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2011.05.28 (Sat)


民主党政権はなぜ愚かなのか

大きい文字文字色民主党政権はなぜ愚かなのか

その破壊衝動は日本を破壊する

本書は3月11日の東日本大震災の直前に出版されたものである。
だから、震災後の迷走で民主党政権の愚かさがさらに露呈された今となっては、食い足りない思いがする。
しかし、民主党の愚かさの根源を破壊衝動という脳科学の分野から分析した点に本書の特徴がある。

かつて公立高校の教師だった著者は日教組の実態を身を以て体験し、彼等左翼を破壊衝動に基づくものと断定する。

「・・・私はこうしたことを身をもって体験しました。このような日教組によって支持される民主党が、まともな政党たりえるとは到底思えません」


「左翼系の教師の言動が、常識では理解できないのと同様に、鳩山氏、小沢氏、あるいは菅首相の言動を理解するには、特別なアプローチが必要となるでしょう」

「鳩山氏から菅氏へと続く民主党政権が愚かであることは、まや日本国民の多くが知っています。エリート集団で構成される民主党政権が、愚かな振る舞いを繰り返すその根底にはあるものは何か。その点を徹底的に追求したのが、本書です」


第一章で左翼教師の非常識な言動とその根源を探り、第二章で最新の脳科学を紹介している。
アメリカの脳科学学者ダマシオの「感情が思考をガイドする」という考え方によれば、情動→感情→思考という過程で思考が出来上がる。

当ブログは極めて情緒的、動物的な感覚からものを言うとゲストブックにお断りしているが、成程と納得した。

「人間は理性的存在であるとの前提のもで成立した自由主義(リベラリズム)の思想は間違っています」

以下、民主党の破壊衝動と鳩山兄弟、小沢、仙石、岡田らの日本破壊行動を指摘し、最後に菅首相を批判・提言している。
菅首相については「市民の仮面をかぶった立身出世主義者だ」という江藤淳氏の言葉を引用している。

「晴れた日のリベラル、雨の日の保守」という格言を引用し「今こそ、保守主義の復権を!」と訴えている点は100%同意する。

「私たち日本人が長い年月をかけて大切にしてきた価値観は、時代を超えて守ろうとするのが保守主義者です。具体的には、日本文明の中核たる皇室制度、日本という共同体、家族や国民といった人の絆などです。さらに、その皇室制度にしても、女系天皇はむろんのこと、女性天皇にしても、伝統に反するわけですから、安易に認めるべきではないと考えるのです。
 外国人参政権の問題では、当然のことながら、慎重に考えようとします。日本国民という重みを重視し、選挙権などを通じてその枠組みを拡大解釈すべきではないとするのです。
 夫婦別姓の問題についても、夫婦や親子の絆は人が生きていくうえできわめて大切なものですから、家族解体に通じるようなものは、断固反対を貫きます。家族というのは、人間が発明した最大の財産ではないでしょうか」


本書は至る所に赤い傍線を付けたくなる文章がある。
しかし、著者がリベラルを批判し、保守の旗を掲げている点は評価するが、増税やむなしとしている点、ギリシャ危機の二の舞になるから将来の子供に負債を残すなとする財政再建派である点、大東亜戦争も破壊衝動から生まれたものとする点については同意できない。

心理学的な分析としては、弱者が突然強者に変わった時、野党から何の準備もなく突然与党になった時、知識も経験もない政治家が突然権力を持った時の行動という側面からも分析して欲しかった。
また、かくも愚かな民主党政権を選んでしまった有権者の心理分析もして欲しかった。
東日本大震災に遭遇してからの民主党政権の愚かさも含めて、次作に期待したい。


民主党政権は、なぜ愚かなのか(辻 貴之 扶桑社新書 2011年3月 760円+税)

目次
はじめに
第1章 無意識に宿る破壊衝動
 ◇左翼系教師の非常識な言動
 ◇公立学校は日本最大の不良債権
 ◇自称"すばらしい教師"が招く学校崩壊
 ◇職場で発見した破壊衝動
 ◇スターリンにみる破壊衝動の原点
 ◇憲法9条と破壊衝動との深いつながり

