2009.12.31 (Thu)
「反日マスコミの真実 2010」

2010年は無制限情報戦争の年
「はじめに」で編集長の西村幸祐氏は「ビッグブラザーによって情報が管理、支配されて」おり、「ビッグブラザーは巧みな情報操作と歪曲、捏造報道で2009年に政権交代を実現させた」と言う。
鳩山政権の3ヶ月間の成果は、裸の王様(鳩山首相)とビッグブラザーが手を携えているということが人々に分かってきた事だという。
このビッグブラザーとは誰か西村氏は明らかにしないが、小沢幹事長を操る大物あるいは大国であることは間違いない。
今日で2009年は最後を迎えるが、本書が選んだ年間大賞・最悪報道ワースト5は
1.NHK「JAPANデビュー」で印象操作、歪曲捏造報道
2.異常な民主党礼賛報道と麻生バッシング
3.中川昭一元財務大臣、酩酊記者会見過剰報道
4.朝日新聞社説「外国人参政権 まちづくりを共に担う」
5.テレビ朝日、吉永みち子「我々も支持率を下げないように支えている」発言
Ponkoとしては2位3位がツー・トップになると思う。それが今回の政権交代を生み、日本解体のきっかけになりつつあるからである。
●巻頭の緊急特別座談会は青山繁晴、西村幸祐、三橋貴明の3氏による対談で、偏向報道もさることながら報道しないという偏向の危険性もある事を指摘している。
例としては麻生政権の経済・外交における成果、国民11月14日と28日の「日本解体阻止!国民大行動」、中川昭一氏の国際会議の成果などがある。中川氏の場合はIMFの専務理事が「人類の歴史上、最大の貢献だ」と賞賛し、時事通信も一時ウエブサイトに載せたが後で削除した。
西村
「韓国では7年前にネットが盧武鉉大統領を生んだ。ところが日本では、ネット言論の方向性とは真逆な鳩山首相が誕生したけど、鳩山さんは日本の盧武鉉といわれるようになってしまいましたね(笑)」
青山
「言い得て妙だなと僕は思う。ただ由紀夫さんには自殺はあり得ないでしょうが」
生物的な自殺はあり得なくとも、政治的な自殺を期待する。
●言論統制と戦い抜いたこの一年(田母神俊雄・西村幸祐対談)
自民党と民主党が横断的に理念で結束せよという田母神氏の主張に同感である。衆院選の結果、傷み分けで政界再編が起こる事を期待していたが結果は民主党の圧勝となった。保守とリベラルが対立軸を明らかにしてこそ真の二大政党制である。
田母神
「だから政治家は田母神派と村山派に分かれればいいんですよ(笑)」
「あたご」衝突事件に際しての石破茂前防衛相を批判したあと・・・
田母神
「ちなみに『あたご』に衝突した漁船に乗っていた親子は、父親が脳梗塞を患った後で万全ではなく、しんも息子は朝4時の出港で1時40分の段階で泥酔状態であることが確認されているんです」
西村
「そういうことをメデイアはほとんど報道しません」
それは知らなかった。事故漁船だけが他の仲間の漁船とは全く違った回避行動を取ったので自動操舵にして眠っていたのではないかとは言われていたが。
●高山正之氏の「東アジア共同体を煽る朝日新聞 誰のための東アジア共同体か」はいつものように、淡々と日本がアジアを白人から開放した歴史を語り、中国の手先になって日本を貶める朝日新聞や河野洋平と、鳩山首相の東アジア共同体構想を批判している。
●当ブログでも取り上げた、反日メデイアが民主党を支持していると失言してしまった「無知と無恥」の吉永みち子や、「見ているだけで反吐が出る男」小倉智昭、「筑紫哲也のシッポに過ぎない」反日キャスターの鳥越俊太郎、田原総一朗等も槍玉に上がっている。
●「NHK捏造事件と無制限戦争の時代」はジョルダンブックスから出版される予定だったが、突然出版社から中止を通告された著者藤井巌喜が「乗り換え案内」のジョルダンがシナ系企業とのつながりがあった事を暴露している。
藤井氏は・・・
「平成21年が『情報戦争元年』の年であるとすれば、平成22年は、情報戦争を中心とする無制限戦争が本格的に日本を襲う年になるだろう」
としている。
そのほか読みどころ満載の本書を是非お読みになる事をお勧めしたい。
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反日マスコミの真実2010
(西村幸祐責任編集 撃論ムック \1,200 2010年1月)
【目次】
反日マスコミ年間大賞
報道されない日本の「いま」
はじめに 見えてきた全体主義のカタチ
「IQ84」でなく「1984」の世界を迎えた恐怖…………西村幸祐
緊急特別座談会
消え行く言論の自由…………………………………青山繁晴×三橋貴明×西村幸祐
総特集1報道されないニュース2010
国境からの叫び--国防で揺れる与那国島………………………井上和彦
報じられなかった麻生内閣の功績………………………………三橋貴明
米中の閣を照射しない日本マスコミ……………………………宮崎正弘
報道されない沖縄基地問題事情の真実…………………………恵隆之介
民主党政権にとことん甘い既成メディア………………………武井正一
中川昭一を殺したのは誰だ……………………………………但馬オサム
外国人参政権と閣った五年間……………………………………村田春樹
メディアの報道と外国人参政権問題……………………………杉原志啓
報じられない自衛隊と国民の絆……………………………………佐藤守
御在位二十周年行事報道から見えたもの……………………高清水有子
あれから七年、演劇にかける思い-「めぐみへの誓い」…………佐々木俊夫
叩きつけられた民主党への"怒り"…………………………………若杉大
民主党メディア出身議員の素性…………………………………野村旗守
マザコン脱税総理、鳩山由紀夫妄言録
総特集2 TVを消して洗脳を解く
「ちやぶ台返し」から考える印象操作の手法…………………但馬オサム
反日キャスターの肖像-鳥越俊太郎・田原総一朗…………………中宮崇
マスゴミ行く年来る年-テレビ編………………………本誌マスコミ・データ班
《Column》
視聴率という幻想から抜けられないTV局……………………………江藤則
"プロ第三者委員"吉永みち子の無知と無恥…………………………播磨真吾
小倉智昭の耐えられない軽さ…………………………………………詠清作
「誰も怒ってないよね」の欺瞞………………………………………播磨真吾
特集1 NHKを解体せよ
「JAPANデビュー」問題は戦いの「序章」……………………氷山英樹
その顔にピンときたらプロ市民………………………………………詠清作
大河ドラマ『坂の上の雲』はやはり捏造だった……………………福井雄三
「"集団自決"戦後64年の告白」の嘘…………………………………但馬オサム
特集2 反日トライアングルと日本メディア
誰のための東アジア共同体か…………………………………………高山正之
嘘ばかりの韓国歴史教科書……………………………………………古田博司
私の本はなぜ、出版停止に追い込まれたのか………………………藤井底喜
「略奪のチベット展」を許すな………………………………………大高未貴
やってくる閔妃ウェーブを迎撃せよ………………………………但馬オサム
ウイグルで75万人を殺した中国の核実験……………………………高田 純
《Column》
内外タイムス広告に見る昭和世相史………………………………鉄幹ばなな
総特集3 マスコミ崩壊のそのあと
特別対談◎言論統制と戦い抜いた、この一年………田母神俊雄×西村幸祐
瀕死の既存新聞社………………………………………………………三橋貴明
マスコミ機能不全の構造………………………………………………山村明義
新聞の電子化は活路となるのか……………………………………佐々木俊尚
マスゴミ行く年来る年―テレビ編…………………本誌マスコミ・データ班
《好評連載》
思想の誕生12回「神の国」アメリカ「神の国」日本(二)………西尾幹二
21世紀からの思索―第12回 マニフェスト政治とIT革命…………西部 邁
情報の考古学第11回 変革が問われていた時代(その四)………西村幸祐
新連載 名著再発見 第1冊 片岡鉄哉『日本永久占領』…………石田温
新・書生の誕生 11回「戦後」のおわり方について………………大月隆寛
女流国防論 12回 戦友のために………………………………………桜林美佐
知垢庵夜話第12夜 奪衣婆の顔……………………………………但馬オサム
ネット言論多事争論12回サイフも記事も炎上し続ける新聞・TV……宮島理
テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル : 政治・経済
2009.12.30 (Wed)
民主党の成長戦略は絵に描いた餅
民主党が「成長戦略の基本方針骨子」を発表した。
鳩山首相自身が言うように実行力のない民主党では絵に描いた餅である。
選挙中に「マニフェストは国民との契約だ」と断言した鳩山首相は「財源はある」と言っていた癖に、やっぱり財源が無くて「ガソリンの暫定税率の維持」などなどのマニフェスト破りを公然とした。
マニフェストすら守れない民主党がいくら餅を絵に描いてももはや誰も信用しない。
鳩山首相
「内需も外需も経済においては砦がないんだ、壁がないんだという思いのもとで、アジア全体を成長させていくことが日本全体の成長にもつながる」
岡田外相や寺島実郎も「アジアの需要は日本の内需だ」と同じ事を言っている。
アジアを心配する前に、まず日本の心配をしろと言いたい。
鳩山首相
「公共事業一点張りの時代がございました。それもある時期までは功を奏していた時期もあったと思います。しかし、ある時期からは必ずしもそのような効率的な公共事業になっていかなくなった」
地元への利益誘導型の公共事業は非難されるべきだが、公共事業が全て悪であるかのような最近の民主党とマスコミの世論誘導は間違っている。
「コンクリートから人へ」のミスリードで公共事業を減らせば景気はますます悪くなる。
麻生政権が折角景気回復への筋道をつけたのに、マスメディアのアンチ麻生キャンペーンと政権交代の掛け声で生まれた民主党政治で日本経済は間違いなく奈落の底に向かっている。
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2009.12.29 (Tue)
ハトヤマは気まぐれとワシントン・ポスト
普天間問題で鳩山首相の態度が二転三転しているが、「アメリカが怒っているというのは嘘だ」と鳩山首相の外交ブレーン(最近クビになっとて岡本行夫氏になったという噂もあるが)寺島実郎氏や数人のコメンテーターがコメントしていたが、やっぱりアメリカは苛立っていた。
それはそうだろう。
オバマ大統領に「トラストミー」と言った翌日、記者会見で反対の事を言ったり、クリントン長官が私(日本)の立場を理解してくれたと言ったり、嘘つきだったり、思い込みが激しかったり、自分に都合の良いことしか言わないからである。
産経新聞は29日付のワシントンポストで米国が苛立っていると伝えていた。
産経ニュース(2009/12/29 16:09)
米当局者が「ハトヤマは気まぐれ」 米紙「いら立ち募る」と警告
29日付の米紙ワシントン・ポストは、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり鳩山由紀夫首相が首尾一貫しない態度をとり続けたことで、米政府当局者らの間に首相は「気まぐれな指導者」との見方が広がり、いら立ちが募っていると報じた。
同紙によると、鳩山首相はオバマ米大統領に2度にわたって「私を信頼してほしい」と伝え、普天間問題の年内決着を約束。11月の東京での日米首脳会談で「信頼して」と発言したほか、ホワイトハウスが水面下で首相の真意に懸念を伝達した後、鳩山首相からオバマ大統領あての書簡にも同様の内容の記載があったとしている。(共同)
早速、Wポスト紙を調べると・・・
U.S. concerned about new Japanese premier Hatoyama
By John Pomfret
Washington Post Staff Writer
Tuesday, December 29, 2009
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/12/28/AR2009122802271.html?sub=AR
乱暴に要約すると・・・
「鳩山首相はアメリカ離れをして、独立外交の政策にシフトしたのかのではないかと危ぶむ声が当局やアジア専門家の間に強まっている」
●アメリカ抜きで中国や韓国との東アジア共同体を呼びかけた。
●習近平副主席を歓迎し天皇陛下と会見させた。
●イランのサイード・ジャリリ(国家安全保障最高評議会秘書室長核交渉責任者)を歓迎した。
「強い影響力を持つ小沢幹事長が日中の接近をはかり、10年間も訪米せずに、訪日したクリントン長官にもしぶしぶ(grudgingly)会った」
「鳩山政権は経験も無く、未熟でポピュリストだ」
とブッシュ政権下のNSCアジア担当局長のコメントを引用している。
「アメリカはシンガポール、オーストラリア、韓国、フィリピン、ベトナムなどと同盟関係にあるが、アジア外交担当の高官達は日米間の「激しい争い」を懸念している」
Tusselは英辞郎の訳語によれば、「激しい格闘(闘争)、取っ組み合い」とかなりキツイ用語である。「日米間のきしみ」などというレベルではない。
鳩山首相の対米外交の拙さに日本のみならずアジアの諸国が危惧を抱いていることがよく分かる。
こんな視点で日本の立場を語る新聞は日本にはない。
アメリカの高官は・・・
「日米関係はアメリカが日本を守るというだけではなくて、台頭する中国に対してアジア全体の安全保障をアメリカが担保している。だから日本と問題を起こしてアメリカの地位が弱められることをアジアのどの国も望んではいない」
と言っている。アメリカの高官の言だから少しは割引するとしていも、日本を心配しているアジア諸国があるというのは事実だろう。
民主党政権はしっかりしないとアメリカどころかアジア諸国にも見限られるかもしれない。
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2009.12.28 (Mon)
