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2014.11.30 (Sun)


NHK党首討論で自信に満ち溢れた安倍首相

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 有権者がどの党に票を入れるか判断材料になる党首討論が今日行われた。
政権与党の安倍首相の自信に満ちた発言が目立った。
一方、野党の反論には説得力がなかった。

NHK「日曜討論」(2014/11/30)
【党首討論】アベノミクス継続の是非は

党首討論nhk党首討論 (2)

安倍首相安倍晋三


安倍首相
「政権に復帰した2年前、行き過ぎた円高で企業は倒産し、海外にどんどん出て行った。海外への投資は2倍になってしまった。私達は3本の矢によって雇用を改善した。有効求人倍率は22年ぶりの高さで賃金も上昇した。今年4月の第1回目の賃上げのチャンスを生かして、2%以上賃金が上がった。
パートやアルバイトのみなさんも時給が1050円。一番高い水準になった。
アベノミクスは企業の競争力を強化して収益力をあげ、雇用を拡大し、賃金を上げて、消費を拡大し、景気を良くしてデフレから脱却して成長し、国民を豊かにする。
まさに数字が示すように、企業最高の収益を上げ、雇用が拡大し、賃金があがり、消費が拡大する。
これをしっかり進めていくことによって、全国津々浦々にこの景気回復の実感を届けたい」

海江田(民主党代表)
「1本目の矢は二年経って、景気回復の実感が無いというのが8割だから期待はずれだ。2本目の矢の財政政策は財政を悪化させて人件費が高くなつて人手不足、原材料費の高騰で使いきれない公共事業費もある。3本目の矢の成長戦略はまったく姿かたちが見えない。雇用が増えたと言っても全部が非正規雇用の人たちだ。正規雇用は9万人もこの2年間で減っている。雇用が正規にならなければ、賃金も上がらない。景気は2期続けてマイナスだ。非正規がずっと働けるか非常にクエッションだ。安倍政権の3本の矢がボロボロになるのはいいいが、国民生活がボロボロになるのは絶対許せない


アベノミクスがトーンダウンしたのは4月の5%消費増税のせいである。
民主党の「ジミンガー」が今や「ヒセイキガー」になっている。
大量の団塊の世代が退職して非正規雇用で働いているから増えたという事実もある。
正規社員になりたくてもなれない人もいるが、一方ではみずから非正規で好きに暮らしたいという人もいる。
夫婦別姓、非嫡子の相続の平等性、シングルマザーの急増と、それがカッコイーなど家族制度の破壊につながる事を、裁判官は判決で戦後国民の意識が変わったからと言うが、就職に対する意識も変わったとは決していわない。

橋下徹(大阪市長・維新の会共同代表)
[日本が稼げる国になるためにはアベノミクス改革を断行しなければならない。しかし今改革は失速気味だ。なぜかというと、自民・公明が改革にブレーキを掛けている。民主党も共産党も改革を断行できない。大阪の改革に反対しているのは全部自民・公明・民主・共産党だ。
改革には維新の党が絶対に必要だ。財政出動は絶対必要だが、公共工事はまったく間違っている。公共工事で税の再配分をするのではなくて、生活支援に切り替えるべきだ。5兆円も公共工事に増やしたのであれば、5000万人にクーポンとして配れば、一人10万円のクーポンになる。アベノミクスは断行しながら分厚い中間層をしっかり支えるために生活者支援として税を再配分すべきだ」


 経済が落ち込んだ理由のひとつは公共事業=悪というのはの間違った思い込みである。
再分配の現金バラマキでは民主党と変わらない。

荒井党首nhk荒井

荒井広幸(新党改革代表)
「私の党は脱原発を目指す保守党だ。是々非々の立場で国民の皆さんに訴えたい。今、アベノミクスを実行して効果があると大勢の皆さん感じている。民主党時代の停滞の時、沈滞の時に戻していいのかとみんな思っている。我が党は野党の一員だが、アベノミクスに代る総合経済対策を野党のどの党からも聞いたことが無い、私も含めて。だからこの総合対策であるアベノミクスを是非成功させなければならない。15年、20年経済は沈滞した。そしてここまで来た。我々はアベノミクスの第二弾に来ている。
だからカテイ(家庭)のミクスを後ほど具体的に説明したい」


「カテイノミクス」はちょっと苦しい。
「アライミクス」とでもも言えばいいいのに。

平沼赳夫(次世代の党)
アベノミクスの前半は成功した。評価すべきだ。ただ第三の矢の具体性が乏しい。もっと具体的に国民に示せ。地方の疲弊を改善せよ。次世代の党は別途100兆を超える政府保証の基金を用意して経済活性化のために思い切って使っていくべきと考えているので後押しをして行きたい」


