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2013.02.04 (Mon)


公共事業がなぜ悪い

日本破滅論日本破滅論縮小版

もう一度読み返したくなる本

中野剛志氏が言う通り、そのおどろおどろしいタイトルは出版社の編集者が付けたものだという
しかし内容は大学の研究室の師弟が意気投合して語りあっている対談集である。

 奇しくも、この師弟は第二次安倍内閣で、師匠の藤井聡京都大学大学院教授が内閣官房参与、弟子の中野剛志京都大学准教授が一足先に経済産業省に復帰している。
両氏とも新自由主義、グローバリズム、TPPには反対の立場である。

 まず、東日本大震災の「てんでんこ」の解釈や、震災を体験しても平和ボケが直らない日本人に言及し、ナショナリズム(日本人同士の同胞意識)という精神も東北の人に対する同胞意識も失ってしまったと批判。
たしかに、東京都以外の多くの地方都市が瓦礫の受け入れを拒否したのは、戦後の日本人が軽薄なエゴイストになってしまった証左であろう。
話が飛躍するが、オスプレイの運用に反対する沖縄県も地方主権(分権ではない)を主張する首長もある意味エゴイストである。

 第2章では学者・官僚・メデイアの嘘を暴いている。
朝日新聞が「復興のための公共事業はもったいい」といい、「土建国家に回帰」と批判する。
しかし、災害時にめざましく働いたのは東北地方整備局と土建屋だった。
「くしの歯作戦」で道路を修復し、自衛隊の重機や隊員が通れるようにした。

マスメディアの公共事業に対する批判が盛んであり、藤井氏の研究室が調査した3.11以前の6ヶ月と以後の6ヶ月の大手5紙の公共事業批判社説を比較すると、朝日新聞が以前も以後もダントツで高い。
日経新聞に至っては3.11後に増えている。他社は前後とも比較的に少ない(65頁)。

藤井氏は公共事業を叩くマスコミはDV男のようであり・・・

「例えば朝日新聞は、とにかく国家に対して非常にネガティブな反応をします。その背景にはマルキシズムの遺伝子があると思います。マルキシズムは、階級闘争を経て資本家の国家を倒し、プロレタリアートの団結した社会をつくることを理想とする。それが国を守る自衛隊を叩くことにつながり、国の象徴である皇族への冷淡な態度を生む。公共事業にたいしてもそうです。公共事業は、国土計画を作り、巨大なお金を使って行う国家のシンボリックな事業なのですから」

なるほどと納得する。

新自由主義は・・・

「市場原理主義ですから、市場を大きくして政府を小さくしたい。いわぱ、新自由主義者は、基本的にすべての政府事業を停止したいと思っているわけで、とりわけ国家的プロジェクトである公共事業を削ろうと考える」

「反国家主義、均衡財政主義、新自由主義の三者が結託して、脱公共事業の世論が形成されていった」


民主党の海江田代表や細野幹事長が「公共事業」を目の敵にするのは基本的に民主党が「反国家主義」だからである。与謝野馨、藤井 裕久は均衡財政主義・・・

新自由主義者の竹中平蔵を安倍首相はお飾りに使っているという噂もある。

 「政治論」では橋下徹大阪市長への批判が厳しい。
中野氏は、橋下氏は人気があるから彼を味方にしてTPP反対、増税反対、憲法改正、脱原発でも利用すればいいという人が保守派の中にも居るが小賢しいと批判。小賢しいがゆえに逆に彼に利用されているのだという。

安倍首相は橋下氏を利用しようとしているかのように見えるが、ご用心ということか。
たしかに一理ある。

読み終わった後、もう一度読み返してみたい気になる不思議な本である。


「日本破滅論」(藤井聡 中野剛志 文春新書 770円+税 2012年8月) 

【目次】

はじめに

第1章 大震災を食う ━ 危機論 

東日本大震災から見えてきたもの/日本人は震災を「食った」か/「てんでんこ」に隠された意味/「釜石の奇跡」を呼んだもの/災害はシニカルな近代主義を拒む/「一つになろう」の偽善/米をシンボルにしてなぜ悪いか