高校教科書から竹島が消えた
高校の教科書から「竹島」の記述が消えた。
竹島を自国領と主張する韓国に配慮して削除したという。
大事な領土問題に対して日本政府の何たる弱腰。
歴史の事実を曲げてまで韓国にへりくだる日本政府。
こんなことで、自分の国を愛し、守ろうとする子供が育つのか。
安倍政権で教育基本法を改正したにもかかわらず、民主党政権で逆行が始まっている。
中国との歴史教科書の共同研究が暗礁に乗り上げた。
だいたい共通の歴史教科書を作ろうとする試みそのものがナンセンスである。
歴史の解釈は国によって違う。
ましてや領土問題は国益を守るための最重要課題である。
「日本列島は日本人のためだけの所有物ではない」と妄言を吐いた鳩山首相の政権では、対馬は韓国に取られ、沖縄は中国に取られる日は遠くはない。
竹島は韓国と共有したらという朝日新聞は当然この問題は黙殺したが、辛くも唯一の保守派の面目を保つ産経新聞が社説で批判しているのでお読みになっていない方のためにご紹介する。
産経新聞社説(2009/12/27)
竹島と高校解説書 固有の領土となぜ教えぬ
高校の新しい学習指導要領の解説書で領土問題について竹島(島根県)が明記されなかった。
昨年改定した中学用では「我が国と韓国の間に主張に相違があることなどにも触れ」と初めて竹島について記述した。
ところが今回の高校用では、竹島の言葉を入れず、「中学校における学習を踏まえ」とあいまいな表現になった。何を遠慮したのか、これではどの国の領土なのか分からない。北方領土とともに竹島が日本固有の領土であることを明確に教えるべきである。
解説書は指導要領の内容を具体的に説明したもので、教科書編集や授業に反映される。鳩山政権では初の解説書改定だが、学校で教えるべきことをきちんと教えない事態は国益にも反する。
中学解説書の改定時には、韓国の李明博新政権への配慮もあって、竹島が「日本固有の領土」と明記されなかった。
高校でさらに記述が後退したのは残念だ。
政府は「韓国への配慮」を否定したが、韓国メディアは「苦心した跡がみえる」などと日韓関係に配慮したとの見方を一斉に伝えた。日本政府は足元を見られていることに気づくべきだ。
逆に韓国の教科書では、竹島(韓国名・独島)が韓国領土であると詳しく記述している。解説書の記述見送りは、領土問題での後退と受けとられかねない。
北方領土についても高校解説書では、中学解説書にあったロシアに不法に占拠されている事実の記述が省かれた。
高校解説書で記述が後退した理由について、鈴木寛文部科学副大臣は、民主党が学習指導要領の大綱化(簡素化)を掲げていることをあげた。大綱化とは、縛りを必要最小限にし、学校現場の指導の裁量を広げようというものだ。
しかし、北方領土や竹島が日本の領土であり、不法占拠されている事実を教えることは大綱化とは全く関係ない。
川端達夫文科相は「自国の領土問題を子供たちに正しく理解させることが私たちの使命」だとした。だが領土問題では北海道教職員組合が昨年、竹島について「韓国の主張が事実にのっとっている」などとした資料を学校に配布する問題が起きている。
新指導要領では国や郷土についての教育が重視された。民主党政権で、おろそかになることがあってはならない。
産経ニュース(2009/12/25)
竹島の領土問題明記見送りを一定評価 韓国
【ソウル=水沼啓子】文部科学省が25日、公表した高校の地理歴史の新学習指導要領解説書に竹島(韓国名・独島)の領土問題が明記されなかったことについて、同島の領有権を主張している韓国側は一定の評価をしているもようだ。
竹島の領土問題を盛り込んだ中学校の新学習指導要領解説書を前提とする表現には反発しているが、昨年のような激しい反発には至らないとみられる。
韓国政府は竹島については「韓国固有の領土」との立場だ。昨年7月に竹島の領土問題を記述した中学校解説書が公表されると、韓国政府は駐日大使を一時帰国させるなど強く反発した。今回、竹島の領土問題は明記はされなかったが、「中学校における学習を踏まえ」との表現で、日本政府の従来の主張が踏襲された。
しかし25日付の韓国紙は一斉に、事前取材を踏まえ、解説書に竹島の領土問題が記述されなかったことを報道。「日本政府が韓日関係の悪化を憂慮し、苦心した跡がみられる」(朝鮮日報)などと伝えた。
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2009.12.28 (Mon)
グアム移設は無理と鳩山首相
普天間基地の移設先をグアムとするのは「抑止力の観点からも無理」だと鳩山首相が記者会見で述べた。
昨日まで国外移転を唱えていたのに。
この男、正気なのかと思うほど、言葉が軽い。
まわりの状況などトンと気にせぬ。
だからオバマ大統領に「トラストミー!」と言ったり、
クリントン長官が「理解してくれた」と口走る。
「母親の献金を知りませんでした」
とか
「どう使ったのか知りません」
などと言っても国民はもう誰も信用しない。
そんな首相が国の最高責任者だとは日本国民も随分不幸せな国民だと思うのだが、
これまた民主党の支持率が高いというからどこまで日本人は馬鹿なのか
日本人である自分でも想像できない。
産経ニュース(2009/12/27 16:23)
普天間移設でグアム否定発言も…鳩山首相「連立で抑止力も議論」
鳩山由紀夫首相は27日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として米領グアムを否定した自身の発言について、「これ以上申し上げると、(メディアの)皆様がさまざま取り上げる機会を設けることになる。連立のなかでしっかり議論したいが、抑止力という議論も当然しなければならない」と述べた。首相公邸前で記者団に答えた。
産経ニュース(2009/12/27 17:18)
福島氏、首相のグアム移転否定に反発
社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は27日、鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の米領グアムへの移設の可能性を否定したことについて「社民党はグアム移転の可能性を最大限追求していく」と述べ、首相発言に反発した。都内で記者団に語った。
福島氏は「グアムは移転先の大きな選択肢だ。内閣あげて(普天間問題の)真の解決に全力を挙げるべきだ」と述べ、政府・与党が28日に初会合を開く実務者級協議でグアム移設を主張する意向を表明した。社民党による来年1月のグアム視察を予定通り実施する考えも示した。
首相は同日、記者団に対し、グアム移設を否定した26日の発言について「抑止力を考えれば難しいという私の考えを述べた」とする一方、「これから連立政権の中で協議が始まる。一つの考えとして申し上げた」と」と、社民党への配慮もにじませた。
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2009.12.28 (Mon)
支持率急落に危機感無き鳩山首相
マスコミが精一杯支えているのに下がる一方の支持率。
優柔不断で芯のない朝令暮改男などもう誰も信用していない。
岡田外相の「今が底」発言は単なる強がりか、希望的観測に過ぎない。
前原国交相は鳩山カラーをもっと出せば国民は支持する」というが、もう十分に鳩山カラーは出ている。
愛だの命だのと少女の夢のような言葉しか言わず、嘘つきで、自分では何にも決められず、小沢幹事長の操り人形であることを国民は十分に理解した。
これからは鳩山不況がますます激しくなり、愚民も民主党を選んだおのれの愚かさに気付くことになろうから支持率は下がることはあっても上がることはない。
産経ニュース(2009/12/27)
菅氏「今が底」 支持率低下、閣僚は楽観的?
報道各社の世論調査で、鳩山内閣の支持率が低落傾向にあることについて、閣僚から27日、楽観的な見通しが相次いだ。
菅直人副総理・国家戦略担当相は同日のテレビ朝日の番組で、「25日に(平成22年度予算案を)年内編成できた。30日には成長戦略を発表する。(支持率は)これが底だろう」との見通しを示した。国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相も同番組で、「予算を早く執行し、きちんと(成果を)上げるかにかかっている」と述べた。
前原誠司国土交通相は27日のフジテレビの番組で、支持率の低下傾向について「民主党の独自性が見えない、国民新党、社民党に引っ張られているのではないか、というのが一つの要因だ」と指摘。その上で「鳩山由紀夫首相は自身のカラーや思いを前面に出されたらいい。思い切ってやられたほうが、国民は支持するのではないか」と述べた。
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2009.12.28 (Mon)
亀井はどこまで馬鹿なのか
亀井大臣は天皇陛下との昼食会で、「江戸城は権威の象徴で相応しくないから、皇居から京都か広島に引っ越したら」とアドバイスしたという。
民主党の小沢一郎といい、岡田克也といい、天皇陛下に対する無礼な言葉の数々。
皇室に対する畏敬の念もなく、友達感覚である。
世が世なら、不敬罪で市中引き回しの上、打ち首獄門である。
苦々しくお思いになりながらお言葉を避けられた天皇陛下のお気持ちをお察しして憤懣やる方ない思いである。
左翼の牛耳る民主党だけでなく、天下の愚か者の亀井大臣まで皇室を侮辱し、日本を揺さぶろうとしている。
どのような形であれ、早く保守政党を復活させなければ日本は滅ぶという危機感がますます募る。
産経ニュース(2009/12/27)
「天皇陛下は江戸城より京都に」 亀井氏、昼食会で進言
亀井静香金融担当相は27日午前のテレビ朝日番組で、24日に皇居で開かれた天皇陛下と閣僚との昼食会の際に「権力の象徴である江戸城(跡地)にお住まいになるのは立場上ふさわしくないのではないか。京都か広島にお住まいになってはどうかと、陛下に一方的に申し上げた」と述べた。
この後、亀井氏は記者団に「明治期に幕府の権力の象徴の跡に入られたことが、その後の歴史で政治利用みたいな形になってしまった」と指摘。陛下は返答は避けつつ「京都は好きです」と応じたことを明かした。
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2009.12.26 (Sat)
鳩山首相は派遣村で炊き出しをして自ら罰せよ
おなじフジテレビでもその評価はさまざまだ。
鳩山首相にディナーをご馳走されて篭絡されたかに見えたフジTVの安藤優子キャスターと木村太郎アンカーが、鳩山首相の偽装献金問題についての居直り会見について少し意地を見せた。
「鳩山首相は派遣村で炊き出しをせよ」
フジTV「スーパーニュース」(2009/12/25)
『責任転嫁』と『浮世離れ』
安藤優子
「番組として、『責任転嫁』と『浮世離れ』のキーワードを上げた。
『まったく私は知りませんでした』というが、あれだけ巨額の資金が母親から投入されているにもかかわらず、それについて一口も会話したことが無かった、知らなかった『それは真実だ』ということは浮世離れしていて、全く別世界の人なんだなと思った」
「自ら罰せよ」
木村太郎
「違法な政治資金を使って総理大臣にまで登りつめたことに対して何らかの責任があるはずであり、自ら罰すべきだ。イギリスのプロヒューモ事件のプロヒューモ国防相は、議員を辞めて難民救済センターで皿洗いして40年間難民を救済して名誉を回復して大英勲章を貰った。鳩山さん,たとえば派遣村に行って炊き出しをするなどして自ら罰したらどうか」
「素晴らしい釈明会見だ」
フジテレビ「とくダネ!」(同上)
む佐々木秀実(シャソン歌手)
「金銭感覚の庶民とのズレは凄いですよね。ただ私が今回素晴らしい事だなと逆に思うのは、70分間ちゃんと釈明をして説明をしたという事は評価しているというか、素晴らしい事だと思うんです。いままでそういう事って出てこなかった事って一杯あったと思うの。だけど、今日それをちゃんと説明したわけだから、ねえ、6億何千万円ですか、納税するって6千円くらいの感覚じゃないかと思うんですけどねえ」
小倉智昭
「残念なのは、日本の政治はそれぐらいのお金が必要だってことですよね。ただ、鳩山総理や小沢幹事長の近辺で、こういうお金の問題が起きても、民主党の支持率が変らない、民党に大差をつけているのは他の議員の皆様、他の閣僚の皆さん、頑張ってるのが目に見えるからじゃないですかね。今迄の政治家とちょっと違うよというのがあるから。」
長谷川豊(レポーター)
「あともうひとつ、この話って選挙の前に出てたんですよね。
鳩山さんの話も小沢さんの話もある程度分かった上で民主党に投票しているので、それで民主党の支持率が落ちていないのではないですかね」
小倉
「本当に鳩山総理のやる事、言う事に納得が行かなくなったら国民は声を上げればいいんです。そしたら鳩山さん、私は辞めますとはっきりおっしゃってるわけですからね、だから見ていきましょうよ、これからは。鳩山さんの政治をね」
小倉キャスターはもうこの問題は幕引きをして、これからの鳩山総理を暖かく見ていこうと言いたいらしいが、もうこれが最後のサヨウナラである。
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2009.12.25 (Fri)
許せぬ鳩山首相の甘え
鳩山首相が記者会見をして、母親から巨額の金を貰っていたことは知らなかった。その金をどう使ったかも知らないと釈明した。
こんなものは釈明とは言えぬ。
単なる甘えである。
「首相に座にしがみつく気はないし、国民が辞めろといえば辞める。しかし出来ればもう少し続けたい」
という意味の事も述べた。
おのれの出処進退を国民に委ねるとは無責任であり、卑怯である。
事ここに至っても自分で決められない日本の最高指導者を早く楽にさせて上げるのは国民の責務である。
鳩山首相はプレスに配布した釈明書の肩書きに「総理大臣」とは書かずに「衆議院議員」と書いた。
