2010.01.28 (Thu)
外国人参政権は違憲と自説を撤回
前記事でご紹介した長尾一紘教授は、かつて外国人参政権は違憲ではないとしていたが現在は「地方レベルでも違憲」と立場を変えた(百地章日本大学教授「WILL3月号」)。
去年、民主党が政権を取ってから危ういものを感じ、学者として自説を撤回して外国人参政権は憲法違反と立場を変えた。
朝日新聞がたびたび利用する左翼学者達が、その論理的根拠を失っても、まだ「日本は悪」の自説を曲げないなか、長尾教授のように自説を撤回し「慚愧に堪えない」と反省するのは学者としてなかなか出来ることではない。
これは外国人参政権に反対する私達としては百万の味方を得たようなものである。
学問的な政治理論と現実の政治とは乖離することがある。
現実の政治は日々動いている。
学者が象牙の塔で夢想した空理空論が現実の政治に悪影響を及ぼしてはならない。
長尾教授の今後の精力的な反対運動の理論的裏付けに期待したい。
産経ニュース(2010/01/28 22:15)
外国人参政権法案は違憲 理論的支柱が自説撤回
外国人に地方参政権を付与できるとする参政権の「部分的許容説」を日本で最初に紹介した長尾一紘(かずひろ)中央大教授(憲法学)は28日までに産経新聞の取材に応じ、政府が今国会提出を検討中の参政権(選挙権)付与法案について「明らかに違憲。鳩山由紀夫首相が提唱する東アジア共同体、地域主権とパックの国家解体に向かう危険な法案だ」と語った。長尾氏は法案推進派の理論的支柱であり、その研究は「参政権付与を講ずる措置は憲法上禁止されていない」とした平成7年の最高裁判決の「傍論」部分にも影響を与えた。だが、長尾氏は現在、反省しているという。
長尾氏はドイツにおける部分的許容説に影響を受け、昭和63年に論文「外国人の人権-選挙権を中心として」を発表。「地方議会選挙において、外国人に選挙権を認めることに、憲法上特段の障害は存在しない」と主張し、「部分的許容説は合憲」との立場をとった。ただ、当時から「政策論としての(参政権)導入には大反対だった」という。
昨年9月に民主党政権が誕生し、外国人への地方選挙付与が現実味を帯びたことで、長尾氏は自説に疑義を抱き始めた。政治思想史の文献を読み直し、昨年12月の段階で、理論的にも状況の変化という理由からも、「部分的許容説は維持できない。違憲である」との結論に達した。
また、昨年2月、韓国での在外選挙権法成立で、在日韓国人が本国で国政参政権を行使できるようになり、状況は一変したと考えた。長尾氏は「現実の要素が法解釈に影響を与える『立法事実の原則』からも、部分的許容説はもはや誤りである」と語る。自身が学説を紹介したことで外国人参政権付与が勢いづいたことに関しては「私の読みが浅かった。慚愧に堪えない」と述べた。
さらに、焦点は「在日韓国人問題から中国人問題に移る」との認識を表明。政府が法案提出を検討していることについては、「とんでもない。国家解体に向かう最大限に危険な法律を制定しようというのは、単なる憲法違反では済まない」と警鐘を鳴らした。
産経新聞のインタビュー記事
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/dompolicy/351393/
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2010.01.27 (Wed)
外国人参政権は憲法違反
自民党が地方議会に対して、民主党が推進する「外国人参政権付与」に反対するよう指示した。
いまごろ遅いではないかとは思うが、周知徹底してこの悪法を叩き潰さなければならない。
諸兄が既にご存知の通り、民主党の狙いは在日韓国人への参政権付与だけではなく、激増する在日中国人に参政権を与えようとすることにある。
そもそも外国人に参政権を与えることは、参政権を「国民固有の権利」とする憲法15条1項ら明らかに違反している。
かつて外国人参政権を提唱した長尾一紘教授も現在は「地方レベルでも違憲」と立場を変えた(百地章日本大学教授「WILL3月号」)
「外国人参政権とは、わが国の運命に責任を持たない外国人を政治に参加させ、運命共同体としての国家の舵取りに、外国人を参加させることである」(前出)
どうしても参政権が欲しいなら日本戸籍を取ればいいというが、現在の国籍取得があまりに容易であることを考えると、まだ不安が残る。
尊敬する櫻井よしこさんは帰化の手続きをもっと簡素化せよと主張しているが反対である。一昨年、日本に帰化した評論家の石平氏が、あまりにか簡単に日本国籍を取得できて驚いた、日本は大丈夫かと危惧した本を当ブログでもご紹介した。
しかも、一昨年、父親の認知だけで国籍が取得できるように国籍法が改悪されるなど、家族を崩壊させ、国籍を軽んずる改悪運動が続いている。
そこには日本を解体させる何か大きな力が働いているように思えてならない。
「『対馬の竹島化』や『沖縄のチベット化』の悪夢を現実のものとしないためにも、外国人参政権は即刻廃案にするべきである」(前出)
民主党に一票を投じた国民はいい加減、民主党の正体を知るべきである。
産経ニュース(2010/01/27 12:19)
自民、外国人参政権など地方議会で反対指示へ
自民党の石破茂政調会長は27日午前の記者会見で、民主党が推進している永住外国人の地方参政権(選挙権)の付与について、地方議会で反対意見書の採択を働きかけるよう、都道府県連に指示する方針を明らかにした。子ども手当の財源の地方負担、日教組問題などについても採択を促す。
近く緊急の全国政調会長会議を開き、意見書の型式などを通知する。民主党が「地域主権」を掲げていることを逆手に取り、自民党系議員が多数を占める地方議会で「地方の声」を形成する狙いがある。
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2010.01.26 (Tue)
小沢氏態度豹変のワケ
昨日、川村晃司サヨクコメンテーターをギャフンと言わせた大沢弁護士が、小沢氏の刑事責任問題は検察と裁判所に任せればいい、政治資金で不動産を取得することの是非を政治的視点で追求すべきだと論じた。
テレ朝「スパモニ」(2009/1/26)
小沢氏"二転三転"説明
検察"再聴取"の狙いは
大沢弁護士ズバリ
小沢氏が記者会見で、監督責任を認めるような発言をして終始低姿勢だったことについて・・・
鳥越俊太郎
「小沢さんは明らかに事情聴取を受けた後から態度が変わった。非常に丁寧に淡々と語るようになった。代表が一般的に責任を取ると言うのは当たり前の話だから、特別重大な意味を持っている訳ではない。各紙、今日は重大な意味を持たせて取り上げているが。僕はそれほどの事はないと思う。内閣支持率が下がってきて、夏の参院選に勝たなくちゃいけない。傲岸不遜な対応をしてはダメだとようやく気付かれたような気がする。長い間見てきた私としては」
「責任を取るのは当たり前の話」というが、小沢氏はその「当たり前」に該当しないから新聞各紙が重要視するわけである。小沢氏は民主党の党首になった時「自分を変える」と言ったが、中味は全然変っていないということであり、選挙に勝つためには嘘もつくということである。
"二転三転"する4億円原資の説明
①献金である(2007年2月)
②定期預金を担保に融資を受けた(2009年10月)
③個人の資金、父親の遺産(2009年1月16日)
④土地売買差額と家族名義の銀行預金(同1月23日)
若一光司(作家)
「まったく納得できない。家族名義にしたのだとすれば、生前贈与の可能性がある。贈与税の課税対象になるが説明していない」
Ponkoも家族名義にしたと聞いたとき、贈与税は払ったのかと疑問に思った。
鳩山首相の贈与税も5年の時効で1億3000万は払わなくてもいいと聞く。小沢氏の場合もそうなのか。
塩爺こと塩川正十郎元財務大臣は鳩山氏や小沢氏に税務署が入れといっているし、地検は贈収賄が立証できなくても巨額脱税で彼等をお縄にすることができるのではないか。
昨日、「ワイド!スクランブル」で「検察に説明責任なし」と川村晃司コメンテーターを論破した大沢孝征弁護士は今日も明快だった。
大沢孝征(弁護士)
「(土曜日の聴取は)小沢氏の言い分だけを聞いて、それを証拠化したところに検察の狙いがあったし、それ以上考えてはいなかったといってもいいと思う。他の証拠と突き合わせて矛盾があれば再度の聴取は当然あり得る。何のために証拠化するかというと裁判所を常に意識しているからだ。逮捕令状を出すのも裁判所だし、身柄を拘留するのも裁判所だ。検察が身柄を拘留しているように思われているが、実際には拘留状を出して拘留しているのは裁判所だ。その裁判所の令状部というもっぱらそればかりやっているプロの裁判官を説得するだけのキチンとした証拠を出さないとはねつけられしまう。いまそれに耐えうる証拠を集めている最中だろう。再度の事情聴取はあり得る。
後は政治家としてこういうあり方がいいのかどうか。政治資金規正法では資金管理団体が不動産を獲得してはいけない事になっている。そういう法の趣旨から考えてどうかという事を政治的な視点から追求されるべきではないか。刑事責任かどうかは検察と裁判所にまかせればいい。
家族のお金と言い出した背景には鳩山事件の時に『家族の中でお金が回っただけじゃないか。だから重たい処分にする必要は無い』ということでああいう処分になった。事の本質は小沢さんの場合も同じだと言いたいのではないかという気がする」
大沢氏の主張はいつも明快である。
刑事責任かどうかは検察と裁判所に任せて、政治家の視点で追求せよと言っている。
野党が小沢氏の参考人招致を求めて「政治と金」を討議しようとしているが与党は拒否している。
民主党は検察を批判したり「取調べの可視化法案」で検察に圧力を掛けようとするより、党内で自浄作用を働かせるべきである。それができないなら国会で野党の追求を受けるべきである。
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2010.01.25 (Mon)
サンプロで細野・郷原が小沢擁護
24日のテレ朝「サンプロ」で、民主党細野豪志議員とお抱え弁護士郷原信郎の2人が、町村元自民党官房長官と宗像紀夫元特捜部長を相手に、石川議員逮捕と小沢幹事長追及に反対する挑戦的な論調を展開した。
民主党とお抱え弁護士が自らを省みることもなく、検察と自民党への攻撃に終始したその一部をご紹介する。
テレ朝「サンプロ」(2010/1/24)
細野豪志議員が登場。
田原総一朗が開口一番、細野氏にゴマをする。
田原総一朗
「みんなはこれから細野さんがどう反応するかを見てる。もう中心は小沢さんじゃないですよ。細野さん」
褒め言葉とも皮肉とも取れる。小沢氏は終わりだから細野氏の時代というつもりなのか。
宗像紀夫元特捜部長と、あの郷原信郎(元検事・弁護士)も出演。
郷原氏は昨年の西松事件から朝日新聞のお抱え弁護士となった民主党応援団である。
西松事件の時は第三者委員会を作った中心事物で、「指揮権発動」もありうるとした報告書を出した。
今回も「石川議員の逮捕を考える会」のニュースでは座長の席に座って居た。
(なお、この会はその後解散した)
細野豪志
「昨日(小沢さんが)聴取に応じ、しかも会見したことは大きな国会にとっても民主党にとっても大きな前進だ。当事者が聴取を終った後にあれだけ記者会見に応じたことはないのではないか」
郷原信郎
「弁護士と協議しないで会見をやるという判断は、検察側からプレッシャーを与えられなかったのではないか。ボールは検察側に跳ね返された。今度は検察の方がしっかり・・・」
田原氏が言葉を挟んだので尻切れトンボになったが、検察側の失敗だという。
しかし、同じテレ朝の後番組「ワイド!スクランブル」では大沢孝征弁護士が、今回は検察側は聞く一方の作戦で、言質を取るために調書を作成しただけ、「いつでも聴取に応じる」という小沢氏の言質をとったのは大成功だという。
町村
「(政治資金報告書の)届けは町村、細野という名前で出す。その人が具体的処理について分かりませんということは書類を見ていないということだ。鳩山さんも見てないという。自分は事前と途中と最後の3回見る。これは最低限の義務だ。法律違反ではないかもしれないが、国家議員として最低の義務を小沢さんも鳩山さんも怠っている」
Ponkoは一昨年のNHKの終戦記念日特番で市民活動家に対して整然と反論した町村氏の姿やその後の言動で、温厚だが芯のある信頼の置ける政治家だと評価している。
宗像紀夫元特捜部長
「昨日は検察の追求的な調べではなくて、小沢さんの言い分を4時間全部聞いていたと思う。手の内、隠し玉は全然見せていないと思う。小沢さんは言いっぱなしの状態になっている。一番のポイントは4億円の原資は何か、個人の金なのか違法な裏献金なのかという事だ」
財部誠一(経済ジャーナリスト)
「ゼネコンの関係者にヒアリングをしたら、『このご時勢に下請けが5000万円も政治家に持って行くなんて土木屋の世界ではバカバカしくてこんなにリアリティの無い話はない』という。下請けはぎりぎりの経営状態が数年続いているからそのまま5000万円を渡すなど全く説得力がないといっている」
ぎりぎりの経営状態だからこそ、儲かると思えば借金してでも裏金献金で新規事業を獲得したいと思うだろう。ゼネコンとの癒着は無いと財部氏はいうのだろうか。
細野豪志議員が石川容疑者からの無実を主張する手紙を取り出して読んだ後に・・・
細野
「これだけ明確に否定している。彼は非常に熱心な議員だ。誠実でいい男でした。今もいいんです。その彼を予算審議の前に国会から亡き者にして、いま予算に出られない。選挙で勝っている人間が。ならばどれくらい確証があるのかということを逆に検察側にある程度説明責任があるのではないかと思う」
田原総一朗
「当然ある!」
細野
「議員を国会の直前に逮捕許諾もなくして居なくならせるというのは非常に大きい問題だ」
これこそ検察に対する議員の横暴・圧力である。
逮捕許諾が必要なのは国会の会期である。
選挙に勝ったと嘯いている。中川昭一議員は負けて死んだ。反日マスコミと小沢の秘書ごときの若造に負けて。
