2010.04.10 (Sat)
「高速無利用化」が値上げに
「コンクリートから人へ」は嘘
民主党のやることは一から十までハチャメチャである。
マニフェストで公約したことは片っ端から反故にして、恬として恥じない。
いままで色々な政党があったが、これほどひどい政党は見たことがない。
今回発表された高速道路料金体系も「無料化へ通過点だ」(前原国交相)と言い訳しているが、80%の国民にとっては実質値上げだという。しかも自民党が残した財源のうち1.4兆円を新道路建設費に回すという。
昨年、自民党が凍結した新道路建設も一部復活する。詳細に見ると明らかに参院選が有利になるようなバラマキだという。「コンクリートから人へ」と言った口の乾かぬうちにこれである。
日テレ「ウェークアップ!ぷらす」(2010/4/10)
実質"値上げ"!?
高速「新料金」導入
塩川正十郎(元財務大臣)
「(民主党の)方針がまったく変ってきた。最初は国民のためにサービスするもんと思っとった。道路公団維持のために下手をすると結局増税になってしまいますよ。それを心配する。方針が変ったことを誤魔化しちゃ駄目!方針が変ったなら変わったでハッキリ言うた方が良い。国民にサービスするなら一律20%-30下げた方がはっきりするではないか。それをしないでひねくり回して結局気付いてみたら東京圏、大阪圏、中部圏は高くなっちゃう。こんな馬鹿な事に騙されてはアカン!これはアカン! 」
塩爺が怒るのももっともである。
普天間基地移設問題でもそうだが、前政権の決めたものを片端から引っ繰り返し、何か小手先で場当たり的に決めようとしている。前政権の政策のどこが悪いからどのように変えるというのではないので、心ある国民は納得出来ないのではないか。
昨日の報ステでも珍しく新料金体系と「人からコンクリート」に逆行する民主党に疑問を呈していた。
ご覧にならなかった方のために概要をご紹介する。
テレ朝「報道ステーション(2010/4/9)
高速料金上限2000円へ
割引廃止"実質"値上げ
●時間帯、曜日別の割引は廃止
●現金とETCの区別を廃止
●大型車5000円、中型車2000円、小型車1000円を上限とする。
●首都高は距離別料金(初乗り500円、6キロ毎に100円増、上限900円、ETCが無い場合一律900円)
●地方の通勤割引(通勤時5割引き)全廃
●高速道路割引のために貯めていた財源の一部を新しい道路建設費に当てる。
早い話が、長距離走る場合は値下げとなるが、庶民が日常走る範囲の高速代は値上げとなる。
破産するフェリー会社も出てくる。二酸化炭素の増加は以前から問題視されている。
猪瀬直樹(東京都副知事)
「民営化で無駄を省き、4600億円値下げした。通勤時間帯割引は5年も経ち生活習慣で出来ている。大問題だ」
通勤割引は"激変緩和措置"として来年3月まで3割引とする。
猪瀬
「曲者なんですよ。7月の参院選を上手にまたいでしまおうという魂胆ですよね」
参院選が終わるまでは有権者に飴をあげようというのである。
1.4兆円を費やして高速道路を作るという。
上信越道の一部は数百億円もかけて、2車線でもガラガラなのにそれを4車線にする。必要ないというドライバー。よかったという地元自治体。
財源は自民党政権の時に割引のために確保していた10年間で3兆円の予算だ。
去年の割引後に残った2兆6千億円のうち1兆4千億円を建設費に、1兆2千億円を割引財源とする。
これは去年小沢幹事長が高速建設に国費を投入するよう政府に求めた結果である。
記者
「社会保障に回せないのか」
馬淵澄夫国交副大臣
「立法趣旨から難しい。社会保障に回せと言うのはいささか暴論だ」
しかし、法律作成に関わって来た専門家は・・・
岸博幸(慶応大学大学院教授)
「『コンクリートから人へ』と言っていたわけで、国庫に返納して他の用途に使うのが筋だ。国庫に返納するのは法律上難しくない」
国交省は獲得した予算を他に回したくないという縦割り行政は自民党時代から変わってはいない。
何が「政権交代は民主主義革命」だ。
山田昌弘(中央大学教授)
「猫の目のように料金体系が変わる。政策を変えるのだから、今までの体系のどこが悪かったのかキチンと検証してその結果変えるのなら納得できる。しかし、事業仕分けであれほど検証しろとか効果があるのかと言っているのに、道路に関しては何のことも無く、休日割引が有効だったのかも検証することも無くただ廃止して新しく作りましたよというのでは、事業仕訳されている人も納得いかないのではないか」
民主党のパフォーマンスに過ぎなかった事業仕分け。3兆円を捻出すると言って1兆円の節減出来なかった。
いままたその第二弾と称して民主党支持率を回復させるために鳴り物入りでやろうとしている。
マスコミがまた鉦や太鼓で囃し立てたら許さないぞという気持ちである。
山田
「理念がどこにあるのか分からない。事業仕分けではサービスや技術などの知識的なところが削られて、コンクリートの所は守られているというと『コンクリートから人へ』という理念は一体どこに行ってしまったのかと思わざるを得ない」
古館伊知郎
「透けて見えるのはやはり組織票を取るための選挙対策と。喜ぶ自治体もあるでしょうし、陳情も行われていたんだなということが透けて見えるだけですよね」
自民党がすべて良かったとは言わないが、民主党のやる事は明らかにおかしい。
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民主党のやることは一から十までハチャメチャである。
マニフェストで公約したことは片っ端から反故にして、恬として恥じない。
いままで色々な政党があったが、これほどひどい政党は見たことがない。
今回発表された高速道路料金体系も「無料化へ通過点だ」(前原国交相)と言い訳しているが、80%の国民にとっては実質値上げだという。しかも自民党が残した財源のうち1.4兆円を新道路建設費に回すという。
昨年、自民党が凍結した新道路建設も一部復活する。詳細に見ると明らかに参院選が有利になるようなバラマキだという。「コンクリートから人へ」と言った口の乾かぬうちにこれである。
日テレ「ウェークアップ!ぷらす」(2010/4/10)
実質"値上げ"!?
