2011.05.18 (Wed)
菅首相をサミットに行かせるな!
民主党出身でありながら西岡武夫参院議長が菅総理に対してまた歯に衣を着せぬ批判を加えた。
12日には浜岡原発の運転停止要請に対し疑問を呈し、二次補正予算案を先送りする菅首相に・・・
「国難にあたって首相としての資格があるのか改めて疑う」
と切って捨て、消費税増税論に・・・
「そういう発想がどこから出て来るのか私には分からない」
と批判した。
そして今日の産経新聞のインタビュー記事で、菅首相の不信任案を衆院でサミット前に提出せよと答えた。
問責決議案を出したぐらいでは菅首相は間違いなく居座るから、不信任案しかないという。
衆院は民主党が過半数を取っているから野党の不信任案提出は難しいかもしれない。しかし野党は意思を示すべきであり、サミットで日本が恥を掻くわけにはいかないという。
日本は恥を掻くどころか、CO2の25%削減を国際公約したルーピー鳩山と同様に、菅首相が原発全面廃止を宣言してしまう可能性が高い。
鳩山元首相が実現不可能な国際公約をした上に、今度は菅首相が原発全面廃止の世界公約すれば完全に日本経済の息の根を止めてしまう事になる。
菅首相が国際委社会の笑い者になるだけでは済まないのである。
産経ニュース(2011/5/18)
西岡武夫参院議長 国難で菅首相が「最大不幸」
【単刀直言】
東京電力福島第1原発事故への菅直人政権の対応には、東日本大震災発生の翌日から不信を持っていましたが、メルトダウン(全炉心溶融)が起きていたことなど、政府が当時、秘密にしていたことがだんだん明らかになってきた。十分で迅速な対応ができていないという前に、国民に本当のことを教えていないのです。
菅首相の政治手法は「こうする」とか「検討する」とか言うだけ。「いつまでにやる」「いつからやる」というのをほとんど聞いたことがない。すべてが先延ばし、先送りです。これだけの国難の中で一国の最高責任者として、国民に語るべきことを語っていないのは、首相としての資質に欠けます。 震災から2カ月が経過したのに大きなビジョンが示されていない。復興構想会議に任せるのは大きな間違い。ビジョンはやっぱり首相が決めなければいけません。ビジョンなしに、平成23年度第2次補正予算案は組めないでしょう? 政権延命のため、やるべきことをやらずにずるずると来ている。国会を延長しないというのは、野党が言うように明らかな延命策です。菅政権はもうここら辺が限度ではないでしょうか。
「『急流で馬を乗り換えるな』という言葉があるが、急流を渡れず流されているのであれば、馬を乗り換えなければならない」と申し上げたが、菅さんは急流を泳いでいない。馬に乗っているのは国民全員ですよ。このまま行けば菅さんと一緒に日本の国がおかしくなっちゃう。
とにかく、菅さんはダメですからね。だいたい「最小不幸社会」なんてスローガンはないですよ。不幸を前提にしているわけでしょ? あれに菅さんの政治姿勢が象徴されているんじゃないですか。「戦後最大の国難に菅さんが首相でいることが最大の不幸だ」と言われているそうですが、その通りでしょうね。
ただ、辞める前に私が「後」をどうしたらいいかを言ったら戦(いくさ)にならない。それは自民党さんも、民主党の心ある人も考えているでしょう。とにかく、みんなで船(ふな)縁(べり)をたたいて、一斉に「辞めろ」といわなきゃだめですよ。
国会議員は自分を一度、捨てなきゃだめです。民主党議員も、次の選挙がどうなるかとか、今のポストがどうなるかというんじゃなくて、今の日本をどうするかを考えるべきだ。そうじゃなければ、政治家になった意味がないでしょう。
小沢(一郎元民主党代表)さんが内閣不信任案への同調者を集めているとさかんに報じられていますが、皆さんが小沢さんを特別な存在にしているだけ。です普通の国会議員なら、小沢さんのように考えるんじゃないですか。
参院での首相への問責決議案ですか? 閣僚と首相の問責決議はちょっと違うんです。菅さんのことですから、可決でダメージは受けるだろうけど居座りますわね。だから衆院での不信任案可決しかないんです。
衆院で民主党が3分の2近くを占めている中で、野党が不信任案の提出時期で悩むのは分かりますよ。しかし、意思を示さなきゃいかんと思いますね。会期末に不信任案を出したって何にもならないですよ。それでは遅すぎます。
政府の原発事故対応は世界各国の皆さんも見ている。菅さんが5月26、27両日の主要国首脳会議(仏ドービル・サミット)に行って、何を訴えるというんですか? やはりサミット前に不信任案を出すのが常道だと思いますよ。菅さんがサミットの場で恥をかくというよりも、世界から(底の浅さを)見透かされるのが嫌ですね。(原川貴郎)
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2011.05.18 (Wed)
橋下知事、国歌斉唱時に不起立の教師はクビ!
地方主権だの何だのと言い募り、中国にベッタリの橋下知事が国歌斉唱の時に起立を拒否する教師は辞めさせると言明した。
国歌と国旗を認めない反日日教組の教員は全部クビにすればいい。
将来を担う子供たちにこの国は悪い国だと教え、日本人であることの誇りを失わせようとする売国組織は徹底的に指弾すべきである。
国民が自国の国歌や国旗を尊重することは世界の常識であり、それが今迄出来なかった日本が世界の非常識である。
だから、当たり前の事を主張する橋下知事を見直すのは買被り過ぎかもしれない。
産経ニュース(2011/5/17)
国歌斉唱「不起立の教員やめさせる」維新の条例案、橋下知事
大阪府の橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」府議団は16日、5月議会に提案を予定している府立学校での国歌斉唱時に教職員に起立を義務づける条例案について、対象を「府下の公立学校」に拡大する方針を決めた。罰則規定はないが、府教委は政令指定都市の大阪、堺両市を除く市町村の小中高校教員に対しては任命権、懲戒処分権を持つ。
一方、橋下知事は報道陣の取材に対し「政令市も含めて(条例の)対象にすべき。府議が議論して決めたルールに府内の教員は従うべきだ」と強調>「起立しない教員は意地でも辞めさせる。ルールを考える」と、政令市も含め違反すれば処分する考えを示した。
府教委は平成14年以降、府立学校に対し「教育公務員としての責務を自覚し、国歌斉唱にあたっては起立する」と文書で指示しており、今年3月には卒業式での国歌斉唱時に起立しなかった守口市の中学校教諭を戒告処分にした。ただ、政令市の教員については地方教育行政法で政令市に任命・処分権があるため、府教委は「条例の適用対象となり得るかどうか、これから検討する」としている。
また、橋下知事は今春府立高校での入学式で国歌斉唱時に起立しなかった教員が38人いたとし、「国旗、国歌を否定するなら公務員をやめればいい。もう(個人を)特定している。やらないなら府民への挑戦と捉えてやめてもらう。公務員だからといって守られるわけがない」と述べた。
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2011.05.18 (Wed)
当たって砕けない自民党総裁
自民党の塩崎氏が国会で「原発を推進してきた自民党にも責任がある」とチラリと自省の念を示したら・・・
「長く与党にいて政権を握っていて、『安い原発、安全な原発』と言ってきた神話が崩れた、と自ら認めたということだ」
と菅総理がすかさず自民党を批判した。
横綱になる実績も資格もないくせに、国民が間違えて横綱にしてしまったために、横綱になってもまだ受けて立つ横綱相撲が出来ずに、猫だましのような幕下みたいな相撲を取っているのが菅総理である。
テレビでも民主党の三下奴が菅総理の原発事故の不手際を批判した自民党員に「あんたには言われたくない」と反論していた。
見ていて見苦しい。
民主党はマニフェストで2030年までに原発を50%以上にするとエネルギー基本政策を打ち出していたいたのをお忘れか。
菅総理は白紙に戻すと言っただけで代替エネルギーについての言及はまったくなく、思いつきで全面停止させた浜岡原発以外の原発についてはまったくお咎めなしである。
このような菅総理に民主党出身の西岡参院議長がサミット前の退陣を要求した。
極めて異例だという。
それほどまでに菅総理が無能だということである。
しかし、自民党の谷垣総裁は今頃になってようやく不信任案を提出するという。
それも菅総理が22日に国会を予定通り閉会すればという条件付きである。
不信任案の可決に失敗したら信任した事になるからという理由である。
これほどまでに菅政権と民主党がボロボロになっているのに、攻めあぐねている谷垣自民党には世間も呆れている。
被災者にとって、日本にとってマイナスでしかない菅政権を打倒できないのは国民に対して無責任過ぎるではないか。
産経ニュース(2011/5/17)
相、強気の居座りモード 自民「怒りに満ちた気持ちで対応」
菅直人首相が居座りを決め込もうとしている。東日本大震災からの復興が遅れる中、16日の衆院予算委員会では、平成23年度第2次補正予算案の提出が8月以降になると表明。開き直りとも言える先送り姿勢の背景には、内閣支持率の上昇傾向と、民主党内外でなかなか進まない「菅降ろし」の現状があるようだが、野党は早速、反発を強めている。(小島優)
この日の予算委で、首相は「らしさ」を存分に発揮した。
「長く与党にいて政権を握っていて、『安い原発、安全な原発』と言ってきた神話が崩れた、と自ら認めたということだ」
首相は、質問に立った自民党の塩崎恭久元官房長官が「自民党は、与党として原子力政策に一貫して関わってきたことに責任を負わなければならない」とポロリと漏らしたことを逃さず、「それ見たことか」とばかりに食いついた。
予算委で議論になっていたのは東京電力福島第1原子力発電所事故における、現政権の対応の是非。しかし、首相は自らの責任は棚上げし、敵の失点を喧伝した。野党時代から、首相が得意とする手法だ。
ここに来て、首相が強気の姿勢を見せるのは、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)への停止要請に対する世論の評価が高いことが背景にある。共同通信が14、15の両日実施した世論調査では、首相の停止要請を評価する回答が約7割に上り、内閣支持率も3割近くに戻した。
「菅降ろし」を国民が望んでいない結果も、世論の支持が最大の「武器」であることを知る首相の意を強くする要因となっている。首相の早期退陣を求める回答が4月の前回調査より6・1ポイント低下し、17・5%に下がったからだ。
かねて、明確にしてこなかった2次補正予算案の国会提出時期を8月以降に先送りして、政権維持に強い意欲を見せたのも、こうした世論の動向を見定めてのことに違いない。
塩崎氏は「復旧の予算も足りていないのに政権維持のために(会期末の)6月22日に国会を閉じるのか。被災地に失礼だ」と批判したが、首相は「国会を閉じる、閉じないという話の前に本格的な復興をどう進めるかだ」とどこ吹く風。「拙速にすぎるのも、復興という大きな事業にとっては気を付けなければならない」とも述べ、復興を大義名分とした政権維持への意欲を示した。
政府・民主党は16日、福島第1原発事故への東電の賠償を支援する法案についても、今国会への提出を見送る方針を固めた。懸案の先送りで延命を図ろうとする首相を見て、野党は「菅降ろし」への動きを再び、加速させようとしている。
「怒りにも満ちた気持ちで対応する」
「野党の責任として内閣不信任決議案を出さざるを得ない場面がくる」
自民党の大島理森副総裁は16日のBS11の番組収録でこう語気を強めた。首相の強気は裏目に出るかもしれない。
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2011.05.18 (Wed)
反日特アの津波を跳ね返せ!