町村氏が民主党の検察批判と圧力的言動について批判すると郷弁護士は自民党も前にそうだったではないかと反論。それを冷ややかな目で見ていた町村氏は、自民党は自由な政党だが民主党は小沢氏に誰も物がいえないではないかと民主党批判。
それにしても一弁護士が大物議員相手に臆面も無く政党批判をするのは珍しい。
田原
「たとえ小沢さんの罪が形式的であっても、小沢は悪い奴だこんな事やってる、こんな事やってると検察は国民に訴えたいと思っていろんな新聞なんかも書いている。こんなことやったと。その検察の努力は相当成果があって、小沢は辞めるべきだと世論が大きくなっている・・・・
読売新聞 70%
朝日新聞 67%
ANN(テレ朝) 56%
町村
「検察対小沢というとても面白い構図にみんな作り上げすぎている。そうではなくて、これは小沢さん鳩山さんという民主党のおかしな体質対納税者である国民の闘いだ」
この町村さんの言葉が非常に印象に残っている。
真面目に納税している国民は鳩山・小沢の脱税者たちを許すわけにはいかない。
鳩山首相の相続税も時効になった部分もあるというではないか。
これではバカらしくて国民は真面目に納税する気も失せてしまう。
首相や幹事長なら「知らなかった」で許されて、私達庶民は「知らなかった」とは言わせないでは納得できない。
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2010.01.19 (Tue)
小沢・鳩山追求の手を緩めるな
政権交代が良かったか疑問と初めてレンゴー社長(連合会長ではない(笑))が記者会見で語ったが、その関西生産性本部が鳩山政権に雇用・経済に力を入れろと注文をつけた。
経営者は民主党のマニフェストに賛同していないことも分かった。
やはり民主党は労組中心であることも示した。
しかし、反日マスコミが国会で政治と金の論議は避けて景気対策を優先せよといい、3人を逮捕した検察批判キャンぺーを張って、小沢・鳩山の政治資金の闇の究明から国民の目を反らせようとしている時、このような発表は何か胡散臭いものを感じる。
国民は二度と騙されてはならない。
産経ニュース(2010/01/18 22:19)
鳩山政権に求めるのは「雇用・経済」 関西生産性本部が調査結果発表
関西の企業や労働組合、大学などで組織する経済団体「関西生産性本部」(会長、大坪清・レンゴー社長)は18日、民主党政権の最重要政策について、労使幹部と学識経験者の89%が「雇用・経済」と回答したとするアンケート結果を発表した。次いで「無駄づかいの削減」が58%、「年金・医療」が54%の順。「子育て・教育」は22%だった。
民主党マニフェストに「賛同する」は14%。労組の46%に対し、経営者は1%にとどまるなど温度差が明確になっている。「どちらかといえば賛同しない」と「賛同しない」についても経営者22%に対し労組では2%だった。
昨年11月下旬から約1カ月間、同本部の運営幹部272人を対象に実施、180人(経営幹部83人、労組幹部44人、学識経験者53人)から回答を得た。
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2010.01.18 (Mon)
政権交代よかったか疑問
関西生産性本部の会長が記者会見で「政権交代良かったか疑問」と語った。
そんな事は最初からわかっていたと言いたいが、政権交代後3ヶ月しか経たない内に初めてこのような発言が出てきた事は評価してよいかもしれない。
この疑問は民主党に入れた愚民の中でも今後ますます高まるだろう。
しかし、この関西生産性本部は、鳩山首相に求めるのは「経済・雇用」だとの調査結果を発表している。
反日マスコミは今日から始まった国会で野党が与党の政治と金の問題を厳しく追及することをおそれ、検察を批判し、国民の目をそらせようとキャンペーンを張っていることに注意しなければならない。
産経ニュース(2010/01/18 22:18)
「政権交代良かったか疑問」関西生産性本部会長
関西生産性本部は18日、大阪市内で定例記者会見を開き、大坪清会長は「政権交代が良かったか疑問点が出てきた。新政権の成長戦略に中身がない」と述べた。川口清一副会長(連合大阪会長)も「これからの日本をどう構築するのか。その中で成長ビジョンを描くのかを国民に説明するのが急務だ」と注文した。
同組織は労使双方の幹部と学識者経験者で構成しており、大坪会長は「民主党政権は日本経団連とのパイプはないが、生産性本部とはそれなりにある」と述べ、提言や提案を届ける働きかけを進めていることを明らかにした。
だが、「政治と金」の問題について大坪会長は「困ったもの。民主党から批判の声があがらないのも疑問だ」と苦言を呈した。
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2010.01.18 (Mon)
反日テレ朝、小沢擁護の3連発(1)
今日から通常国会が始まった。
早くもテレ朝は朝から小沢幹事長を擁護し、検察を批判した。
国民感情とは違う方向を示してまたもや情報操作しようとしている。
昨年の「政権交代」の世論操作は成功したが、その反動として民主党への不信が高まって来た近頃、柳の下に二匹目のドジョウは居るか。
民主党大会で検察との全面対決を表明した小沢幹事長について鳩山首相は・・・
鳩山首相
「私は小沢幹事長を信じている。どうぞ戦ってくださいと」
この妄言は物議をかもした。
行政府のトップが管理下の検察を敵に回して、党の幹事長に全面戦争をけしかけるなど前代未聞、晴天の霹靂、驚き・桃の木・山椒の木である。
しかし、それを批判するどころか、尻馬に乗って検察批判を繰り広げるテレ朝にもあきれた。
検察にも説明責任がある(川村晃司)
テレ朝「やじうまプラス」(2009/1/18)
川村晃司
「いま私達が考えなければいけないのは、検察当局と小沢さんの問題だけではなくて、これは国民の問題でもあるということですねえ。検察を国民はどこまで信頼しているのか小沢さんを含めて逮捕された人は現職の国会議員ですから、その人に対する国民の信任が選挙と言う結果で去年あったと。ということは、去年の西松建設を巡る騒動が,いまだに尾を引いていて検察がやり過ぎたという批判もあって、その検察不信が民主党の圧勝をもたらしたという分析をする人も居るんですね。そうだとすれば検察はそこできちんとある節目においては検察も説明責任を果たす。双方がきちんと国民に対して責任を持つことですね」
馬鹿な事言っちゃあいけない。去年の西松事件の時も、検察は説明責任を果たせという妄言が多々みられたが、検察の説明は裁判を通して粛々と行われるのである。
検察がやりすぎて民主党が圧勝したのではなくて、このブログでたびたび取り上げているようにマスコミの執拗な麻生いじめ、自民党批判、呪文のように繰り返された「政権交代」の4文字に愚民が洗脳されてしまっただけである。
吉澤一彦アナ
「確かにお金の問題、小沢さんははっきり言わない、それに関して、もっと追求するのも必要かもしれませんけれど、いま、結局、明日どうなるのか、職がないという人にとってみると、それよりも、待ってよ、景気どうにかしてよ、と思うんかじゃないかと思いますけど」
川村
「そうですね。生活第一といって民主党が政権を取り、一方、野党となった自民党も予算については自分達が与党であって、すぐに予算審議に入るという事を常々言ってきたわけですね。ところが、こういう問題が起きて野党の立場から政治とお金の問題だけを追求して行くという事になると、自ら混乱に輪を掛けるという意味では国民はこれじゃあ何のための国会なのかという形で、全てに関して政治不信が高まっていくという事になりかねないだけに、ここはまず今月中に予算はキチット上げると。そして別の委員会でキチッとお金と政治の問題を扱うという形でキチットと区切ってやらないとダメだと思いますねえ」
社民党のキチットおばさん福島党首のようにキチットが好きな川村氏だが、自民党が与党の時に野党が散々審議引き延ばしや欠席、退席を繰り返した時はこんな批判はしていなかった。ましてや、当時は幹事長の秘書が3人も逮捕されるというような衝撃的な事件は起こっていなかったのだ。
自民党は「政治と金だけを追求する」とは言っていない。民主党の予算や法案にも問題があるので論議したいから、早く政治と金の問題に民主党みずからが決着を付けろと言っている。
予算の成立は明らかに民主党の逃げ口上に過ぎない。
民主党に入れた愚民達はこんなコメンテーターの世迷言に再び騙されてはならない。
さらにこの番組は反日朝日新聞の子分ともいえる東京新聞の記事を引用して地検を批判する。
「目的は失脚 不順な意図」(魚住昭)
「検察監視の視点も必要」(青木理)
「伝家の宝刀 慎重さ欠く」(大谷昭宏)
三人の検察批判記事に対して、擁護派は一人だけ。
「高い悪質性 当然の捜査」(若狭勝)
検察批判は「単なる形式犯」ではないかという一点。
ゲストコメンテーターがこれに花を添える。
萩谷麻衣子(弁護士)
「政治資金規正法違反は決して軽んじていけないが、一方で、国会の直前に現職の国会議員を逮捕すれば国会は空転する。この問題に終始して、与党は予算とか法案を通そうと強行採決に持っていくと全然議論にならないのは明らかですね。4億円に裏金が入っているのではないかと検察は重く見ていますが、入っていたとしても、虚偽記入罪というものの情状が重くなるに過ぎないといってはなんですが、小沢さんの収賄罪を追求できるわけでもないし、それであれば国会を全て無駄にするようなことになるのが明らかでありながら敢えて逮捕すると。これはやはり問題があるのではないかと私は疑問を持っています」
収賄罪を追求できないと断言する根拠が不明である。
吉澤一彦アナ
「胆沢ダムの汚職が絡むではないかと言うけれど、でも小沢さんはその時点では野党の一政治家に過ぎない。じゃあどれだけの権限を持っていたのかと考えると、果たして、それをまず固めてから秘書の逮捕という流れに行くんだったらいいんですけれど、秘書の逮捕がまずありきというのがどうも分からない」
秘書の逮捕は「証拠隠滅」と「自殺」の恐れがあったからと言われているのに、この言い掛り。
任意聴取は任意で強制ではない
国民の負託を受けた現職の国会議員を逮捕するなら選んだ国民も罰せ(川村晃司)
川村晃司
「そうですね。ですから去年の西松事件の時も秘書の大久保容疑者を逮捕して、それは政治資金規正法違反といいながら、実は冒頭陳述でも西松事件の時にすべて『天の声』と。井沢ダムの事も含めて、公共事業に関して何か収賄的な部分があるんじゃないかと。ところがそれは出てこなくて別件逮捕じゃないかと言われて、検察不信が高まったわけですよね。結果的には西松事件の判決が出ましたけども、それについても『天の声』との相対的な関係なかったと言われている。そうするとそれに対するリベンジで、今回の問題が出てきた時に検察としてはキチンと事情を聞きたいということですけど、それは任意という事ですから、任意とは意向に任せるという意味では、ある意味強制ではないので、そこに来なかった小沢さんに対して舐められてたまるか。小沢さんの方も舐められてたまるかとなんか感情的な対立が起こっていると。それはやっぱり国民にとっては、主権は国民にあるのだから、現職の国会議員を逮捕するんであれば、基本的に選んだ国民に対しても間接的に罰するという事も含めて堂々と国会で(逮捕)許諾請求権を出して、これなら仕方ないという形で国会議員を逮捕すべきだ。ちょっとそのところが両方とも『堂々感』がないですね」
「堂々感」なんて「感」があったとは初めて知ったが(笑)、悪徳議員を選んだ国民を罰するというアイディアには大賛成だ。どうせそんなつもりは無いだろうが。
逮捕許諾請求権というが、国会議員は会期中は逮捕されないという「不逮捕特権」がある。ましてや法相はあの問題の千葉景子法相である。
なお、不逮捕特権の解説には「会期前に逮捕された議員は,所属する議院の要求があれば会期中釈放される」とあるから、石川議員は釈放される可能性がある。
吉澤
「国会の始まる前に何故逮捕したのかという印象は否めないですね」
逮捕した3名は任意聴取に応じなかったこと、証拠隠滅と自殺の恐れがあったこと(石川議員は泣きながら「死にたい」と同僚に漏らしていた)、国会が始まれば許諾請求権を手続きしても逮捕は不可能になる事・・・逮捕しなければならない要因は山ほどあった。
今後、万一物的証拠が挙がらなくても、だからとしいって逮捕が無意味だったとはいえない。
検察は巨悪を暴くために常に最善を尽くしていると見るべきである。
《小沢幹事長辞任せよ》
朝日新聞 67%
読売新聞 70%
《内閣支持率急落》
朝日新聞 42%
読売新聞 45%
小沢氏に説明責任は無い
世論はイメージに振り回されるな(竹田圭吾)
竹田圭吾(Newsweek日本版」編集長)
「幹事長を辞めるべきだというのは、国会を空転させかねないからという理由であれば、まあある程度納得できるんですけど、なんとなく悪いことをしてそうだからというのが理由だとしたらおかしいと僕は思います。
今の段階では、今週以降、来週以降は別ですけども、小沢さんに公に説明しなきゃいけない理由は僕はないと思います。違法か合法かを立証する責任は一義的には検察にあるし、事情聴取するなり、許諾請求して国会で調べて、その結果として賄賂性や便宜供与に関わる部分がある、或いは政治資金規正法にも会計監督者に監督責任が入っているから、そこまでキチンと証拠があると公になった段階であれば説明しなきゃいけない責任があるが、今の段階でそのへんが曖昧なまま(世論調査の)数字がでてきているとしたら、あまりイメージに振り回されないほうが僕はいいと思いますね」
「今週以降、来週以降は別だ」という意味が分からない。今日を起点に先週と今週以後のどこに違いがあるのか。
マスコミの造った「政権交代」のイメージに振り回されて愚民が民主党を選んだ結果がこうなったではないか。(つづく)
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2010.01.17 (Sun)
東京地検特捜部にエールを!