その理由は偽装献金問題は総理大臣になる前の事だからと言う。
胸の議員バッジはずした。
記者会見も総理官邸でするのが普通なのに首相の立場ではないとホテルを借りてやった。
やることがいちいち姑息であり、許せるものではない。
しかし、マスコミはこれで幕引きにしようと必死である。
なかには、こんなに長時間、公開して説明した首相は初めてだ、記者の重複する質問にも丁寧に答えた。
質問が出尽くすまで真摯に答えた。いままでになく素晴らしい首相だ。これからも続けていって欲しいとコメントしたコメンテーターも居た。
こんなに国益を損ない、日本の経済をメチャクチャにする首相を辞めさせる事が出来ないのは国民の責任である。首相は国民が辞めろといえばすぐ辞めると言っているのだから。
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2009.12.24 (Thu)
不肖・宮嶋、小沢を斬る
関西弁でズバリもの言う不肖・宮嶋茂樹が産経新聞の連載コラムで小沢大訪中団をおちょくった。
あの醜悪極まる胡錦濤との握手会は、まさしく有名タレントにむらがるミーハー族の立ち振る舞いそのものであった。
年間一億円の税金を使う選良にあるまじき行為だった。
この小文は、中国の本性を端的に著している。
その一方で、「選良」を選んだ愚かな国民に皮肉たっぷりの嫌味を献上している。
小沢民主党で日本が危うくなっている現状を、最近これほど端的に著した小文をPonkoは知らない。
産経新聞(2009.12.24)
小沢“呆中団”600人(宮嶋茂樹)
やっぱり気が触れとったんか…しかも1人や2人やない。わが選良約140人を含む約600人の民主党員がゾロゾロ「北京詣で」しとんのである。チャーター便に巨大リムジン…まさか公費やないやろな。防衛費まで仕分けして、オノレらが公費で行けるわけないからのお。まるで「演歌歌手と行く何とかツアー」やないか? 特典は「コキントウ様」との握手会か。分かっとんの? 相手はわが国の海底資源を盗み、尖閣諸島を奪い取ろうとしている敵の首魁やで。靖国参拝から教科書の内容までケチつけ、わが国に内政干渉しよるクセに、オノレらは反日教育にありもしない南京大虐殺を国際社会にブチ上げ、わが国の抗議なんか「内政干渉」と聞く耳持ってないムチャクチャな共産党一党独裁国家やで。そんな人と、よう恥ずかしげもなく、行列作って握手しよるなあ。
わが国の首相が国際社会に高らかにうたい上げた通り、「核兵器廃絶」を訴えたんやろな。日本に照準合わせた中距離核ミサイル一発でも廃絶を約束させたんやろうな。CO2 25%削減の最大の“足引っ張り”の中国に大幅削減を約束させたんやろう? まあムリか…これもわれらが選んだ選良や。日米関係より日中関係をわれらが選択したんや。自民党より社民党や国民新党を政権取るにふさわしいとわれらが決めたんや。
小沢一郎(幹事長)が「あないな傲慢な男やったとは知りませんでした」では今さら通らんで。畏れ多くも、天皇陛下を“アゴで使える”と国際社会に知らしめてもうた。中国の副主席の方が、皇室より大事なのである。その見返りが「コキントウ」と握手してもらうことやったんやな。その次は尖閣の領有権、いや沖縄本島まで差し上げて、さらには象徴天皇制まで廃止するか…。沖縄が中国領になったら米軍基地がなくなって県民は大喜びや。その代わり人民解放軍の基地になるけどな。あっそうか、これからは中国人に守ってもらうんやな。(カメラマン)
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2009.12.23 (Wed)
自民党の支持率が伸び悩むワケ
フジサンケイグループの世論調査ですら鳩山内閣の支持率は50%を上回ったのに、朝日新聞の世論調査結果は48%と5割を下回った。
22日の朝日新聞はその分析をして、民主党の政党支持率が下がらないのは高齢女性の「与党支持層」が多いからだという。
政治に疎い高齢女性は鳩山首相の友愛の心に惹かれるのだろうか。
こんな支持層が日本の政治を支えているのだとすれば情けない話である。
しかし、「総選挙で自民党に投票した人たちでさえ、多くが民主支持に変ったことが推測できる」という朝日新聞の推測は完全に間違っている。
なぜならば、総選挙で自民党に投票した人が民主支持に変るほどの実績をこの3ヶ月で鳩山政権が上げたとはとても思えないからである。
むしろ逆に民主党ではダメだということが再確認されたに過ぎないからである。
ただ、「心変わり嘆く自民 いっぺん捨てた恋人には戻らぬ」というのは一部正しい。
男女の恋の破綻にあたって、いつまでも別れた女への未練が捨てきれない男と、アッサリ男を乗り換えることの出来る女との違いである。これは種の保存という遺伝子を受け継いでいる女性がよりよい男に乗り換える自然の法則である。
でも、小泉進次郎が首相になれば話は別である。
閑話休題
Ponkoは自民党が公明党と手を切り、民主党の保守派と手を組む政界再編を夢見ていた。
真の保守政党を作るためには自民党内の反日勢力を斬る必要があると思ったからである。
しかし政界再編もないまま、マスメディアの麻生政権叩きで自民党は壊滅的な敗北を招いた。
自民党はリベラル派の谷垣氏を総裁にした。最悪である。
いまテレビメディアでは石破茂、石原伸晃、山本一太、平沢勝栄らが露出しているが最悪である。
彼等は真の保守派ではない。
平沢勝栄など自民党のイメージダウンにしかなっていない。
泥舟から鼠が逃げ出すように、早くも自民党を離脱する議員が出てきた。
出て行きたい者は出て行くがいい。
自民党が再生するためには立党の精神に戻ることだ。
民主党が推し進める売国政策、「外国人参政権付与」「人権擁護法案」「夫婦別姓」「靖国神社の代替施設」等々を批判し、国民にその是非を問うことである。
戦後体制を否定した安倍政権の精神に戻ることである。
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2009.12.23 (Wed)
やっぱり鳩の勘違い
クリントン国務長官が駐米大使を呼びつけて普天間基地移設の日米合意を履行するよう求めた。
異例の事だという。
嘘つき鳩によほど腹に据えかねたのだろう。
COPの晩餐会で隣り合わせになったクリントン長官と普天間の話をして、理解してもらったと鳩山首相が公言したが、そんな馬鹿なことはあるまいと思っていた。
クリントンに待ってと鳩山首相
http://blogs.yahoo.co.jp/nipponko2007/34157994.html
案の定、鳩山首相の独りよがりであった。なんという軽率な判断、言葉の軽さだろう。
(ボンボン首相は)日米の溝をやっと認識したらしい(産経新聞23日一面)
外交ブレーンの寺島実郎氏のアドバイスが間違っていたのである。
当ブログでは5年前から寺島実郎氏を反日勢力の一人として問題視していた。
寺島氏はテレビで密使として訪米したことを何度も強く否定していたが、実際は米側の要人に会ってもらえなかった。
鳩山首相は岡本行夫氏にクビをすげ替えたいらしいが、岡本氏とてその思想に疑義がある。
内政では小沢幹事長にどつかれて方向転換した鳩山首相、外交ではクリントン長官に叱られて方向転換することは間違いない。
「駐留なき安保を封印」しながらも泡沫政党の党首に脅かされて期限無しの先送りをした鳩山首相。
来年2月の名護市長選挙でプロ市民たちに推された基地反対の左翼市長が誕生すれば、もはや雪隠詰めである。
産経ニュース(2009/12/22)
クリントン長官、駐米大使を異例の呼び出し
普天間問題で米国の立場は不変
【ワシントン=有元隆志】クリントン米国務長官は21日昼(日本時間22日未明)、藤崎一郎駐米大使を国務省に呼び、日米関係の現状についての米政府の見解を伝えた。焦点の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)への移設という日米合意の早期履行を求める米政府の立場を伝えたとみられる。日本の駐米大使が国務長官から急遽会談を求められるのは異例だ。
藤崎大使は会談後、記者団に対して「(鳩山由紀夫首相や岡田克也外相に)報告する必要がある」として会談内容を明らかにしなかったが、普天間移設問題に関し、現行計画を推進する米政府の立場に変化はなかったとの認識を示した。米側の危機感の表れかとの質問に対しては、「重く受け止めている」と語った。
藤崎大使によると、クリントン長官からは21日朝に会談の要請を受け、約15分間会談した。長官は「日米関係を重視する立場から、日米関係全般についての考え方を伝えたい」と述べたという。
会談にはキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)らが同席した。米側から会談に関する発表はなかった。
クリントン長官は17日夜(日本時間18日未明)に国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に出席した際、鳩山由紀夫首相と晩餐会で隣席となり、意見交換した。この席で、首相は普天間移設問題について、現行計画に代わる新たな選択肢を検討するとの方針を説明するとともに、「(結論を)しばらく待ってほしい」と要請した。
首相は記者団に対して、「(クリントン長官に)基本的に理解してもらった」と述べたが、米政府内には結論先送りへの不満は強い。このため、クリントン長官は改めて米政府の立場を藤崎大使に伝えたとみられる。
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2009.12.23 (Wed)
民主党とマスコミで日本が危ない!本当の理由

目から鱗の一冊
ヤフーブログで現在ランキング4位の「新世紀のビッグブラザーへ」の管理人・三橋貴明氏の近著「民主党政権で日本経済が危ない!本当の理由」は一人でも多くの人に読んでもらいたい本である。
マスコミは「日本は借金大国だ」「将来の子供にツケを残すな」と連日のように報道している。
TBSのみのもんたを初めとして、国の経済を家計簿に例えて・・・
「800万円借金がある家庭が、収入は40万円しかないのに毎年30万円も借金したら大変だ」
と脅かされると、私達は「節約しなくちゃ」「これ以上赤字国債を増やしたら国は財政破綻する」「緊縮財政だ」と思い込んでしまう。
しかし、著者は公共投資でGDPを増やすことこそ景気回復の早道だと主張する。
日経新聞(2009/12/22)
「公共事業費6兆円割れ 32年ぶり低水準 国債発行を抑制」
と報道されているように、赤字国債の発行が悪であるという誤解と「コンクリートから人へ」という民主党政権のミスリードで日本経済はますます悪化の一途をたどっている。
「公共投資が30年前の水準より名目値で下回っている国など、世界中を探しても日本以外には存在しない」(著者)
本書の帯にある次のリードが本書の目的を端的に語っている。
民主党の成長戦略は、三つの大きな欠陥を持っている。
一つ目は、成長戦略と謳いながら、数値目標も実現時期も、一切明示していないという問題である。
二つ目は、個人消費拡大手法の一つが「子ども手当」という、所得移転であるという部分だ。
そして、三つ目が、子ども手当の財源について「無駄を削ること」で調達すると主張している点である。
率直に言って、正気の沙汰ではないと思う。
この種の「節約」志向に基づく景気対策が、歴史上うまくいったためしはない。
本書では、民主党政権下における日本が危ない本当の理由を掘り下げ、徹底解説する。
日本は借金大国とは真っ赤な嘘で、日本は「国家として世界最大の金持ち」である。国民が国に金を貸しているのである。だから国民1人当たり何百万の借金があるというのは論理の矛盾である。
政府は負債を増やして景気対策を行うことでGDP(国民所得)を維持する必要があり、伸縮財政はGDPの削減になる。
日本の景気対策の過ちは政府支出の拡大と縮小を繰り返す「ストップ&ゴー政策」にあると著者はいう。
デフレの引き金を引いたのは1997年の橋本政権のストップ。
小渕政権がゴーで小泉政権がストップ、麻生政権がゴーで鳩山政権がストップである。
GDP=消費+投資+政府支出であるからして、政府支出を増やせばGDPは増える。
「しかし、なぜか国内のメディアは景気回復を実現した政府に対して『国の借金ばかりを増やして!』などと、意味不明な批判を繰り返す。最近などは政権を叩くことで景気悪化を煽り、挙句の果てに自らの売上げ(=企業の宣伝費)を落ち込ませている。ここまで愚かな業界を、著者は国内マスメディア以外には知らない」
著者が本書を書いたのは今年の10月だから、鳩山政権を少し叩き始めた現在のマスメディアのことではない。
10月の時点で著者は「本書出版の時期に至っても、民主党政権の政策や戦略は混迷を極めているだろう」と予測しているがまさに大当たりである。
筆者が高く評価している麻生政権のエコカー減税やエコポイントは鳩山政権は最初廃止するとしたが、少し延長した。民主党政権は自民党政権の経済対策を全て否定し、緊急景気対策費の3兆円も凍結してしまい、景気はますます悪くなった。そのうえ臨時予算も定まらず、来年の通常国会で可決しても金がマーケットに出回るのは来年3月以降になる。
日本経済が2番底、3番底を割る事態に陥ることを意地悪Ponkoは秘かに期待している。
民主党に一票を投じた国民は「一度やらせて見たら」とんでもないことになったと泣きべそを掻きながら来年の参院選は民主党には入れないだろうから。
「民主党政権で日本経済が危ない!本当の理由」
(三橋貴明著 アスコム社 2009/12 \1,500+税)
【目次】
まえがき 民主党政権が知らなければならない日本経済の「本当の問題」
第1章 「借金大国」日本の正しい姿
金融機関や一般企業の膨大な負債は、なぜ注目されないのか
預金は、銀行にとっては資産ではない
企業が資金調達して投資するから成長できる
誰かの資産は、別の誰かにとって負債である
世界が日本だけだったら、国のバランスシートはどうなる?