まだお読みでない方のために敢えて全文をご紹介する。
日本が未曾有の大災害で狼狽えている間に、中国、ロシア、韓国が日本の隙を窺う行動に出ていることは識者たちが指摘している通りである。
このように近隣諸国から狙われている日本は朝鮮半島に代わって東アジアの火薬庫になったという。
今回の大災害で日本の自衛隊は米軍と共同して被害者の救助と被災地の復興に大きな力を発揮している。
日米同盟が力強い絆であることを証明したのである。
反日近隣諸国の津波に対抗する堅固な防潮堤を築けと論者は言う。
左翼やリベラリストは自衛隊による国防や日米同盟を否定するが、そのために防潮堤は穴だらけになってしまったのである。
民主党政権は形の上では日米同盟の維持を主張しているが、"Believe Me !"と言ってオバマ大統領を騙したルーピー鳩山は日米中の正三角形論者であり、民主党の事務局は旧社会党左派が牛耳っている。
菅総理は「最小不幸社会」を目指す内向きのリベラリストで国家観も安全保障の概念も持ち合わせていない。
枝野官房長官も仙石官房副長官も全共闘時代の反体制派の生き残りであり、そのような連中が政権を握っている日本は危険極まりない。
その危機感を国民はどの程度持っているのか、マスメディアは正しく伝えているのか。
少なくとも今日の産経新聞はその一端を伝えている。
産経新聞(2011/5/18)
【正論】独裁国家群のツナミもはね返せ
日本列島を中心に東アジア地域の地図を180度回転させたとき、わが国の国際的な位置が明瞭に見えてくる。それは独裁国家群の波濤(はとう)をオホーツク海・日本海・東シナ海からなる「内海」で防ぐ自由国家群の珠玉の堤である。韓国は東西と南の三方が海で囲まれ、北には行けない。ゆえに内海に浮かぶ島という位置になる。
≪自由国家群の米国素早く対応≫
ロシアはわが国の北方領土を侵略した過去を持ち、北方領土と千島列島を戦略的地域として太平洋艦隊を強化、択捉島には軍用空港の設置を計画している。中国は昨年来、武力示威行動を重ねてきたが、ついに先般の尖閣諸島沖の漁船衝突事件により、わが国“南方領土”への侵略の意図を明らかにするとともに、今年3月からは東シナ海ガス田での生産活動を開始した。報道によれば、ロシア軍用機が日本領空に接近する回数は、平成22年度は前年度の1・5倍に上り、中国機の接近は2倍に達している。東日本大震災後も飛行ペースは変わらず、両国は偵察行動と挑発行為を繰り返している。
今回の大震災で、珠玉の堤の東側が傷ついたが、自由国家群の米国の対応は素早かった。原子力空母ロナルド・レーガンや駆逐艦を派遣、沖縄の海兵隊は仙台空港に緊急パラシュート降下して空港を復旧させた。最大2万の兵を投入し、捜索・救援活動で自衛隊を支えた。福島原発事故では、日本側が圧力逃がし弁を開け遅れ水素爆発が起きると、米国は原子力専門家を官邸に駐在させ、無人偵察機を提供、はしけ船を派遣した。
大陸勢力は、米国の強力な日本支援が自分たちを覆う日米同盟という蓋の修復にあると悟った。そして、北米大陸の覇権国家たる米国が、東アジアにおける他の覇権国家の形成を今後も阻み続けるであろうことを知ったのである。
≪震災で顕現した「国家理性」欠如≫
世論やマスコミは菅直人民主党政権の対応の遅さや処置の不手際を非難する。だが、これほどの惨状を前にしては、どの政権であっても大同小異だっただろう。それは、自らの国家の利益と安全を合理的に追求するという国家理性の欠如によるのであり、震災前からの大陸勢力の侵略に対する無策の延長線上にある。震災で顕在化したにすぎないのだ。ここで改めて言わねばならない。東アジアの火薬庫は昔日の朝鮮半島ではなく、蓋(けだ)し現在のわが国であろうと。
韓国は自由国家群に属しながらも大陸勢力の真似(まね)事をしている。わが国の内海領土を侵略し、実効支配している。もちろん竹島のことである。震災直後には大型ヘリポートの改修工事に着手、現在完成を急いでいる。韓国社会では、恩恵は個人間でも返礼を前提とした実利的行為である。震災での救援と募金などの「恩恵」は、日本検定教科書の竹島問題が持ち上がるや、たちまち「香典返せ」のような返礼要求の大合唱へと転換した。駐韓日本大使は韓国政府に呼び付けられ、厳重抗議された。
なぜ、日本をこうも軽視できるのか。もはや朝鮮半島には全面戦争の危機はないからである。昨年3月26日の韓国哨戒艦撃沈事件、11月23日の韓国延坪島砲撃事件が小競り合いで終息したことが、それを証明している。北朝鮮には戦争を遂行する経済力はなく、韓国の方も、一度(ひとたび)戦端が開かれれば、ミサイル攻撃でソウルが火の海になることをよく分かっている。
≪中国空母は所詮、張り子の虎≫
北朝鮮は後継問題でも余裕がない。昨年9月28日の労働新聞紙上での金正日総書記の三男、金正恩氏の登場はどう考えても早すぎたが、金総書記が登場した1980年当時に比べ、情報の速度も精度も格段に増しており、隠しておけなかった。2つの事件と後継問題との連動は資料上確認できない。事件は曖昧な領海上で起きた国際問題であり、国内問題ではない。韓国と北朝鮮はこれからも、共倒れになる戦争を回避し、「恐れ合い」の共生関係を鮮明にしつつ、東アジア政治の中で、一定の話題を提供し続けることであろう。
そのたびに米空母が展開、いずれは中国空母も海南島から出動して対峙する構図になるだろうが、「内海」が大きく波立つことはない。中国空母は、甲板の先の反ったスキージャンプ式で重ミサイルも積めない張り子の虎であり、威嚇しにくるだけだからである。
今回の大震災では米軍と共同調整をした自衛隊が大活躍し、人々の見る目が変わった。現場主義の行動が再認識されたのである。残念ながら国家理性を欠いたまま、戦後を過ごしてきたわが国が気がついたときには、左派やリベラリストが危惧してきた軍事国家になるどころか、あちこち穴の空いた堤防になっていたのであり、シビリアンコントロールがその補修を妨げる無能な機構に堕していたことが明らかになってしまった。
わが国が東アジアの火薬庫たり得る資格を返上するには、独裁国家群のツナミに抗せるように珠玉の堤をさらに堅固に高く築かねばならないだろう。そのため何をすべきかは、今回の日米共同行動が目に見える形で示してくれた。(筑波大学大学院教授・古田博司)
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2011.05.17 (Tue)
蓮舫ごときのコメントをいちいち取るな
自分のファンである内田裕也が逮捕された時に感想を求められて、「感想はありません」と木で鼻をくくったように返答していたが、蓮舫氏の人間性をよく表していると思った。
事業仕分けの会場で花束を貰ったり、稚拙なラブレター(全文を公開したスポーツ紙があった)を貰って相好を崩していたのに、手の平返すような態度。
今度は菅政権批判を牽制したとか。
産経新聞も何の実力も影響力もない蓮舫氏のコメントをいちいち取り上げて報道することはないではないか。
その優等生的な発言内容は菅総理と同様に血が通っていない。
もはや落ち目の蓮舫氏は放っておくべきである。
22日で国会を閉会して逃げようとする菅総理を援護するのは、菅内閣が崩壊して自分が大臣の椅子から滑り落ちるのが嫌なだけであることは明々白々である。
産経ニュース(2011/05/17)
蓮舫氏、政権批判の動きを牽制「歓迎されない」
蓮舫行政刷新担当相は17日午前の記者会見で、民主党内の小沢一郎元代表に近い議員が内閣不信任決議案に同調を求める署名活動を行っていることに関し「国民から見て、そうした動きが歓迎されるとは思わない」と述べ、政権批判の動きを牽制した。
菅直人首相が16日の衆院予算委員会で、東日本大震災の本格的復興を盛り込む平成23年度第2次補正予算案の国会提出時期が8月以降になるとの認識を明らかにしたことには「現時点で(提出時期を決めて)作り上げることはまだ拙速だ」と述べ、理解を示した。 大震災の対応には「復旧、復興に対する政治姿勢に対してさまざまな声があるのであれば、真摯に受け止めて反省するところは率直に反省し、すぐさま改善策を講じたい」と述べた。
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2011.05.17 (Tue)
原発停止の次は拉致問題か
リーダーシップが無いと散々批判された菅総理は、浜岡原発の全面停止を要請して「大英断」ともてはやされ、支持率を上げた。
そして今度は拉致問題だ。
拉致被害者の返還は確かに大事である。
しかし、菅総理のやることはどうも人気取りのパフォーマンス臭い。
いままで言わなかったことを突然言い出すあたりに菅総理の計算を感じる。
安倍元首相はいちいち断らなくても、当然のこととして首脳会談では必ず拉致問題を取り上げていた。
拉致事件の犯人、辛光洙の無罪放免要求書に署名した菅総理に拉致問題に協力してくれと要請する資格はあるのか。
産経ニュース(2011/05/17)
首相、中韓に拉致問題協力を要請へ
菅直人首相は17日、首相官邸で中野寛成拉致問題担当相と会談し、21、22両日に開く日中韓3カ国首脳会談で、北朝鮮による拉致問題の解決に向けた協力を求める考えを明らかにした。韓国に対しては情報提供、中国には北朝鮮への働きかけを要望する。
中野氏が拉致問題を日中韓3カ国首脳会談で取り上げるよう要請すると、首相は「もちろん。そのつもりだ」と応じた。また、合わせて開催される日中、日韓会談の場でも、「(拉致問題を)できるだけ強調したい」と語ったという。
安倍晋三元首相は在任中、すべての首脳会談で拉致問題を取り上げている。
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2011.05.16 (Mon)
歴代総理の経済政策力

民主党政権では日本が滅ぶ
著者は本書の目的を次のように言う。
「本書は新たな日本のグランドビジョンを構築するために、過去に実施された様々な施策や対策について検証を重ねていく。これは別に過去の日本の政権担当者を批判することが目的ではない。たんに過去の歴史や事例を知らない限り、将来のグランド・ビジョンを生み出すことが不可能なためである」
批判が目的ではないとはいうものの、結果として、過去の歴代総理の経済政策の良し悪しが分かるところが面白い。
経済政策の良し悪しはその時代の経済状況に適切なものであるかどうかによって決まる。
こんな事は当たり前の話だが、過去の歴代総理の経済政策は必ずしもそうではなかったと著者は分析する。
著者は現在のような景気を浮揚すべきデフレ期にインフレ期のような緊縮財政、消費税アップは間違いだという。
三橋氏の持論は・・・
「世界最低の長期金利を利用し、政府がデフレ解消を目的とした公共事業などの財政出動、減税を行い、日銀が金利抑制のために国際買取などの量的緩和を拡大する」
である。
民主党政権の「コンクリートより人へ」「バラマキ4K」、与謝野馨の緊縮財政、増税政策ではデフレから脱却できない。
Ponkoも東日本大震災が起こる前は、消費税の増税もありかと思っていたが、今はもう その時期ではないと思う。
菅首相は人気取りのために浜岡原発も全面停止してしまい産業界は大打撃である。
菅直人がお好みの人材を招集した震災復興構想会議の五百旗頭真議長は、会議の発足前に増税を示唆して顰蹙を買った。
民主党政権は日本にとって命取りとなるのは明白だ。
著者は3分の1の100頁超を田中角栄に費やし、その功罪を明らかにしている。
個々の総理の功罪は本書をお読みいただくとして、「余計なことをしなかったから功を奏した村山富一」を読むと、その正反対に「余計なことばかりして全てをブチ壊す菅直人」という言葉が浮かんでくる。二人のサヨク総理の大きな違いである。
リーマンショックとマスコミのバッシングという不運を背負った麻生太郎の財政出動。マスコミは黙殺したが「人類の歴史上、最大の貢献」と言われた中川昭一のIMF資金融資を著者は高く評価している。
彼らのグランドビジョンは具体的だった。
それに比べて民主党政権の「友愛社会の実現」や「最小不幸社会」などは数値目標もないただの念仏に過ぎない。
著者はいつも豊富なデータを用いて具体的に論旨を進めるので説得力がある。
是非ご一読を。
「歴代総理の経済政策力」(三橋貴明著 イーストプレス 2011年4月 952円+税)
【目次】
はじめに 日本経済の「復興」に必要なグランドビジョンとは
第一章 田中角栄が創った日本のグランドビジョン
田中角栄
三国峠の向こう側で育まれた国家観
日本経済を繁栄させ、停滞させた田中角栄
田中角栄の個性に起因する誤り
都市化が支えた日本の高度経済成長
高齢化には都市化で対応できる
田中角栄のレゾンデートル
グランドビジョンづくりに不可欠な視点
日本史上、最も多く法律を成立させた男
住宅金融公庫法と電源開発促進法
国土総合開発法と「国土の均衡ある発展」
データで読み解く高度成長期
日本の高度成長は「輸出依存」か
なぜ「道路」が重視されるのか
データで読み解く高度成長期の公共投資
