕事を放棄したのだ。
しかし、反日メディアのTBS「サンモニ」はそうはいわない。
民進党に肩入れして、なぜ黒塗りになっているのかも言わないで、特定秘密保護法まで持ち出して来る。
姜尚中センセイの発言は一字一句そのまま記録し、他のコメンテーターの発言の「です、ます」調は「である」調に変えた。
TBS「サンモニ」(2016/4/10)
TPP交渉 "黒塗り" 文書
内幕本で西川委員長追求

橋谷能理子(サブキャスター)
「こちらがですね、国会でも取り上げられましたTPPの交渉過程を記録した資料なんですけども、これは政府が作成したものなんですが、45頁ありますが、このようにタイトル以外は、ぜーんぶ真っ黒に塗られているわけなんですね。
これに対して野党は非常に反発したということなんです」
何も民進党の真似をテレビで繰り返すことはあるまいに。
関口 宏
「意味が無いじゃん」
橋谷(吹き出して)
「紙の無駄なような気がしますよねえ、これ出すんなら」
関口
「ちょっとあれ、ねえ、これとは無関係といわれるかも知れないけど、特定秘密保護法なんてさあ、こういう状態のようなもんでしょ。なんかおかしいんだよなあ」

姜尚中(東京大学名誉教授)
「外交交渉を楯に何も知らさないっていうのは、まあ、政府与党の理屈なわけですけど、私はやっぱりこれは明治維新と敗戦後と第三回目の大変な開国だと思うんですね。これはこの国の形を変えると思うんです。
大変な事をやってるわけだから、もっとやっぱ議論しなけりゃいけないわけで、幕末から明治にかけては公議輿論てのがあったわけですね。
これは多事争論。
輿論ってのはここに車が付いてるんですけど、神輿の輿で、要するに籠を担ぐ庶民も色々と議論をしましょうということなんです。
これに対する反対は『お前達黙ってろ、俺たちが決めるからそれに従え』というですね。それは明治時代によく言われた批判としては、まあ『有司専制』てのがあったわけです。
で、これは要するに、まあ特定の官僚とか藩閥ですね。これが角逐し合ってたわけで、150年前と同じことをやっぱりまあ日本は繰り返している」
150年前と同じとはずいぶん日本を馬鹿にしてくれたものだ。
あなたのお国の韓国が150年前と同じというなら分かるが・・・
もっとも、その後日本が近代化してあげたが。
議論をしたくないから入り口でイチャモン付けてるのは民進党の方である。
関口
「うーん」
姜
「で、今これ第三の開国は恐らく農業からいろんな形での一般の国民の生活を(が)根底的に変わっていくわけで、これが日本の生きる道だと言うならば政府は説得しなければいけない。
そのためには結局多事争論が必要なわけで、これ一切知らせないというのはまるで、こうGHQの占領下にあるような感じで、これはやっぱり有司専制の歴史てのは150年から日本をずっと築いてきたのかなて感じがするんですね」
関口
「さらに、この下(有司専制)が強まってるような感じで・・・」
姜
「そういう感じですね、はい」

浅井慎平(写真家)
「基本的に政治は政治家のものだという特権意識みたいにものがとても強く感じられる。我々が託しているわけで我々のものなんですが、我々のものだという事がまったく見えない。
彼らが、自分達が任されてるから勝手にさせてくれみたいな話だから、主権在民って言葉があるが我々の政治であるということが置き去られてしまっているというのが明確に、このやり方に出ている」
関口
「そうなんですよねえ。我々がしっかりしなきゃいかんのですよね」
浅井
「そういう権利を手に入れることが政治家になることだという風なことが当たり前のような社会になっている。
それはこの際、正さないといけないと思う」

目加田説子(中央大学教授)
「慎平さんのおっしゃる通りで(それ始まった伝言ゲーム!違った事を言ったらアウトだ!)民主主義制度というのは、主権者である国民の知る権利というものがまず保証されなければいけない。そこに正確かつ十分な情報が提供されることによって初めて機能するものだ。言うまでもなく。改めて確認すれば政府が、国家がもっている情報というものは国民の共有財産だ。政府のものではない。主権者である我々のものだというのは姜さんの話もそうだ。
どんどんどんどん希薄になっていて、我々が情報を独占して我々が判断するので、言うなれば『下々のものは黙れ!』という空気がどんどんどんどん迫っている感じがする。
何よりまもなく選挙を控えているから、大事な政策についてきちんと情報を開示して国民を説得するということにもっと政府は向き合って頂きたいと思う」