みんなが「お金持ち」になれる国はあり得るのか
経済の専門家・メディアが理解していない"経済の原則"
珍説検証「家計の貯蓄率が低下したら国債を発行できなくなる」
家計の貯蓄率低下より、日本経済にとって深刻な問題とは
日銀に国債を買いとってもらえば政府は利払い負担から解放される
バブル崩壊で消えたお金の行方
金融資産の場合とは決定的に違う不動産や株式の暴落
これが正真正銘の「日本の国富」
日本の国が債務超過になる可能性
第2章 国はなぜ、借金を増やし続けるのか
借金対決! イタリアvs日本
日本もイタリアも政府は、なぜ負債を増やし続けるのか
政府支出を増やして名目GDPを改善させたイタリア
借金を返すと所得が減ってしまう!?
バブル崩壊後の日本を襲った「バランスシート不況」の実態
「日本は借金大国!」の主張が成長のボトルネックになっている
私たちの所得が減り続けた二つの理由
日本経済が陥った悪循環を断ち切るには
第3章 世界の借金国家と日本の「負債」の決定的な違い
「政府の負債」には三つの種類がある
アメリカを上回った日本の家計の金融資産
預金が増えたのは、政府からの贈り物り物!?
国債入札で、応札がゼロになってしまったラトビア
ラトビアに課されるIMFの厳しい緊縮財政
「日本は世界最悪の借金大国!」は単純にして大間違い
アメリカが陥った借金返済型不況の正体
バブルを生んだ「アメリカの家計=最後の買い手」
住宅用を上回る商業用不動産バブルの崩壊
米国債の発行増を支える日本と中国
フォール街復活の裏で、地方は見捨てられた
政府の負債といっても一様ではない
格付け機関も債務の違いをわかっていない
金融危機の対策は未だに道半ば
「借金はまかりならん!」この発想で国家経済を語ってはいけない
第4傘 民主党に贈る 日本経済復活の処方箋
GDP成長に貢猷したのは、どの政権か
武村正義蔵相の財政危機宣言から財政再建路線が始まった
綴り返されるストップゴー政策
日本の財政を「家計簿」に譬えるメディアの稚拙な論理
緊縮財政の小泉政権下で、なぜ経済成長できたのか
小渕政権を意識していた麻生首相財務省の意に反する政権がマスコミに叩かれる理由
「成長と財政健全化の二兎を追う」政策がうまくいかない理由
金融緩和より「金融引締め」をしたがる日銀の傾向
政府負債を「希簿化」させたイタリアの方法
終章 民主党は日本をどこへ連れていくのか
民主党政権誕生で、日本は大きな岐路に立っている
「無駄を削る」から「目標数値達成」が至上命題になっていないか
「必要な分の国債は発行する」と宣言しさえすればよいのだ
このままでは民主党の成長戦略は、絵に描いた餅になる
「日本は財政危機」という「神話」から脱却せよ
あとがき
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2009.12.22 (Tue)
歴史の汚点、小鳩政権

首相になってはいけない人
本日発売の「WILL2月号」は総力特集「歴史の汚点 小鳩政権」と題して相変わらず読みどころ満載である。
渡部昇一・櫻井よしこの特別対談「絶望は希望のとば口」は民主党政権に絶望する一方で日本の将来に希望を失ってはならないと櫻井よしこさんは訴えている。
櫻井よしこ
「彼は首相になってはいけない人です。自分の中でしか通用しない馬鹿なことを口にする。こういう人は宗教家になって、愛や慈悲の伝道をするほうが有益ではないかと考えます」
鳩山首相の言動は変な宗教に冒されているのではないかとPonkoも思うほど現実離れしている。
宗教家になって伝道していれば国益には影響を与えないものを、間違って首相になったばっかりに日本が危うくなっている。
同上
「民主党政権がテレビメディアや朝日新聞に守られている間に、日本の立場は凋落の一途を辿っています。日本のメディアが民主党と一緒になって、日本の首を絞めている状態が絞いていると言えます」
まさしくご指摘の通りである。
渡部昇一
「国民の感覚では到底認められない外国人参政権を推進する人は、韓国人の手が回っているか、韓国人の手が回っている人の手が回っている人だと思って間違いない」
中国が日本人の靖国神社参拝になぜあれほど反対するのか。
渡辺氏は日本に負け続けた中国が、日本軍の死をも恐れぬ戦いぶりの精神的な根拠は靖国神社にあると知ったからだと言う。
櫻井さんは「今のお話を聞いて、今電気に打たれたような気がした」と述懐している。
いままで日本を屈服させる中国の政治カードだと思っていたという。
ならば無宗教の国立追悼施設を作ろうという日本国内の反日勢力は中国の工作員であると言っても過言ではない。
「鳩山由紀夫は、はっきり言ってこれまで政治家として何の実績も無かった。国務大臣を一度も経験したことがない。議員立法を一つも出したことがない。政策提言したことがない」(佐野真一)
田久保忠衛氏は鳩山首相を「判断力、指導力ゼロ」と認定し、「『県外・国外は沖縄県民の期待値を高めてしまった』といった俗論を散見するが、事態はそんな生易しいものではない」と指摘している。沖縄の反基地のプロ運動家たちがかつての極左グループ結集のチャンスを虎視眈々とねらっており、鳩山首相は絶好の餌を与えてしまった。
田久保氏は首相の外交ブレーンと言われる寺島実郎氏の亡国の思想を鋭く批判している。
田久保氏の著書(共著)「反米論を撃つ」「文化人の通信簿」に登場する寺島実郎氏の問題点は当ブログでもたびたび取り上げた。
本誌の中でも一番格調の高い論文である。
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2009.12.22 (Tue)
鳩山ペテン師の正体
鳩山首相がようやく初めて決断した。
しかし、その目的は小沢幹事長と同じく来年の参院選で勝つためである。
子供手当てに所得制限を設けないとしてマニフェストを守った。
というより所得制限を設ければ2000万円にするのか700万円にするのか収拾がつかなくなるからである。
2000万円以上にすれば少なすぎて財源確保にはならないばかりか事務作業が煩雑で費用効果はマイナスになる。
そうかといって、700万で切れば財源は一部確保できるが、貰えない人の反発を買って参院選に響く。事務作業も大変である。
ではいっそのこと所得制限は設けないといった具合である。
「子育て支援は社会がするという理念から全国民が負担する」という鳩山首相に国民は納得していない。
金持ちの子供になぜ金をやるのかという国民感情は当然である。
そもそも子供手当てそのものが効果の期待できないバラまき政策であり反対である。
一方で暫定税率の廃止はマニフェストの約束を破った。
「率直にお詫びしなければならない」と鳩山首相はぬけぬけと釈明しているが、ついこの間、マニフェストを実現できなかった場合は責任を取って辞任すると見得を切ったではないか。
「秘書の責任は政治家の責任、私なら議員バッジを返す」と言った首相が「上申書」でお茶を濁そうとしているのと同じである。
鳩山首相
「暫定税率はいったん廃止して、税率は維持する」
これはぺテンである。
マニフェスト破りの言い訳が聞いてあきれる。
鳩山首相
「まずは地球環境を守ろうじゃないかという国民のみなさんの様々な意思も大事にして頂いて、暫定税率を維持を致したい」
福田内閣が「地球環境を守るためにも暫定税率は廃止しない」とした事に猛反発していた鳩山氏。
記者に180度転換したのかと問い詰められて・・・
鳩山首相
「COP15で10時間各国首脳と議論して、地球環境を守らなければという思いがかなり強く私の体の中に入り込んだ」
と苦しい釈明をした。
嘘である。財源確保が本音だろう。
地球環境を守りたいなら高速道路全面無料化のマニフェストも撤回すべきであろう。
「全国民を代表して」という小沢幹事長、「国民の意思だから」という鳩山首相。
どちらの「国民」がほんとうの国民なのか。「国民」「国民」と軽々に口にして欲しくない。
小沢対鳩山の勝負は1勝1敗だと言ったコメンテーターがいたが、戦うと見せて裏で手を握っている出来レースである。
ふたりとも国民の事など念頭に無く、如何にして来年の参院選に勝つかしか考えていない。
国民は民主党の正体に早く気付き、来年の参院選には民主党に引導を渡すべきである。
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2009.12.21 (Mon)
「国事行為」を小沢氏撤回
小沢幹事長は21日の記者会見で記者たちを恫喝し、「君達は国事行為を規定した憲法を知らないのか、勉強不足だ」と怒ったが、ブーメラン政党のレッテルに違わず、自ら「勉強不足」であったことを認めた。
しかし、国事行為でもない外国要人とのご会見も内閣の助言と承認によると憲法を拡大解釈し、天皇陛下の政治利用を肯定し、「お伺いすればやってくださる」と天皇陛下のお気持ちを不敬にも忖度する暴言も吐いた。
中国の胡錦濤派と江沢民派の権力闘争に日本の皇室が利用され、江沢民派の習近平副主席との特例会見が実現したとも言われる。
小沢幹事長は一部の愚民を「全国民が」と言って国民を欺き、独裁政治を行おうとしている。
政治資金規正法違反も頑として認めず、検察を批判している。
このような男が日本の政治を裏から操っている(最近表に顔を出し始めたが)ようでは、そしてそれをマスコミや国民が咎めないようでは日本もうおしまいである。
産経ニュース(2009/12/21)
小沢幹事長、習中国副主席特例会見で「国事行為」論は撤回
民主党の小沢一郎幹事長は21日午後の定例記者会見で、天皇陛下と習近平中国国家副主席との特例会見を「国事行為」と論じていた点について、「憲法で規定している国事行為にはそのものはありません」と述べて撤回した。
そのうえで小沢氏は「憲法との理念と考え方は、天皇陛下の行動は内閣の助言と承認によって、行われなければならない」と述べ、外交要人とのご会見も、内閣の助言と承認に沿って行われるべきとの考えを示した。
また、「天皇陛下にお伺いすれば、(特例会見を)喜んでやってくださるものと私は思っております」と述べた。
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2009.12.21 (Mon)
COP15で鳩山無力とTBS
そんなことは初めから分かっり切っていた事だが、TBSは今頃になってCOP15で鳩山首相がまったく相手にされなかったと批判した。
TBS「朝ズバッ!」(2009/15/21)
実り無きまま・・・COP15閉幕
10ヶ国のトップの顔が並ぶ中、鳩山首相が見えないオランダの新聞の一面を示しながら末吉竹二郎コメンテーターが・・・・
末吉竹二郎
「鳩山さんの顔はどこにもない。アジアから中国の温家宝とインドのシンだけ。オバマと温家宝の二者で方向を決めて、それにブラジル、インド、南アフリカの五ヶ国で決めた。21世紀の国際政治を動かしていく原動力はどこにあるのか象徴している」
鳥越俊太郎氏は日本は世界唯一の環境技術大国で、世界をリードして行ける。鳩山さんに期待していると言っていたが、一体どうなったのか。
みのもんた
「情けないなあ」
杉尾秀哉
「鳩山さんは存在感を示すビッグシャンスを貰ったとか言って、現地に入っていながら、まったくない。
日本は先進国と途上国の橋渡しをするんだと言ったじゃないですか。じゃあどこにその橋渡しをしたのかという」
現地に入って鳩山首相は「自分が助舟を出した」と自画自賛していたが、誰も助け舟に乗らなかったわけだ。
末吉
「そのための25%という厳しい目標を立てたワケですね」
杉尾
「それが生きてこないですよね」
生きてこないどころか、日本の命取りになりかねない。
エゴむきだしの国際会議で「友愛」の精神などまったく役に立たないことが証明された。
マスコミは日本を滅ぼしかねない鳩山首相と民主党にもっと厳しく糾弾して、政権交代をさせた責任を取るべきである。
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2009.12.21 (Mon)
首相3択クイズに挑戦
鳩山首相の「最後は私が決める」はもう聞き飽きたが、暫定税率については今日中に決めるそうな。
小沢幹事長から今週中に予算編成を終えろと指令が下ったからにはいつまでも愚図愚図しているわけにはいかぬ。
(1)公約通り廃止する
(2)税率を引き下げて、衣替えする
(3)民主党の要望通り維持する
の3択クイズに挑戦するという。
