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2011.05.19 (Thu)


橋下知事、国歌斉唱条例の波紋

国家観無きミヤネ屋

車を走らせながらテレビ番組を聞いていたら、橋下大阪府知事が国歌斉唱の時に起立しない教員を辞めさせるという話題を取り上げていた。
ああだこうだとコメンテーター達が論じていたが、まことに馬鹿臭い。
橋下知事が選挙前の話題作りに情報発信したとか、思想信条の問題とか言っていた。
こんな事はいちいち論ずるまでもなく、日本人だったら国歌と国旗を大切にするのは当たり前、はいおしまいジャンジャンとビートたけし辺りが言って終わりになるはずのものである。
帰宅してから録画を文字起こししてみた。

日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」(2011/5/19)
「君が代」不起立教員は"クビ"も
橋下大阪府知事が条例化へ


大阪府では教育委員会が「国歌斉唱時には起立して斉唱する事」と文書で指示しているが必ずしも守られていないので、橋下知事が指示に従わない教員はクビにすると宣言した。

尾木直樹(教育評論家)
「なぜ考え方の違いとか、これまで処分の問題などでいろんなトラブルが起きているような懸案の事項を、条例化なんて形で心がまとまりにくいような状況にするのかという、そこんところの情勢判断というか、状況が読めないというか、まったく分かりませんね」


尾木直樹は反日勢力の一人としてかつてこのブログで取り上げたことがある。
いまでは、なにやらオネエ言葉で有名になっているらしい。
「考え方の違い」というのが間違いである。考え形が違う、つまり国歌と国旗を認めないならば教員を辞めるべきである。公務員としても失格である。
「条例化で心がまとまりにくくなる」などは大笑いである。

橋下知事
「僕がこれを問題視しているのは、職務命令に違反する事を認めていいんですかという事です。公務員の身分保障があまりにも強烈にあり過ぎて、組織としての体をなしていない。だから変に『君が代』とか『日の丸』の議論をするよりも、これは公務員組織の在り方の問題ですね。職務命令についてどう考えるんだと」


橋下氏も根源的な問題から逃げているのは卑怯である。

レポーター
「尾木さんは条例で規制するのは反対ですか?」

尾木
「そんなのは憲法違反ですよ。基本的に反対です。一番重要なのは愛国心があるかないかという事ではなくて、国家に忠誠を示す形で求めてくる考え方を前面に出してくるのか、つまりそれは思想信条の自由というものを公務員だから守られなくていいんだというか、国家に従わなきゃいけないんだと。公務員の「公」というのは誰なのか。『国家権力』でも『大阪府の権力』でもなくて、新しい考え方でいえば『市民』なんですよ。でも橋下さんの考え方は府の教育委員会が『公』になっちゃってるのね。ですから権力を笠に着て条例化して、そして有無を言わさず従わない者は処分しようとおっしゃるわけでしょ。処分する権限を持っているのは『市民』なんですよ、今は。あのう、時代錯誤であるとすごく思いますね」

出たあ、『市民』!

この誤れる思想が左翼リベラル民主党政権の基本にもあるのである。

大阪府教職員組合
「知事に異論を唱える声を条例で封じるのはファッショ以外のなにものでもない」


出たあ、『ファッショ』
古いなあ、時代錯誤以外のなにものでもない。

黒岩祐治(神奈川県知事)
「君が代、日の丸に敬意を払うのは日本人として当然の事、強制されて歌うと言うのは本当の愛国心ではない」


これも言い古された左翼の常套句だ。「日本人として当然のこと」なら何故「強制された」と感じるのか。
黒岩氏の言辞には重大な自己矛盾がある。

宮根誠司
「公務員の職務命令と教員の思想の問題をどう折り合いをつけるかということですね」

そんなことではないだろう。
折り合いをつけるなんておかしな話だ。だから裁判沙汰になるのだ。

レポーター
「橋下さんが繰り返し言っているのは『何も日の丸、君が代の議論をしたいのではなくて、決められた事を守らない教師が居ていいのか』ということです」

春川正明
「次の11月の選挙に向けてメディアに取り上げてもらいたいと橋下知事が考えているという見方もある」

岩渕美克(日大教授)
「お上手だと思う。大騒ぎになる事を分かった上で情報を発信しているような気がする」

そうだとすれば、橋下氏を少しは見直したと思ったPonkoは浅はかだった。

柴田理恵
「(そういう事をして)何がよくなるの?」

久本雅美
「立ってない先生が居ると『なぜあの先生は立ってないんだ』ということになる」


柴田も久本も創価学会員で公明党の広告塔である。

春川
「そういうことから(国歌と国旗を)みんなで考えるのが教育だという人も居る」

やくみつる
「少なくと高校生ぐらいまでは無批判で物に従うという姿勢をとにかく植え込むというのが僕の考えだ。そういう従順な子供たちに対して示しがつかないだろうと。教員はどういう抗弁をするのかと思う」


それまでじっと黙ってた居たやくみつるが発言した。
以前にも書いたように、アメリカの幼稚園では毎朝、星条旗の前で国への忠誠を誓わせている。
多民族国家だからといえばそれまでだが、愛国心を幼少のころから植え付けることは大切だ。
やくみつるも同じ考えなのだろう。

春川
「橋下さんの新党が議会で過半数を占めた。いままでならこんな極端な事を出してもなかなか通らなかったものが、今度は通る可能性が高い。橋下さんがこうだと言えばすぐ通るようになる。そういう政党を選んだらそういう法律が通りやすくなるということを有権者は考えていかなければいけない」


良かれ悪しかれ、それが民主主義というものである。
それにしても「こんな極端な事」と決めつける春川氏の立ち位置がよくわかる発言である。
2003年に東京都が教育委員会が国旗掲揚と国歌斉唱について通達を出した。
2006年に東京地裁に左翼教員から提訴されて教職員側が勝訴したが、今年、東京高裁の判決は東京都と教育委員会が逆転勝訴した。
こんな下らない裁判を国民の税金を使ってやらないで欲しいものだ。

春川
「最近では国歌や国旗に敬意を示して立ちましょうやと大部分の人がなってきている。ただ、ルールを破った人間に対して名前を公表したり辞めさせたりするのはどうかという事が問われている」
「君が代」の君は明治時代は天皇陛下だったが、戦後は象徴天皇と国民のことだと政府は解釈したと解説。

やくみつる
「最近は若い人達の方が国際大会などを通じてはるかに愛国心が醸成されてるように見える。国家を語るとすぐに何か軍国主義への第一歩と言う先生方も居る。それはためにする論機という気がする。若者の素直な心情が行動に出やすくなるという結果を作るほうがいいのではないか」

岩渕
「国家を統一するにはシンボルが必要になってくる」


こんな議論をしているのは世界広しと言えども日本だけだろう。
安倍元首相の言う通り、「戦後レジームからの脱却」をしなければならない。


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