小沢幹事長の説明責任を問う声が上がる一方、検察側を批判して小沢氏を擁護しようとする民主党議員、テレビコメンテーターたちが居る。
部下を三人も逮捕されても幹事長職を辞さないという強気の小沢氏、それを信じて検察と戦って下さいと激励する鳩山首相。
行政府の長が支配下の検察庁を批判し、政党の一議員を応援するなど前代未聞である。
日本テレビ「ウェークアップ!ぷらす」(2010/1/16)
江川紹子(ジャーナリスト)
「小沢さんと検察の面子のぶっつかり合いと感じている。小沢さんももう少し国民に向かって説明した方がよかったと思うけれど、ただ検察にこれだけ歯向かう者が居ないという怖さみたいなものを感じて、それなのにいろんな論評が『検察のやることは正しい』という前提で全てが動いていることがどうなのかなという懸念を感じます。地検特捜部でやった事も無罪になったことがあるし、あるいは裁判を通じて何かがどんどん事件縮小していく。例えば以前あったダム受注がらみの談合事件で汚職があったと逮捕された事件があったけど、あれも地検がやって、裁判をやるたびにどんどん事件が小さくなって最後は賄賂のお金は判定できないというようなこともあった。
だから全て地検が正しいというのではなくて、もうちょっと引いた見方も必要なのかなと思います」
よほど検察に恨みでもあるのか江川コメンテーターはあらゆるテレビ番組で検察批判をしている。
「全て検察が正しい」のではないから、今回も正しいとは限らないと言いたいらしい。
しかし、何の証拠も根拠も無い感情的なコメントに過ぎない。
TBS「サタズバ」(同上)
VTRより・・・
鈴木宗男
「これは平成の2.26だ。権力の暴走、必ず汚点を残す」
この人は一度、塀の中に入った人ではないのか。
まだ議員になれたのが不思議だ。
福山哲郎(民主党)
「我々としては国民の生活、今の経済状況から言って通常国会で景気対策を含めて、補正予算と(本)予算を通して行くのが党として政府としての責任だと思う」
だったら予算の論議に時間を費やすために、小沢氏の検察庁出頭、国民への説明を求めて政治と金の問題に決着をつけるべきである。
河野太郎
「国会の仕事は予算を通す所だから、この問題で国会が空転することはゆめゆめあってはならない。我々は捜査官でも検察官でもないから、政治は政治の仕事をキチッとやることが大切だ」
河野議員はほんとうに自民党の政治家か?
昔からこの男は獅子身中の虫に見える。
国会での証人喚問、参考人招致などで政治家も真相究明に責任を果たす必要があるはずである。
福山
「このような事件が起こると、周辺情報がどんどんマスコミにリークされる。検察側の守秘義務の問題は発生しないのか」
国民は正しい情報を知りたがっている。それに答えるのがジャーナリズムである。民主党とそのシンパは検察庁のリークだと盛んに検察批判をしているが言い掛かりにしか見えない。
元特捜部副部長はそれはあり得ないと否定した。
「私がやっていた頃はリークはしていない。それよりもマスコミが調べて我々の知らないことが新聞に載っていることがある。マスコミの記者には有能な人が結構居る。一般的に言われている情報操作という形であえてリークすることはない」
新聞記者は話を聞き出すスペシャリストである。間違った情報でなければ、捜査の途中である程度情報開示しても良いのではないかと思う。
小沢氏と検察を権力闘争だとするのは間違いだ。
検察の特捜部は警察には出来ない巨悪に立ち向かい、摘発するのが使命だという。
マスコミの誘導で政権交代して3ヶ月、国民も民主党の酷さにあきれ返っているだろう。
日本を危うくする小沢一郎氏に引導を渡すことが特捜部の使命であり、私達は一国民としてバックアップしなければならない。
Ponkoは東京地検に応援のメールを送った。
https://www.kensatsu.go.jp/kensatsumail/feedback.php?id=006
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2010.01.17 (Sun)
ママとパパから政治献金
日本の鳩山由紀夫総理大臣は母親から15億円超の子供手当てを政治資金として受け取り、小沢一郎幹事長は父親から4億円の子供手当てを政治資金として父親から貰ったそうである。
日本の2人の指導者が揃いも揃って、パパとママから政治資金を貰ったとは痛すぎる。
小沢幹事長は今日の民主党大会で、幹事長を辞める気は無い、全力を挙げて検察と戦うと宣言し、鳩山総理大人は「小沢幹事長を信じております」と続投を認めた。
党大会で小沢幹事長の辞任を求める声は全然聞こえてこなかった。
招待された鈴木宗男議員は・・・・
鈴木宗男
「これは平成の2.26だ!権力の暴走、必ず汚点を残す」
と元秘書が3人も逮捕されたに小沢氏にエールを送り検察を非難した。
政府与党とその前科者のお友達は検察と国民を敵に回し、堂々と対決すると語った。
私達国民は、悪と戦う東京地検特捜部にエールを送り徹底的に小沢・鳩山の闇を暴くことを期待する。
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2010.01.16 (Sat)
「政治と金」より予算成立
小沢氏の元秘書が逮捕されたのは15日夜、それまで、反日テレビの番組は「政治と金」の問題を18日から始まる通常国会で取り上げることより、景気対策としての予算案を通すことの方が大切だと力説し、小沢献金問題の矮小化を図ろうとした。
自民党政権の時、野党は国会論議の本質に係わり合いの無い野党の卑劣な麻生いじめでたびたび国会を空転させたが、マスメディアはいっさいそれを批判しようとはしなかった。
なんという違いだろう。
日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」(2010/1/15)
ガダルカナル・タカ
「野党の自民党としても、恐らく小沢さんのこの件一辺倒で攻めそうな気がするけど、実は国民が期待しているのはこれよりもきちんと景気対策をやって欲しいことだと思うんですよね」
宮根誠司
「青山さん、小沢さんのお金の問題よりも日々の暮らしですよ、やっぱり」
青山和弘(レポーター)
「そうですね、予算の成立が年度内に出来ないと国民生活に大きな支障を来たすので、世論との兼ね合いですね。自民党もあまり予算を人質に抵抗してしまうと反発を食らう。しかし、そうは言っても抵抗しないと自民党は何やってるんだという事になるので世論次第ですね」
国民は「政治と金」の問題より「日々の暮らし」に関心があるというのは国民をバカにしている証拠で、ポピュリズム政治の愚かさを示している。
政治は国民目線の低さに合わせるのではなく、もっと大所高所から執行すべきであろう。
テレ朝「やじうまプラス」(同上)
小松靖アナ
「18日から始まる通常国会で、自民党が鳩山総理の偽装献金問題とともに、小沢氏の問題を徹底的に追求してくるということは想像に難くないと思いますが、ただ、小宮さん、今回の国会は史上最大規模に膨れ上がった予算の審議が待っていて、もしこれでゴタゴタしてそれが遅れるような事があったら、また別の問題が出て来ますよね」
小宮一慶(経営コンサルタント)
「そうなんです。景気が凄く悪い。企業の設備投資も最低で、昨日発表された機械受注も過去最低という状況なんですね。だから早く予算を成立させて、執行させて欲しい。そんな中で短期的、中長期的に国のあるべき姿、前向きの事を議論するのが国会のあるべき姿だけど、ずっと後ろ向きの事で凄く時間を取られるのは、こちらとしては嫌な気がしますよね」
「政治と金」の問題を正すのが「後ろ向きの事」なのか。
テレ朝「スパモニ」(同上)
自民党の小沢不正資産追求プロジェクトチームのメンバーを紹介したあとで・・・
山口一臣(「週刊朝日」編集長)
「この人達のことは絶対に信用できないですよね。過去何十年も政治家に関する金銭スキャンダルとか出て、民主党が野党の時代も同じだけれど、追及する追求すると何年も同じ事が繰り返される。本気で政治と金の問題をクリアーにしたいのではなくて、相手の党に対してダメージを与えることが目的でやっているに過ぎない<。今回も鳩山さんや小沢さんの件は捜査機関がやればいいのであって、国会で本当にやるべきは政治と金をどうすればいいかの枠組みをきちんと話し合うこと。例えば企業、団体からの献金を一切禁止するとか話合わないと意味が無いし、そういう事に大事な国会の時間を使うのはやめて欲しい」
捜査機関がやればいいというのは他人任せで無責任である。
民主党からは小沢批判の声はいっさい聞かれず、自浄能力はゼロである。
木場弘子
「本来の予算審議が出来なくなってしまいますからね」
大谷昭宏(ジャーナリスト)
「国権の最高府である立法府が常に司法府からチョッカイを出されて政権が変ればまたそっちに対して司法が入ってくると。そういうことで立法と司法の関係はいいのかと。本来は立法府というのは国民が選んだ政権政党が運営しているわけであって、常に自民党の時代から司法によってしかそういう問題は解決されないと、或いは司法の意志によって動かされるという状態でいいのかと与野党で考えるべきだ。検察庁が気に入らないといえば国権の最高機関は揺らいでしまうのかと」
なんとも幼稚な三権分立のご解説である。
しかも、国民が選んだ立法府の方が司法より上であるかのようなものの言い様は三権分立の説明にもなっていない。
大谷氏は司法は立法に余計な口を出すなとご立腹のようだが、立法府が司法から「ちょっかいを出されない」ような仕事をすれば良いだけの事である。
テレ朝「ワイド!スクランブル」(同上)
郷原信郎(元検事・弁護士)が出演して、小沢幹事長は国民に早く説明すべきだと言いながら、「被疑事実として立件できるような容疑かどうか疑わしい」と相変わらず検察批判。
小沢氏から証拠隠滅の指示があり、加担したと爆弾発言をした金沢敬氏については「刑事事件としてあまり意味のある証言ではない」「何を隠したのか分からないし、名刺なんか意味が無い」「こういう話が突然出て来る時は、余程信用性に注意しなくてはいけない」と否定的な態度を示した。
その後、小沢氏の元秘書達が3人も逮捕されてこれらのコメンテーター達は今度はなんとコメントするのだろうか。
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2010.01.15 (Fri)
中川昭一さん、お聞きください
巷では小沢幹事長が東京地検と手打ちをして、トカゲの尻尾切りをしたとの噂もあります。
しかし、トカゲの大罪を暴く特捜部の正義を信じています。
そしてあなたの貫こうとした真正保守の道を日本が再び歩み始める事に一縷の望みを託したいと思います。
産経ニュース(2010/01/15 22:07)
石川知裕議員を逮捕 4億円不記載 東京地検特捜部
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が平成16年に購入した土地をめぐり、政治資金収支報告書に4億円を記載していなかった疑いが強まり、東京地検特捜部は15日夜、政治資金規正法違反(不記載)容疑で、小沢氏の元私設秘書で陸山会の会計事務担当だった民主党衆院議員、石川知裕容疑者(36)=北海道11区=を逮捕した。
関係者によると、石川容疑者は16年10月、陸山会の事務担当者として、東京都内の土地を約3億4千万円で購入。この際、簿外で調達した4億円を土地代金に充てたにもかかわらず、収支報告書に記載しなかった疑いが持たれている。
石川容疑者はこれまでの事情聴取に対し「小沢先生に相談し、小沢先生の個人資金4億円を土地代金にあてた」と説明。しかし、特捜部は資金の原資に、国発注の胆沢(いさわ)ダム(岩手県奥州市)をめぐり、石川容疑者が水谷建設から受けたとされる5千万円が含まれている疑いがあるとみて、石川容疑者を追及する。
特捜部は今月5日、小沢氏に対し、参考人聴取に応じるよう要請したが、小沢氏は多忙を理由に拒否している。こうしたことから、特捜部は13日に、小沢氏側への強制捜査に着手。石川容疑者の議員会館事務所や、小沢氏の個人事務所などを家宅捜索していた。