民意がマニフェストにありとするならば小沢大明神が何と言おうが(1)だろうが、その国民もマニフェストなんか忘れてもいいという無責任さだから今や何でもありだ。
首相はなぜそのような決断をしたかを国民に説明する責任があるが、どうせ説明できない無責任首相は鉛筆を転がすがいい。
産経ニュース(2009/12/21 10:21)
暫定税率「今日中に決める」 鳩山首相が表明
鳩山由紀夫首相は21日午前、2010年度税制改正と予算編成で焦点となっているガソリン税などの暫定税率の取り扱いや子ども手当の所得制限について、「今日中にでもしっかり決める」と述べた。政府は22日に税制改正大綱を閣議決定することを目指しているが、調整は難航している。
民主党が選挙公約に廃止を掲げた暫定税率については先週、民主党が維持を要望した。菅直人副総理と藤井裕久財務相が、(1)公約通り廃止する(2)税率を引き下げて、衣替えする(3)民主党の要望通り維持する-の3案をまとめており、首相が最終判断する。
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2009.12.20 (Sun)
鳩山イニシアティブが聞いて呆れる
鳩山首相は25%のCO2削減という突出した目標を国際公約してしまった。
他の諸国が追随してくれればという前提だったちが、そんな前提はみんな忘れる。
いまや日本は25%削減という数字だけが独り歩きしている。
「鳩山イニシアティブ」などと怪しげな英語で独りで悦に入っていた鳩山首相はCOP15でも「自分が助け舟を出した」(報ステ2009/12/18)などと自負しているが、自分勝手な中国も説得出来ずに、実際には日本抜きの米中印などの6カ国が取りまとめたではないか。
鳩山首相は女房とチャラチャラと何しにコペンハーゲンまで行ったのか。
やった事と言えば、途上国への資金援助を90億ドルから150億ドルに増額して金で途上国の歓心を買おうとしただけではないか。
その挙句に途上国に足元を見られて、タカられようとしている。
テレ朝「スパモニ」(2009/12/17)
鳥越俊太郎
「今こそ日本が地球全体の環境問題を先頭に立ってやるべきだ。鳩山イニシアティブはそういう意味では意味がある」
とんでもない。
専門家の話では「25%は突出し過ぎ。20%は外国から排出権を買うことになる。1トン1万円として年間3兆円の負担となる」という。
京都議定書でハメられた日本は、乾いた雑巾を絞るような努力を重ねた末に、不可能な部分は金で帳尻を合わせなければならない。
その負担は国民にふりかかり、産業界も多大のインパクトを受ける。
リアリズムに欠けた坊ちゃん首相のおかげで日本はどん底に向かおうとしている。
産経ニュース(2009/12/19 21:00)
COP15 影薄く指導力欠いた鳩山首相
【コペンハーゲン=粂博之】「2020年までに1990年比で温室効果ガスを25%削減する」目標と途上国支援の「鳩山イニシアチブ」を掲げ、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に臨んだ鳩山由紀夫首相だが、「交渉をリードした」といえる出番はなく、国際交渉における指導力不足が目についた。主要26カ国で政治合意したコペンハーゲン協定は日本の目指した内容からほど遠く、今後、途上国支援の資金拠出だけを背負うことにもなりかねない。
「残念ながら、途上国と先進国との間の溝というものが、まだ埋まっていない」
COP15の首脳級会合がひと山越えた18日、鳩山首相は記者団にこう語り、帰国の途に着いた。
鳩山首相が「機上の人」になった後、米国、中国、インドなど6カ国首脳が取りまとめたコペンハーゲン協定が判明、交渉が動き出す。日本が“間合い”を取りかねた中国など途上国を巻き込む形で協定案をまとめたのは、オバマ米大統領。緩やかながら、各国をつなぎ止める枠組みを作ったことは間違いない。
協定に目を通したうえで帰国を決めたとされる鳩山首相だが、どのようにかかわったのかは分からない。「地球のみんなと考えれば日本として先進国として大きな義務を負うべきだ」。鳩山首相の口から、自らの理想以上に踏み込んだ発言はなかった。
COP15交渉を前進させようと鳩山首相が動いたのは、途上国への資金支援「鳩山イニシアチブ」の規模を約90億ドルから約150億ドルに積み増したこと。その一部は民間資金でまかなわれるとはいえ、世界経済の不況の余波で税収が伸びず、深刻な財政悪化に見舞われる日本にとって軽くない数字だ。
今年9月、国連演説で喝采を浴びた「2020年に温室効果ガスの排出量を1990年比25%削減する」日本の目標水準は、COP15の参加国の中で突出して高い。家計や産業への負担増は避けられないのが厳しい現実だ。
「あれ(コペンハーゲン協定)でだめならば仕方がない。採択の結果がどうあれ、首相は帰国した」
日本政府の交渉関係者は吹っ切れたような表情をみせたが、温室効果ガスを25%削減しても日本の経済成長を促す産業政策と、安定した途上国支援ができる財政規律の維持をどのように図るのか。
19日夕、帰国した鳩山首相が待ったなしに取り組む平成22年度予算編成には、その答えも含まれる。
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2009.12.19 (Sat)
言葉の軽さは歴代1位の鳩山総理
テレ朝のコメンテーターがめずらしく鳩山批判をしていた。
最後は私が決めるとたびたび言いながら、何ひとつ決められない鳩山首相。
優柔不断で、言う事が毎日ブレる。
マニフェストの目玉政策は実現できそうもない。
それでも国民は許そうとしている。
人が良くて優しいからみんなにいい顔を見せたくなると弁護する。
お人よしの国のリーダーなんて要らない。
国益のためには国民を騙すくらいのワルであってもよい。
ANN調査(12月12-13日 全国125地点1000人 有効回答率57.1%)
【質問】財源が捻出できない場合マニフェストの実行を一部取りやめるべきだと思うか?
【回答】
思う 65%
思わない 25%
答えない 10%
馬鹿げた世論調査である。財源が無い政策が実行できる訳がないではないか。
「思う」が100%になるのが当たり前だ。
むしろ「財源の裏づけのないマニフェストで国民を欺いた民主党を許せるか?」
という設問にすべきである。
テレ朝「やじうまプラス」(2009/12/18)
問われる指導力
守られぬ公約で混乱
末延吉正(立命館大学客員教授)
「鳩山総理は歴代で1-2を争うぐらい言葉が軽い。
脱官僚の郵政の裏切り(日本郵政新社長の天下り) から始まって最後があのオバマ大統領への"Please trust me"。これは国際公約で、国と国の約束をそこまで言った一国の総理大臣のあの後の展開は専門家もみんなちょっと困っている。政治の貧困というか、言葉遊びになって来ているのでこれはもうギリギリの所まで来ている。最高指導者の言葉の軽さとしては」
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2009.12.19 (Sat)
内閣支持率5割切る
鳩山内閣の支持率は初めて5割を切った。
今迄の支持率が異常に高かったので、今頃ようやく5割を切ったのかという思いだ。
決断出来ずブレまくる鳩山首相にマスコミも少しずつ批判的な姿勢を示すようになって来た。
その影響が大きい。
安倍元首相がいみじくも言ったように「麻生首相なら即死だ」というような鳩山首相の数々の言葉の軽さに、ようやく国民も気が付き始めたようだ。
鳩山首相は3K(基地、景気、献金)問題に決断力を欠き、先送り、逃げの一手である。
僅か数議席の連立政党に振り回され、小沢幹事長にはマニフェストの修正を要求され、リーダーシップがない事を証明してしまった。
閣僚が勝手気ままな発言をして明らかに閣内不一致なのに、この透明性がいい、これこそ政治主導だと訳の分からなぬ弁護をするコメンテーターも居る。
小沢幹事長の「子供手当ての所得制限」「ガソリン税暫定税率の維持」のマニフェスト破りの要請に、鳩山首相の態度が煮え切らないので、両者の仲が険悪になったと伝えられる。
小沢幹事長は来年の参院選に勝つためにポスト鳩山を思案中に違いない。
自民党は今こそ反撃のチャンスである。
堂々と政策論争を挑んで民主党の失政を国民の前に明らかにすべきである。
日テレ「ウェークアップ!ぷらす」(2009/12/19)
加藤タキ(コーディネーター)
「ちょっとみんな結論出すのが早すぎると思うんですけども。もう少し育てる心を持ちたいです」
経済・外交もう待った無しである。育てるなんて悠長な事を言っている場合ではない。
辛坊治郎
「まだ3ヶ月4ヶ月だという事は事実ですね」
ゴマすり治郎。
産経新聞(2009/12/19)
内閣支持続落‥‥46.8%に 時事世論調査
不支持率、初めて3割超す
時事通信社が11-14日に実施した12月の世論調査によると、鳩山内閣の支持率は2ヵ月連続で低下し、前月比7.6ポイント減の46.8%と、9月の内閣発足以来初めて5割を割り込んだ。一方、不支持率は同7.5ポイント増の30.3%と初の3割台に乗った。
調査は全国の成人男女2千人を対象に、個別面接方式で行った。有効回収率は66.1%。内閣を支持する理由(複数回答)では、「政策が良い」が14.4%(前月比3.7ポイント減)がトップ。
一方、不支持の理由では、「リーダーシップがない」が同10.2ポイント増と3倍超に急増し、14.5%だった。
また、「鳩山内閣を実質的に動かしている人」として、民主党の小沢一郎幹事長を挙げた人が」71.1%に上った。鳩山由紀夫首相は10.6%にとどまり、国民の多数が3党連立の鳩山内聞を、事実上の「小沢政権」と見ている。
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2009.12.18 (Fri)
民主党びいきの鳥越俊太郎
テレ朝「スパモニ」の鳥越俊太郎氏は根っからの民主党びいきであからさまに民主党の擁護をするので見ていて痛々しい。
このように視聴者に一定の価値観を押し付けるのは明らかに不偏不党、公正中立を規定した放送法違反だと思う。
ここ2日間の鳥越氏の言動を見てみよう。
赤江珠緒キャスターがまず鳥越氏にコメントを求め、鳥越氏がなにかコメントすると「はい」と赤江キャスターが返事して、更に鳥越氏が続けるというパターンである。何かもうシナリオが出来ているという感じである。
テレ朝「スパモニ」(2009/12/16)
鳩山政権3ヶ月・・・難問続出
"約44兆円以内"の意味
どうなる国債発行額
赤江珠緒(キャスター)
「鳥越さん、日本の今後を左右する予算編成と言うことですが、どうなんでしょうか約44兆円の『約』というのは」
鳥越俊太郎
「約というのは、文字通り『約』なんでしょう」
赤江
「はい」
鳥越
「VTR見てたら、『迷走』とか『中途半端』とかいろいろ出てましたけど、確かにそうなんですよ。国民からすればちょっとイライラするところがあるんだけども。しかしよく考えてみるとね、半世紀以上に亘って自民党と自民党の下に居る中央官僚とのタグマッチで日本の国というのが作られてきたわけじゃないですか。それを3ヶ月前にようやく民主党政権が引き継いだばかりですよ。一挙に全部変えるというのは難しいですよ。僕はねえ、総合評価としてはよくやってるなと思います。中途半端だけど。ようやく端緒をみんなつけたから本格的には来年からだと思うんで、麻生政権がやってきた予算でも概算要求は官僚が作ったものがそのまま出ている。事業仕分けで一所懸命切ったけど真水で切れたのは実質6600億で、1.8兆円には届かないけど合格点はまあまあ取っているのではないかと。国民はそのくらいの○○(意味不明)で見てないとねえ・・・」
国民にもっと温かい目で鳩山政権を見るべきだと強要する鳥越氏。
しかし、3兆円削減すると大言壮語して、蓋を開けて見たら6600億円しか削減できなかったではないか。それもムチャクチャな削減で、学者や芸術家や専門家の抗議でスパコン開発を初めてとして復活しているではないか。あの鳴り物入りの事業仕分けは一体なんだったのか。
取り上げた事業の節約事例を横展開して(串刺しにすると言っていた)他の事業に適用して数兆円の節約が出来るとこれも大言壮語したが、節約できたのは数億円。
テレ朝「スパモニ」(2009/12/17)
「党」小沢氏の"重点要望"に
「政府」鳩山氏どう答える?
