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2012.03.21 (Wed)


愛国心とTPP

昨日の産経新聞で3つの記事と1つの意見広告が目を引いた。

ライジングサン再び
パソコン「国内生産」回帰
レノボ、中国から米沢へ
株価12.7%一気上昇 米アジア上回る

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120321/biz12032101390002-n2.htm

マスコミが日本国民は政治不信で閉塞感に陥っているなどと悲観的な報道をするなか、明るいニュースである。
そもそもIBMが採算の点からパソコン事業を中国に売却したために、ThinkPadブランドはレノボになった。
あの時は何となく暗い気持ちになったものだ。
しかし、中国製では「安かろう悪かろう」というイメージは拭えないためか、信頼性の高い日本製のイメージを法人関係に売り込むために生産ラインの一部を日本に移管したと言う。
その合弁会社がかつての日本アイビーエムのライバルNECだというのは皮肉な話だが、米国のHPもメイド・イン・トウキョウを前面に打ち出して売り込んでいるというし、富士通も「出雲モデル」「伊達モデル」と生産地をモデル名にして日本製をアピールすると言う。技術立国日本の姿がたのもしい。
株価が12.7%も上がり、一時的に7円も円安になったというが、これも1%のインフレ目安を表明したからである。
日銀も財務省ももっと早くからデフレ脱却宣言をして手を打つべきであった。
野田民主党政権では詮無きことか。

自国知ってこそ真の国際人(曽野綾子)

楽天やユニクロの「英語の社内公用語化」を批判している。
Ponkoもあれはいささかやり過ぎだと思っていたので真に同感である。
グローバリゼーションか何か知らないが、何も日本人が日本人同士でわざわざ英語をしゃべる必要はないだろう。
ユニクロの社長は後二年で日本は潰れると公言しているくらいだから、日本人というよりルーピー鳩山並みの宇宙人なのだろう。
国際会議で流暢な英語を喋って得意になっている日本人が居るが、「外国人は言外に侮蔑を示し、その軽薄さを笑っていることが多い」と言う。当然のことながら、やっぱり問題は人間の中身なのだ。

「日本に会社を置きながら、社内で英語をしゃべることをもってよしとするような会社には、人間を育てる意思もなく、重厚な国際人は育たないだろう」

国を守る気概を誰が教えるのか(佐瀬昌盛)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/551014/

内閣府が10日発表した世論調査結果によれば、自衛隊への好感度は過去最高だと言う。
東日本大震災での頭の下がる献身的な活躍がその大きな要因だろう。
しかし、災害援助だけが自衛隊の使命ではない。
調査結果は自衛隊の第一の存在目的を「外国からの侵略防止」ではなくて、災害時の救援活動や緊急輸送だとしている(83%)。
情けない話である。
「もし戦争が起こったら国のために戦うか」という問いに対して「はい」と答えるのはいつも日本が世界最低(15%)だという。
平和ボケ、アメリカ依存のせいである。
卒業式で起立しなかったり、国歌を歌わない教師が居るような教育現場では、愛国心は決して育たない。

日本が主導的な立場に立って国益に即した国際ルールを
(櫻井よしこ)


櫻井よしこ氏の写真を載せたTPP賛成の意見広告を出している。
TPPで日米が協力すれば中国のルール無視の姿勢を牽制できるというが、事はそんなに簡単な事なのか疑問である。
TPPで初めて日本が国際ルールづくりを主導できるというが、日本にそんな力があると思えない。
国家基本問題研究所には保守派の人達が居る。
すぎやまこういち、島田洋一、遠藤浩一、佐藤守、中條高徳、西岡力、平松茂雄などの各氏である。
この人たちはほんとうにTPPの危険な側面を理解しているのだろうか。
日本がアメリカを相手に国益を守る主張ができるとでも思っているのだろうか。


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