石川容疑者は17年9月の衆院選に北海道11区から初出馬して落選したが、19年3月に比例北海道ブロックで繰り上げ当選した。今年8月の衆院選で当選し、現在2期目。
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2010.01.14 (Thu)
答弁禁止に喜ぶ官僚
官僚は全て悪人であるかのような情報操作で世論を誘導した民主党とマスコミ。
愚民はそれに騙され、政治家主導の国会運営を夢見た。
しかし、官僚の助け無しには不勉強な政治家たちは国会で明快な答弁は出来ないのである。
18日からの通常国会の予算審議で、民主党の菅財務大臣がその実例を見せてくれるだろう。
もともと経済に弱い菅財務大臣が野党の追及に立ち往生する姿が見られる。
舛添要一議員は「民主党の『官僚の答弁禁止』でいちばん喜んでいるのは官僚だ。むしろ官僚に答弁させてシドロモドロにさせた方が、役人が如何にひどいかテレビ中継で国民に明示される。官僚にすれば、質問も答弁も自分達が書いて、矢面には政治家が立ってくれるので、こんな楽な事はない」(VOICE2月号)と言っている。
しかし、内閣法制局が自民党政権下で憲法解釈権を握っていたのには反対だ。
もっと闊達な憲法改正論議が必要である。
平野官房長官は、憲法解釈に関する答弁は一元化しなくてもバラバラになることはないとしているが、実際には、右から左へとウイングが広い野合連立与党ではバラバラになるに違いない。
楽しみである。
産経ニュース(2010/01/14)
法制局長官、通常国会冒頭から答弁禁止 官房長官
平野博文官房長官は14日午前の記者会見で、18日召集の通常国会での内閣法制局長官による答弁について「外す方向で考えている」と述べ、官僚の答弁禁止を柱とする国会審議活性化関連法案の成立を待たず、通常国会冒頭から内閣法制局長官を国会答弁ができる「政府特別補佐人」から除外する考えを示した。
また、法制局長官が自民党政権下で憲法解釈権を握り、「法の番人」と呼ばれたことに関しては「法制局長官は法的見地から内閣に助言する立場。法の番人のようになるという認識は少し違う」と指摘。憲法解釈に関する答弁は一元化せず、各閣僚が質問に応じて行う方針も示した上で、「憲法解釈は今までの解釈がある。バラバラにそれぞれ違うことを言うことは基本的にはない」と説明した。
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2010.01.14 (Thu)
地検の強制捜査にメディアは
昨日は民主党小沢幹事長の周辺に検察の強制捜査が行われ、政界に激震が走ったが、一夜明けて、今日のマスコミはどう報じているかみてみよう。
テレ朝「やじうまプラス」(2010/1/14)
伊藤洋一(経済ジャーナリスト)
「小沢さんは名古屋で国民は理解してくれると言ったが、僕は国民の一人だが理解できない。4億円をキャッシュで渡すのは尋常ではない。事情聴取に応じないと民主党の基盤を揺さぶることになりかねない。小沢さんは説明すべきだ」
民主党の基盤を揺るがすのは当然で、大変結構なことである。
民主党内部からまったく批判の声が上がらないのは、政党として落第である。
江川紹子(ジャーナリスト)
「東京地検特捜部と小沢さんの双方が面子というか沽券をかけて突っ張り合っている感じがしてならない。小沢さんは問題が無いならば説明をして、地検の方もメディアに情報を流すよりも事件そのものを解決すると、双方がそうすればいいのになあと思う」
子供の喧嘩じゃあるまいし、突っ張りあっていると皮相な見方しかできない江川女史。
東京地検は相手が誰であれ法治国家の職員として法を遵守させるのが仕事である。
メディアにリークしたと小沢擁護派は検察を批判するが、偽情報を流したのならともかく、真実ならばリークされて困る側に問題があるということで、それは逆恨みのたわ言である。
なお、「激読み一刀両断」のコーナーでは今日の一面トップに全紙が検察の小沢周辺強制捜査を取り上げていたにも関わらず、まったく無視して他のニュースを取り上げていた。
同上「スパモニ」(同上)
鳥越俊太郎
「久し振りに政権の中枢部に東京地検の特捜部が手を突っ込んだ。造船疑獄までさかのぼる話だ。新聞やテレビの報道を見ているとリーク情報がじゃんじゃん出てくる。今までありえない事で、自由に取材が出来ている所を見ると、検察内部で意見の食い違いがあって、上層部は石川議員の在宅起訴を、特捜部は身柄を取ろうとしたのではないか」
検察の内部事情を物知り顔にコメントしても何の意味も無い。
田中・金丸・小沢と受け継いで来た政治と金の問題の本質を突こうとしないで逃げている。
やくみつる
「昨日小沢さんは『国民が理解したから政権を与えて頂いた』と言ったが、それは違う。政権を与えたのだから説明してよと。時系列を意図的にひっくり返したところがずるいよと思った」
同上「ワイド!スクランブル」(同上)
北野大
「土地を買うことが政治活動なのか。4億円のタンス預金というが、普通の議員ではとても4億円は貯まらない。疑惑があれば堂々と出て説明したらいいではないか。説明しないという事はやましい所があると感じる」
これが一般庶民の考えである。
日本テレビ「ミヤネ屋」(同上)
大宅映子(評論家)
「(自民党に)いい加減愛想が尽きたので自民党じゃないとこにやってもらえばどうにかなるんじゃないかと思ったのが、自民党は一年交代で辞めたけど、これで半年でダメになったらもっと悪いという事だ」
大宅
「(小沢氏が)国民の理解を得ているというのは違うと思う。私たちの投票行動もこれからほんとに責任を持たないと、309(議席)あるんだからねと彼は言ってるわけだから」
民主党に入れた人たちにも責任があるという事だ。
鳩山首相は昨日、「私はコメントする立場に無い」と記者会見で述べ、今日は「小沢さんは政権交代の立役者であり、参院選でも変えるつもりはない」と答えた。
民主党のツートップが政治献金で問題になっている。
鳩山首相は政治献金の入りは母親だという事になったが、出口つまり用途先が不明である。
小沢幹事長は出口は不動産や土地だとわかっているが、入りが分からない。ゼネコンからの献金であることは間違いないが、こんなに疑惑だらけの最高責任者たちに一言も言えない民主党幹部や議員はほんとうに情けない連中である。
マスコミは小沢幹事長に説明責任を問うが、悪いことをしているのだから説明のしようがないではないか。
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2010.01.13 (Wed)
北沢防衛相、武器輸出三原則見直しに言及
北沢防衛相が武器輸出三原則の見直しに言及した。
潮匡人氏が「チンパンジーにも劣る史上最低の防衛大臣」(WILL 12月号)と評した北沢防衛相としては「大変よく出来ました」と桜マークのスタンプを押して褒めて上げたい。
そもそも武器輸出三原則は法律でも何でもなく、歴代の首相の答弁であるからして、首相が止めたと言えばそれでお終いである。
武器輸出三原則の見直しは、日本の防衛産業にとってメリットがあるだけでなく、平和を守るたるにも必要不可欠だと潮匡人氏は言っている(「やがて日本は世界で80番目の国に堕ちる」)
自衛隊の主力装備品はほとんど米国製であり、アメリカは武力を行使することなく日本の防衛力を無力化できる、つまり戦争は出来ない。武器を輸出することは平和を守る事に通じる。
また、販路の拡大でコストダウンになり、安価に防衛力を強化できる。
その上、他国との共同開発を通して他国の武器の最新情報を入手できる。
「やがて日本は世界で80番目の国に堕ちる
ところが、北沢防衛相の発言に対し、鳩山首相は「武器輸出三原則は堅持すべきであり、北沢防衛相は口が軽すぎる」と批判し、福島瑞穂消費者・少子化担当相は「全く理解できない。強く抗議する」と反発。
当然のことながら、左巻きのテレ朝はこの問題を取り上げて北沢防衛相と、それをコントロールできない鳩山首相を批判した。
テレ朝「やじうまプラス」(2009/1/13)
「武器三原則は守る」
鳩山首相"北沢発言"を批判
吉澤一彦アナ
「こういうのを見ると、民主党が次の参院選で多数を取ってしまうと、一方的に何でもやってしまうことも考えられるかなと、逆に不安が出てきちゃう一つの発言でもあるわけですよねえ」
それを心配するなら、「外国人参政権」「人権擁護法案」「夫婦別姓」などの一連の反日法案の心配をするべきだろう。
大谷昭宏
「そあいう不安を煽るようなことをリップサービスのつもりもあったかもしれないけれど、何故この人は軽々に口にするのかなと。原理原則から言えば、日本は戦争放棄を謳っているわけですよね。国際紛争解決のために、武力はこれを行使しないと書いてある。自分たちは国際紛争を解決するために武力は行使しませんと。人様が我々が作った武器で殺し合おうと傷つけ合おうと金儲けになるからいいんですよと。そういうみっともない国になりたいのかという大原則がある。私達が戦争を放棄したという事は、自らが武器をもっては解決に向かわないし、他国も国際紛争に武力を使うのは辞めなさいという事を憲法の前文に書いてある。こういう事をいうのは原則から言えば明らかに憲法を否定するのかと捉えられるわけで、鳩山さんもこういう事を軽く済ませているからこの内閣は年中小さな揉め事から大きな揉め事に発展していく」
原則論を持ち出すならば、自衛隊の存在そのものが憲法違反であろう。
吉澤
「昔だったら更迭になるような話ですよねえ」
やくみつる
「防衛庁の頃は、よく防衛庁長官が就任後わずかな時間で辞めていって解任ポストの最たるものみたいな時期があったけれど、世が世ならそういう事態に発展しかねないケースだ。よくこのくらいの記事の大きさで済んでるなあと」
三反園訓
「55年体制だったら罷免とか予算審議もならなくて大変な事になっている。リップサービスの積もりで言ったかもしれないけど立場を考えれば、なんでこんな事をいうのかなあと。平和国家を目指すつもりがあるのかどうか、野党側もどんどん追求して欲しい」
野党側は安倍政権の時に三原則の見直しを進めていたくらいだから追求するはずがない。
民主党の方が戦後体制に関して保守的で、自民党の方が革新的という逆転現象が起きている。
吉澤
「自衛隊は大丈夫かという事になっちゃうわけですよね」
テレ朝「スパモニ」(20010/1/13)
鳥越俊太郎
「総理大臣としては、こういう憲法9条に関わりが出てくるようなことを北沢さんが言ったら、呼びつけて叱らなきゃいけない。口が軽すぎるというぐらいでしょ。ダメなんですよ。それでは」
9条信奉者にとっては、もってのほかということである。
三反園訓(テレ朝コメンテーター)
「これはねえ、ほんと55年体制の昔だったら、大臣の罷免ですよね。そのぐらいの重大な発言してるんで、平和国家を目指すということに逆行するわけじゃないですか。防衛産業団体の会合だったから少しリップサービスしたかもしれないけど、それじゃあ通らない発言だと思いますけどねえ」
「平和国家を目指すことに逆行する」とは左巻き特有のなんともワンパターンの思考である。
アメリカだけでなくヨーロッパとも武器を共同開発することで平和に貢献することができるのである。
一国平和主義では日本はもう国際社会の中で生きていけないのである。
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2010.01.13 (Wed)
小沢氏に検察の手が伸びた
小沢幹事長の「陸山会」と小沢事務所についに検察の手が入った。
検察側は一週間前に小沢氏に対し任意聴取を求め、小沢氏側は了承したと伝えられたが出頭せず、昨日の記者会見でも正当性を主張するだけだったので検察も強制捜査に踏み切ったのだろう。
不動産購入をめぐる小沢氏の資金調達と私物化については、数年前からネットで問題視されていたから、ようやく今日のその日がやって来たかと感慨深いものがある。
検察は政界の大物といえども、怯むことなく粛々と捜査を進め、小沢氏をめぐる深い闇を白日のもとに晒して欲しい。