東京オリンピックの影響
公共事業三点セットと「我田引鉄」
データで読み解くインフレとデフレ
「日銀の国債買収でハイパーインフレになる」のウソ
物価高騰で何が起こったか
財政投融資システムの構築
「借金」は成長に不可欠である
田中角栄に学ぶ「デフレ脱却」のヒント
「角栄流」の限界
禍根を残した都市化抑制政策
「工場追い出し税」が競争力低下を招いた
田中角栄が予見した日本の未来像
第二章「二人の魔物」の登場とバブル経済
三木武夫
「三重苦」から起こった狂乱物価との戦い
福田赳夫
田中角栄のグランドビジョンにブレーキ
大平正芳
高度成長の終わりと公共投資の拡大
鈴木善幸
「一人目の魔物」財政危機論の登場
そもそも「財政問題」とは何か
「財政破綻」の定義とは
「デフレ下での増税」という魔物
「財政破綻」論者の異常性
[急激なインフレ]という言葉の誤り
「財政危機論」は鈴木善幸が創った
自論に足元をすくわれた鈴木善幸政権
日本経済の「本当の危機」とは
「国富」はどこから生まれるのか
財務省とメディアのウソ
中曽根康弘
「二人目の魔物」構造改革路線の登場
「構造改革路線」は土光臨調から始まった
データで読み解くプラザ合意からバブルまで
「構造改革路線」をさらに進めた前川レポート
よみがえった田中角栄のグランドビジョン
竹下登
田中角栄のグランドビジョンの継承者
バブルによる赤字財政からの脱却
第二章 政治の混乱とグランドビジョンの喪失
宇野宗佑
グランドビジョンの不在がバブル崩壊を招いた
バブル対応の誤りはどこにあったか
海部俊樹
在任中にバブルが崩壊
宮沢喜一
なぜ「経済通」はバブル崩壊を止められなかったか
インフレ政策とデフレ政策
細川護煕
国民福祉税構想の挫折という幸運
羽田孜
政治の混乱がもたらした「癒し」
村山富市
「余計なこと」をしなかったことが功を奏す
「新自由主義」という魔物の召還
「デフレ下の緊縮財政」という病症
橋本龍太郎
「構造改革路線」の推進という愚行
日米構造協議
財政構造改革会議
財政構造改革五原則
「ストップ・アンド・ゴー」という泥沼
財政健全化、財政均衡主義の危険性
小渕恵三
「構造改革路線」の一時停止という功績
森喜朗
「公共事業バッシング」の誤り
第四章 小泉改革の功罪とグランドビジョンの変転
小泉純一郎
小泉政権の幸運と日本経済の不幸
ムーディーズの「格下げ予告」と財務省の対応
デフレ下では国情発行残高は問題にならない
じつはデフレ政策も行っていた小泉政権
小泉政権下で成長率を取り戻した理由
「田中角栄の呪縛」からの脱出
安倍晋三
「実感なき経済成長」の正体
外需頼みの成長は不可能だ
ジョン・グレイが指摘するグローバリズムの問題
福田康夫
「角福戦争」の遺恨がグランドビジョンを壊したか
麻生太郎
世界的危機への対応に埋もれたグランドビジョン
中川財務大臣の「人類の歴史上、最大の貢献」
「財政再建派」の守護神・与謝野馨の罪
鳩山由紀夫
バラマキ政策はGDP増に貢献しない
菅直人
「日本はギリシャより悪い」のウソ
東日本大震災の意味
おわりに 「第二の戦後」の経済政策に必要なこと
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2011.05.16 (Mon)
思いつき政治は止めろ
田母神氏は愛国者ではないと批判した外交評論家の岡本行夫氏に与するものではないが、今朝の産経新聞の記事には賛同するところが多かった。
一言でいえば、政府が特権を安易に行使するので現場を混乱させているという批判である。
震災発生後に東北自動車道を止めて緊急車以外は通さなかった。ガソリン輸送のタンクローリーすら通さなかった。高速道路はガラガラだったという。
(テロリストを恐れたのかもしれないが、そこまではサヨク民主党は頭が回らなかったはずだ)
少し長いが、まだウエブ記事に載っていないので一部をご紹介する。
政府は安易に権力行使するな
「要するに、今の政府は安直に命令を出しすぎるのだ。『自分たちが全てを決定する』という意識が過剰なのではないか。総理大臣も官房長官も、学生時代から反体制の側にいた。反体制の人々は『権力を奪取して正しく行使する』ことを目標にする。
念願の権力を得て、一挙手一投足が注目され、ひと声で国が動くようになった。しかし、権力には責任が伴う。過去のどの年よりも緊急問題が山積しているというのに、国会は延長しないという。野党に追及の場を与えないためだろうが、国への責任はどうなるのか。(Ponko注:国への責任というより国民への責任である)
思いつき政治の弊害
今の政権は「政治主導」を言い募り、官僚の専門知識と経験を排し、小人数で思いつくままに国政を動かしてきていないか。福島原発の処理もそうだ。菅首相は、原発事故発生と同時に母校のOB名簿を繰って原子力学者を身の回りに集め、今や14名もの内閣参与が任命されている。使用済み核燃料プールを冷却するために、先ず自衛隊のヘリから少量の水を散布し、次にデモ鎮圧用の警察放水車、次に自衛隊放水車、次に東京消防庁、次に産業用コンクリート注入車と、効果の少ない順番に、思いつきのように出動させ、冷却に数日の遅れを生じさせた。この間、使用済み核燃料が露出し、放射線が大量に外に出た。全てを自分自身でやろうとするからだ。
思いつき政治で、既に普天間基地の移設は不可能になった。一方的にインド洋での海上自衛隊の給油活動を止め、代償としてアフガニスタンに4000億円の巨費を支出する羽目になった。実現可能性も検証せずに「2020年までの温室効果ガス25%削減」を発表するスタンドプレーもやった。
そして、唐突な浜岡原発の停止。当事者である中部電力の意見も聞かずに先ず国民向けに記者会見する。その手法は人気とりである。決定理由は30年内に87%の確率でM8の地震が来るからと。確率だけで政策を作るのは無茶だ。ならば、今回のM9大地震発生の確率はどう予測されていたのか。確率論によって、原子炉を止めない津波対策の道は最初から排除された。そして総理大臣の「大地震確実宣言」で、世界の観光客は危険な日本を避けるようになる。権力を安易に使いすぎる(以下略)」
以下、岡本氏は自衛隊と米軍に感謝し、「国の指導者は頼りなくても、現場の人々の対応能力は高い」と日本人の能力の優秀さを高く評価する。
そして最後は開放化、グローバリゼーションに話は行くがこの辺はもう賛同できない。
国の指導者は頼りなくても、現場の能力は高い」と読んできて、あっ、そういえば国の指導者たちは日本人ではないんだと気付く。やっぱりね。
現場の能力は優れているが時の政権が阿呆だとは前記事でPonkoも書いた。
しかし、浜岡原発の停止に賛成が65%で菅首相の支持率が回復したと言うから、今頃菅総理はシメシメとほくそ笑んでいる事だろう。
まことに御し難きは反日メディアに騙される愚民たちである。
(付記)産経のイザニュース(http://www.iza.ne.jp/)で「岡本行夫」を検索したら、自分のブログ記事が二本ヒットして驚いた。「愛国者ぶるな岡本行夫」(2008/12/30)と「いまどき中国礼賛の岡本行夫」(2008/12/8)と当時から批判していたらしい。
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2011.05.15 (Sun)
内ゲバで離党迫る岡田幹事長
野党ならいざ知らず、与党が自分たちの内閣に対して不信任案を出すなどとは前代未聞である。
そしてそれを懸念した与党の幹事長が党員に脅しをかけて思い止まらせようとしているなどは政権与党の資格すらない。
そして、こんな酷い内部分裂をしている与党にいつまでも国政を任せている国民は国民の資格すらない。
菅首相の支持率は5ポイント落ちたが、まだ辞めさせないでやってもらおうという回答が70%だという世論調査(TBSサタズバ!5月14日)が事実だとすれば、国民は阿呆としかいいようがない。
政治のレベルは国民のレベルを超えるものではないというが、まさしくその通りである。
そして、それを喜んでいるのは多数の工作員を送り込んでいる反日的な近隣諸国であることを忘れてはならない。
産経ニュース(2011/05/15)
内閣不信任賛成は「党を離れる覚悟の上で」岡田幹事長
民主党の岡田克也幹事長は15日、野党が提出を検討する内閣不信任案に民主党内で同調する動きがあることに関して「党を離れることを覚悟した上で、不信任案に賛成するということは当然だ」と述べ、けん制した。青森市で記者団の質問に答えた。
同時に「与党が期待されているのは目の前の危機を乗り越えるために一致結束することだ。(造反の動きは)与党の責任を放棄するものだ」と批判した。
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2011.05.15 (Sun)
メルトダウンも何のそのと枝野官房長官
今頃になって政府は福島第一原発一号機のメルトダウンを認めた。
一号機メルトダウンの可能性を早くから指摘していた保安院の中村幸一郎審議官は枝野官房長官に辞めさせられた。
原子力について何も知らない保安院の中で唯一専門知識を持っているので、つい本当の事を口走る危険があったからと言われている。
SPEEDI数値を早くから公表せよと要請しが受け入れられず、小学校の校庭の「20ミリシーベルト基準」が高すぎると小佐古内閣参与は辞任した。
真実を国民に知らせようとしない菅政権は国民の不信感を極限にまで高めている。
これほどまでに菅政権への不信が高まっているのに首相の座にしがみつく菅直人。
それを降ろせない自民党をはじめとする野党。
国民はもう絶望感で一杯だ。
枝野官房長官がメルトダウンの影響がないと言っても誰も信用しない。
原発事故の当初から事実を隠蔽していた菅政権と東京電力。
防御服もフランスから一万着も無償提供されていたのに中国製の防御服を発注したという菅政権。
民主党政権の左翼体質が日本を危うくしているという事実を国民はもっと知るべきである。
産経ニュース(2011/05/13)
枝野氏 メルトダウンに「周辺への影響ない」
枝野幸男官房長官は13日午前の記者会見で、東京電力が福島第1原発1号機の状態をメルトダウン(炉心溶融)と認めたことについて「周辺住民への安全対策で問題になることは生じない」と述べ、周辺住民への影響はないと強調した。ただ、「より早い段階でより具体的に推測できる可能性がなかったのか。今後の検証の大きなポイントになるのではないか」と語り、検証の必要があることも指摘した。
事故の収束を示した工程表への影響については「1カ月ごとに進行状況を踏まえて見直しをしながら進めていくが、その範囲だ」と述べ、見直しを迫られる必要はないとの認識を示した。
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2011.05.14 (Sat)
菅首相のバカを問うなと五百旗頭議長
菅直人首相は何かと言えば「歴史が評価してくれる」だの「いずれ歴史が・・・」などと自分が将来、歴史上の人物になるかのような発言をしているが、全くの噴飯ものである。
かと思いきや、今度は菅首相が任命した五百旗頭なる唐変木が「歴史家の視点を持って被災地復興に取り組む」という。
それを踏まえて、「応仁の乱は血で血を洗う混乱で、首相がバカかどうかのレベルではなかった」から首相の資質をとやかく言うなというのである。
大震災で混乱しているとはいえ、民主主義の統治国家である現在の日本と応仁の乱を同一視するのも非常識であるし、世の中が乱れているから宰相の資質を問うなかれというのは話が逆だろう。
菅といい五百旗頭といい、類は友を呼ぶ、バカはバカを呼ぶ。
日本が未曾有の国難にあるからこそ宰相の資質が問われるのであって、それに目をつぶったり、庇ったりしてどうする。
こんな人間が議長を務める復興構想会議の提言などまったく役に立たないだろう。
6月下旬に提言が出来るそうだが、それまで政府は何もしないで指をくわえて待っているとでもいうのか。
菅首相は二次補正予算を検討することなく6月22日に国会を閉会してしまうという。
この非常時になぜ慌てて議論もせずに閉会するのか。
矢継ぎ早に予算を計上して被災地の復興に取り掛かるべきではないのか。
被災地を救うことよりもおのれの延命を図ることしか考えていない証左である。
産経新聞(2011/5/14)
「首相がバカかどうかではない」
震災対応で五百旗頭氏強調
政府の東日本大震災復興構想会議の五百旗頭真議長(防衛大学校長)は13日、日本記者クラブで記者会見し、歴史家の視点を持って被災地復興に取り組む考えを強調した。
その上で、応仁の乱(1467年)や戦国時代を振り返り、「国中が、血で血を洗う争乱で乱れに乱れた。今の首相がバカかどうかという問題のレベルではなかった」と述べ、菅直人首相の資質を問うべきではないとの認識を示した。
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2011.05.14 (Sat)
ODA倍増は首相の気持ちだけ?