「党」の小沢幹事長が2800件の自治体と業界団体からの陳情を18の重点項目にまとめて「政府」の鳩山首相に政策変更を要望した。
さのなかで、マニフェストの目玉だった子供手当てには所得制限をつけること、ガソリン税の暫定税率は維持することなど選挙中に有権者に約束したマニフェストが大幅に後退してしまった。
赤江珠緒(キャスター)
「鳥越さん、マニフェストを大幅に変えるという点が出て来てしまいましたねえ」
鳥越俊太郎
「はい、僕の考え方は、マニフェストというのは今回初めて行われた選挙ですねえ」
マニフェスト選挙は今回が初めてではない。
赤江
「はい」
鳥越俊太郎
「ある意味では実験的な性格も持っているわけで、一回マニフェストを決めたらもう何が何でもされをやらなくちゃいけないという、そういう原理主義みたいな教条主義では逆に言うとね国民の側から言うと、困るわけで、やっぱり経済状況もどんどん変っているし、実際に政権についてみて、いろんな財政状況をみた結果、ここは微修正した方がいいよというようなものがあれば、僕は国民の声をちゃんと聞いて微修正をする、そしてその結果を国民にちゃんと説明をすると、非常に透明化した、オープンにした形ならばそれはアリだと思いますね。そうしないと逆に、なんかもう身動きならないようになってしまうんじゃないですか?」
マニフェストは選挙に当っての国民との約束、公約であって、簡単に破るべきものではない。
マニフェスト実験的だというような無責任なものでもない。
経済状況はマニフェストに多大の影響を与えるほど激減していない。
民主党がマニフェストを出した時から自民党は財源を問題にしていた。民主党は無駄の節約と埋蔵金で十分賄えると公言した。
しかし無駄の節約は出来ず、埋蔵金も思ったほどない事が分かった。
これは明らかに民主党の過ちであった。
やくみつる氏が厳しく民主党を批判する。
やくみつる
「事業仕分けで大義名分を作った。次はマニフェストの仕分けをしましょうという流れは当然予想がついた。ところが、事業仕分けの方は体育館でオープンにしたが、今度の場合はいきなり上からドカーンと降りてきて、所管の大臣は知らないとか聞いてないというような状況で随分大きな差が出た。
売りにしていた、票の獲得のために人気取りにしていた事が、重点的に(削減の)対象になっているのは『詐欺まがい』という言葉も使いたくなる。選挙の時から今の間に急にどうにかなったという訳ではなくて、あの時点で自民党は『そんな(財源)の出てくるわけない』と言ってたわけだから確信犯的な気がするな」
この時、背後に見えた鳥越氏の態度が面白かった。
やく氏のコメントを無視して一人だけ俯いて鉛筆回しをしていた。
いじけて片隅で鉛筆まわしをしている鳥越俊太郎キャスター
http://blogs.yahoo.co.jp/blogger2005jp/60652520.html
子供手当ての所得制限の問題点を赤江珠緒、東ちづる、三反園訓らが批判する中、鳥越氏はまったく無言。
小木逸平
「事業仕分けは全部見えたが陳情仕分けの部分は見えない」
鳥越
「いや、僕は見えてると思いますけど。党が言ったとオープンされてる(意味不明)。亀井さんも勝手な事言ってる。自民党の内閣だと、閣僚がああいうふうに違った意見を言って閣内不一致といって凄く問題になった。今回は閣内でもみんな言いたい事それぞれ言ってる。そういう意味では最終的にどうするかは勿論首相の判断なり基本政策・・・基本閣僚委員会ですか?、そこで決めるなりと言う形を取っている。僕は見えてる、凄くオープンになっていると思う」
2800件の陳情をどう仕分けて18項目になったのか全然オープンにされていないではないか。
鳥越氏は「国家戦略室」という名称をどうしても覚えられないらしい。以前も言えなかった。
朝日新聞の投書欄は「国家戦略」などいうのは戦時中を思い出して良くないという批判の特集をしていたくらいだから、鳥越氏も覚えたくないらしい。
鳥越氏もそうだが、連立与党の閣僚がみんな勝手気ままな発言をして、閣内不一致だと批判されると、大臣が何を考えているかよく分かって良い、これこそ政治主導だ、自民党はオープンにしなかったと支離滅裂な言い訳をして与党を弁護する。
このような有害電波を垂れ流す偏向テレビ局は放送免許を剥奪すべきである。
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2009.12.18 (Fri)
民主党びいきの鳥越俊太郎
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2日続けて民主党ヨイショ
テレ朝「スパモニ」の鳥越俊太郎氏は根っからの民主党びいきであからさまに民主党の擁護をするので見ていて痛々しい。
このように視聴者に一定の価値観を押し付けるのは明らかに不偏不党、公正中立を規定した放送法違反だと思う。
ここ2日間の鳥越氏の言動を見てみよう。
赤江珠緒キャスターがまず鳥越氏にコメントを求め、鳥越氏がなにかコメントすると「はい」と赤江キャスターが返事して、更に鳥越氏が続けるというパターンである。何かもうシナリオが出来ているという感じである。
テレ朝「スパモニ」(2009/12/16)
鳩山政権3ヶ月・・・難問続出
"約44兆円以内"の意味
どうなる国債発行額
赤江珠緒(キャスター)
「鳥越さん、日本の今後を左右する予算編成と言うことですが、どうなんでしょうか約44兆円の『約』というのは」
鳥越俊太郎
「約というのは、文字通り『約』なんでしょう」
赤江
「はい」
鳥越
「VTR見てたら、『迷走』とか『中途半端』とかいろいろ出てましたけど、確かにそうなんですよ。国民からすればちょっとイライラするところがあるんだけども。しかしよく考えてみるとね、半世紀以上に亘って自民党と自民党の下に居る中央官僚とのタグマッチで日本の国というのが作られてきたわけじゃないですか。それを3ヶ月前にようやく民主党政権が引き継いだばかりですよ。一挙に全部変えるというのは難しいですよ。僕はねえ、総合評価としてはよくやってるなと思います。中途半端だけど。ようやく端緒をみんなつけたから本格的には来年からだと思うんで、麻生政権がやってきた予算でも概算要求は官僚が作ったものがそのまま出ている。事業仕分けで一所懸命切ったけど真水で切れたのは実質6600億で、1.8兆円には届かないけど合格点はまあまあ取っているのではないかと。国民はそのくらいの○○(意味不明)で見てないとねえ・・・」
国民にもっと温かい目で鳩山政権を見るべきだと強要する鳥越氏。
しかし、3兆円削減すると大言壮語して、蓋を開けて見たら6600億円しか削減できなかったではないか。それもムチャクチャな削減で、学者や芸術家や専門家の抗議でスパコン開発を初めてとして復活しているではないか。あの鳴り物入りの事業仕分けは一体なんだったのか。
取り上げた事業の節約事例を横展開して(串刺しにすると言っていた)他の事業に適用して数兆円の節約が出来るとこれも大言壮語したが、節約できたのは数億円。
テレ朝「スパモニ」(2009/12/17)
「党」小沢氏の"重点要望"に
「政府」鳩山氏どう答える?