10日のテレ朝「サンデープロジェクト」でも、小沢VS地検の闘いが取り上げられた。
事業仕分けで名を上げた枝野幸男議員は反小沢と見られた総理補佐官に就任が決定したためか、マスコミ報道は検察のリークであり国家公務員法違反だと検察を批判し、小沢氏を全面的に弁護した。
郷原信郎(元検事・弁護士)氏も当然の事ながら全面的に小沢氏を擁護。
Ponkoはこの男が初めて「サンプロ」に登場した時から直感的に胡散臭いものを感じていた。
野党は通常国会で小沢献金問題を徹底的に追及する構えだが、マスコミは「政治と金」を追求する姿勢をアリバイとして作りながら、一方で、国会では予算を成立させることの方が大事だという世論誘導を早くから始めていた。
TBS「朝ズバッ!」(2010/1/12)
金井辰樹(東京新聞政治部デスク)
「普通、野党はスケジュール闘争と言って、少しでも引き延ばそうとするけれども、今、景気が悪いから引き延ばせないという事もあるし、そもそも新しい国会はスケジュール闘争なんか止めて、中味のある議論にして欲しいと思いますね」
テレ朝「ワイド!スクランブル」(2009/1/10)
簗瀬 進(民主党 衆院予算委員長)
「言いたいのは、予算委員会はまさに予算を上げる所なんですよ。世界同時不況で大変厳しい経済状況にある。だから一刻も早くそれに対して手当てをしていくのが今の国会の最大の使命だと思っている」
黒鉄ヒロシ
「鳩山さんの問題、小沢さんの問題と僕らは前のめりになってずるずる引きずっている」
その他の局でも100年に1度の不景気の時代だから、その問題解決が先決で、このような些細な問題に時間を費やすべきではないというコメンテーターが見られた。
産経ニュース(1.13 17:02 )
小沢氏側に強制捜査 土地疑惑、陸山会などを家宅捜索
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が平成16年に購入した土地をめぐり、小沢氏の元私設秘書で会計事務担当だった民主党の石川知裕衆院議員(36)が政治資金収支報告書に4億円を記載していなかった疑いが強まり、東京地検特捜部は13日、政治資金規正法違反容疑で、東京都港区の陸山会事務所や小沢氏の個人事務所、衆院議員会館の石川事務所、大手ゼネコン「鹿島」本社など関係先を一斉に家宅捜索した。特捜部は4億円の原資にゼネコンからの裏献金が含まれている疑いが強いとみており、任意捜査では疑惑の全容解明は困難と判断した。
同上(2010.1.13 20:20)
「うるさい! しゃべることない!」 強制捜査いらだつ小沢氏側近
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が購入した土地をめぐる疑惑で、東京・永田町と北海道の事務所が東京地検特捜部の捜索を受けた民主党の石川知裕衆院議員(36)。厳しい表情で捜索に立ち会うために、東京の事務所に入った。事務所前は、集まった多くの報道記者らで騒然となり、近くにいてコメントを求められた小沢氏の側近議員が「うるさい!」と声を荒げるシーンもあった。
東京・永田町の衆院第1議員会館にある石川氏の事務所では、午後5時15分ごろ、特捜部の係官数人が石川氏とともに部屋に入った。石川氏は黒っぽいコートを身にまとい、表情はこわばっていた。
事務所のドアは閉められ、中の様子はほとんどうかがえなかった。前の廊下は約30人に上る報道陣でごった返し、物々しい雰囲気。捜索に入るのを目の当たりにした小沢一郎幹事長の側近議員に、報道陣がコメントを求めると、この議員は「うるさい! しゃべることはない!」といらだちをあらわにした。
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2010.01.12 (Tue)
反日TBSは外国人参政権推進派
外国人参政権実現の危機がいよいよ迫ってきた。
今日の反日TBS「朝ズバッ!」はみのもんたと杉尾秀哉キヤスターが容認の姿勢を示した。
TBS「朝ズバッ!」(2010/18/12)
朝日新聞と産経新聞の一面トップは外国人参政権の法制化が近いと報じた。
みのもんた
「流れとしては必然的な流れですかね?」
杉尾秀哉
「うん、僕は歴史的に見ても、外国でもこういうケースは多いですし、地方参政権ですからね。国政参政権じゃないですからね。
ただ異論もすごくあって、民主党の中でも異論があるし、国民新党の亀井さんも強硬に反対してるし、自民党のなかでも○○(聞き取れず)を中心に根強い反対の声があることも事実です」
数少ない外国の例では失敗している。
みの
「産経なんか通常国会に提出へと書いている」
金井辰樹氏(東京新聞・中日新聞政治部デスク)
「昨日、提出することでほぼ合意してるけど、その裏には参院選挙の前に実施すると、特に公明党が物凄く熱心だから、公明党対策という面もある」
みの
「公明党が熱心な理由は?」
金井
「公明党の強い選挙区に、永住外国人の方が多くて、参政権を与えるべきだと、特に藤巻さんが熱心にやられていた」
みの
「永住権はどのくらいで貰えるようになっているのですか?」
コメンテーターは誰も答えられない。
杉尾
「年数かなあ?」
みの
「おじいさん、お婆さんの時代から日本に住んで、その子供と孫と何代も続いていれば、当然の流れかもしれませんね、もう、ね」
杉尾
「税金を納めていらっしゃる訳ですし」
みの
「そうですね」
地方であって国政ではない、選挙権であって被選挙権ではない、税金を払っているから・・・これらの根拠は全くの間違いであることを懸命なる諸兄はご存知の事と思う。
日本国籍を持たない在日外国人に選挙権を与えることは憲法違反だと最高裁も結審している。
絶対に阻止しなければならない。
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2010.01.12 (Tue)
小沢史観で説明する時代は終った?
テレ朝で簗瀬進議員が鳩山首相と小沢幹事長を擁護していたが目に余るものがあった。
さすがに反日スタジオも佐々木正洋キャスターとテリー伊藤氏はいささか白けていた様子が見て取れた。
テレ朝「サンデースクランブル」(2010/1/10)
藤井財務大臣"辞任の真相"
小沢氏主導への反発か
佐々木正洋(キャスター)
「最終的にという所で小沢さんがやっぱり登場するというようなねえ」
簗瀬 進(民主党 衆院予算委員長)
「あのねえ、多くのテレビ局でもマスコミでも何でも小沢さんを持ち出せば国民の皆さんが納得して頂ける、説明が出来ると、どうもそれに寄りかかり過ぎているんじゃないでしょうか。唯物史観という事を菅さん今朝も言ってたけど、小沢史観で説明する時代は終ったんですよ。そういう意味では、まさに我々が新しい時代を作ろうとしているんで、是非ともそれは修正して頂きたい」
JNN世論調査(1/9-10)によれば・・・
政治的な力が大きいのは
小沢 82%
鳩山 10%
と国民は見ている。
もう権力の二重構造ではなくて、明らかに小沢独裁政権であり、党員の誰も小沢幹事長の暴走を止められないというのが民主党の情けない実情である。
簗瀬
「鳩山総理と小沢幹事長は300人以上持った衆議院の民主党を束ねていく最もベストの選択だ。これは今後ともそうは簡単に変らないと思う」
小沢幹事長は鳩山首相では選挙に勝てないと判断すれば情け容赦なく切る。
簡単に変る姿をまもなく見ることが出来るだろう。
その前に小沢政権をこけさせなければならないが。
佐々木正洋(キャスター)
「ただ国民のためによき政治を行うために選挙がありますねえ。でも最近の小沢さんの動きを見ていると、選挙のためにいろんな政治をやってる動きに見て取れるが」
簗瀬
「いや。だけどねえ、私は政治の本質は選挙だと思います。マニフェストも最終的には次の選挙で・・・」
テリー伊藤
「政治の本質は選挙というのはちょっとよく分んない。選挙に勝つための政治と、国民の事を本当に思う政治と違いますよね」
「政治と金」で国会大荒れ?
小沢氏ら参考人招致要求も
簗瀬
「言いたいのは、予算委員会はまさに予算を上げる所なんですよ。世界同時不況で大変厳しい経済状況にある。だから一刻も早くそれに対して手当てをしていくのが今の国会の最大の使命だと思っている」
最近のテレビで民主党議員やそのシンパ達は鳩山・小沢の献金問題を矮小化して、そんな事を議論しないで予算を早く通すことが大切だという論調を展開している。
黒鉄ヒロシもその一人で・・・
黒鉄ヒロシ
「忘れちゃいかんのはね、国民の座布団の視座から見た時に、鳩山さんの問題、小沢さんの問題と揺れてますけども、僕らは前のめりになって、ずるずるずるずる引きずってますが、国民が民主党を選んだのは二大政党制、自民党がちょっとだらしないんですけどね、二党がちゃんとあってくれて初めて民主主義が動くんですよ。ここへ視座を当てないと、ちいちゃいことで、つい面白いといったら語弊があるけど、前のめりになり過ぎなんでね、とりあえず4年間は民主党に任せたという形なんで、自民党に頑張ってもらわなければ困る。両方の味方ですから。両方が並び立ってくれて初めて日本の国民のための良い政治になるんですね」
国民の視座とか二大政党制とか、たいそうな事を言っているが、早い話が民主党を応援しているだけではないか。政権与党の首相と幹事長に「政治と金」の疑惑があることが「ちいちゃい」ことなのか。それを明らかにして欲しいと国民が思うのは「前のめり」の姿勢なのか。
いつも思うのだが思考レベルの低い黒鉄ヒロシごときがもっともらしい言葉を弄してコメントしているのは片腹痛い。
簗瀬
「とにかく自民党政治は50余年間もさまざまな負の遺産が積み重なっている所にね、たった100日や1年や2年で元から変える事なんて出来ませんよ」
前政権の責任に全てを転嫁して開き直った簗瀬議員。
木下容子キャスターが「早く民主党は今迄とは違うという所を見せて下さいね」と言ったのを激励と勘違いした簗瀬氏は嬉しそうにニッコリ笑っていたが、Ponkoには木下キヤスターの皮肉に聞こえた。
やはり民主党にはこの国は任せられない。
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2010.01.12 (Tue)
今年も反日テレビは花ざかり
新年を迎えて反日テレビは相変わらずおめでたいコメンテーターたちがおめでたいコメントを繰り広げている。
テレ朝「やじうまプラス」(2009/1/12)
朝日新聞
核密約の文書を破棄!?
有識者会議が検証
密約の根拠となる文書が多数破棄された可能性が高い。ただ外務省の規則に基づいて破棄されたと見られ、当時の幹部等の個人責任については報告書には盛り込まない見通しだ。
幹部責任については岡田外相に判断が委ねられる。
吉澤一彦アナ
「川村さん、長い長い自民党政権、その間にやっぱり官僚さんたちは政権を守るために、まあ彼等に言わせると、日本を守るためにという事になるのかも知れませんけども、いろいろやってたんですねえ」
川村晃司
「佐藤元総理が平和賞を貰ったので、非核三原則の密約についても整合性が合わなくなるので、外務省が事前に破棄した可能性もある」
核の持込(通過)は暗黙の了解であり、むしろ疑心暗鬼が抑止効果を生んでいた。
いまさら何十年も昔の密約文書を探し出して何の利得があるのか、岡田外相の外交センスが疑われる。
官僚が「日本を守るために」やっていたなら結構なことである。
産経新聞
首相一挙28冊購入
荻谷 順(法政大学教授)
「なぜこの時期に本屋に行ったのか。この人は普段あまり本を読んでいないと思う。いま本読みたい人はネットで買う。本屋に行くのはパフォーマンスだ。スキャンダルとは関係のない所で国民の前に姿を見せる。そうすると本かなと。とても本を読んでいる暇は無いと思う」
確かにパフォーマンスである。
そこで川村晃司氏がまた余計なコメントをする。
川村晃司
「麻生総理が前に買ってましたけど、二回同じ本を買ったことがありましたからねえ」
スタジオ内は裏方も含めて爆笑。
どこまで麻生前総理を貶めれば気が済むのか!