後先を考えずにイイカッコシイだけの菅首相。
ODAを一時的に削減するが将来は倍増すると各国に約束した。
松本外相は「首相は気持ちを言っただけ」と慌ててフォロー。
思いつきの発言をいたる所でするから閣僚は後始末に大わらわである。
「浜岡原発の全面停止」だって人気稼ぎの思いつきに過ぎない。
それとも歴史に名を残す積りの菅首相だから、後年になって、あれはアメリカに言わされたと開き直る積りだろうか。
ODAの削減は一律なのか。
中国へのODAはいい加減全廃したらどうだ。
丹羽民間大使は、「中国の軍事増強は当然」と言ったり「中国にはもっとODAを」と言っている。
「倍返し」はお祝い事のルールだが、民主党政権による震災・人災の「お見舞い」は半返しでいい。
産経ニュース(2011/05/13)
首相のODA増額発言 外相「気持ちを言った」
松本剛明外相は13日の衆院外務委員会で、菅直人首相が11日に東日本大震災復興の財源として政府開発援助(ODA)を削減した分を将来的に「何倍にも増やす」と表明したことについて「気持ちを言ったものとと理解している」と述べ、実現に慎重な考えを示した。
首相は4月26日の衆院予算委員会で、震災被災者の仮設住宅に関し「遅くともお盆ごろまで」に希望者全員の入居を目指すと明言したら、大畠章宏国土交通相は同月27日に「首相の気持ちは受け止めるが、明言できない」と火消しに走ったことがある。またもや閣僚が首相の「軽口」の修正を強いられた格好となった。
政府は平成23年度予算で、ODAについて約1割(約500億円)削減した。首相は各国の駐日大使らを招いた今月11日の「感謝の集い」で「日本が元気になったら『何倍』にも増やす」と約束していた。
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2011.05.14 (Sat)
隠れ民主党員が続々
大阪や堺の市議会の民主党会派が会派名から「民主」の名前を消して新規登録した。
こんな事をして市民を騙してまで政治をやろうという人間は唾棄すべきである。
己の主義主張や党派名を隠してまで生き延びたいのか。
大阪市や堺市の有権者は彼らの「通名」を暴露して「本名」を暴露すべきである。
「それいゆ」はひと昔前の女性誌の名前であるところも笑える。
隠れ民主党議員は徹底的に究明しよう。
産経ニュース(2011/05/13 20:07)
大阪の堺市議会も会派名から「民主」をはずす
堺市議会(定数52)は13日、改選後の新会派届が締め切られ、新会派がでそろった。民主党議員らが所属する会派「民主・市民連合」(6人)は、無所属議員会派の「クリエイティブフェニックス」(4人)と合流、会派名から「民主」をはずし、新会派「ソレイユ堺」として届け出た。大阪市議会でも民主系会派が会派名から「民主」をはずしている。
民主・市民連合は4月の統一地方選で改選前の12人から半減していた。合流後のソレイユ堺の団長には、民主・市民連合に所属していた大毛十一郎議員が就任した。
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2011.05.13 (Fri)
ジヤパニズム創刊号のご紹介

西村幸祐氏が編集人の「ジャパニズム」創刊号が出た。
東日本大震災を受けて「日本復活」特集。
その中からほんの一部を前後の脈略を無視してご紹介。
日本復活のシナリオはあるか(創刊特別座談会)西尾幹二、富岡幸一郎、西村幸祐
富岡幸一郎
「民主党政権になつて『政治主導』というスローガンがあります。(中略)民主党政権になって、政治主導というのが全く具体的な対策もビジョンも出さないで、次官会議とか官僚を外して、政治家でやろうといったのが、結局、今回の危機が来たときに、ものの見事と言うか酷いかたちで、もう一切機能しなくなった。(中略)今回、政治主導という人災が、天災の上に加わって、今日の状況にきてると思うんです」
西尾幹二
「『政治主導』は自民党があまりにも官僚べったりだということで、民主党政権が成立して以来、偉そうに言われてきた言葉ですが、政治家が官僚を超える知性と指導力を持っていなければ、逆にマイナスになるという、そんな真実の姿だと思います。
(中略)(政治主導ではなくて)全部東電の情報に振り回された。つまり管理室、指令室が東電にあるに等しいんです。同時に枝野官房長官は、東電のスポークスマンの役割を果たしたに過ぎない」
ところが枝野氏は毎日テレビに露出して顔が売れたために人気上昇、世論調査では菅総理の後釜の声が高い。
ポピュリズム政治の愚を絵に描いたようである。
「政治主導」をはき違えて独断専行した菅総理の浜岡原発全面停止は菅総理の意図とは逆の形で歴史に名を留めるだろう。
日本国憲法には非常事態宣言をする緊急事態法が謳われていない。
しかも菅総理はいまだに安全保障会議を開いていない。
西村幸祐
「そもそもそういう法律に反対していた連中が、国家権力の中枢にいる。だから、国家権力が不在になるというパラドツクスに日本人は気がつかないといけない」
早い話が国家観の無い民主党政権が、危機管理も出来ずに狼狽えているというのが現状である。
朝日新聞を徹底的に叩く高山正之氏の舌鋒は鋭い。
「日本の復興と再生と亡国メディアの崩壊」(高山正之)
高山氏は朝日新聞の反核キャンペーンを批判した上で・・・
高山正之
「今、日本は大震災に加え、放射能と民主党政権という三つの禍の下にある。このうち震災は日本人であるかぎり宿命ともいえる。あれほどへばりついていた支那朝鮮の民は頼まれもしないで帰って行った。放射能禍は日本の水源買い占めに燃えていた支那人を躊躇わせるのに大いに効果があった。
福島原発事故は朝日の従来の虚報の積み重ねが被害を広げる一因だったこともやがて分かってくる。もう朝日新聞を購読する者はいなくなるだろう」
そうありたいものである。
しかしまだ朝日新聞の熱狂的な信奉者が存在する。
我が家の後ろに住んでいるご老体は朝日新聞の愛読者で、国旗を掲揚する我が家の家人に「なぜ国旗を掲揚するのか」と訊ねたという。
Ponkoの住んでいる長屋で国旗を掲揚するのは3軒だが、ある家は国旗を盗まれたという。盗んだのは子供だと目撃者が言ったそうだが、見ていて注意もしなかったのか。
その家に、ある人が「お宅はどういう思想で国旗を掲揚するのか」と聞いてきたという。
何と答えたかは聞き損じたが、Ponkoだったら「日本人だから」と答える。日本人であることは思想でもなんでもない。
日本人の正気を取り戻せ!パチンコは違法!(小坂英二荒川区議会議員)
「パチンコは電気の無駄遣いである。(中略)日本の倍以上の人口の米国でのギャブル市場は7兆円程度だが、日本ではパチンコのみで21兆円に迫り、ギャンブル市場全体でも30兆円にも上る。パチンコが無くなるくらいが市場規模として許容できる限界だ」
「パチンコが家庭崩壊、犯罪誘発など日本人の正気を失わせている。国や自治体が問題意識を持たないのはおかしい」
パチンコが警察の天下り先であり、献金を受けた政治家や広告料が欲しいマスコミはパチンコ批判が出来ないと指摘した上で、パチンコの是非を地方の国会議員への投票の判断材料にせよという。
大幅課税をすることが廃止や撤退に結びつくともいう。
5月25日(水)18時30分に豊島区の豊島公会堂で「パチンコの大幅課税・違法化を求める議員と国民の会設立大会」を開催する。
近くにお住まいの方は是非ともご参集願いたい。
目次にも見られるように執筆者は多彩な顔ぶれで、YOU TUBEでおなじみのテキサス親父からの激励もある。
民主党政権批判だけでなく、ここ一番の日本人の底力を説き、東アジアの情勢も知ることができる。
ただひとつ違和感があるのはコミック誌かと見間違うような表紙である。
若い読者をターゲットにして取り込みたいのか、それとも日本のアニメが日本復活の鍵とでも言いたいのか。
理解に苦しむ。
隔月刊行のため次回は6月下旬。
ジャパニズム宣言(青林堂 2011年4月 980円)
【目次】
巻頭特集
被災地に横たわる真実の痛み 東日本大震災被災地レポート
日本への祈り
特別インタビュー
アニメーションは、日本復活のソフトパワー
日本が誇るアニメ界のキーパーソンの「展望」談義…石川光久
特別座談会
尖閣と東日本大震災からの警鐘 一色正春 + 石平 + 西村幸祐
あの「sengoku38」は、日本の現状を憂う志士だった!