「党」の小沢幹事長が2800件の自治体と業界団体からの陳情を18の重点項目にまとめて「政府」の鳩山首相に政策変更を要望した。
さのなかで、マニフェストの目玉だった子供手当てには所得制限をつけること、ガソリン税の暫定税率は維持することなど選挙中に有権者に約束したマニフェストが大幅に後退してしまった。
赤江珠緒(キャスター)
「鳥越さん、マニフェストを大幅に変えるという点が出て来てしまいましたねえ」
鳥越俊太郎
「はい、僕の考え方は、マニフェストというのは今回初めて行われた選挙ですねえ」
マニフェストは今回が初めてではない。
赤江
「はい」
鳥越俊太郎
「ある意味では実験的な性格も持っているわけで、一回マニフェストを決めたらもう何が何でもそれをやらなくちゃいけないという、そういう原理主義みたいな教条主義では逆に言うとね国民の側から言うと、困るわけで、やっぱり経済状況もどんどん変っているし、実際に政権についてみて、いろんな財政状況をみた結果、ここは微修正した方がいいよというようなものがあれば、僕は国民の声をちゃんと聞いて微修正をする、そしてその結果を国民にちゃんと説明をすると、非常に透明化した、オープンにした形ならばそれはアリだと思いますね。そうしないと逆に、なんかもう身動きならいようになってしまうんじゃないですか?」
マニフェストは選挙に当っての国民との約束、公約であって、簡単に破るべきものではない。
マニフェスト実験的だというような無責任なものでもない。
経済状況はマニフェストに多大の影響を与えるほど「激変」してもいない。
民主党がマニフェストを出した時から自民党は財源を問題にしていた。民主党は無駄の節約と埋蔵金で十分賄えると言い張った。
しかし無駄の削減は出来ず、埋蔵金も思ったほどない事が分かった。
民主党は政権欲しさに嘘をついたのである。
やくみつる氏が厳しく民主党を批判する。
やくみつる
「事業仕分けで大義名分を作った。次はマニフェストの仕分けをしましょうという流れは当然予想がついた。ところが、事業仕分けの方は体育館でオープンにしたが、今度の場合はいきなり上からドカーンと降りてきて、所管の大臣は知らないとか聞いてないというような状況で随分大きな差が出た。
売りにしていた、票の獲得のために人気取りにしていた事が、重点的に(削減の)対象になっているのは『詐欺まがい』という言葉も使いたくなる。選挙の時から今の間に急にどうにかなったという訳ではなくて、あの時点で自民党は『そんな(財源)の出てくるわけない』と言ってたわけだから確信犯的な気がするな」
この時、背後に見えた鳥越氏の態度が面白かった。
やく氏のコメントを無視して一人だけ俯いて鉛筆回しをしていた。

いじけて片隅で鉛筆まわしをしている鳥越俊太郎キャスター
子供手当ての所得制限の問題点を赤江珠緒、東ちづる、三反園訓らが批判する中、鳥越氏はまったく無言。
小木逸平
「事業仕分けは全部見えたが陳情仕分けの部分は見えない」
鳥越
「いや、僕は見えてると思いますけど。党が言ったとオープンされてる(意味不明) 。亀井さんも勝手な事言ってる。自民党の内閣だと、閣僚がああいうふうに違った意見を言って閣内不一致といって凄く問題になった。今回は閣内でもみんな言いたい事それぞれ言ってる。そういう意味では最終的にどうするかは勿論首相の判断なり基本政策・・・基本閣僚委員会ですか?、そこで決めるなりと言う形を取っている。僕は見えてる、凄くオープンになっていると思う」
2800件の陳情をどう仕分けて18項目になったのか全然オープンにされていないではないか。
鳥越氏は「国家戦略室」という名称をどうしても覚えられないらしい。以前も言えなかった。
朝日新聞の投書欄は「国家戦略」などいう言葉は戦時中を思い出して良くないという批判の特集をしていたくらいだから、鳥越氏も覚えたくないらしい。
鳥越氏もそうだが、連立与党の閣僚がみんな勝手気ままな発言をして、閣内不一致だと批判されると、大臣が何を考えているかよく分かって良い、これこそ政治主導だ、自民党はオープンにしなかったと支離滅裂な言い訳をして与党を弁護する。
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2009.12.17 (Thu)
最後は私が決めます
独裁者小沢一郎は地方の陳情をすべて自分のところに集約化することにした。
集まった陳情は2800件。来年の参院選は民主党に入れるという踏み絵を踏ませて受け付けた。
それを18項目に絞って鳩山首相に突きつけた。
マニフェストで国民を騙して大勝した民主党は、いざ政権を取ってみたらそんな事は無理だと分かったが、今さらあれは間違いでしたとは言えない。
小沢幹事長はそんな政府に助け舟を出すかのように、子供手当ての所得制限やガソリンの暫定税率の維持を鳩山首相に要望した。
そしたら鳩山首相は「最後は自分が決める」って。
いままで一度でも決めたことはないじゃないか。
小沢独裁政権の姿が国民の目にも見えてきた。
今の自民党は確かにだらしないが、選挙中に自民党が民主党を批判したことが全て現実になっているという事実を指摘するマスコミは居ない。
それはそうだろう。「自民党は民主党に対してネガティブキャンペーンをやり過ぎる」と自民党を批判し、アンチ自民のネガティブキャンペーンを張って民主党に勝たせたのはマスコミ自身だからである。
国民は鳩山首相に首相の資質がまったく欠けていること、習近平副主席の「特例会見」で見せた小沢幹事長の媚中独裁政権が日本を危うくしていること、それらを合わせて民主党には政権担当能力が全く無い事にそろそろ気付かなければならない。
産経ニュース(2009/12/17 09:52)
暫定税率「私が最終判断」小沢氏の維持要望に対し鳩山首相
鳩山由紀夫首相は17日朝、与党・民主党側から16日に示された平成22年度予算の重点要望(18項目)で、ガソリン税などの暫定税率が維持とされたことについて「廃止すべきだとずっと申し上げてきた。ある意味で誓いだ。国民がどう考えているかも踏まえ真剣に検討し、最終的には私で結論を出す」と述べた。
最終判断は自ら下すとの認識を強調した発言だ。首相官邸で記者団に答えた。
首相は「国民に対する約束は基本的には守るべきだ。一方、国民が『国民の声を大事にしろ』と思っているか判断がある」とも語り、維持か廃止かは慎重に検討する考えも示した。
18項目全般については「基本的にはマニフェスト(政権公約)に沿った部分、党、政府が主張してきた部分が多い。相当、政府に配慮してくれている」と評価した。
民主党の小沢一郎幹事長から「(現状は)政治主導じゃない」と苦言を呈されたことについては「(小沢氏の)財務省に引っ張られているという思いは当然、反省すべきは反省すべきだ」と理解を示しつつ「今までの政治とかなり変わってきている。官僚が一番感じている」と弁明した。
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2009.12.17 (Thu)
努力している姿見てと鳩山首相
努力など認めるわけには行かぬ。
鳩山首相は何一つ結果を出していない。利害関係者のすべてに良い顔をして先送りにする。
「最後は私が決める」と大見得切ったのは誰だ。
これほどまでに優柔不断で結果を出せない首相はいままで見たことがない。史上最低の総理大臣である。
国内の景気は悪くなる一方、外交では日米関係の雲行きがおかしくなって来た。
マスコミとの100日の蜜月はそろそろ終る。
政権交代の片棒を担いだマスコミは果たして鳩山政権に対する批判の火蓋をいよいよ切るのか。
いまのところ、八方美人で何一つ決められぬ鳩山首相に産経新聞だけが独り気を吐いている。
産経ニュース(2009/12/16)
鳩山政権3か月「努力だけは認めてほしい」
鳩山内閣は16日、発足から丸3カ月を迎えた。この間、深刻化する不況下での予算編成や政府・与党の新たな関係の構築、自らの資金管理団体の偽装献金問題など次々と課題が浮上。特に、首相自ら「悩んでいる」と苦しい胸の内を明かしたのが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、日米関係の信頼関係を損ないかねない状態に陥っている。鳩山由紀夫首相は同日、「一生懸命努力していることだけは認めてほしい」と語った。
野党時代の民主党はしばしば、“ブーメラン政党”と揶揄された。政府・与党を批判し攻勢を強めた矢先に、足元の問題で自爆するケースが多かったからだ。首相も、そのブーメラン体質の悪弊を絶ちきれないようだ。良かれと思って発した自らの言葉が、後になって自分を苦しめる皮肉な構図から抜け出せないでいる。
首相にとって、今年7月19日、沖縄県沖縄市の集会で口にした発言が、普天間問題への基本スタンスとなっている。目前に迫った衆院選を意識し、「(普天間移設は)『最低でも県外』の方向で積極的に行動したい」とアピールした。
この発言が好感され、衆院選では沖縄県内の全4選挙区で、普天間の県外移設を訴える候補が全勝。首相は、この結果を踏まえ、今でも、普天間の県外移設を「沖縄県民の思い」と強調する。
一方で、首相は米国への配慮もそれなりに示そうとした。11月のオバマ大統領との首脳会談では、平成18年の政府間合意の早期履行を求める大統領に対し、首相は「プリーズ・トラスト・ミー(私を信じてほしい)」と応じた。会談後の記者会見では、「バラクとユキオという呼び方も定着してきた」と大統領との
親密さをアピールしてもいる。
しかし、期待を持たせた分、それを達成しなかったときに米国側に与える失望は大きい。国内事情を優先させて、結論の先送り姿勢を示す首相に米側は激怒。普天間問題を話し合うための首脳会談は事実上、拒否され、米国では「『首相を信じる』と応じた大統領の顔に泥を塗った」と批判する声すら上がっている。
関係改善を図りたい米国に加え、首相が今、最も気を使う存在は、小沢一郎幹事長かもしれない。
「今の内閣は一体どうなってるんだ」。小沢氏は今月8日、社民党幹部からの電話にこう応じた。社民党幹部は、普天間問題の決着が先送りになったことへのお礼を小沢氏に伝えた。それに対して小沢氏は、先送りだけでは社民党への配慮が不十分だと、首相の政権運営に不快感を示した。
このやりとりがあった3日後、首相は社民党の福島瑞穂党首(少子化担当相)、国民新党の亀井静香代表(郵政改革・金融相)と会談し、「普天間の移設先に関して3党で協議をしながら、知恵を出そう」という意見で一致している。
首相に近い民主党幹部は「鳩山さんは誰からも嫌われたくないという性格。それが良さでもあり弱さでもある」と話す。普天間問題でも、各方面に「いい顔」をしようとした結果、自縄自縛に陥り、四方八方に不信感を増幅させたのは否めない。
首相は16日、自らに言い聞かせるように記者団に語った。
「(自らの)指導力がどうだという話があるのは分かっているが、いずれ国民もこの答えが最適だと分かるときがくる」
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2009.12.17 (Thu)
習近平副主席の「特例会見」は逆効果
習近平副主席とその手下の小沢幹事長や鳩山首相ほか閣僚が宮内庁に圧力を掛け強引に天皇陛下との会見を実現させたことは、日中親善には明らかに逆効果であった。
しかし、中国とはそういう国であること、民主党は中国の言いなりになる政党であること、激怒して新聞記者を吊るし上げた小沢幹事長は憲法も知らぬ大馬鹿者であること。民主党は小沢幹事長の独裁政党であること・・・が国民によく知れ渡ったと言う点では、まことに効果的であったといえる。
フジテレビ「とくダネ!」(2009/12/16)
田崎史郎(時事通信解説委員長)
「(天皇陛下が)習近平副主席とお会いになることが国事行為なのかどうかはまだ議論のある所だ。
(小沢幹事長の意見は)選挙で選ばれた内閣や政治家が決めれば天皇陛下はそれに従いなさい、従属させるという発想で象徴天皇制そのものを否定する事になり、憲法の精神に却って反することになる」
象徴天皇制(「天皇制」は共産党用語である)の否定以前に。皇室の政治利用そのものであり、それが問題にされた。
小沢幹事長の激高は大方の国民の反感を呼んだようだ。
TBS「朝ズバッ!」(2009/12/16)
「特例面会」中国の反応は
姜瑜報道官(中国外務省)
「現在、訪問は順調に進んでいる。日本側が訪問のために周到な手配をしてくれた」
みのもんた
「大人の意見ですねえ。これをもし『日本は大騒ぎになっちゃった』と報道されたら、みっともないもんですねえ」
どこまで中国ベッタリのみのもんたなのか。
中国外務省は「特例面会」で次期主席候補が拒絶反応が起きたなどと面子があって言えるわけはない。
大人の対応ではなくて、自国の都合である。
日本の保守派が拒否反応を示したことは「みっともない」ことでも何でもない。
中国の権力闘争で江沢民派として生き残った冷酷な男だ。朝日新聞のいうように温厚な人物ではない。
中国で温厚な人物など権力闘争の中で生き残れないし、過去に文字通り抹殺されている。
杉尾秀哉
「ただ結果としてこういう事が起こると、中国という国はゴリ押しする国だみたいなことが日本の国民の中に広がるとしたら、かえって日中関係にとってはあまりいい事ではない」
餃子事件、東シナ海問題で中国はゴリ押しする国だという事を国民は学習した。
今回の「特例面会」はそれをおさらいしたことになる。
産経ニュース(2009/12/16)
習近平副主席訪日 日中親善に“逆効果?”