第2章 学者・官僚・メディアの嘘 ━ パラダイム論

震災復興は「もったいない」/朝日新聞の本音と建前/著名なエコノミストの厚顔無恥/意図的に報道されない「くしの歯作戦」/左翼が構造改革に走る理由/内閣府モデルのデタラメ/「TPPで2・7兆円の利益」のカラクリ/学者と官僚の共同謀議/パラダイムの奴隷になった学会/独法化か大学を殺した

第3章 新幹線と失われた20年 ━ 物語論

東海道新幹線の物語/「はやぶさ」が仕分けられないために/「失われた20年」世代の物語とは/デフレの悪化を競う増税論議/専門家は信用できるか/「内需は拡大しない」の誤謬/描けなかった高度成長後の物語/プラグマティズムの思想に学ぶべし

第4章 沈黙のらせんを絶て ━ 政治論

「ぶれない政治」の危うさ/国民は官僚主導を望んでいる?/大衆人の議論の特徴/橋下市長は議論の勝ち負けを競うソフィスト ━ 賢さが裏目の「沈黙のらせん」/日本に漂う閉塞感の正体/軽薄な人気者が招く悲劇/冷戦思考から抜けられない保守派/公務員の特権とは何か

第5章 マクド経済学が世界を蝕む ━ 経済論 

リーマン・ショックは経済学も吹き飛ばした/失われた経世済民の志ノマクドナルド化された経済学/田舎者の二流人士が進める構造改革/日本がフィリピン化しないために/適切な程度の自由貿易を求めて

おわりに 


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2013.02.04 (Mon)


許されざる者 河野洋平

わが国の祖先の名を穢(けが)し、次世代に謂(いわ)れなき汚辱を負わせるBKD河野洋平が韓国を訪問するという。
彼は政治家を辞めた後もTBSの反日番組「サンデーモーニング」で寺島実郎らと共に反日的なコメンテーターを務めている。
その寺島実郎も韓国での国際フォーラムに出席するという。

 アメリカを始めとして、いまや世界中が実在しない「従軍慰安婦」を「性奴隷」として日本を非難している。
日本軍が「強制連行」したとしている。

 もうこれ以上韓国の横暴と、それに迎合する反日・日本人を許すわけにはいかない。
私たちの世代でこの負の連鎖を断ち切ることが今を生きる日本人としての責務である。
韓国には経済制裁を、そして反日・日本人には世論が鉄槌を下さなければならない。


産経ニュース(2013/2/4 18:30)
河野洋平氏が訪韓へ 慰安婦問題で注目

 【ソウル=黒田勝弘】慰安婦問題で過去の「官房長官談話」が問題になっている河野洋平元衆院議長が14日、ソウルで開催される国際フォーラムに出席し特別講演をする。朴(パク)槿恵(クネ)次期大統領とも会う予定だ。慰安婦問題で日本による強制性を認めた「河野談話」は、韓国をはじめ国際的に日本非難の最大根拠になってきた。韓国での発言に関心が集まっている。
 この国際フォーラムは「韓日以来の道を問う」と題し韓国のソウル新聞と日本の東京新聞が共催する。日本側からは寺島実郎・日本総合研究所理事長や渡辺博史・国際協力銀行副総裁らが、韓国側からは柳(ユ)明桓(ミョンファン)元外相、朴(パク)●煕(チョルヒ)ソウル大日本研究所長らが出席し公開で行われる。
 中国との間では先ごろ鳩山由紀夫元首相が訪中した際、尖閣諸島を「係争地」と発言し問題になっている。安倍首相はかねてから「河野談話」に疑問を表明し、これが韓国では官民挙げて非難の対象になっている。韓国世論は河野氏に安倍氏批判を期待している。
 平成5年の「河野談話」は戦時中の日本軍関連の慰安婦について「強制的な状況下」で「総じて本人たちの意思に反して行われた」とし「おわびと反省」を表明したものだ。
 日本政府はその後、官民共同で「アジア女性基金」を設置し一部の韓国人当事者(61人)には“償い金”を支給し、改めて「謝罪と反省」の首相書簡を伝達したが、韓国側は納得せず現在に至っている。