緊急対談
女が見た裸の中国…………………………………有本香 + 福島香織
あの国の素顔を知る二人の「かおり」対談
総力特集
日本復活のシナリオ
復興祈念座談会
日本復活のシナリオはあるか? 西尾幹二 + 富岡幸一郎 + 西村幸祐
日本の復興と再生と亡国メディアの崩壊 …………… 高山正之
日本再生の条件 …………………………………………宮崎正弘
歴史教育から始まる日本の復興…………………………藤岡信勝
すでに曙光は遠く見えはじめている……………………高森明勅
対談●文化力から、日本の逆襲が始まる……水野誠 西村幸祐
緊急特集 ジャスミン革命と東アジア情勢
知られざる中国のィスラーム間題……………………関岡英之
ジャスミン革命と中国…………………………ペマ・ギヤルポ
中東ドミノ革命とイスラエルの陰……………………大高未貴
アジアの自由と日本の復興……………イリハム・マハムティ
警鐘特集 亡国の民主党政権
菅直人内閣の崩壊と延命……………………………宇田川敬介
被災地の復興と「平成の開国」は矛盾する…………中野剛志
TPPとは何か?国益の視点から問う………………青木文鷹
箸休めコラム●えりちゃんとじろうさん…………………KAKERU
まんが●極!サブカル塾…………………………………山野車輪
4コマまんが●上を向いて笑おう…………………………業田良家
注目●「俺は、君のためにこそ死ににいく」…稽古場で野伏翔監督を直撃
対談●僕らのオタク十年記………………………山野車輪+古谷経衡
提言●石垣からみた日本の防衛……………………………葛城奈海
随筆●川端康成と三島由紀夫………………………………西法太郎
提言●買ってはいけない"池上彰"………………………三浦小太郎
警鐘●日本人の正気を取り戻せ!パチンコは違法!……小坂英二
随筆●天災今昔物語…………………………………………杉浦志啓
激励●がんばれニッポン!……………………………テキサス親父
提言●原子力発電が照らす日本の未来は明るいか?……寄本好則
国会裏話……………………………………………………本誌編集部
政党ファイル
民主党・鷲尾英一郎、みんなの党・柿沢未途、幸福実党・ついき英学
連載
平成日本への伝言…………………………………すぎやまこういち
神々のおたわむれ…………………………………………山口敏太郎
新・二十一世紀からの思索…………………………………西部 邁
新・情報の考古学~日本初神史への試み…………………西村幸祐
安全保障ウォッチ……………………………………………井上和彦
パワースポットの先にあるもの……………………………山村明義
新・女流国防論………………………………………………桜林美佐
新・反日マスコミ観察記……………………………………宮島 理
新・名著再発見………………………………………………岩田 温
愛国的アニメ論………………………………………………古谷経衡
書評◎これを読むべし!…………………………………三浦小太郎
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
2011.05.13 (Fri)
菅首相と民主党では日本が危ない
今日の産経新聞社説は「原子力発電 首相は再稼働を命じよ 電力不足は経済の活力を奪う」と題して、浜岡原発の停止要請が「政治主導」ならば、その「政治主導」で定期点検を終えた他の原発を速やかに再稼働せよと主張している。
まさに正論である。
いたずらに原発への不信を煽り、再稼働を妨げるなら日本の産業は大きな打撃を受ける。
「脱原発」は耳に心地よいが、それに代わる新エネルギーへの取り組みの道筋が明示されなければ意味がない。
「わが国の原子力政策は、岐路に立っている。ムードに流され、脱原発に進めば、アジアでの日本の地盤沈下は決定的となる」
菅首相は今月下旬のG8で脱原発の道筋とルーピー鳩山が国際公約してしまった温室効果ガス25%削減の整合性を問われる。
菅首相が誘発した原発アレルギーは今後の日本の核保有や原潜への取り組みの最大の障害となる。
喜ぶのは中国その他の反日近隣諸国である。
こんな首相には一刻も早く退場願いたいし、民主党も一刻も早く政権を返上して欲しい。
さもなければ日本はほんとうに駄目になる。
中曽根元首相も産経新聞のコラム「転換への挑戦」で「場当たり的な政治決断」と題して「エネルギー政策を白紙に戻す」と表明したことを批判している。
「(福島第一原発の)事故をどう反省し、是正していくかという立場で関係者間で協議していくべきものだ。このままだと政治史の上でみても、場当たり的な人気取りのエネルギー政策に終始したとの批判は免れないだろう」
ところがどっこい、菅首相は昨日も国会で「歴史が評価してくれる」と答弁し、相変わらず歴史に名を残す宰相になる積りである。
「ここにきて、菅政権は長期化するという見方が出ているが、私は続いても2、3カ月くらいだと思う。原発の騒ぎが収まれば、政権には外交や他の内政の課題が山積していることがわかり、菅首相の政治力への不信が再び噴き出すからだ。『ポスト菅がいない』のを理由にした延命にはくみしない。野党の政権を倒す決心と、民主党内に鬱積している不満が、内閣の延命を阻止するとみている」
中曽根氏の予測が当たること願うばかりである。
ただ原発の騒ぎはそんなに早くは収まらないかもしれない。その分だけ遅くなるのは困る。
外交や内政の課題だけではなくて、大震災で消し飛んだ菅首相の外国人からの献金問題も再燃させなければならない。
「野党の政権を倒す決心」にはいささか疑問がある。今の執行部にその決意はあるのか甚だ心もとない。国民の自民党を見る目も厳しい。
菅首相は「民主党に鬱積している不満」を内閣改造で中間派を取り込むことで収める作戦だ。
これでは国民がますます政治不信を深めることになるだろう。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
2011.05.13 (Fri)
蓮舫ファンの末路
事業仕分けのパフォーマンスに悪乗りして、毎日参加して自らのパフォーマンスにも努めた蓮舫ファンの内田裕也氏が別れた女性に復縁を迫って逮捕された。
当時、マスコミも事業仕分けパフーマンスの悪乗りして、老いたロックンローラーを取材したことを当ブログでは批判した。
そのマスコミが今度は裕也逮捕を報じている。
70台で恋人と同棲するエネルギーには感服するが、別れ話に狂ってしまった。
ドアの鍵を鍵屋に交換させるとは常軌を逸している。
その上、「脅すつもりはなかった」という弁解は男を下げた。
彼の人生は終わったが、蓮舫大臣は相変わらず顎を上げて上から目線でまつりごとを続けていくのか。
産経ニュース(2011/05/13)
内田裕也容疑者「脅すつもりはなかった」
別れ話を持ちかけてきた交際女性を脅して復縁を迫ったなどとして、強要未遂などの疑いで逮捕されたロックミュージシャン、内田裕也容疑者=本名・内田雄也、東京都渋谷区富ヶ谷=(71)は、調べに対し「手紙を書いたり、ドアの鍵を鍵屋に交換させて開けたのは間違いない。脅すつもりはなかった」と容疑を認めている。
同署によると、内田容疑者と女性は平成21年12月ごろから交際。内田容疑者は別れ話を持ちかけられた後、復縁を迫る文書を数回送ったり、実家に押しかけたりしていた。
女性は今年3月、「昨年3月ごろから暴力を振るわれている」と同署に相談にしていた。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
2011.05.12 (Thu)
撃論「富国強兵」号のご紹介

日本再生のチャンス
ムックの「撃論」が装いも新たに登場した。
サブタイトルの「富国強兵号」がいい。
メインタイトルの「いまだ放射能で滅んだ国は無し、原発よりも危険な中国に備えよう!」もいい。
福島第一原発事故、浜岡原発の全面停止と菅政権の愚策を喜ぶリベラル左翼は、原発推進はすべて過去の自民党のなせる業であり、それを我がこととして謝罪した菅総理はエライという奇怪な世論誘導をしている。
民主党のマニフェストには原発による電力供給を2030年までに70%以上にするというエネルギー基本政策があることを押し隠している。
彼らは原発の恐怖を煽って中国の恐怖から国民の目をそらそうとしているのである。
だからこそ、大震災を経験した今だからこそ日本は生まれ変わるチャンスだと本書は訴えている。
改憲と核の保有で日本は生まれ変わる。
日中平和条約の凍結と台湾関係法の立法を主張する中川八洋氏は・・・
「国土防衛のためには、防衛省の幹部の過半を占める中共シンパを追放する大掃除が必要である」
という。
田母神俊雄前航空幕僚長は渡部昇一氏との対談で、民主党の「政治主導」が如何に自衛隊の活動を妨げているかを語り、家村和幸氏は「革命政権(民主党政権)に文民統制される自衛隊の悩みを語る。
売国民主党と国を守る自衛隊とは水と油であり当然発生する相克である。
このような内なる敵と中国という(仮想)敵国といかに戦うか。
それには敵を知ることだ。
本書はその敵の姿と特性を明らかにしてくれる。
本書は二段組みで行間が広いのでとても読みやすい。
執筆者の顔ぶれを見ただけで本書のお値打ちが計り知れる。
是非ともご一読を。
撃論 富国強兵号(オークラ出版社 2011年5月 980円)
【目次】
カラー 自衛隊戦争ドクトリン
<憂国の緊急寄稿〉要塞化と軽空母・海兵隊なくして守れるのか?
"風前の灯" 尖閣列島と国防忘却の日本 中川八洋
新しい"リアリティー"の時代へ
21世紀、日本の選択震災日本だからこそ考える改憲と核 藤井厳喜
元空将・佐藤守の言論スクランブル!
この危機にこそ、目を離すな 佐藤守
特別インタビュー〉
震災と原発事故から考える国防体制 石破茂自由民主党政務調査会長
水面下の国防体制構築に原子力は不可欠の時代だ
日本原潜配備計画 井上和彦
〈特別寄稿〉
我が尖間上陸の記 仲間均石垣市議会議員
「武器輸出3原則」緩和だけで解決できない特殊な事情
防衛産業を理解すれば国防が見える 桜林美佐
〈タモーレの泉〉ホスト●田母神俊雄元航空幕僚長
日本人が今、日本のためにできること ゲスト●評論家渡部昇一
自衛隊は何を守り、何と戦うのか
革命政権に文民統制される『暴力装置』の危うさ 家村和幸
中東民主革命の波及を恐れる中国共産党
なりふり構わぬ中国政府のネット規制 宮崎正弘
機密メールやデータがこっそり読み盗られている!?
深く静かに潜航する中国のサイバー攻撃 土屋大洋
侵略性の根本にある中華思想
全ての民族は「中華民族」という論理 酒井信彦
<特別インタビュー>
国を奪われるということ イリハム・マハムティ(ウィグル独立運動家)
アジアの諸国民から生声リポート
中華を大包囲するアジアの反中親日感情 大高未貴
「アジアの連帯」を唱えて再び走る亡国への道
支那幻想に狂い続ける現代のアジア主義者 アリムラヨシヒロ
コラム「如果日本戦勝了日本」に読む漢化の恐怖
中国人とは何か? 浄閑寺せつ
コラム
泥沼という戦い方 若杉大
インフレとバブルに怯える脆弱な足腰を解剖!
世界経済を牽引する「大躍進中国」の真っ赤な嘘 三橋貴明
間近に迫る商用化で資源大国への道を開くか
日本近海に眠る膨大なメタンハイドレート 青山千春
コラム
空からエネルギーが降ってくる 若杉大
「連載」国家の危機を迎えた日本人に近代主義のあやうさを問う
非常の思想 第一回 例外状態が常在する 西部 邁
「連載」自衛隊第五種接近遭遇リポート
百年剣を磨く 第一回 防衛予算削減のツケ 桜林美佐
[連載]保守の視線で読み解く左派のバイブル
たしなみとしての岩波文庫 第一冊目『蹇蹇録』(陸奥宗光著/中塚明校訂) 岩田温
[連載]
但馬流異色日本人列伝 「リアルレィンボーマン/超人・中村天風」 但馬オサム
[連載書評]
書行無常 杉原志啓
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2011.05.11 (Wed)
衝突事故の「あたご」に無罪判決
亡くなられた漁師は確かにお気の毒だと思う。
しかし、事件当初からブログにも書いたように海自の「あたご」側の責任を問うのは無理があると思っていたのでこの判決は致したかたないと思う。
遺族がもうほっといてくれと言っているのに、漁協が判決を不満としてこれ以上騒ぐのはいかがなものか。
漁師がライフジャケットを着けていれば助かっていたのではという人がいるが、それは漁師の心意気を知らない人たちだ。
「板子一枚下は地獄」という矜持を持って仕事をしている漁師たちが救命胴衣を着ける筈がない。
第一それでは様にならない。
今後も自衛隊の活動をめぐる国民との事故が発生する可能性はある。
真相を究明し事故の再発を防ぐとともに自衛隊は被害者への十分なる弔意を示し、国民も自衛隊の活動に一層の理解を示すべきだろう。
今回の大震災での自衛隊の活躍に国民は括目し、その存在意義を再認識した筈だ。
無論、自衛隊は国軍として他国からの侵略に対して国民の生命と財産を守るのが本来の目的である。
マスメディアも震災の復興が緒に就き次第、その点を強調して国民の意識改革をすべきである。
産経ニュース(2011/05/11 11:20)
あたご無罪「どうして」ショック隠せない漁師達
事故から3年-。海難審判の裁決と異なり、横浜地裁が出したのは、あたご側に対する「無罪」の判断だった。行方不明のまま死亡認定された吉清治夫さん=当時(58)=と、長男の哲大さん=同(23)=の地元、千葉県勝浦市川津の漁業関係者からは「あり得ない」「どうして」など、憤りと落胆の声が相次いだ(以下略)
www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/506424/
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2011.05.10 (Tue)
ヘマな菅ではダメと黒鉄ヒロシ
菅総理の唐突な浜岡原発停止の要請の裏にはアメリカからの一ヶ月に亘る日本への圧力があったと青山繁晴氏が、テレ朝「サンデー・スクランブル」(5月8日)で明らかにした。