いつまでも前政権を悪しざまに言ったり、麻生前首相を笑いものにしようとするのは鳩山政権批判から目をそらせようとする反日マスコミの常套手段である。
テレ朝「やじうまプラス」(2009/1/11)
日本ばかり狙う理由
反捕鯨団体の正体
シーシェパードはエコテロリズムだと非難しながらも、日本の調査捕鯨は税金の無駄だから止めろという竹田圭吾氏はコメントした。
竹田圭吾(Newsweek日本版」編集長)
「日本の調査捕鯨も、なんでここまで続けなきゃいけないのかという議論が日本にはなかなか無く、欧米の圧力に屈したくないと依怙地になっている所もあるような気がする。税金を随分使ってるし、IWCの票を稼ぐために援助の金を使っている面もあるので、事業仕分けの対象になってはも良いのではないかと思う面もある」
「私は鯨肉は嫌いだから食べない」と言った鳩山ボンボンと同様に、日本の食文化を否定する竹田コメンテーターも日本人ではない。
テレ朝(同上)
ゼロベースで再検討
平野長官が沖縄視察
下地島では2005年に自衛隊誘致を決めた町議会に住民が反発して血要議会決議を撤回させた。
日本本土から遠く離れ、外国に近い小島に住む島民が身の危険を感じないとはどういう神経なのだろう。
そんな所に住んでいて、外国に侵略されたらオワリである。
やっぱり反日勢力の島民活動家がたくさん居るのだろう。
福島正晴(誘致反対の住民代表)
「自衛隊でも反対しているのに、"米軍"論外です」
腹立ち紛れに過激な事を言わせて貰えば、自衛隊反対なら中国でもどこでも外国に侵略されてしまえ。農地は奪われ、妻子は陵辱され、殺され、自分も殺されてしまえと思う。
基地に反対する住民に限定したインタビューのVTRを流してから・・・
石坂 啓(漫画家)
「別に私が国を代表して悩むわけではないですけど、普天間の問題は考えれば考えるほど難しくなるんです。あちらにもこちらにも満足いただけるようにとか、顔を立てるのは難しいと思いますよ。アメリカの顔色を見なくてはいけないし、市長もの方々もいくらか温度差があったりするし、知事の発言も違ったりするし、地元の方達も利害関係のある方が多いと思う。こういう時は基本に返った方が早い。
私は今、東京都武蔵野市に住んでいます。いまもし武蔵野市の地元に基地が来るといったらやっぱり反対します。要らないと。井の頭公園を全部潰してヘリコプターが離着陸したら絶対に反対すると思いますね。県民の方達は全員そういう気持ちだと思います。沖縄にもうこれ以上要らないと。
国としても米軍の助けがここまで必要かどうかという、そこをシンプルに考えてみると、そのための外交をやっぱりやるべきだろうと、理念は高く持っていて欲しいなと思います」
話をややこしくしたのは民主党政権である。
前政権で辺野古沖への移設は決まっていた。住民も賛成していた。
それを民主党政権が日米合意を白紙に戻したから話はややこしくなったのだ。
井の頭公園を潰したらなどと愚にもつかない例え話はいい加減にして欲しい。
米軍の助けが要らないと言うなら、自衛隊の予算を倍増する覚悟はあるのか。
リアリズムに欠けたリベラルの高い理念など百害あって一利なし。
Ponkoは下地島に自衛隊を置いて離島を守る事は絶対に必要だと思う。
しかし、本土から遠すぎて外国に叩かれやすい基地に主力部隊を置くのは賢い選択ではない。
日米合意の移設案を一日も早く実行し、普天間の負担を軽減し、危険にさらされている離島には自衛隊基地を展開することが取るべき道だと思う。
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2010.01.11 (Mon)
鳩山偽装献金は高々鳩山家の問題
年末年始の収録ビデオをチェックすると、テレ朝の一部のコメンテーターは民主党の成長戦略に批判的だが、鳥越俊太郎キャスターは相変わらず民主党ヨイショで、鳩山首相の献金問題に国民は関心がないから問題は無いかのようなコメントをして世論を誘導していた。
●民主党の成長戦略さんざん
テレ朝「やじうまプラス」(2009/12/31)
伊藤洋一(経済ジャーナリスト)
「経済はグローバルなのにアジアしか書いてない。ヨーロッパやアメリカの事は一言も書いてない。
日本は何で稼いでいるかほを忘れている。日本は製造業が一倍強いのに、製造業に対する言及がまったくない。
今日(12/31)の日経新聞の一面トップだはなくても横に寄せている。昨日の株式市場でも評価されなかったし、中味がないという事ですよ。年末のこの時期に発表することじゃないだろうと。だったら1月2日か3日に発表すればいいじゃないかと思うわけですよね。
政権取って成長戦略気が無いと言われたから、ハイ作りましたというアリバイ作りに見える。
朝日新聞だけが一面トップだけど他の新聞は一面トップからはずしている」
三反園訓
「どうして年末に発表したかというと、民主党の国会議員が地元に帰った時に説明する材料がないわけですよ。
周りからは民主党は成長戦略がないじゃないかと批判されているから、それに対する答えが欲しくて発表したんじゃないかなと。ただ、中味を見ると財源が無い、裏づけが無い、具体策がない。発表するのは来年の6月ということは参議院選挙対策に取って置くのかなという感じがした」
三反園氏は民主党批判をしているが決してアンチ民主党ではなく、その証拠に小沢幹事長の新年会では最前席に座っていた。
江川紹子(ジャーナリスト)
「成長戦略の具体策を出すのに半年も待たされるの?という思いがある」
しかし、江川氏は派遣村について、去年は民間のボランティアがやっていたが、今年は公設だから数段の進歩だと評価していた。
●鳩山偽装献金はたかだか鳩山家の問題、国民は何とも思っていない
谷垣総裁の自民党はバラバラだという話から・・・
テレ朝「スパモニ」(2009/1/5)
鳥越俊太郎
「谷垣さんが言ってる事はほとんど鳩山さんの献金問題追求だけなんですよ。
これは国民の気持ちと乖離してて確かに鳩山さんがやった事は褒められたことではないけれども所詮、鳩山家のお母さんから息子にビッグな巨額なお金がプレゼントされたという話なんですよね。それと国民の腹は誰も痛んでいないという事なんで、国民がそんなにこの問題に『ひどいね』という感じは持ってない。ところがどう思ってるのか、谷垣さんはそこが一番の攻め所だといって、これで総理を追い込むと仰ってるけど、僕はちょっと違うだろうなと。やっぱり日本の普天間の問題をどうするのかとか、成長戦略はあるのかと、バラマキじゃないかと、そういうほんとに国民生活に繋がっていくような問題についてちゃんと反論したりする自民党の代表であって欲しいんだけど、なんかちょっとピントがずれてるなと」
世論調査では国民の大部分が鳩山首相は説明責任を果たしていないとしている。
赤江珠緒(キャスター)
「確かに鳥越さん、通常国会ではそういうとこを攻めて欲しいですね」
赤江キャスターは、鳥越氏の発言にいちいち「はい」「はい」と合いの手を入れて鳥越教室の優等生。
それはまるでかつての筑紫哲也氏にべったりだった草野満代キャスターを思い出す。
鳥越氏の鳩山偽装献金を軽視する発言に異論を唱えるコメンテーターは一人も居ない。
三反園氏が話をそらす。
三反園訓
「だけど、この数字を見ると、民主党は谷垣さんで戦いたいと思うでしょう」
【今後、影響力を発揮して欲しい政治家】
1位 舛添要一 18%
2位 鳩山由紀夫 12%
3位 岡田克也 9%
4位 小沢一郎 7%
・
・
10位 谷垣禎一 3%
今年もテレ朝は自ら旗を振った政権交代の成功を願って反日偏向報道に精を出すことだろう。
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2010.01.10 (Sun)
派遣村に石原都知事怒る
産経新聞地方版のコラム「1都4県 週刊知事」に派遣村の実態について石原都知事が怒ったという記事が載っていた。
自民党政権の政策は全てが良いとは言わないが、少なくとも国民に「自助努力」を求めた点は間違っていなかったと思う。
民主党政権からは「自助努力」という言葉は消え、国民は「生活者目線」の民主党に期待し、国におねだりし、甘える姿勢が蔓延してしまった。
派遣村の自称ホームレスたちの行動はその姿を示した典型だといえる。
さらに困ったことに、この甘えの構造は民主党の外交政策にも現れているということである。
同盟国アメリカに甘えて「トラスト・ミー」と欺き、普天間基地移設の時期を先送りし、平野官房長官は最後の決断を沖縄県知事に任せるような発言で責任転嫁しようとしている。
自主防衛の強化、核三原則破棄などの「自助努力」を怠っている。
国家観を失った私達日本人自身が国際社会でのホームレスになっているのである。
産経新聞(2009/1/10)
派遣村の実態に怒り
「だから、私は行きません!」。8日に開かれた今年初の定例記者会見は、200入以上の入所者が行方不明となった都の「公設派遣村」に質問が集中した。就活費の不正使用に飲酒騒動・・・。
モラルが疑われる問題が次々と発覚する事態に、石原慎太郎知事は時折、怒りをにじませた。「仕事を斡旋しても『それは嫌だ』『生活保護をもらえれば結構だ』という人もずいぶんいる。甘えた話だと思う」。
鳩山由紀夫首相らの"派遣村詣で"に並ばなかった理由を問われた石原知事は、首相らの視察を政治パフォーマンスと断じ、冒頭の言葉につなげた。「(都は)やればいいことをやった」
その首相の視察では「一部の入所者から「鳩山、辞めろ!」と筋這いのやじが飛んだ。やればいいことをやらなかった悪質入所者たちのツケは誰が払うのか・・・。石原知事は予定通り18日をもって"廃村″させることが「けじめ」とした。
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2010.01.10 (Sun)
派遣村の虚構
一昨年末の派遣村騒動は見ていて実に不愉快だった。
マスコミがホームレスや失業者にインタビューしたり、個人を追ってドキュメンタリー番組を放映したりしていた。
派遣村に政党の幹部が現れて失業者を前にして激励し、挨拶していた。
村長と称する湯浅誠氏の目つきと喋り方に何か違和感を覚えた。
金美齢さんが派遣村に疑問を呈したとき、Ponkoの直感は間違っていなかったと思った。
民主党政権になってこの村長が国家戦略室のメンバーとして迎えられた。
やっぱりね と思った。
昨年末は国と東京都が公設の派遣村を作った。
三食小遣いつきの個室に寝泊りしていると聞いて驚いた。
「小さな親切大きなお世話」というが、下手な親切は仇になる。
期間限定で憐れみを施しても仕方あるまい。
心配したとおり、貰うものを貰ったら遁走した不埒者が続出した。
就職先を見つけて退所したのは1割に過ぎない。
終戦後、いろいろな苦労があったが、今ほど国民が国に甘えている時代はない。
民主党政権は「コンクリートから人へ」と美しい言葉で巧みに生活者中心の政治を訴えるが、子供手当てにせよ、授業料の無料化にせよ、国民の甘えの心を増幅させるだけである。
高福祉低負担のまやかしの民主党政策では破綻が目に見えている。
選挙前から財源無き空約束だと批判されてきた民主党政権が、マニフェストを実行するための財源として消費税の引き上げを4年以内にせざるを得なくなることは間違いない。
そのとき、もはや甘えられなくなった国民がぼやいたところで、国はボロボロ、もう後の祭りである。
産経新聞(2010/1/9)
派遣村で所/在不明200人 就活費2万円支給後、続出
年末年始に住居がない失業者に宿泊場所や食事を提供する東京都の「公設派遣村」で多数の無断外泊者が出た問題で、当初の利用者562人のうち、7日午後8時現在で200人以上の所在が不明になっていることが同日、都の調査で分かった。所在不明者は都が就活費として現金2万円を支給した6日から続出。都は規則違反者は強制退所にするとしたうえで、18日朝をもって派遣村の閉所を決めた。
都によると、7日現在の入所者名簿は557人。しかし、同日の夕食の配ぜん数は356人分で、外出したまま戻らない155人と、46人の行方不明者の計201人が施設にいないことを確認。外出者の大半が所在不明となっている。
「派遣村」に残る入所者の実数はピークだった4日(833人)の約4割に“過疎化”したことになる。都によると、新たな就労先を見つけて退所した人は1割程度に過ぎないという。
都には、「派遣村」開設以降、都民から数十件の意見が寄せられたが、ほとんどが「2万円の現金支給や派遣村そのものに否定的なものだった」(都幹部)。都は、交通費などのために支給した就活費を酒やたばこの購入などに使用した人に対し、返金や生活保護費を差し引くなど厳しく対処する方針だ。
一方、入所者に対する生活保護が続々と決まっている。7日に申請が通った60代の男性は「毎月4万円の生活保護費と住居の敷金、礼金の全額と家賃月額6万9千円が支給される。家財道具の購入費用も出る」とうれしそうに話した。
施設では6-7日にかけて支給された現金の盗難が数件発生。7日朝には、入所中の50代の男性が就寝中に死亡した。警視庁によると死因はアルコール性肝硬変だった。
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2010.01.09 (Sat)
当り屋が正体を現した
日本の調査捕鯨団の監視船、第2昭南丸に体当たりしてきたシー・シェパードがオランダから訴訟すると言い出した。
シー・シェパードは別の船から衝突した場面を撮影していたが、このカメラアングルの動画を訴訟の材料にしようとしていたのは明らかだ。
しかし、当てられた第二昭南丸からアングルでは明らかにアディ・ギル号が進路妨害をしている。
オランダと聞いて高山正之氏の本を思い出し、なるほどと合点が行く。
チューリップと水車小屋、杉田玄白「蘭学事始」のオランダ医学、カステラ、テンプラなどのオランダ語で私たちはオランダという国に何となく親しみを覚えるが、実際はまったく違う国なのである。
6日のアジア杯最終予選のイエメン戦でハット・トリックを演じて3-2の逆転勝ちで日本に勝利をもたらした救世主、平山相太(24)は、かつてオランダのサッカーチーム「ヘラクレス」に所属していたが、干されて帰国し「もう二度といや」、「オランダは生理的に嫌い」と発言した。