●=吉を2つヨコに並べる


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20:45  |  反日政治家  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.02.04 (Mon)


アベノミクスが日本を救う

アベノミクス2013縮小版1


野田首相(当時)が、安倍総裁との党首討論で「嘘つき」と言われるのがイヤなのと、民主党内で引きずり降ろされるのがイヤで破れかぶれ解散を宣言する直前に書かれた本である。

だから最新の書とは言えないが、偏向マスコミの偏向報道に躍らされている私たちB層にとっては目から鱗の本だと言える。

つい最近まではグローバリズムはよいものとされていた。
「人間は平等で、多文化共生は素晴らしい」「国境なき経済と人間の流通が平和を招く」と言われていた。
いや、今でもそう主張する人達が居る。

でもそれが間違いであることはEUの経済破綻を見ても明らかである。

 EUのメンバーであるギリシャより日本の方が借金が多くて危ないという嘘、TTPに早く参加しないと日本は取り残されるという嘘、日本の経済は中国に依存しているから日中友好は必要という嘘、韓国の大企業や経済力に日本は負けているという嘘、そんな嘘を著者は具体的なデータを用いて論破している。

 民主党の海江田代表は30日、国会での代表質問でアベノミクスを批判したが、的外れであった。

「たとえ野党側が政府の負債拡大の意味を認識していても、立場上、必ず政権サイドを攻撃してくる。しかも、政府の財政赤字や負債残高の拡大が続くと、『政府はムダ遣いばかりして、国の借金(正しくは政府の負債だが)膨らませている。このままでは、将来世代に借金のツケが押し付けられることになる。政府の財政赤字拡大を許すな!』といったレトリックが通用しやすくなるのだ」(256頁)

とアメリカのロムニー共和党が オバマ民主党を攻撃する例を上げているが、まったく同じことが日本でも言える。
ただ日本ではリベラル左翼の民主党が保守派の自民党を攻撃するという逆転現象ではあるが。

日本のマスメディアはもう増税が決まったかのように、家計が苦しくなると国民を脅している。
財務省とマスメディアは「附則第18条」の景気条項をひた隠しに隠しているのである。

 TPP絡みでは・・・

「日本の新聞は、経団連や経済同友会のロビー活動や政治家へ圧力にいては、ごく当たり前の活動、あるいは要望として記事に出る。ところが農協や医師会が何か要望すると『農協や医師会の既得権益が政治家と密着して圧力を掛けている!』と批判するわけだから、明らかにダブルスタンダードである」(321頁)

「農家の土地は外国に持って行く事は出来ないし、医者の顧客(患者)は基本的には日本国内の顧客(患者)だ」


確かにグローバル企業は資本を海外に移すことはできるが、農家や医者はそうはいかない。
この他、著者が講演や他の書物で主張していることを一冊に纏めたお勧めの本である。


「2013年 大転換する世界 逆襲する日本」(三橋貴明著 徳間書店 2012年11月 1600円+税)

【目次】
   
第1章 激変する世界 狙われる日本経済

世界の大統領選挙が示した対立構造
グローバリズムは民主主義を壊す経済モデル
「自由貿易」という経済侵略が進みつつある
「メイド・イン・○○○○」は保護主義の手法だった
いよいよ「日本占領」をねらうアメリカ企業
国際条約による法律支配の危機
グローバル化を礼賛して国を売るマスコミ
災害大国・日本で建設業が壊滅する危機
デフレ悪化か克服かの瀬戸際
他人事ではない大恐慌時のドイツの惨劇
「改革派」の政治家が日本を滅ぼす
首相公選制を叫ぶグローバル資本の手先
自由主義の理論は破綻している
資本移動の自由化で失業率は確実に上がる
   
第2章 日本がグローバリズムの息の根を止める

規制緩和推進派ほど政府と結びつく
法人税減税は雇用回復に結びつかない
日本人の賃金を下げたい人たち
日本は絶対に韓国を見習ってはいけない
2012年に中国・韓国の反日が激化した理由
「日本経済は中国に依存している」は真っ赤なウソ
2013年には国家間紛争がますます拡大する
労働市場の開放で民族間の憎悪が拡大する
グローバリズムの息の根をとめるのは日本だ