9日、中部電力は菅首相の唐突な要請を大人の対応で呑んだ。
菅首相はしてやったりと相好を崩して喜んでいたが、国民は決して手放しで喜べない。
これで日本経済はますます疲弊し、東日本大震災の復興は大幅に遅れるだろう。
菅首相は新しい防潮堤ができるまでと言っているが、果たしてほんとうか。
それにしても中電は防潮堤の建設に2-3年かかると言っていたが、素人判断でもおかしい。
突貫工事でもっと早くできるのではないかと思っていたら青山繁晴氏氏も同じことを言っていた。
青山繁晴
「そんな悠長な事を言っていないで、さっさと半年なら半年で防潮堤を作って工場が逃げないようにすることが大事なんですよ」
中部地方の製造業が一部海外に移転する空洞化の恐れがあるからだ。
海外の企業は日本への部品の発注を中国に移す危険性があるから早く手を打たなければにならない。中国や韓国はもう日本を狙って動き出しているという。
企業間競争は弱肉強食だ。日本が弱っていれば食べられてしまう。
東日本大震災のためだけなく、民主党政権になってから日本は弱っている。
黒鉄ヒロシ(コメンテーター)
「決断の方向性は僕いいと思うんですよ。ただ、菅さんという人が今迄やって来た事見ると全部ヘマですわね。ですから 政治的に悪かったから今度100点取りますよってなことで、全然期待できないですよ。これから巻き起こすヘマによって起きる混乱の方を気にします」
岸 博幸(慶応大学教授 元経産官僚)
「政策はいろんなデータを集めて科学的に決めなきゃいけないんです。でも今回の決定も含め、菅総理のやってる事は全部感覚で決めてますから、そりゃダメです、絶対に」
青山繁晴
「まあ感覚っていうか、保身で決めてると。だから総合的なエネルギー政策を出しながら今回はやるべきだった」
両者の意見を総合すれば、保身のための動物的な感覚だけは鋭いという事だ。
「リーダーシップや決断力をアピールしたいだけで、狙いは政権浮揚」(伊藤惇夫政治評論家)が正しい見方だろう。
ところがこの菅総理のアピールを英断だと称賛する声が多い。
その多くはリベラル左翼である。
先程、日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」でも反日サヨクの在日映画監督崔 洋一氏が英断だと称賛。
あの木村太郎氏も英断だと評価していたが、最近の木村氏は思想的に転向したらしい。
フジテレピ「スーパーニュース」(2011/5/9)
木村太郎
「菅さんに求められているのは、指導力や決断力がないじゃないかと言われて、まさにこれは指導力と決断力を発揮した決断だと思う。それを今さら独断専行だというのはちょっと僕は当たらないと思う(中略)日本はこれから脱原発の方向にこれからずうっと突き進むことになる。そのためのひとつの境目を判断を下したということで、これは大変な決断をした。日本のエネルギー問題に対する大変な物の考え方をガラッと変えるひとつの決断をしたと思う」
ベタ褒めだが、そんなに深い意味の決断だったら、二年後に浜岡原発が再稼働してもいいとか、浜岡以外の原発は止めなくていいとか言うのは中途半端ではないか。
菅総理には木村氏が買い被るほどの深い意味を持った決断ではないことは、あの常に泳いでいる目線を見ても明らかである。
米倉経団連会長
「民主党の時代になって分からないのは、結論だけポロッと出て来る。そして思考の過程が全くブラックボックスになっている。政治の態度を私は疑いたい」
米倉さん、ブラックボックスとは褒め過ぎ。その中には何にも入っていない空洞、つまり空き菅だからである。
住田健二(大阪大学名誉教授)
「『要請』という政府の言葉はずるい。停電で会社の生産が打撃を受けて裁判になれば、責任は全部中部電力に行く」
政府は法律上、原発停止を命令出来ないらしいが、要請すなわち命令である。
ズル菅は英断と賞賛されつつも逃げ道だけは抜け目なく作っているのか。
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2011.05.09 (Mon)
石井氏辞任も責任感無き民主党
フィリピンでのゴルフプレイが発覚した石井一民主党副代表が震災対策副本部長を辞任した。
しかし、その辞任の弁が「もう少し自制してもよかった」と言うのだからあきれる。
「もう少し」とかいうレベルの問題ではないだろう。
前記事でも書いたように発覚した時の石井氏の記者に対する恫喝・・・
「調子に乗って書くなよ、お前」
がゴルフ以上に問題なのである。
石井氏辞任についての岡田幹事長のコメントまた輪を掛けて間抜けである。
「あまり適切ではなかった」
民主党は上から下まで身内に対して甘く責任感が無い。
自浄能力がない政党とは知っていたが、これでまたひとつその事が証明された。
有権者よ、それでもまだ民主党を支持するというのか。
産経ニュース(2011/05/09)
海外でゴルフの石井氏「もう少し自制してもよかった」
民主党の石井一副代表(選対委員長)は9日、今月初めに訪問先のフィリピンでゴルフをした責任を取り、党地震対策本部副本部長を辞任することを岡田克也幹事長に申し出て、了承された。同行した那谷屋正義参院総務委員長も西岡武夫参院議長に、生方幸夫衆院消費者問題特別委員長は党執行部に、それぞれ委員長辞任を申し出た。
3人はいずれも日本フィリピン友好議員連盟のメンバーで、石井氏は会長。3~6日の日程で同国を訪れ、5日にマニラ首都圏郊外で在留邦人らとゴルフをしていた。
石井氏は役員会後、国会内で記者団に「被災者に聞けば、ネガティブな反応は出るだろう。不適切とは認識していないが、もう少し自制しても良かった」と述べた。岡田氏は記者会見で「被災者の気持ちを考えるとあまり適切ではなかった」と批判した。
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2011.05.09 (Mon)
河野太郎は自民党のパックインJだ?
朝日新聞系の左翼番組パックイン・ジャーナルは菅首相の浜岡原発全面停止要請に拍手喝采だ。
菅政権の今後は公明党次第だと言っていたが、公明党にキャスティングボートを持たれてしまうのは日本の政界の最大の問題点である。
司会の愛川欣也もコメンテーター達も民主党と公明党のコラボを「大連合」と呼んでいたが、おかしいではないか。
「大連合」とは最大野党の自民党との連合に限って言うはずである。
朝日ニュースター「愛川欽也 パックイン・ジャーナル」(2011/5/7)
菅政権の今後は公明党次第か?
愛川欽也
「浜岡原発の件は皆さんより僕は疑っているんですよ。それはいいとして、自民党の河野太郎さんを入れたらどうですかね?」
川村晃司
「うん、河野さんはかなり脱原発のイメージ持ってますからね」
愛川
「かなりなもんですよ」
山田厚史(朝日新聞編集委員)
「だけど河野さんだけなんですよ。そこが問題なんですよ」
愛川
「河野さんだと、河野さんは自民党のパックインジャーナルになっちゃうんですよ!」
愛川氏はかねがねこの番組を地上波テレビに対する少数意見だとして自慢している。
河野氏は自民党の中でも父親の血を引いて思いっきりリベラルであり、そもそも自民党に居るべきではない。
「自民党としても今回の政府の要請を評価し、後押しをしなければならない」(河野太郎)
中部には製紙業や自動車産業がある。経済への悪影響をしっかり把握した上での決断ではなく、いつもの菅の思いつきに過ぎないのである。
山田
「一方では甘利さんが原発推進の議員ですからね」
愛川
「(民公大連合に)河野さんを入れてもらったらどうですかね」
川村晃司
「河野さんが話した時の視聴率は凄かったですよ。今年始まって以来ぐらい。それは国民の皆さんが感心を持ってんですよ」
どうせテレ朝がリベラル河野を使って世論誘導を図ったのだろう。
愛川
「公明党はどちらかというと原発問題についてはニュートラルだから。菅さんは原発問題についてどう思ってるんですかね、ビジョンとしては・・・」
川村
「いや、だから新エネルギーの方向になんとか転換したいと・・・」
愛川
「と思ってるとしたら大したもんだよ。かつて自民党ではなかったんだから」
横尾和博
「脱原発といえば大したもんでしょ。ここで性根を入れ替えて・・・失うものは何もないんだから」
川村
「フランスのサミットで一番注目を浴びるでしょうね」
愛川
「菅さん、フランスでちゃんとお願いしますよ」
ルーピー鳩山がサミットで温室効果ガスの25%削減を国際公約してしまった愚を繰り返すのか。
何の裏付けも今後の道筋も明らかにしないでカッコいい口約束のスタンドプレイは止めて欲しい。
福島第一原発事故以来、原発を推進してきた自民党を悪者呼ばわりするマスメディアやそれに同調するネットユーザーが居るが、原発の恩恵に預かりながらこうした事故が起こると原発と自民党を悪く言うのはいかがなものか。
問題の福島第一原発は渡部恒三氏が誘致したというし、被災地も政府からの交付金で潤って来た。
被災者には深く同情するが、東電社長を感情的につるし上げるテレビの映像を見て複雑な気持ちになる。
東電もある意味被害者ではないのか。
原発の危険性を可能な限り最小限にしつつ、代替エネルギーの開発までつないでいくしか道はないのではないか。
原発に経済と財政を依存している地元の姿は基地に依存する沖縄に似ていると言ったら言い過ぎだろうか。
国から多額の交付金を貰ってリスクを負って経済成長してきた御前崎市民は菅首相の一方的な原発停止に揺らいでいる。
今朝のテレ朝「モーニングバード」では菅首相の決断を称賛する青木 理コメンテーターが居る一方、「すぐに止めなきゃいけないのは伊方原発と川内原発だ」(福島第一原発6号機の建設を指揮した菊池洋一氏)という声もある。
それが事実だとすれば「国民の安全」を理由に浜岡原発の停止を要請した菅総理は片手落ちであり、政治的パフォーマンスに過ぎないと言えよう。
御前崎の市長は市の経済や財政を相談もなく一方的に決断したと批判している。
これで御前崎市は完全にゴーストタウンになるだろう。
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2011.05.07 (Sat)
フィリピンゴルフで開き直った石井震災対策副本部長
民主党の石井選対委員長はゴロツキみたいな男である。
昨年の参院選の時に「長崎の人が民主党に投票しなければ民主党政権は長崎に対し、それなりの姿勢を示すだろう」と有権者を脅迫した男である。
民主党議員の正体(2010/2/25)
http://blogs.yahoo.co.jp/nipponko2007/34706358.html
今回は震災対策副本部長の職にありながら、日本を抜け出してフィリピンで民主党議員たちとゴルフに興じていた。
フジテレビ「スーパーニュース」(2011/5/6)
記者に見つかって最初は穏やかに対応していたが記者の質問が厳しくなると・・・
石井一(民主党副代表、震災対策副本部長)
「あのなあ、あんまり、そのお、調子に乗って書くなよ」
記者
「どういうことですか」
石井
「調子に乗って書くなよ、おまえ。どうのこうのと。ここでゴルフするとかへったくれとか。用事で来てるんだから。その間に少しぐらい息を抜いているということですからね」
自分の発言が問題になるという予測すらできない男である。
このゴルフ場は会員権400万円でフィリピンではなかなかプレイできない。
被災者たちはこのニュースに・・・
「最低だ。国会議員になる資格が無いんじゃないの」
「民主党はそんなもんじゃないの。危機管理がなってない」
マスコミが問題として大きく取り上げないのが不思議である。
産経ニュース(2011/05/06)
石井民主副代表らゴルフ「目につかないと思った」
民主党の震災対策副本部長を務めている石井一副代表ら同党議員3人が、訪問先のフィリピン・マニラ首都圏郊外のゴルフ場で5日、在留邦人らとゴルフをしていたことが6日、分かった。
石井氏は、東日本大震災後、ゴルフをするのは初めてで「国外であれば目につかないと思った」と説明。「被災者の方から見れば『何だ』という気持ちになるでしょうね」と述べた。
同氏は昨年秋に日本フィリピン友好議員連盟の会長に就任。会長として3~6日の日程でフィリピンを訪れ、同国政府当局者や上院議員らと面会して、日本の政府開発援助(ODA)や通信事業関連について意見交換した。日本への震災支援の関係者や、議連のフィリピン側議員らとも会ったという。
ゴルフをした他の2議員は、生方幸夫元副幹事長と那谷屋正義参院議員でいずれも議連メンバー。(共同)
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2011.05.07 (Sat)
浜岡原発停止、朝日とサヨクが大喜び
産経新聞(2011/5/7)
一面トップ
「…唐突の印象は否めず、熟慮の上での判断だったか疑問も残る」
「国が一定の判定基準を示した上で、すべての原発を対象に行うべきだ」
「稼働中の原発停止は電力需給バランスに支障が生じる懸念があるだけでなく、エネルギー政策の根幹にも関わる極めて重大な決定だ。首相は経済への影響など包括的な検討をどこまで行った上での判断だったのか、国民にきちんと説明すべきだろう」(長内洋介)
【産経抄】
「首相の決断の裏に国民の目を福島から浜岡にそらす意図はなかったのか」
【主張】
原発否定につながらぬか
「・・・国と電力会社と住民は、これらを十分に理解した上で、安全運転に合意してきた。運転停止要請はあまりに突然で、これまでの合意形成の経緯を否定するものになりかねない」
「運転停止の期間や再開の見通しなど具体的な説明は聞かれなかった。これでは、国民は国のエネルギー政策そのものを信頼できなくなる」
「手続きを欠いた菅首相の要請には、原発事故の深刻さをパフオーマンスに利用したような思いを禁じ得ない。諸外国からは、日本が原発を否定したと受け止められる恐れがある」
【レポート】
首相唐突また保身?