オランダは中国人に通ずる傲慢と残虐の国だと高山正之氏は『日本人が勇気と自信を持つ本』で述べている。
「オランダは頼みもしないのにむこうから宣戦布告して来た。(中略)自分で仕掛けて負けた戦争の事を60年立ってもまだぐちぐち言い募る変質狂には、呆れるというより、恐ろしさを覚える」
まるでヨーロッパの韓国である。
二度に渡って日本から戦時賠償を手に入れた癖に、昭和天皇がご訪問された時も謝罪を要求し、天皇のお車にガラス瓶を投げつけ、今上天皇のご訪問の際も謝罪を要求している。
その昔、オランダに行った江戸の芸人も嫌いな国だと述懐しいる。当時から彼等の黄色人蔑視は変っていないのだ。
⇒江戸芸人の予言、オランダは変らなかった(高山正之)
⇒オランダ人の歴史認識 自分のふりを見つめては?(高山正之)
オランダ人の歴史観を十分に知った上で私達は世の中の動きを見なければならない。
まさしく「世界はみんな腹黒い」のである。
産経ニュース(2010/01/09)
シー・シェパードが第2昭南丸乗組員を告訴
南極海で日本の調査捕鯨団の監視船、第2昭南丸と米環境保護団体シー・シェパードの抗議船アディ・ギル号が衝突し
た問題で、シー・シェパードは8日、「海賊行為」の疑いで、第2昭南丸の乗組員をオランダ司法当局に告訴した。
オランダのメディアによると、シー・シェパードの弁護士はオランダで告訴した理由として、ギル号にオランダ人が乗っていたことや、シー・シェパードの母船スティーブ・アーウィン号がオランダ船籍であることを挙げ「オランダには昭南丸の乗組員を裁く権利がある」と主張している。
同弁護士は、第2昭南丸は公海上で「暴力」を用いてギル号に損傷を与え、オランダ刑法が定める「海上での強奪、海賊行為」に当たると主張。衝突の状況は「すべて映像に記録してあり、証拠は十分にある」と述べた。(共同)
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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル : 政治・経済
2010.01.09 (Sat)
国運を県下知事に委ねる大馬鹿者
平野官房長官が普天間問題で仲井沖縄県知事と会談して、「知事に決断をお願いするかもしれない」と頼んだという。
民主党はバカばりと思ってはいたが、これには心底あきれた。
自民党にもたくさんのバカが居るがこれほどのバカは居ない。
同盟国との約束を簡単に破り、嘘をついてまで引き延ばして普天間基地移設の迷走を続ける民主党政権。
国運に関わる案件を反日の巣窟沖縄の県知事に託すとは言語道断である。
こんないい加減な政党を「政権交代」の掛け声につられて選択した国民も大馬鹿者である。
産経ニュース(2010/01/09)
普天間「決断、知事にお願いするかも」 平野官房長官、会談で表明
沖縄県を訪問中の平野博文官房長官は9日午前、同県庁で仲井真弘多知事と会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題の早期決着を要望する知事に対し、平野氏は鳩山政権が5月までの決着を目指す中で、「知事に決断をお願いするかもしれない」と述べた。平野氏は移設問題を含む基地問題について首相官邸サイドが県など地元自治体と緊密な連携をとることも約束した。
会談では、仲井真知事が普天間移設について「県民は県外を強く望んでいる。早く答えを出してほしい」と訴え、米軍再編ロードマップで計画されている沖縄駐留海兵隊8000人のグアム移転や嘉手納基地以南の6施設の返還が進むことへの県民の期待を説明した。
平野氏は政府・与党が昨年末に設置した「沖縄基地問題検討委員会」で普天間の新たな移設候補地を検討していることを紹介し、「5月を政治決断できる目安においている」と説明。さらに「知事のご決断をお願いすることもあるかもしれません」とも述べた。
平野氏は「決断」の意味について会談後、「諸課題を個別に詰める中で政治判断が入るところでは、お願いをしなければ止まってしまう」と記者団に語った。
会談ではまた、官邸と県側の連携については、仲井真知事が従来の政府への要望に回答がないと訴えたことに対し、平野氏は「窓口を設けて大幅に改善したい」と応じた。
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2010.01.08 (Fri)
韓国の長官、天皇陛下の訪韓に反対
やんごとなき天皇陛下が蛮地にお出掛けになり、生卵でも投げつけられたら大変である。
いや第二の安重根が現れたら取り返しのつかないことになる。
そもそも、安重根に暗殺された伊藤博文は日韓併合に反対だった。朝鮮のような未開発の国に巨額の国費を投じることには反対だった。
先見の明があったと言える。
朝鮮半島に毎年国家予算の3割も投じて近代化したにもかかわらず、終戦後は戦勝国のような顔をして敗戦国の日本を足蹴にした。恩を仇で返した。
そしていつまでも何かにつけ日本に難癖をつけて、今でも金をせびろうとしている。
伊藤博文を暗殺した安重根は、韓国では英雄かも知れないが、日本では卑怯な殺人鬼である。
そんな犯罪者の遺骨など探して返す必要はさらさらない。
日本はこのような厄介な隣人の言いがかりに対して凛とした態度を示すべきである。
韓流だの何だのと二流の文化をもて囃すのは反日勢力の仕業であり、騙されてはならない。
産経ニュース(2010/01/08)
天皇陛下訪韓に反対 韓国国家報勲庁長官が発言
韓国国家報勲庁の金揚長官は8日、1909年に初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した独立運動家、安重根(1879~1910年)の遺骨問題が解決されなければ、天皇陛下の韓国訪問に「反対する」と述べた。聯合ニュースが報じた。
安重根は中国遼寧省大連市の旅順口地区で処刑され、同地で埋葬されたとされるが、遺骨は見つかっておらず、韓国政府が調査を続けている。
金長官は、日本政府が「遺骨に関する資料や情報を明らかに持っている」とし、埋葬地などの記録や写真を提供するよう求めた。金長官は、植民地時代の抗日独立運動家、金九の孫。(共同)
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2010.01.08 (Fri)
藤井も菅も小沢の手玉
藤井裕久財務相が健康を理由に辞任した。
しかし誰も健康のせいだとは思っていない。
小沢幹事長に「全然政治主導になっていない」と面罵され、鳩山首相には暫定税率の廃止を覆され、「やってられない」と漏らしたそうな。
その上、自由党が解党した時の10数億円の政党補助金を小沢一郎氏は国庫に返却せずに、藤井氏に預けた形になっているらしい。
藤井氏はそれを知らなかったと言い、国会での追及を恐れたとも言われている。
いずれにしても、順序からいえば野田副大臣がなるべきものを菅副総理が後を継いだ。
Ponkoが民主党内では保守派だと見る野田副大臣は実力から言っても入閣すべきを小沢幹事長に嫌われて入閣を果たせなかった。
一方、菅副総理はポスト鳩山を狙って、国家戦略室でも仕事をさぼり鳩山首相との距離を置いていたが、逃げ切れずに鳩山首相と一蓮托生の危険が出てきた。
予算編成に少しは噛んだというが、嘘であろう。
これから国会開催までにいくら懸命に勉強しても細かな予算の数字は覚えきれまい。
なにせ、「政治指導」で官僚の答弁は禁止されたから、今さら官僚に助けてくれとは言えない。
まさしく、ここでも民主党のお家芸の「ブーメラン」が飛んでいるのである。
自民党にとっては攻め込む絶好のチャンスである。
イラ菅をイライラさせて自ら墓穴を掘らせるがいい。
一方、国家戦略室は行政刷新会議の仙石由人大臣が兼任となったから、ますます国家戦略など手薄になる。
結局のところ、国家観も歴史観も持ち合わせていない民主党議員は国家戦略など立てられず、国家戦略無き成長戦略はあらま欲しき数字を羅列しておしまい。目標達成の筋道などトンと分からぬ。
予算編成の最高責任者であった藤井裕久財務相が辞任して、国会での論戦に答弁できないのは由々しき問題であるのに一向にそのような批判を展開しないマスコミはおかしい。
ドタバタしている民主党にマスコミは産経新聞を除いてまだエールを送っている。
産経新聞(2010/1/6)
小沢氏と確執?政権痛手
藤井財務相は12月22日に首相に辞意を伝えていたと報じたことに対し、テレビメディアは一斉に反発。
TBS「朝ズバッ!」(2010/1/7)
嶌信彦
「まあ、産経は、だけど最近激しいですね」
みのもんた
「一番キツイですよね。でも分かる」
おやおや、みのもんたは好意的。
テレ朝「スパモニ」(同上)
三反園訓
「今日の新聞に、閣僚が辞めると必ず『なんとかの打撃』だとか『影響が大きい』と書くんだけども、『打撃』と書いたトコは無いわけですよね」
産経新聞には『痛手』と書いている。
東ちづる(女優)
「私はポジティブに考えている」
NHKの終戦記念日番組で思い切りサヨク的発言をする左巻き女優は当然民主党支持者である。
鳥越俊太郎氏ほか、菅副総理が適任だと歓迎していた。
テレ朝「ワイド!スクランブル」(同上)
川村晃司
「噂としてあったかも知れないけれど、(22日は)ちょっと早すぎる。体調の事を話題にしたのではないですかねえ」
この後、渡部恒三前最高顧問が登場して藤井氏辞任の真相は10年後に話すとか、小沢氏献金疑惑については個人の問題だからノーコメントだと逃げまくりながら、したたかに鳩山政権の宣伝をしていた。
こんなロートル議員をマスコミはどうして重用するのだろうか。
なお、新任の菅財務大臣は就任早々の7日午後の記者会見で・・・
菅
「円は90円台、出来れば半ばあたりが貿易の関係で適切ではないかという見方が多いわけですから。もう少し是正の方向が進めばいいなと、円安の方向に進めばいいなと、まあこんなふうに思っております」
この発言の直後、円は急落した。
円高を示唆した藤井前財務相も、異例の円安の口先介入した菅財務大臣も、鳩山首相に似て言葉が軽い。
官僚を厳しく批判してマスコミの喝采を得ても、所詮はポーズ。
野党自民党の国会論戦での容赦ない追求に期待したい。
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2010.01.07 (Thu)
山拓は引退せよ

だが先送りした谷垣総裁
自民党の山崎拓議員(73歳)が参院選で国政に復帰したいと意欲を燃やしているそうである。
外交安保問題、とりわけ北朝鮮問題に議員外交で取り組みたいそうである。
山拓またはエロ拓と呼ばれ、政府の許可もなしに勝手に北朝鮮に出かけて首領様からマツタケのお土産を貰って帰って来た男。結局何をしに行ったのか最後までわからなかった。
ネットでは「山拓を落選させる」サイトまである。
当ブログでも反日勢力一人に上げられている。
この山拓、参院選で自民党の比例の候補者として公認しなければ離党して国民新党から出馬すると谷垣自民党総裁に詰め寄った。よほどおのれの力を過信しているのであろう。
それをまた谷垣総裁が即座にはねつければいいのに、検討するとお茶を濁した。
鳩山首相以上に決断力の無い男だ。
そもそも比例区は70歳未満と言う自民党のルールがあり、参院への鞍替えも問題である。
かつて小泉純一郎元首相は70歳ルールの例外条件を無視して、宮沢、中曽根の首相経験者をバッサリ切って捨てた。
反日勢力の一人、宮沢元首相はいいにしても、中曽根氏についてはあまりにも非情だと当時思った。
それに比べても谷垣総裁の優柔不断さは自民党再生にとって足枷である。
党内ルールの例外は・・・
●総裁が国家的に有為な人物と認めた場合
●支持団体が余人をもって代え難いと認めたもの
というが山拓はそのいずれでもない。
こんなことで右往左往するようでは、自民党はとても再生は望めない。
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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル : 政治・経済
2010.01.06 (Wed)
世界の危機1位に中国が反論
先のエントリーでご紹介した調査会社ユーラシア・グループの「世界の危機トップ10」の堂々第一位を獲得した中国が吼えた。
吼えたのは、相変わらず強気な姜瑜おばさんである。
しかし、相互利益を前置きにして、台湾に攻め込みたいのに武器を供与するのはけしからんと堂々と自国の国益を主張するところは敵ながらアッパレである。
アメリカ側も先のSAPIOの記事でご紹介したように・・・
ジェームズ・アワー
「米国は中国との経済協力の重要性を十分に承知しているが、同時に中国の正体も明確に認識している」
と左手で握手しながら右手で殴っている。
それに引き換え、日本政府はどうだ。
小沢幹事長は600名を超える訪中団で胡錦濤に拝謁し、143名の民主党議員と一人ひとり握手させて写真に収めた。
中国に物申せば唇寒しの日本である。
日中友好を叫んで主張すべきことも主張しない。
世界のリスク5位に認定された日本の民主党は、アメリカには少し文句を言えるようになったらしいから、姜瑜おばさんのように定例記者会見で、アメリカにクレームしたらいかが。
産経新聞(2010/1/5)
今年の10大リスクは・・「1位中国」に反論
中国外務省の姜瑜報道官は5日の定例記者会見で、米調査分析会社が今年の10大リスクのトップに米中関係を挙げたことに関連して、「お互いの核となる利益を尊重すべきだ」とした上で、台湾への武器売却に「断固として反対する」と強調した。
また、米中間の貿易摩擦をめぐり「いかなる形式の保護貿易主義にも反対する」と述べ、米側を牽制した。
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2010.01.06 (Wed)
日本が世界の危機ランキング5位に
アメリカのユーラシア・グループという調査会社が「2010年の危機トップ10」を発表した。
なんと、その5位にアメリカの同盟国日本があげられている。
1. 米中関係
2. イラン
3. ヨーロッパの財政的分散
4. アメリカの金融規制
5. 日本
6. 気候変動
7. ブラジル
8. インド・パキスタン(アフガンではない)