谷口真由美(大阪国際大学准教授)
「日本国憲法をもう一度本当に読み直してみたらいいんじゃないかなと思う、国会議員のみなさんも。
主権者は私たちで国会議員は代表者だ。国の立法機関である国会は国権の最高機関なので、国権の最高機関に黒塗りの文書が出てくるということ自体が、じゃあ何を議論するんだという話だと思う。
国権の最高機関には出せないのに、どうして自分の著作だったらだせるのか、まったく説明がなされていないというのは、本末転倒もいいところだという感覚しかない。」
【追記】車の運転中に民進党玉木雄一郎議員が「黒塗りでもいいから出せと言ったら全部黒塗りだ」と発言したのを聞いたと思ったが、確認できなかった。
しかし朝日新聞が次のように書いていたのを見つけた。
「自民の佐藤勉国会対策委員長は記者団に「公開しないという国と国との約束は絶対に逸脱できない。それ(黒塗り)でもという話があった」と説明。(朝日新聞4月5日)
黒塗りでもいいから交渉過程の文書を出せと言っておきながら、出せば出したで全部黒塗りだと糾弾するのは始めから仕組んだ罠のようなものだ。

岸井成格
「TPPはそこにあるようにいろんな問題があるが、もう一つ私が気になっているのは安保法制。採決強行から施行された。それに対し野党が廃止法案および対案を出した。それに対して政府自民党は数を頼りにして全部審議に応じない、審議拒否になっちゃってる。
これはおそらく参院選挙への影響を気にしていることだろうとは思うが、徹底的に安保法制は審議してもらわなけりゃいけない法案だと思う」
岸井はまだ施行された安保法制に反対している。
野党の対案など対案とは言えず、施行されているものを廃案にせよというのは無理筋だ。
TPPの参加国でTPPの結果を議論し対策を講ずるというのではなくて、交渉過程の文書を国会で取り上げて議論しようとする国があるとは寡聞にして知らない。
ましてや、無理に引き出した「交渉過程」の文書を元に議論しようとする国などまずないだろう。
西川公也委員長の出版の準備は確かに先走り過ぎではあった。
しかしゲラ刷りをリークしたのは誰だ。
むしろそちらが問題になってくる。
高橋洋一氏が現代ビジネスに民進党のあまりにも稚拙な反TPP行動を見事なまでにこき下ろしている。
⇒現代ビジネス【ニュースの深層】
あまりに稚拙な民進党の「反TPP論」を喝破する!
賛成も反対もできない野党に未来はナシ
「(野党は)まるで実質的な審議に入ると困ることでもあるかのような抵抗ぶりだ」
谷口真由美センセイは「国会議員は憲法をもう一度読み直せ」というが、憲法73条は・・・
「条約の締結権は内閣(つまり安倍政権)にあり、国会は交渉結果(条約締結)を見てから是非を判断する。過去の交渉途中の黒塗り文書など議論する余地は無いのである。
「国際交渉は、お互いに交渉過程を秘密にするという前提で行われるので、民進党など野党による『交渉過程を開示せよ』という要求はまったく筋が通らず、言いがかりのようなものだ。
憲法で、条約交渉権限を政府に委ねているとしているのに、野党が憲法の規定を否定しているなら、改憲を否定する勢力としてまったくお笑いでしかない」
TPPに参加すると言い出したのは民主党の菅直人であり野田佳彦である。
民進党はここでもブーメランを飛ばしている。
「民主党もマニフェストに『政府が判断する』と書いたくらいであるから、交渉当事者として交渉過程には相手国の事情もあることはわかっていたはずだ」
「民進党が『交渉過程の情報を出さなければ審議できない』などという、つまらない入り口論で抵抗するのは、本格的な審議をできるだけ避けたいからではないか、と邪推してしまう」
邪推ではなくて正解である。
まお高橋洋一氏はTPPが日本にプラス効果があるのは明白だと例のようにグラフを用いて説明している。
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