「原発の安全性よりも首相退陣を迫る「菅降ろし」を封じるための「クセ球」との見方もある」
「首相周辺は『会見直前に決めた』と打ち明け、経済産業省幹部も『事前にはまったく知らなかった』とこぼした。
「この問題は全原発の存廃にまで広がる可能性もあるが、首相がそこまで読んだようには見えない」
(加納宏幸、山本雅史)
【朝日新聞社説】
浜岡原発 危ないなら止めるへ
「・・・東京電力の福島第一原発が想定外の惨事を引き起こした以上、危険性がより具体的に指摘され、「最も危ない」とされている浜岡を動かし続けるのは、国際的にも説明が難しい。日本周辺の地殻変動が活発化しているとの懸念もある。中部電は、発電量に占める原発の割合も低い。首相の停止要請の判断は妥当だ。中部電は速やかに要請を受け入れるべきだ」
「・・・すべての原発をいきなり止めるのは難しい。しかし、浜岡の停止を、「危ない原発」なら深慮をもって止めるという道への一歩にしたい」
福島みずほ(社民党党首)
「首相の英断を高く評価する。脱原発の未来を切り開く一歩となる。東海地震が起きる前に決断してくれて良かった」
穀田恵二(共産党国対委員長)
「浜岡原発は活断層の上にあり、停止要請は当然だ。これを機に『安全神話』との完全な決別が必要だ」
しかし、「国民の安全」という呪文で政局を有利にしたい菅首相の思惑が透けて見える。
そこでPonkoの直観的な結論・・・
朝日新聞が主張し、社民党と共産党が喜ぶ今回の首相決断は間違っている。
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2011.05.06 (Fri)
菅総理、狂気の浜岡原発停止要請
菅首相が海江田経産相と二人だけで相談して、中部電力の浜岡原発の運転を全面的に停止する事を要請した。
狂気の沙汰であり唐突感は免れない。
中部電力の所長は海岸の砂丘が津波の防波堤になっており、念のためにその内側に急遽コンクリートの防波堤を作ると言っていた。緊急電源供給装置も津波に襲われない高地に設置する計画を立てていた。
東海地震は確かに怖い。しかし、だからといっていきなり国が一企業の企業活動の停止を命令してよいものか。
一基は廃炉の作業中、二基は運転中である。
菅首相は勝手に浜岡原発を停止させて、この夏場の電力供給をどうやって賄っていくのか。国民に節電を求めると言っているが、どの程度の節電を要請するのか。
民の安全を心配するというより、保身のための手立てとしか見えない。
何の展望もなく独断で物事を進める菅首相はもはや狂った独裁者でしかない。
菅政権の狙いは、そして民主党の狙いはやはり日本解体にあったのか。
産経ニュース(2011/05/06 20:16)
菅首相会見詳報「東海地震に十分対応できるよう中長期対策が大切」
菅直人首相は6日夜、首相官邸で記者会見を開き、静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所の運転停止を要請したことを明らかにし、「東海地震に十分対応できるよう防潮堤の設置など中長期の対策を確実に実施することが大切だ」と述べた。記者会見の詳報は以下の通り。
「国民の皆様に重要なお知らせがあります。本日、私は内閣総理大臣として海江田(万里)経済産業大臣を通じて、浜岡原子力発電所の全ての原子炉の運転停止を中部電力に対して要請しました。その理由は何と言っても国民の皆様の安全と安心を考えてのことです。同時にこの浜岡原発で重大な事故が発生した場合の日本社会全体に(与える)甚大な影響も合わせて考慮した結果です。文部科学省の地震調査研究推進本部によれば、これから30年以内にマグニチュード8程度の想定の東海地震が発生する可能性は87%と極めて切迫しています。こうした浜岡原子力発電所の置かれた特別な状況を考慮するならば、想定される東海地震に十分対応できるよう防潮堤の設置など中長期の対策を確実に実施することが大切です。国民の安全と安心を守るためにはこうした中長期対策が完成するまでの間、現在、定期検査中で停止中の3号機のみならず運転中のものも含めて全ての原子炉の運転を停止すべきと私は判断しました。浜岡原発では従来から活断層の上に立地する危険性などが指摘されてきましたが、先の震災とそれに伴う原子力事故に直面して私自身、浜岡原発の安全性についてさまざまな意見を聞いて参りました。その中で、海江田経済産業大臣とともに熟慮を重ねた上で、内閣総理大臣として本日の決定をいたした次第です」
「浜岡原子力発電所が運転停止をしたときに、中部電力管内の電力需給バランスに大きな支障が生じないように、政府としても最大限の対策を講じて参ります。電力不足のリスクはこの地域の住民の皆様をはじめとする全国民の皆様がより一層、省電力、省エネルギー、この推進をしていただけることで、必ず乗り越えていけると私は確信をいたしております。国民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます」
--中部電力は東海地震の揺れが起きても安全性の問題がないとし、国も容認してきた。なぜ浜岡原発だけなのか。夏場を迎え原子炉すべてを止めれば、電力需要よりも供給量が下回ると思うが対策はどうか
「只今、申し上げましたように浜岡原子力発電所が所在する地域を震源とする、想定される東海地震が、この30年以内にマグニチュード8程度で発生する、そういう可能性が87%と文科省、関係機関から示されております。そういう浜岡原発にとって特有といいますか、その事情を勘案をして、国民の安全安心を考えた結果の判断、決断であります。また、電力不足についてのご質問でありますけれども、私は、これまでの予定の中で言えば、多少の不足が生じる可能性がありますけれども、この地域をはじめとする全国民のみなさまの理解と協力があれば、そうした夏場の電力需要に対して十分、対応ができる、そういう形が取り得るとこのように考えているところです」
--浜岡原発だが、どういった法律のどういう根拠に基づく要請なのか。法的な担保がない場合、中部電力が断ったらどうするつもりか
「この要請に関して後ほど、海江田経済産業大臣から詳しくご報告をさせていただきますけれども、基本的にはこの私が今日申し上げたのは、中部電力に対する要請であります。法律的にいろいろな規定はありますけれども、指示とか命令という形は現在の法制度では決まっておりません。そういった意味で、要請をさせていただいたということであります。もう1点は?」
--中電が断ったらどうするつもりか
「ここは十分にご理解をいただけるように説得をしてまいりたい。このように考えております」
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2011.05.06 (Fri)
組織で動けぬ民主党
菅首相肝いりの「復興構想会議」の五百旗頭真議長が6月中に提案書を出すらしいが、一方では枝野官房長官が被災地を訪問して、宅地復興の支援策だの、東北地方の高速道路を無料にするだのと被災地にコミットしている。
復興構想会議との整合性を取っているとは思えない。
仙石官房長官といい、小沢一郎氏といい被災者を激励しつつコミットしているが、みんなイイカッコシイのパフォーマンスに見えてならない。
みんなテンデバラバラで勝手動いているようしか見えない。
民主党は組織的に動くことの出来ない政党であり、今回の大震災と原発事故でそれが証明されてしまったのは国民にとって真に不幸なことであった。
もともと極左事務局と能天気リベラル派、似非保守派とガラクタを寄せ集めた政党だからまとまって動くことが出来ない。
親小沢と反小沢の構図だけでなく、菅首相を批判した中間派の桜井 充財務副大臣は少しは気骨のある男かと思ったら、問題になって菅首相に「すみませんでした」と平謝り。「原発周辺は10年~20年は住めない」と首相が言ったと証言した松本健一内閣官房参与は「首相は言わなかった」と前言を撤回して更迭を逃れた。
首相が言わなかった事を言ったと嘘をつけばフツーは更迭だろう。
菅首相は松本氏が翌日訂正したから許すと言ったが、ますます菅首相が言ったという事を証明したようなものだ。
似非保守派の松原 仁議員や長島昭久議員はテレビに出て視聴者を幻惑しているが、騙されてはならない。所詮は民主党員にすぎないのだ。
Ponkoは一時、民主党のこれら保守派と自民党の保守派が合体してガラガラポンなどと夢見ていたが、浅はかであった。
ことほど左様に民主党はガラクタの集まり、綱領も作れない民主党に政権担当能力も資格もないのである。
産経ニュース(2011/05/05)
宅地復旧へ支援策検討 仙台市視察で枝野氏
枝野幸男官房長官は5日午前、東日本大震災の被災状況把握のため、宮城県を訪れた。地滑りで崩れた仙台市の住宅地を視察後、宅地復旧に向け、住宅金融支援機構の融資以外にも新たな国の支援策を検討する考えを記者団に明らかにした。津波被害の大きかった名取市も視察した。
これに先立ち、枝野氏は村井嘉浩知事と県庁で会談し、がれき処理費用の国負担などをめぐり意見交換。県庁内にある政府の現地対策本部職員を激励した。
一方、仙谷由人官房副長官は大震災翌日の3月12日に震度6強の地震に見舞われた長野県栄村を訪問。村役場で阿部守一知事や島田茂樹村長に「栄村の被害には関心が薄いと思われがちだが、政府として村の再建に協力したい」と述べた。
産経ニュース(同上)
枝野氏、高速無料化で東北、常磐以外も検討「復興に…」
枝野幸男官房長官は5日、東日本大震災復興をめぐり東北、常磐自動車道以外の東北地方にある有料道路も無料化できるか検討する考えを表明した。地滑りで崩れた宅地復旧に向け、住宅金融支援機構の融資以外にも新たな国の支援枠組みに取り組む方針も明らかにした。いずれも視察先の仙台市内で記者団の質問に答えた。
有料道路の無料化について、枝野氏は「少なくとも東北の東半分、あるいは東北を横断するところでは無料化で復興につなげたい」と述べた。
枝野氏は津波被害の大きかった名取市や女川町も視察。佐々木十一郎名取市長らとがれき処理負担や高台移住をめぐり意見交換した。村井嘉浩宮城県知事とも県庁で会談し、政府の現地対策本部職員を激励した。
産経ニュース(同上)
小沢氏、千葉に避難の障害者激励「国家の命運かけ何とかする」
民主党の小沢一郎元代表は5日午後、千葉県鴨川市を訪れ、東京福島第1原発事故で周辺市町村施設から避難してきた障害者を慰問した。原発事故について「国家の命運をかけ何とかしなければならない」と強調した。
障害者が「一刻も早く福島に戻りたい」と訴えると、小沢氏は「私も東北出身なので、皆さんの気持ちは痛いほどよく分かる。頑張ってほしい」と激励した。
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2011.05.05 (Thu)
辺野古移設を容認していたルーピー鳩山
もうこんな男の話はしたくないが、ウィキリークスでアメリカの公文書がリークされ、ルーピー鳩山が沖縄基地の県外移設を本気でする積りはなかったことが明らかになった。
代替地の目当てもないのに沖縄県民に「国外、最低でも県外」と言って騙していたことが分かった今、沖縄県民の怒り心頭という所だろう。
東日本大震災での沖縄海兵隊をはじめとする米軍の惜しみない支援と自衛隊とのコラボレーションを目の当たりにして、沖縄県民も狂信的左翼を除いて沖縄基地の重要性を再認識してもらえたと期待している。
同時に、ルーピー鳩山、菅首相と民主党の無責任さも再認識したことだろう。
産経ニュース(2011/5/5)
鳩山氏、09年末に辺野古移設容認を米に伝達 ウィキリークスで判明
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり、鳩山由紀夫首相(当時)が2009年末、コペンハーゲンでクリントン米国務長官と会談した際、新たな移設先が見つからなければ、06年に米国と合意した同県名護市辺野古への移設案に立ち戻る意向を伝えていたとされることが、内部告発サイト「ウィキリークス」が5日までに公表した米公電で明らかになった。
鳩山政権は当時、辺野古に代わる新たな移設先の検討作業に着手。鳩山氏は日本国内では、沖縄県外への移設も視野に06年の日米合意の修正に意欲を見せていたが、米側には逆の意向を示していたことになる。
