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2012.09.14 (Fri)


安倍晋三氏の敗北は日本の敗北

安倍晋三試論安倍晋三試論縮小版

自民党総裁選に5人が名乗りを上げ、マスコミは今や次の政権担当が絶望的な民主党の代表選より、自民党の総裁選を集中的に報道している。
誰が総裁(総理大臣)になるか、もはや見飽きた政治評論家たちが盛んに論じている。

それによれば石原伸晃、石破茂の「石・石」の二人が残り、決選投票になると大方が予想している。
残念ながら、今のところ安倍晋三氏は三番人気である。
その安倍晋三氏が「戦後レジームからの脱却」を掲げ、僅か一年間でかつてのだれもが成し得なかった政治的な成果を上げたにもかかわらず、いや、そのために、官僚や戦後体制の既得権を享受していた人たちとの戦いに敗れたかを実証したのが本書である。

著者は文芸評論家であり、政治評論家ではない。
だからこそ、安倍氏を吉田松陰や三島由紀になぞらえて、その壮絶な死を日本の死と捉えているのである。
しかし、だからといって決して感情的な入れ込みで安倍氏を美化しているのではない。
小泉純一郎氏と橋下徹氏は「喧嘩上手な強いリーダーを演じる卓越した『俳優』に過ぎないのではないか」とし、坂本竜馬を演じた福山雅治も織田信長を演じた渡哲也もメークを取れば俳優に過ぎないが、竜馬も信長も命を懸けて血みどろな戦いをし道半ばで横死した。安倍氏こそ俳優ではなく、真の「戦うリーダー」だったという。

「穏やか過ぎる外貌が、安倍の強烈な政治家像を隠している。だが、実際の安倍政治は、官僚とマスコミを敵に回して息を呑むほど壮絶な戦いを展開した。内閣はまるごとマスコミの餌食となり、連日「炎上」し続けた。政治的成果は豊富で失政は何ひとつもなかったのに、参議院選挙で大敗した。閣僚からは自殺者も出た。首相時代の安倍は、健康面でも実は「死」に近づいた上、政治的な「死」を経験した。まさに、安倍こそは、信長や竜馬がそうであったように、「戦いを勝ち取れずに道半ばで」、「格好悪く」も政治的に「横死」した人物だった。
安倍が、本当に闘ったからだ。それも無謀極まる戦いを」


安倍氏失脚前後の様子が思い浮かぶ。
あの時のマスコミの総ぐるみの安倍バッシングは異常だった。
その先頭に立った朝日新聞が、安倍氏を怖れ、「安倍の葬式はウチで出す」と言って最初から最後まで、安倍氏を正面から論破せずに茶化して葬り去ったかという事実とその理由を本書は解き明かしてくれる。

三宅久之氏が朝日新聞の若宮圭文論説主幹と会った時、「安倍叩きは社是だ」と言い切ったという。

週刊朝日は2007年9月28日号で「総力特集 安倍逃亡」と書いて安倍氏の葬式を嬉々として出した。

「『ぼくちゃん、宿題できないから学校に行きたくない』というこどものように」政権を放り出した「安倍晋三クンは、まだまだ経験不足だったのを小泉改革の継承者として蝶よ花よと育てられた。純ちゃんから晋ちゃんだ、長身、イケメン・・・」(早野透)

「お友達内閣」「お腹痛くて辞めた」などいまだにテレビメディアは洗脳された街頭のB層の声を取り上げて、安倍氏のイメージダウンを図っている。

「安倍イデオロギーが人間的未熟と同義語だったとすれば、歴史の神様にお願いしたい。せめて教育基本法と国民投票法のふたつは、時計の針を戻せないものか」(同上)

この言葉は朝日新聞の魂胆を明らかにしている。
民主党政権になって、この時計の針が少し戻ってしまったのはご存じの通りである。

Ponkoが下手な書評の真似事をするより、アマゾンに投稿された書評のタイトルが本書の価値を端的に著わしているかもしれない。

「買った、読んだ、泣いた」
「安倍晋三こそ真の日本のリーダー」
「国民に真実を知らしめ、誇りを取り戻させて下さい」
「政治家を見直した」
「私たち日本国民が知るべき事柄がたくさん詰まっている」
「平成維新はこの人に期待します」
「今の日本の必読書、皆さんよむべし」
等々。


そして、次の著者の次の二行が読者の心を揺さぶるに違いない。

「安倍政権の挫折は、安倍晋三個人の敗北ではない。
日本国民の敗北だったのだ」


本書の「約束の日」とは安倍氏が再び日本国のりーダーに返り咲いて、あの時の約束を果たしてくれる日のことを指しているに違いない。

安倍氏に頑張ってほしい。
次世代のホープ小泉進次郎氏が成長するまで。


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