高速「新料金」導入
塩川正十郎(元財務大臣)
「(民主党の)方針がまったく変ってきた。最初は国民のためにサービスするもんと思っとった。道路公団維持のために下手をすると結局増税になってしまいますよ。それを心配する。方針が変ったことを誤魔化しちゃ駄目!方針が変ったなら変わったでハッキリ言うた方が良い。国民にサービスするなら一律20%-30下げた方がはっきりするではないか。それをしないでひねくり回して結局気付いてみたら東京圏、大阪圏、中部圏は高くなっちゃう。こんな馬鹿な事に騙されてはアカン!これはアカン! 」
塩爺が怒るのももっともである。
普天間基地移設問題でもそうだが、前政権の決めたものを片端から引っ繰り返し、何か小手先で場当たり的に決めようとしている。前政権の政策のどこが悪いからどのように変えるというのではないので、心ある国民は納得出来ないのではないか。
昨日の報ステでも珍しく新料金体系と「人からコンクリート」に逆行する民主党に疑問を呈していた。
ご覧にならなかった方のために概要をご紹介する。
テレ朝「報道ステーション(2010/4/9)
高速料金上限2000円へ
割引廃止"実質"値上げ
●時間帯、曜日別の割引は廃止
●現金とETCの区別を廃止
●大型車5000円、中型車2000円、小型車1000円を上限とする。
●首都高は距離別料金(初乗り500円、6キロ毎に100円増、上限900円、ETCが無い場合一律900円)
●地方の通勤割引(通勤時5割引き)全廃
●高速道路割引のために貯めていた財源の一部を新しい道路建設費に当てる。
早い話が、長距離走る場合は値下げとなるが、庶民が日常走る範囲の高速代は値上げとなる。
破産するフェリー会社も出てくる。二酸化炭素の増加は以前から問題視されている。
猪瀬直樹(東京都副知事)
「民営化で無駄を省き、4600億円値下げした。通勤時間帯割引は5年も経ち生活習慣で出来ている。大問題だ」
通勤割引は"激変緩和措置"として来年3月まで3割引とする。
猪瀬
「曲者なんですよ。7月の参院選を上手にまたいでしまおうという魂胆ですよね」
参院選が終わるまでは有権者に飴をあげようというのである。
1.4兆円を費やして高速道路を作るという。
上信越道の一部は数百億円もかけて、2車線でもガラガラなのにそれを4車線にする。必要ないというドライバー。よかったという地元自治体。
財源は自民党政権の時に割引のために確保していた10年間で3兆円の予算だ。
去年の割引後に残った2兆6千億円のうち1兆4千億円を建設費に、1兆2千億円を割引財源とする。
これは去年小沢幹事長が高速建設に国費を投入するよう政府に求めた結果である。
記者
「社会保障に回せないのか」
馬淵澄夫国交副大臣
「立法趣旨から難しい。社会保障に回せと言うのはいささか暴論だ」
しかし、法律作成に関わって来た専門家は・・・
岸博幸(慶応大学大学院教授)
「『コンクリートから人へ』と言っていたわけで、国庫に返納して他の用途に使うのが筋だ。国庫に返納するのは法律上難しくない」
国交省は獲得した予算を他に回したくないという縦割り行政は自民党時代から変わってはいない。
何が「政権交代は民主主義革命」だ。
山田昌弘(中央大学教授)
「猫の目のように料金体系が変わる。政策を変えるのだから、今までの体系のどこが悪かったのかキチンと検証してその結果変えるのなら納得できる。しかし、事業仕分けであれほど検証しろとか効果があるのかと言っているのに、道路に関しては何のことも無く、休日割引が有効だったのかも検証することも無くただ廃止して新しく作りましたよというのでは、事業仕訳されている人も納得いかないのではないか」
民主党のパフォーマンスに過ぎなかった事業仕分け。3兆円を捻出すると言って1兆円の節減出来なかった。
いままたその第二弾と称して民主党支持率を回復させるために鳴り物入りでやろうとしている。
マスコミがまた鉦や太鼓で囃し立てたら許さないぞという気持ちである。
山田
「理念がどこにあるのか分からない。事業仕分けではサービスや技術などの知識的なところが削られて、コンクリートの所は守られているというと『コンクリートから人へ』という理念は一体どこに行ってしまったのかと思わざるを得ない」
古館伊知郎
「透けて見えるのはやはり組織票を取るための選挙対策と。喜ぶ自治体もあるでしょうし、陳情も行われていたんだなということが透けて見えるだけですよね」
自民党がすべて良かったとは言わないが、民主党のやる事は明らかにおかしい。
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