在京米大使館から米国務省などに宛てた09年12月の機密公電によると、藪中三十二外務事務次官(当時)は同21日、ルース駐日米大使と昼食を共にした際、鳩山氏がクリントン氏に対し、新たな移設先が見つからなければ「日本政府は06年の日米合意に立ち戻る」と確認したと伝えていた。(共同)
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2011.05.04 (Wed)
断交後、衆院副議長が初の訪台
東日本大震災への救援隊について中国と韓国には政府高官が出迎えたが、台湾にはしなかった。
震災後真っ先に援助を申し入れた台湾を婉曲に断り、中国の救援隊を受け入れた後に受け入れた。
中国には支援の御礼に特使が赴いたが台湾には誰も行かなかった。
そんななか、衛藤征四郎衆院副議長(自民党)が今日、台湾を訪問し謝辞を表した。
「政治的な目的ではない」と中国に気兼ねしつつ訪問したのは情けないが、訪問したのは良い事だ。
これを機会に日台の交流がさらに高まることを期待したい。
産経ニュース(2011/5/4)
衛藤衆院副議長が台湾訪問 衆参の正副議長で断交後初
台湾の中央通信社によると、衛藤征士郎衆院副議長が4日、2日間の日程で台湾を訪問した。1972年の日中国交正常化に伴う日台断交以降、衆参両院とも正副議長が訪問した例はなく、台湾は「衛藤氏はタブーにあえて挑戦する初の政治家」(台湾紙、聯合報電子版)と歓迎している。
中国は、領土の一部とみなす台湾が、外国と公的な関係を結ぶことを批判しており、日本も要人の訪台を控えてきた。
ただ今回の衆院副議長の初訪問でも、台湾側要人との会談は「敏感な問題のため、全て公開しない」と外交部(外務省)の報道担当者は述べており、中国の反発を避けるための日台双方の配慮がうかがえる。
中央通信社によると、衛藤副議長は台北近郊の空港に到着後、「訪台の目的はただ一つ。東日本大震災での台湾の支援と協力に感謝することだ」と述べ、訪問に政治的目的がないことを強調した。(共同)
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2011.05.04 (Wed)
復興構想会議は看板倒れか
東日本大震災を受けて菅首相は復興構想会議を立ち上げ、反日勢力の一人である五百旗頭真防衛大学校長を議長に任命した。
メンバーにも首を傾げたくなる委員が多い。
TBSの日曜早朝番組「時事放(呆)談」で司会をしている御厨 貴、臓器移植や原発に反対の梅原猛、横綱審査委員だった内館牧子などなど。
被災地からも岩手、福島、宮城の三県だけでいいのかという声も上がっている。
官僚が一人も入っていないところが、いかにも菅首相の思いつきによる「政治主導」を示している。
今日そのうちの6人のメンバーが宮城県を視察した。
地元の要求を聞くのは結構だが、復活構想では無くて復興構想であり東日本と日本全体の将来を見据えたグランド・デザインを創るのが会議の目的であるはずだ。
こまかな要求をいちいち取り上げて対症療法を講ずるのではなく、まず最初に大きい構想を構築するのが会議の目的ではなかったか。
五百旗頭氏はいきなり増税論をぶち上げたり、被災地の要望を聞きに回ったり、順序が逆であろう。
「復興構想会議」などと大袈裟なネーミングで始めた以上、帰納法ではだめであり、演繹法で行くべきである。
「国家戦略室」などという看板倒れの組織を造るのがお好きな民主党のことだ。
羊頭狗肉にならなければいいがと生暖かい目で見守っている。
産経ニュース(2011/5/4)
復興構想「現地事情踏まえ提言」 宮城県知事に五百旗頭氏
政府の東日本大震災「復興構想会議」の五百旗頭真議長(防衛大学校長)らは4日午前、宮城県庁で村井嘉浩知事と会談した。知事は「軸足を地域に置いて議論し、提言をまとめてほしい」と要望。五百旗頭氏は「現地の事情を踏まえることが何より大事だ」と述べ、6月中に予定する第1次提言に地元の意見を反映させる考えを示した。
五百旗頭氏は「宮城県が最も力強い復興への歩みを示しており、敬意を表したい」と強調。知事は「住まいや仕事の一日も早い回復を何より優先すべきだ」と指摘した。
視察には議長代理の建築家安藤忠雄氏、特別顧問で哲学者の梅原猛氏らも参加。午後には、津波被害を受けた気仙沼、石巻両市を視察。菅原茂、亀山紘の両市長とそれぞれ意見交換する。
復興構想会議の被災地視察は2日の福島県に続き2回目。7日には岩手県を訪問する予定だ。
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2011.05.04 (Wed)
台湾に無礼を働いた菅総理
「3月28日、(台湾の)テレビ各局が合同開催したチャリテイーでは、4時間半で約21億5千万円もの義捐金が集まり、日本人を驚かせた」
中国の成金が一杯いる経済特区の話ではない。あまり裕福でない台湾の一般市民から集められた義捐金である。
「そうした台湾の友情を日本の被災者の前で直接体現したのが、あの国から駆けつけた救援隊である。ところが日本は、国民は立派でも政治家は最低だった。菅直人・民主党政権が『恩を仇で返す』ような行為に及んだのだ」
台湾の総統は地震発生から一時間以内に菅首相に救援隊の派遣を申し出たが、被災地が混乱しているから後で通知すると断った。日本政府が受け入れのは13日。台湾は中国の一部と主張する中国の救援隊が13日に入国し、その日の夜台湾の救援隊もようやく受け入れられた。
台湾に一番乗りされて中国の面子を潰したくなかったというのが日本政府の考えではなかったのか。
「中国隊は被災地で台湾隊を見ると『帰れ!ここに来る必要はない』と罵り、あるいは各国隊の前で台湾の制服にある中華民国旗を指し、『これは(中華人民共和国の)台湾地区の標識だ』と侮辱するなどしたというから、あの国の台湾イジメは相変わらずだが、日本政府もまた中国の顔色を見ながら、それと同じ事をやっていたわけで、唾棄に値する」
江戸時代の火消組である「め」組の喧嘩ではあるまいし、日本政府のだらしなさにも呆れ果てる。
「あの国の台湾イジメは相変わらず」というが、このまま反日民主党政権が続けば、いずれ日本は中国の一地区に成り果て、「日の丸は中国の日本地区の標識だ」と日本もイジメられることになるのを忘れてはならない。
反日勢力のひとつNHKもひどかったらしい。
「NHK総合が4月2日に放送した報道番組「海外ネットワーク」で映った「海外からの支援物資(外務省まとめ)なるフリップには、枠ごとに各国の支援物資の内訳が表示されていたが、「台湾」のそれは「中国」の枠内に書かれていた。(中略)NHKは中国の宣伝と歩調を合わせるため、そこまでして国民に誤情報を押し付けたいのか」
「中国になんといわれようと、堂々と台湾と付き合おう。あの国の国民が見せてくれた尊い真心、友情に報いよう。正義と道義を重んじる勇気ある日本に、もう一度生まれ変わろう。それが『新生への道』である」
戦時中の日本は台湾と交流し日本の精神を植え付けた。その本家の日本が戦後、日本の精神を忘れ、台湾の方が日本の精神を維持していることは台湾の中高年層の言動やその教育を受け継いだ若者たちの言動からうかがわれる。
日本は台湾から古き良き日本の姿を学ばなければならない。
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2011.05.03 (Tue)
憲法記念日に「正論」ご紹介

正論6月号は表紙をガラリと変えて、総力特集「震災を生きる」とした。
「WILL 6月号」も良かったが、今回は内容的に「正論」の方が充実しているようだ。
目次
http://www.sankei.co.jp/seiron/wnews/1105/mokji.html
領土問題、教科書問題も取り上げいるが、震災後の生き方について識者たちが寄稿している。
そのなかでほんの一部をご紹介。
日本の宿痾~「想定外」と戦後体制が招く国家の危機
中西輝政(京都大学教授)
巻頭言とも言える中西氏の根源的な問題提起に深く同意する。
日本特有の「やさしさ」が危機を直視する妨げとなっている。
メディアや社会の「やさしさ」の風潮の裏にはあるイデオロギーが隠されているのではないかという。
左翼やそのシンパ文化人が「やさしさ」を強調して強い日本の妨げとなっている。
中西
「菅政権が危機における国家の役割を認識していない、あるいは認識しようとすらしていない」
「左翼イデオロギーで被災者は見捨てられた」
「今回の震災後は、最低限『地方主権』などという妄語は消えてなくなるはずである」
Ponkoもまさしくそう思っていた。国家の存在なくして地域主権などありえない。
憲法記念日の今日、戦後日本が個の権利を主張しすぎて公や国の存在を軽視したツケがいま回ってきている事を反省すべきである。
今朝の産経新聞「正論」でも百地 章日本大学教授が「家族や国家重視する憲法解釈を」と主張している。
大震災、原発事故、無能な政府・・・そして憲法記念日。
いまこそ憲法改正または破棄を検討する時期に来ている。
政府貨幣発行特権の発動で防災列島の構築を
緊急対談 丹羽春樹(大阪学院大学名誉教授) 渡部利夫(拓殖大学学長)
反日勢力の一人である五百旗頭真氏が議長である「復興会議」にグランドデザインを期待する事はできない。
その顔ぶれを見れば明らかであり、官僚が参加していないのでは結果は知れている。
なにせ、何をしようかという前にいきなり増税を言い出した議長だからである。
渡辺
「国債発行に頼ることはあと2-3年しかできない」
丹羽
「だからこそ政府の貨幣発行特権をうまく使って財源にすべき」
政府紙幣はわざわざ印刷・発行しなくとも日銀がそれを買い取ればいいらしい。
しかし、いろいろな既得権益に阻まれてなかなか実現が難しいらしい。
ponkoの直感はこの政策が正しいと言っている。
ただいまサバイバル・モード中
長谷川三千子(埼玉大学名誉教授)
異国民族との共生は困難であるとする長谷川氏のコラム記事を読んでこの人は正しいと思った。
その長谷川氏がこの地震は石原氏の言う通り「生き延びるためのたたかひの始まり」だという。
長谷川氏は最初は「菅首相や内閣が無能でダメだとは感じなかった」。
「世の中の『菅たたき』はつまらぬこと」と思っていたが、復興財源をどうするかで、「初めて『菅ではダメだ』の大合唱の意味がわかった」という。
丹羽氏の「政府の貨幣発行権の行使」と「復興国債の日銀引き受け策」に賛同している。
実務上の細かな問題点の解決策をしっかり決めた上で大胆な財源確保をせよという。
安易に増税を口にする民主党政権は日本の経済をさらにどん底に落とし込んで再起不能にさせてしまう危険があると思う。
長谷川
「日本人はひとたび『サバイバル・モード』にスイッチが入れば、とてつもないことのできる民族だ、と私は信じてゐる」
そう思う。
「煩悩」の末に下した我が決断と「震災は天災」の意味を改めて語ろう
機能不全の国へ、東京が日本を救う
石原慎太郎都知事
150%辞めるつもりだった都知事に敢えて再挑戦したのは、「どの候補者も国家観あまり見えなかった」からだという。
さもありなん。
石原
「東京の知事は国家観なくしては務まらない」
御意!
石原
「民主党政権は無知で未熟な連中が集まっているだけで官僚を使うことを知らない。そもそもこうした大災害の際には各大臣に加え自衛隊の統合幕僚長なども出席する安全保障会議を開くことになっているのですがね。指揮系統の一本化を図ることが大切なのに、どんなアレルギーがあるのか菅首相は安全保障会議を一度も開いていません」
安倍元首相をはじめ、多くの識者が同様の発言をしている。
「脱官僚」を掲げて事務次官会議を廃止しために省庁間の横の連携もなく官僚たちは十分に力を発揮できていない。
石原
「ここまでの機能不全をさらした政府は前代未聞と言わざるを得ません」
蓮舫氏の反論についても・・・
石原
「『権力で自由な行動や社会活動を制限』云々というのは、人間としての道理が何たるかを分かっていない証ですな。法令という強制力によって節電を実施することは権力の行使ですが、私は法的に花見を禁止せよと言ったわけではない(笑)。自粛と自粛ムードは違います」
天罰の真意については本誌をお買い求めの上読んで下さい。賛成した人も反対した人も。
Ponkoはヤフブロで石原氏を擁護し炎上寸前となったが、曽野綾子さん、金美齢さんも支持したと本誌で知って意を強くした。
保守の正論で日本を作り直すことが震災で亡くなった方たちや被災者の方たちに対する償いになると思う。
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