第3章 ギリシャ発 世界大恐慌が迫っている

不法滞在者がギリシャを滅ぼす
緊縮派は本当に選挙に勝ったのか?
緊縮政策でいよいよヤバいギリシャ経済
2013年、ついに5年連続のマイナス成長か
若年層の失業増加が暗示するもの
もっとも恐ろしいのは技術が消滅すること
自前で国債を発行できない国の悲哀
ギリシャが世界大恐慌の引き金になる恐れ
ギリシャ王国成立までの凄惨な歴史
何度も繰り返されてきた財政危機とデフォルト
悪化の一途をたどる「ギリシャ病」
安全保障からユーロ離脱をしぶるギリシャ
ユーロから離脱しないかぎりギリシャに未来はない

第4章 2013年、ユーロが終焉する日

GDPには3つの顔がある
欧州圈への輸出で経済成長を続けるドイツ
黒字国と赤字国の不均衡がますます拡大する
ドイツの輸出攻勢がギリシャのデフォルトを招く?
ドイツなしには成り立たないギリシャ経済
アメリカ式帝国循環とギリシャ式帝国循環の違い
ユーロの欠陥によって経済格差は広がるばかり
「外需依存」を叫びつづける財務省の愚
債務の返済負担から解放される日はくるのか
バブル崩壊後に必要なのは緊縮財政より経済成長
ドイツが中央銀行の国債買い入れを嫌う本当の理由
ユーロ圈に緊縮財政を強要する新自由主義者たち
ヨーロッパを徘徊する新古典派経済学の亡霊
グローバル金融に戦いを挑むフランス新大統領
銀行同盟によってユーロはいつまでもちこたえるか
国家や国民の自由を奪うユーロの実態が明らかに
   
第5章 反日で壊滅する韓国と申国の経済

歴代韓国大統領の汚れた裏面史
李明博が日韓の越えてはならない一線を越えた理由
韓国はグローバル資本の植民地と化している
2013年X月、李明博逮捕か!?
韓国の家計債務はもはや持続不可能か
日本は断固として経済制裁を貫け
日本からの輸入がとまると韓国経済は終了
中国を増長させたマスコミの罪は重い
日中間には「領土問題」は存在しない
目虐主義者たちの妄言に惑わされるな
日中関係の悪化で壊滅する中国経済
反日活動を自在に操った新総書記、習近平
日本経済は中国に依存している」は中国の情報操作
不動産バブルでさらに歪になる中国経済
世界じゅうで「脱中国」が始まった
  
第6章 デフレ化するアメリカ経済の行方

アメリカは住宅ローンの返済からいつ抜け出せるか
2013年に再選オバマを襲う「財政の崖」
量的緩和第3弾で資源、食料価格が高騰する
2013年、アメリカの失業者は200万人増加する
これから、グローバル株主資本主義との壮絶な戦いが始まる
「正しいデフレ脱却」への道を歩みはじめたアメリ力
   
第7章 日本経済の逆襲が始まる

2013年、消費税増税にストップがかかる!?
附則第18条の存在をひた隠す財務省
「財政健全化」とは国の借金を減らすことではない
借金が17倍超に膨らんだアメリカがデフォルトしていない理由
「自国通貨建て」と「共通通貨建て」の問題を混同するな
なぜ、いつまでも「財政破綻」のウソを煽るのか
日本破綻派のマスコミ、評論家のバカさかげん
デフレでは誰も投資をしない
円安で輸出が増えてもデフレからは脱却できない
いま、日本を牽引できるのは「日本」だけ
銀行はなぜリスクマネーを供給しないのか
日本はいまでも世界一のお金持ち国だ
2013年3月に迫る中小企業の危機
安倍政権の誕生ではじめて正しいデフレ対策が行われる
松下幸之助が犯した過ち
長期投資国家・日本の逆襲が始まる
日本国民のパワーを結集して世界を変える


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