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2012.01.06 (Fri)


「ぼくらの祖国」

ぼくらのぼくらの祖国ぼくらの祖国

この本を最初に開いた時、活字の大きさと行間の広さがまず目についた。漢字にはルビが振ってある。
青山氏の話はネットで見聞きしているので、日本と言う祖国について理詰めで語っているのかと思ったがそうではなかった。
中学生か高校生に語りかけるかのような調子である。
この本は明らかにこれから日本を背負っていく若い世代の人達のために書かれたものだ。

敗戦後、日本人は「祖国」を語る事をみずから封印し、学校でも家庭でも教えることはなかった。
東京裁判史観は戦前の全てを否定する事から始まった。
いまその間違いが日本を呪縛している。

しかし、そんな七面倒くさい事は言わないで青山氏は平易な語り口で「祖国」がないのは日本だけだと指摘する(第一章 第二章)
永遠の章では、ネットの動画やテレビで紹介された青山氏の福島第一原発の事故の現地報告が生々しく語られる。
硫黄島の章では、硫黄島に入った時の様子、まだ英霊がそのまま眠っている事、私たちのために戦ってくれた人たちをすっかり忘れている日本人。
青山氏は熱く語る。
読みながら涙がにじむ。
(「いおうとう」でIME変換しても「島」が変換されない。「いおうじま」と入力すると変換された。やはりマイクロソフトはアメリカのものだ)

最後は日本海のメタンハイドレート資源の可能性について語っている。
実用化には程遠いと言われていたが、限られた予算で既得権益と戦いつ進められているようだ。
様々な大病に見舞われながら全身全霊で行動する青山氏。そのエネルギーの根源は一体なんだろうと思う。
「使命感」などというありふれた言葉は使いたくない。
おそらく先人の思いを子孫に伝えたいという熱い思いが青山氏を動かしているのだろう。

最後まで読み進めて、Ponkoの推察が当たっていたことを知った。
あとがきで青山氏はこう書いている。
「この本を書くきっかけは、若いお母さんの『子供に読ませる本、祖国を教える本が無い』という訴えでした」
青山氏のクーロン人間を100人も1000人も作れないものかと半分本気で考える。
教室で、テレビで、ネットで、国会で、その思いを語ってもらう。
それが出来ないなら、本書を一人でも多くの人達に読んでもらう事だ。


「僕らの祖国」(青山繁晴 扶桑社 1600円+税 2011年12月)

【目次】

明けの星の章
平壌の日の丸の章
永遠の声の章
硫黄島の章
手にとる希望の章
海鳴りの終章
ふしぎの本


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