野党でアベノミクスを評価しているのは維新、次世代、新党改革の3党だけ。

平沼
「1000兆円の借金というが、スペイン、ポルトガル、ギリシャと違って、日本は95%以上国内で賄っている。国民の目からみれば、これは負債ではなくて資産だ。そういう資金を活用して細かな経済対策をやっていくことが必要だ。借金の利払いが大変だ大変だというのはおかしい」


「日本は1000兆円の借金」というメディアの世論誘導に平沼氏が一矢。
安倍首相、わが意を得たりとばかりにコップの水を飲む。

荒井
「鶏という経済を潰してしまっては、卵と言う税収も財政再建は出来ない。その意味で、どうやってアベノミクスを成功させるかということに絞って行くべきだ。それでないと財政再建も財源も捻出できない」


眼鏡はダサイけどいい事をいう。

安倍
「実態経済がどうなっているかが大切だ。自民党政権になってから・・・

●倒産件数2割削減
●現在の倒産件数の率は24年ぶりの低さ
●100万人の雇用を創った
確かに非正規雇用も増えたが、民主党政権時代は雇用そのものが減っている中にあって100万人近く非正規の雇用が増えた


(憮然とする海江田民主党代表)

●正規についても7-9月に10万人増えてきた。
●正規の新規求人率はとうとう1になった。15年ぶりの最高の値だ。
●総雇用者数所得において消費前科引き上げ分を除けば6月から実質も増えている。

島田敏男(司会)
「ただ、世論調査では景気回復の実感が全国の津々浦々まで広がっていない」

安倍
「その通りだ。まだアベノミクスは道半ばだ。中小規模事業者でも6割は賃金を引き上げたが4割は行っていない。我々は2%賃金を上げることに成功した。物価安定目標の2%を越えたが、なかなか3%には至っていない。だからこそ経済対策を継続し、◯◯をこれから押し上げて行きたい」

海江田
「安倍総理は自分の都合のいい話だけしている。都合の悪い数字は話さない。
それから、あんまり『民主党の時』というのは止めた方がいい。民主党政権の3年間でGDPは5%伸びた。安倍政権は2年だがその間に1.7%だ。
これからだというがそれは大きく違っている。
1%という数字も正規の正社員と比べると0.68だ。非正規が増えている」

安倍
「それでも過去最高だ」

海江田
「それは民主党の時からずっと上がって来た。一部の大企業で働く人が2%になった。まったくベアの無い人は沢山居る」

安倍
「新規の有効求人倍率が0.62というのも過去最高だ。これから新規に働こうという人に対して、これから正規の社員を募集をというのが1を越えた。これは大きなことだ」

海江田
「アベノミクスには副作用がある。影の部分を見て考えなければいけないのに、まったく考えていない」

橋下
「トリクルダウンがアベノミクスの柱だが、僕はレイズアップ型だ。アベノミクスで欠けているのはレイズアップだ。低所得者に税金をそのまま回すという発想に欠けている。国家公務員、地方議員、国会議員の給与を2割削減すれば5兆円生まれる」

山口那津男(公明党代表)
「民主党政権の時は政権末期にリーマンショックが起きて、どん底から這い上がるために経済対策を我々の時代に打った。その効果が民主党政権になって現れた。民主党政権は給付の方に力が入って、経済成長には力が入らなかった。そしていまわれわれの政権でしっかり経済成長をやっている(以下略)」


 いつも思うのだが、山口氏は弁舌さわやかで声も良く、説得力がある。
公明党に居るのは惜しい人物だ。思想信条は別として。

平沼
「荒井さんは野党には対案が無いと言ったが、我々は国が100兆円ぐらい用意して、きめ細かな対策をやっていくと出しているのでご理解頂きたい」


荒井氏、平沼氏に向かって最敬礼!
残念ながら「きめこまかな対策」とは何か具体的な説明はなかった。

司会
「安倍さん、地方の中小企業にも金が回らないと景気の雇用循環は生まれないという認識をかなりの皆さんが持っているが」

安倍
「当然そうだ。だから中小企業が賃上げ出来るように税制上の措置もしている。例えばモノづくり補助金で新たなトライをする人達に対して1千万だすとか。それも従業員の供与を上げたところから優先的に出している。円安で材料費が上がって困っている人達には金融でしっかり応援していく。同時に有効求人倍率も1を越えた県が36都道府県になった。これは民主党政権と比較して申し訳ないが(海江田代表、苦笑い)、4倍の数になっているのは事実だ。
公共事業について橋下さんから批判があったが、我々の公共事業は15年前に比べて半額になっている。
(橋下氏反論しようとするのを抑えて)ただ、消費者個人に焦点を当てた、低所得者の消費を喚起するような地域に金を落とすプレミアム商品券のようなものをやって行きたい」


他の野党の主張は文字起こしに値せず省略。

安倍首相と堂々と自信に満ちあふれてアベノミクスの正しさを主張していた。
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