9. 東ヨーロッパ、選挙と失業問題
10.トルコ
ざっと要約(意訳)すれば・・・
二大政党制ではない国(one-party state)で与党が政権を失うとどうなるか。それは政党がなくなる(a zero-party state)ことだ。日本でそれが起こった。
民主党が官僚や財界に距離を置こうとしている事は、政策上、高いリスクを生み出している。このリスクは夏の参院選後は更に高まる。
鳩山総理には、今のところ連立政権と参院選という制約があるが、選挙後はマニフェストに固執し、慎重な現在の政治姿勢を続けないだろう。日本の現在の財政的困難を考えると、優秀な官僚をないがしろにしては民主党の政策目標を肉付けすることは出来ない。
民主党政権で実権を握っているのは小沢一郎氏だが、自らのスキャンダルで汚染されていて、閣外に残り正式な政策決定の影に隠れている。
(Ponk注:もう前面に出てきた)。
鳩山総理は巧みなキャンペーンや効果的な意思決定ができない。自分自身のスキャンダもある今年中に辞任する可能性は極めて高い。参院選前に菅副総理か、若くて政策通の原口一博になる可能性もある。
しかし誰が後を継ごうがポスト小泉時代の繰り返しになる。しかも今回は強力な統一された官僚の政策の指針もなく、経済状況も厳しい。
一方、2010年が民主党に利するかどうかまったく不透明で、産業界に対する民主党の冷淡な処遇は金融の信頼を害し、経済的混迷を深める可能性が高い。
一部の専門家によれば、米国は日本の失われた10年をコピーするのではないかと懸念しており、さらなるリスクは2010年が日本が「失われた10年」のスタートになるということである。
読んでみて拍子抜けしたのは、民主党政権の脆弱さを指摘しているだけで、それが世界の五番目の危機かと思う。
失われた10年の悪夢再来は分かるが、むしろ民主党の外交・防衛政策の危うさが世界の危機を招くと言うべきであろう。
ただ、冒頭の日本は二大政党制ではないという指摘は正しい。
参院選で再び民主党が大勝するという悪夢が繰り返されれば、さらに逆の意味で二大政党制ではない事を立証することになる。
党利党略ではなく、国家観や歴史観を基軸に政界を再編して真の二大政党制になるまで日本が持つか持たないか神のみぞ知るである。
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Top risks of2010
http://eurasiagroup.net/pages/top-risks
2010.01.05 (Tue)
日本の危機迫る2010年

SAPIO新春特大号より
SAPIO新春特大号は『日本人よ、次の10年をこう行き抜け」と題して安倍晋三、櫻井よしこ、金美齢、石原慎太郎、ダライラマ14世など各氏のエッセーやインタビュー記事が載っていて読みどころ満載である。
以下、その本の一部をご紹介する。
●強い国であってこそ、誇れる国であれる。それを担えるのは保守だけだ。
安倍晋三(インタビュー)
先の衆院選で自民党は6割の議席を失ったが票差で言えば少ない。
安倍
「これが小選挙区制というものです。今の自民党は実際に失った支持以上に、大敗を喫したと誤認して意気消沈、腰が抜けて慌てふためいている気がしますね」
安倍政権の参院選は安全保障や憲法改正を掲げて戦ったが議席を大幅に減らしたではないかとの質問に・・・
安倍
「それは違います。憲法改正をもっと前面に出すべきでした。むしろその点を反省しています。総選挙でも民主党の『生活が第一』という土俵にのっかってしまったことがいけなかった」
安倍氏は今回の選挙で外交、安全保障、教育にテーマを絞って有権者に支持を訴え、65%の得票率となり、対民主党候補の中の最高の得票率だったという。
選挙区だけからではなく全国から日本を明日を憂う激励の手紙が安倍氏のもとに大量に届いているという。その90%が20代、30代の若い世代だという。頼もしい限りである。
安倍
「江藤淳さんは、保守とは感性だ、と仰っていましたが、保守の人達の間で、『何かおかかしい』『どうも国が変な方向に進んでいる』という直感的な危機感が広まっているのではないでしょうか」
感性だけが頼りのPonkoには心強い言葉だ。
安倍氏は経済の重要性についても語り、規律を守りながら市場主義に軸足を置き小さな政府を目指すという。社会保障制度を守りながらもある程度自立を促す。日本は農耕民族であり、一部の勝者が全てを取ってしまい後はチャリティに頼るというアメリカ的な思想は日本になじまない。経済のルールについては政府が介入することは絶対あってはならないという。
中川昭一氏の死を悼みつつ、選挙後、眞・保守政策研究会の会長を頼まれたが固辞したこと、中川氏亡き後平沼赳夫氏の勧めで会長を引き受けたとその経緯を語った。
永住外国人の地方参政権付与に執行部が反対しない場合は積極的に意思表示をするという。総選挙前に麻生政権を批判して自分だけ助かろうする議員も居たが、それこそが自民党が有権者の支持を失った原因だと指摘する。まさに同感である。
イギリスのサッチャーが労働党に似ていた保守党の政策を保守主義重視へと大転換したように、党内議論を恐れず党としてまとめていくという。
安倍氏はその温厚な言動からややもすると弱気な印象を持たれているが、実は中味は鋼のような硬い意志の持ち主である。
持病も完治したという安倍氏に期待したい。
●鳩山首相よ、あなたは「友愛の海」に浮かぶ尖閣諸島を軍拡大国・中国に手放すおつもりですか
櫻井よしこ
「東アジア共同体」はそもそも中国がアジアでの覇権握るために言い出したことであり、当時の自民党は危機感を抱いてインド、オーストラリア、ニュージーランドを巻き込んで16カ国の共同体を提案し、中国は猛烈に反対した。
中国への警戒心が強いASEAN諸国が日本案を支持し、中国は東アジア共同体に興味を失った。
さらに、中国はアメリカがステークホルダー(利害共有者)になるよう呼びかけた事を受けて方向転換した。
この2004-5年の経緯は少しでも外交に興味を持っている人は知っているはずである。
「鳩山首相はこうした過去の経緯さえ知らないのだろうか。中国を利し、日本の地位を危うくするだけの東アジア共同体をわざわざ言い出したこと自体、氏の外交および安全保障についての考えを疑うものである。一方米国に対しては同盟国とは言えない冷たい態度を取り続けている・・・」
インド洋上の給油活動中止、普天間基地移設問題で日米同盟は危機に瀕している。
ジェームズ・アワー氏は「日本はirrelevantな(仲間になろうししない)国だ」という。
だからアメリカはアジアについては中国と直接協議して全てを決めていくしかないと考え始めている。
ジェームズ・アワー
「米国は中国との経済協力の重要性を十分に承知しているが、同時に中国の正体も明確に認識している」
日本は金儲けに目が眩み、中国の正体に気づいていない。
中国の軍事費は21年間、毎年2桁の伸び率を示し10年後には150兆円に達し日本の30倍になる。一方、日本は民主党の事業仕分けで自衛隊員の現状維持のための欠員補充予算すら削減された。
「中国の日本制圧の意欲は、日本人の想像を超えるものだ。軍事的にも、文化的にも、経済的にも日本を事実上の隷属関係の中において従わせようと考えている見るべきだ」
「同盟国である米国との距離は広がり、中国との距離は隷属という意味のおいて縮まる。2010年、民主党政権の下で日本の危機がますます深まることを、国民は警戒しなければならない」
●日本国の恩恵と保護に感謝しつつ、2009年9月、私は日本人になった
金美齢
昨年9月に日本に帰化した金美齢さんは、日本人に「確固たる国家観で中国に立ち向かえ」と檄を飛ばしている。
彼女が台湾人を辞める決意をしたのは、祖国台湾が馬英九政権になって中国に併合されることが必至になったからである。
「台湾が中国というブラックホールに呑み込まれ、台湾海峡が中国の内海になる日は近いでしょう」
「中国というブラックホールはすでに日本に狙いを定めています。アメとムチを巧妙に使い分け、台湾にしたように、日本を取り込もうとするはずです。にもかかわらず日本は中国人に対して甘い幻想を抱いています。『友愛』を掲げて中国に擦り寄る民主党の鳩山政権の誕生は、日本にとってかつてない国難と言えます」
中国の恐ろしさを体験し、祖国を失った金さんならではの悲痛な警告である。
「中国に対して、日本人は確固たる国家観と歴史観を持たなければ台湾と同じ運命を歩むことになります。国家観という言葉がピンとこないならば、『日本国』のパスポートをイメージすればいいでしょう」
日本人のパスポートはビザ無しにほとんどの国に行く事ができ、高い信用を勝ち得ている。これは先人の努力の末に築いたものであり、国家の恩恵と保護を理解できない日本人はパスポートを持つ資格は無いと切り捨てている。
金さんには日本と台湾の2つの祖国があるが、日本と台湾が戦争になれば日本の側に立つという。
「尖閣諸島はどこの国の領土か」と聞かれたら、間髪を入れず『日本の領土』と答えるという。
「私はもう一つの祖国まで失うわけにはいかないのです」
外国人参政権が問題になっている。民主党は今年中に法案を通そうとている。
参政権を得た在日外国人は祖国が日本と戦争になればどちらの側に立つのだろう。
尖閣諸島や竹島を日本の領土だというだろうか。
日本に危機が迫る2010年、夏の参院選が分岐点になる。
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2010.01.04 (Mon)
平成の保守合同を目指して
またもや産経新聞の宣伝で申し訳ないが、今日の「新春正論対談 鳩山政権に警告する」は秀逸の記事であった。
民主党政権になってから何か産経新聞は突然目が覚めたように民主党批判が鋭くなって来た。
この記事は産経新聞の正論大賞受賞者の佐瀬昌盛氏(75歳)と新風賞受賞者の遠藤浩一氏(51歳)の対談であるから、当然保守本流同志の危機感に満ちた対談となった。
お忙しい方のために「ですます調」を「である(だ)調」に変えてサワリだけをご紹介する。
両者はこの50年間を分析しつつ、現在の米中両国からの「複合外圧」にもっと危機感を持つべきだと言う。確かに、この複雑化した東アジアの冷戦に対する現政権の危機感は皆無である。自民党すら一部の議員を除いて無い。
遠藤浩一
「祖父の鳩山一郎さんは自助努力を打ち出したが、孫の鳩山首相には決定的にそれがない。今の民主党は結局「反自民」という薄っぺらな情念から抜け出していない。そこにすべてが帰結しているので"政権交代"が上滑りしている」
佐瀬昌盛
「現行憲法と安保条約からも集団的自衛権の行使は可能だがだれもやろうとしない」
(安倍元首相はそれをやろうとした。潰された理由のひとつだ)
遠藤
「民主党マニフェストの『緊密で対等な日米関係』は正しい。日米関係を緊密化して台頭する中国を牽制しつつ、自助努力で対等化を図るという選択肢だ。しかし現実に民主党のやっていることはまったくの逆方向だ」
(離米親中の民主党政権であり、今朝の産経新聞一面トップも普天間問題で米国の反発が拡大していると警告を発している。日米安保50年の今年に企画された「日米賢人会議」は先送りされ、外務・防衛の局長級会議も開催のメドが立っていないという。「アメリカは怒っていない」というコメンテーターや、産経新聞は意図的に危機感を煽っていると騒ぎ立てるブロガーは何らかの意図を持った発言であろう)
佐瀬
「今の民主党は全部口先だ。米軍駐留経費の分担を含む防衛費予算(の縮小)は自助努力とは逆の事を考えいるとしか思えない。参院で過半数を確保するために社民党を抱え込んだのはとんでもない失敗だ。普天間基地問題は日・米・沖縄の三方一両損の解決があり得たはずなのにも三方千両損になりかねない」
佐瀬
「民主党の一部と社民党には非武装注立論が遺伝子として組み込まれている。日本人は自主防衛、自助努力というと単独防衛と勘違いするが、米欧同盟のように日米条約と自助努力の双方があることは可能だ。米国が50%しかアジアに力を注げない状況では日本の自助努力は深刻な問題になってきている」
遠藤
「従来の米国からの外圧は自助努力せよというものだったが、今後はもっと複雑で厄介な米中がコンビを組んだ外圧という事も考えられる」
佐瀬
「複合外圧みたいなものだ。中国も対日圧力に励んでいるのに、民主党政権にはその認識が無い。中国に甘すぎる」
民主党は自民党のコピーに過ぎないとする遠藤氏は、その支持率低下を指摘して・・・
遠藤
「民主党政権は発足3ヶ月で限界を露呈して支持率を急低下させているが、さりとて、自民党が"敵失"をバネにして反転攻勢に出られる状況かというとそうでもない」
佐瀬
「民主党の人は英国が模範だというがむしろソ連とよく似ている。いったん党指導部を『民主的』に選んだら、後は指導部の意向に賛成票を投じ続ける民主集中制だ。ただソ連にも党綱領はあった」
(「物言えば唇寒し」の小沢独裁政権は中国か北朝鮮の独裁政権に似ている。しかも、民主党には党綱領すらない)
佐瀬
「鳩山政権は政治の絵を幼児のように全部光で描こうとしている。影の意味が分かっていない。光と影がうまく混ざっていてこそ、いい絵が出来たりいい文化が残ったりする。
米国との核をめぐる密約も、全部白日の下にさらすのはほとんど子供の発想だ。
日本は核の選択を交渉材料として手放してはならない。米中がそれを絶えず意識せざるを得ないよう、沈黙裡に温存する」
遠藤
「米国に核を供与させて日米で管理する選択肢もある。「持たず、作らず、持ち込ませず」の核三原則は撤廃すべきだ」
(これは田母神俊雄前航空幕僚長の核シェアリング論と同じである)
佐瀬
「岡田外相は選挙前に米国に対して核の先制不使用の明言を迫った」
遠藤
「自民党に失望して民主党に入れた人々は、ここまでの事を想定していたのか。一回やらせてみたらこの有様では政治不信は高まるばかり。やはり、何としても政界再編、平成の保守合同が不可欠だ」
先の衆院選では政界再編と保守合同を願ったが、マスコミに騙された愚民のおかげで夢と果てた。
果たして今夏の参院選で保守合同の動きが出るだろうか。
それとも民主党の圧勝で日本解体が更に進むのだろうか。
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