第2章 驚くべき最新の人間観
 ◇心のメカニズムも生物進化の産物
 ◇人間は「快」を求めて行動する生物
 ◇"無償の愛"を否定するトリヴァースの理論
 ◇感情が思考をガイドする
 ◇人は「だます」「だまされる」の環境のなかで、脳を進化させた
 ◇人は自分をもだます
 ◇では、どのように自分をだますのか
 ◇やはり「感情が思考をガイドする」は、正しい
 ◇善と悪の判断が反転する"認知の逆転"
 ◇人の意識が及ばない無意識の恐さ

第3章 民主党に宿る破壊衝動
 ◇破壊衝動を宿す民主党という政党の原点 
 ◇重大な問題をはらんでいた民主党代表選
 ◇誤りだらけのマニフェスト
 ◇社会福祉を優先させる経済政策の落とし穴
 ◇重要政策「地域主権」の不可解 
 ◇日教組は子どもの学力向上に無関心
 ◇マニフェスト「チルドレン・ファースト」の罠

第4章 民主党"破壊の人脈"
 ◇鳩山兄弟と小沢一郎氏に共通する家庭環境 
 ◇破壊衝動を宿す歪んだ自己愛
 ◇『日本改造計画』に現れている"独裁者"の片鱗
 ◇社会主義者へと変貌した小沢一郎氏
 ◇「民主主義は選挙がすべて」は共産主義者に近い発想
 ◇堂々と受けて立つべき強制起訴
 ◇小沢氏と鳩山氏を結ぶ破壊衝動という絆 
◇ルーピーな政治家が首相を演じた悲劇
 ◇破壊衝動がもたらした、損なわれた国益の数々 
 ◇財政破綻に追い込む民主党マニフェスト
 ◇不用意発言からみえる仙谷由人代表代行の正体
 ◇際立つ反日的言動
 ◇夢想家・岡田克也幹事長の思考回路

第5章 内閣総理大臣 菅直人氏へ
 ◇過去の謝罪はもうやめよ!
 ◇中国漁船衝突事件は戦後を象徴する外交の敗北
 ◇漁船衝突ビデオ映像を非公開とした愚
 ◇財政再建がいっそう遠のいた平成23年度予算案
 ◇迷走する発言からの脱却を!
 ◇"イラ菅″の短気が、国を危険に導く
 ◇「何をしたいのか分からない」菅総理
 ◇なぜ「国民」ではなく「市民」なのか? 
 ◇もはや参考にならないスウェーデン・モデル

第6章 私の提言 バラマキ政策に警鐘を鳴らす献金運動の提案
 ◇財政再建の一助として寄付を!
 ◇いまこそ、保守主義の復権を!
 ◇日本の漂流を止めるために、憲法改正を! 
 ◇日本人1人ひとりが、日本という共同体の一員

あとがき


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2011.05.28 (Sat)


菅(K)が勝手(K)に国際公約(K)の愚

世界に恥さらす3K首相

ルーピー鳩山が勝手にCO2 25%削減の国際公約をしてしまったように、菅首相もサミットで勝手に国際公約をしてしまうに違いないと危惧していたら、案の定、自然エネルギーの発電割合を2020年代の早期に20%に引き上げるとか、太陽光パネルを1000万戸設置するとか勝手に国際公約をしてしまった。
各国の首脳はせせら笑って聞いていたようだが、これでまた日本の国際的な信用はガタ落ちだ。

肝心のエネルギー担当閣僚、海江田経産相も知らなかったというからお笑いである。
何もかも思いつきのスタンドプレイの菅首相にはもう国民も完全に切れただろう。
これで切れなかったら日本もおしまいだ。


産経ニュース(2011/05/28)
菅首相の太陽光目標「聞いていない」海江田氏

 海江田万里経済産業相は27日夜の記者会見で、菅直人首相が主要国(G8)首脳会議など一連の国際会議で表明した太陽光パネルを1千万戸に設置するとした目標について「聞いていない。首相が帰国したら詳しく話を聞きたい」と述べた。国民負担についても残念ながら、報道された発言録しか読んでいないと述べるにとどめた。
 エネルギー担当閣僚に事前相談がないことがあるのかと問われ、しばし沈黙。ようやく「まさに首相だから、自分の思いを発言することは、私はかまわない」と言葉を継ぎ足した。菅首相は、ソフトバンクの孫正義社長からは太陽光推進の助言を受けているが、閣内では意思統一できていないことが浮き彫りとなった形だ。


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