【北京=矢板明夫】中国の習近平国家副主席は16日、北九州市を視察し3日間の訪日日程を終了した。中国の次世代指導者の“お披露目”という意味を持つ今回の訪日は、日中の親善をアピールすることが目的だった。しかし、特例扱いを受けての天皇陛下との会見は日本国民から反発を招き、日中関係筋の間には「今後の中国と皇室の交流に支障が出かねない」と逆効果を懸念する声も出ている。
習副主席は3日間の日本滞在中、与野党、日中友好団体、地方自治体など多くの日本側の関係者と交流したが、東シナ海ガス田共同開発、中国製ギョーザ中毒事件など日中間で懸案となっている具体的事案にほとんど踏み込まず、「今後の日中協力の大切さ」を繰り返し強調した。16日付の中国メディアも、「特例会見」による日本国内の波紋にほとんど触れず、今回の訪問を「順調」「成功」と報じている。
しかし一方では、「訪問はむしろマイナス効果が大きい」との見方もある。北京の日中関係筋によると、
中国側は2012年の国交正常化40周年に合わせて天皇陛下か皇太子さまの訪中を希望しているが、今回の特例会見によって実現が難しくなる可能性もあるという。同筋は「多くの日本国民は、今回の中国側の強引な要請手法に不満をもっており、これからは中国による皇室の政治利用への警戒がさらに高まるのが必至だ」と分析している。
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2009.12.17 (Thu)
鳩山首相応援キャンペーン始まる
鳩山首相を始めとする与党3党の合議の結果、普天間基地の移設先決定は先送りされた。
民主党の来年5月までに結論を出すという案は社民党の福島大臣の反対で取り下げられた。
民主党は秘かにアメリカに来年の参院選が終るまで待ってくれと頼んだらしいが、取りあってくれなかったらしい。
普天間基地移設問題の意思決定が先送りされた前後から、テレビメディアに鳩山首相を支持する発言が多く見られるようになった。
TBS「朝ズバッ!」(2009/12/16)
みのもんた
「戦争終って64~5年経つでしょ。無条件降伏して、当時の進駐軍がそのまま基地を持って日本の国内に。日本って主権国家でしょ。独立している国ですよ。統治国家でもなんでもない。そういう国に昔の進駐軍がそのまま基地を持ち続けているって何となくおかしいなと思い始めると、徹底的におかしいと思っちゃう」
ノンポリのお調子者みのもんたが日米安保を根底から否定する左翼学生のような発言をしたのには驚いた。
およそみのらしくない。ディレクターの筋書きなのか。
ここ数日、この種の発言をよく耳にするようになった。
みのもんた
「日本の防衛ってどこからの防衛?」
日中友好が大切だ、日本の経済は中国なしには生きて行けない、中国や北朝鮮に対する警戒心はおかしいという発言が多くなった。
戦後60有予年、もう時代は変ったという論法である。
フジテレビ「とくダネ!」(2009/12/15)
竹田圭吾(Newsweek日本版」編集長)
「日米同盟に多少影響を及ぼしても、沖縄の事を考えると、今はこれ(県外移設)を言うべきだと思う。このタイミングしかない。ネガティブな結果になるかもしれないけども、それはそれで、民主党に政権交代した意味がある」
小倉智昭
「そうですよね。長年に亘って沖縄の人たちが苦しんで来た事を、どこかで決着つけようと思った今がいいチャンスですよね、田崎さん」
田崎史郎(時事通信解説委員長)
「今が一番いいチャンスですが、普天間がそのまま残るという現実があります」
小倉
「その辺は政府に任せるしかない」
政府に任せるしかないなら、あれこれ責任なコメントしなさんな。
「日本の米軍基地の7割以上が沖縄にあるが、沖縄である必要はまったく無い」「沖縄に苦しみを押し付けてきた」・・・と、もう聞き飽きた。
普天間基地の危険性を訴えて移設を申し出たのは日本側なのに、そして辺野古のキャンプシュワブ沖の受け入れを地元民は了承したのに、連立政権が結果として振り出しに戻してしまった。
鳩山首相の言う「対等な日米関係」を実現させるためには、アメリカの核の傘から出て、自主防衛、核武装への道を歩むべきである。
しかし、鳩山首相はそうは言わない。
日本を第二の台湾、そして次は第二のチベットにしたいからである。
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2009.12.17 (Thu)
不況の元凶は民主党とみのもんた
ブログ出身で今売れっ子の三橋貴明氏の近著「民主党政権で日本経済が危ない!本当の理由」は民主党の経済政策では日本の財政は破綻すると指摘している。
マスコミと結託して「事業仕分け」パフォーマンスで無駄の削減や緊縮財政を取ることで、経済成長は果たせずデフレスパイラルから脱出できない。
みのもんたが連日のように国の経済を家庭の家計簿に例えて・・・・
「借金が800万円ある家庭が、収入が30万も無いのに40万も借金してやっていけると思いますか?」
とか・・・
「日本の借金は○○円で、国民一人当たり○○円になる。これは生まれたての赤ちゃんも入れてですよ」
と言われると、これは大変だ、無駄を省いて少しでも借金を返さないと、と思ってしまう。
今朝ももんたは相変わらずコメンテーターと日本の借金を話題にして不安を煽っていた。
TBS「朝ズバッ!」(2009/12/16)
財政悪化一段と鮮明
国と地方の借金最大に
みのもんた
「国の財政が破綻したらどうなるか?かつて破綻した国がありましたね」
杉尾秀哉
「それはアルゼンチンで外国から金を借りたワケですが、日本の場合は外国からほとんど借りていない。だけど、国債の引き受け手がなくなりますからね。そうなると金利が上昇するので、ますます利払いが増えるという事で泥沼になっちゃいます」
杉尾氏は日本の借金は国内でしていると指摘している点は正しい。いままでこのことをマスコミは隠していたかのように触れなかった。
私達国民は借金しているのではなくて、国に金を貸しているのでる。
日本の国債94%は金融機関(国民)が保有している。財政破綻のしようがない。
金利は世界最低であり、引き受け手はなくならない。
GDPを押し上げて景気を回復するには、民主党は直ちに緊縮財政政策を中止し、大々的な公共投資をすることだという三橋氏の説には説得力がある。
学生の頃、ケインズとかマルクスとか齧ったけど、すっかり忘れてしまった。
みなさんはどうお考えだろうか。
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2009.12.17 (Thu)
決めにないことに決めた連立与党
アメリカ政府に18日までに結論を出せと言われて、急遽、連立与党が三者会談し、決めたことは「当分態度を決めないで新しい候補地を探す。しかし辺野古基地の予算は確保する」という矛盾に満ちた情けない結論となった。
「最後は私が決める」と大見栄を切った鳩山首相。ずるずると3ヶ月も結論を先延ばしにして、最後は「決めないことに決めた」とは本当に決断できない史上最低の総理大臣だと言われても仕方あるまい。
鳩山首相は「今すぐ結論を出せば必ず壊れる」と指摘したというが、壊れるのは連立与党であって、日米関係ではない。日米関係は合意に従えばスムーズに行くのである。
野党は自民党が10何年も沖縄基地ほったらかしにしたと非難するが、何十億という私たちの税金を使って地元を説得し、補助をして来たことからようやく受け入れ態勢が整ったのである。
煮え切らない鳩山首相の態度に、地元は基地反対逆戻りした。
辺野古の自治体は基地を拒絶するなら今まで前政権が投入した金を全額返すべきである。
民主党は臨時予算でも前政権の作業の全てをご破算にして収拾がつかない状態になっている。沖縄基地問題も然り。
前政権の仕掛り品をすべて御破算にするのではなく、現実的に取捨選択して事を運べばよいものを、全て頭から否定してかかるからこのような混乱を招いているのである。
民主党には政権担当能力がない事を90日経ってもまた気付かぬ民主党自身と国民は哀れというしかない。
産経ニュース(2009/12/16)
鳩山首相、普天間移設で「辺野古ではない地域」
対米交渉は難航必至
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、鳩山由紀夫首相は15日夕、日米合意に基づくキャンプ・シュワブ(同県名護市辺野古)沿岸部移設の現行案ではなく、他の移設先を探す考えを正式に表明した。
また、政府はこれに先立つ同日の基本政策閣僚委員会で、移設先の決定を来年に先送りして候補地を与党3党で検討する政府方針を決定した。鳩山首相と岡田克也外相はただちにルース米駐日大使と会談し、政府方針を伝えたが、米側は現行案での年内決着を求めており、交渉は難航必至だ。
民主、社民、国民新の与党3党の党首クラスによる基本政策閣僚委員会は同日午前、首相官邸で開かれた。この中で、県外・国外移設を含め具体的な移設先を検討する与党実務者らによる協議機関を新設することで合意。また、平成22年度予算案に移設関連経費を計上し、環境影響評価(アセスメント)の手続きを継続することも確認した。
ただ、平野博文官房長官が結論を出す時期について「来年5月まで」と提案したのに対し、福島瑞穂社民党党首(消費者・少子化担当相)らが難色を示し、期限明示は見送られた。
この会議を受け、鳩山首相は同日の記者団とのやりとりで、「日米合意の重さ、沖縄県民の思いの両方を同時に考えたとき、今すぐ結論を出せば必ず壊れる」と指摘し、「しっかりとした結論を出すために時間というものが必要だ」と述べた。さらに、移設先について、「辺野古ではない地域というものを模索する。そして、できれば決めるという状況を何としても作り上げていきたい。そのために必要な時間は数カ月単位」と語った。
一方、米側は辺野古案を「唯一、実現可能な案だ」と主張し、年内決着を求めてきた。政府は今後、沖縄県民の負担軽減を米側に求める意向だが、先送り方針により移設計画そのものが白紙化する可能性がある。
北沢俊美防衛相は同日の記者会見で「日米合意の変更という結果になる可能性がある」と述べ、平成26年までの移設完了計画がずれ込む可能性を指摘した。
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2009.12.17 (Thu)
恥知らずの朝貢外交
今朝の産経新聞「正論」欄の佐々淳行氏の主張はまさに正論であり一字一句に同感した。
すでにお読みの方も多いと思うが、あえて全文をご紹介する。
習近平副主席の「特例会見」は民主党の、それも小沢幹事長のゴリ押しであることは明らかであり、今朝の産経新聞に二面抜き出して掲載された総勢600名の訪朝団の集合写真は、哀れな朝貢外交に利用された民主党議員などの姿が写っている。
この小沢プログラムと特例会見がセットになっていることは誰しも認めるところである。
中国の胡錦濤国家主席が600人と一人一秒づつ握手して記念写真を撮るなどということは昨年もあったとは言え、異様であり、その見返りは少しぐらいの小沢幹事長の売国行為では収まらないであろう。
やはり来年の参院選勝利と日本の中国属国化を目指しているに違いない。
さらに悪いことには、煮えきらぬ鳩山首相のもとでの連立与党が普天間基地移設問題で日米関係を破綻寸前にまで壊してしまったことと重なり、シンガポールなどのアジア諸国は日本の離米屈中の民主党政治に危機感を抱いている。
政権交代して三ヶ月、もはや政権の賞味期間はとうに過ぎている。
いや、そもそも初めから口にするような代物ではなかった。
政権交代に甘い期待を寄せた国民もそろそろ目が覚める時が来ている。
産経新聞(2009/12/17)
天皇陛下にも非礼な会見 正視に耐えぬ現政権「朝貢の図」
15日付の朝刊各紙は、第1面で大々的に≪小沢-羽毛田≫論争をとりあげていた。
天皇陛下の習近平中国国家副主席との「特例」会見が、「天皇の政治利用」につながるかどうかが論点である。筆者は、これは民主党の小沢一郎幹事長と鳩山由紀夫内閣の「天皇の政治利用」だと断ずる。羽毛田信吾宮内庁長官は、国家行政組織法で授権された国家公務員としての任務、すなわち、天皇陛下のご健康を気遣い、一視同仁、政治外交上の中立性を守るべき天皇をお守りする任務を遂行した人物で、記者会見で一党の幹事長に、怒りに任せて公然と辞表を出せといわれる筋合いはない。
以下、政治利用と断ずる、その理由を列挙したい。
1、まず一政党の幹事長に宮内庁長官の罷免権はない。いかに役人嫌いであるからといって、天皇の信任を受けている同長官への悪口雑言は、天皇に対しても非礼である。宮内庁長官の任免は、天皇と内閣総理大臣のなすべきことであり、一政党の幹事長が記者会見でいうことではない。
≪「国事行為」の理解に誤り≫
2、小沢幹事長は記者団に「憲法、読んだこと、あるのか」と礼を失する発言をした。確かに、日本国憲法第7条「天皇の国事行為」の項には、「天皇は内閣の助言と承認により、国民のため左の国事に関する行為を行う」とあり、憲法改正、国会の召集、衆議院解散など10項目が限定列挙されている。外交に関しては第8項「批准書や外交文書の認証」と第9項「外国の大使及び公使の接受」だが、要人との会見は明記されていない。
今回の習副主席はもとよりオバマ米大統領をはじめ外国の元首、首相などと天皇との会見は「国事行為」ではなく皇室外交の国際礼譲であり、さらにその助言役は宮内庁の羽毛田長官である。今回の会談を「内閣の方針」による「国事行為」ということこそ、不勉強による誤りである。
3、「1カ月ルールは誰が決めた。法律に書いてあるか」「内閣の決定したことに反対なら辞表を出してから、ものを言え」という小沢幹事長の羽毛田氏非難も多分、国民はその傲慢(ごうまん)で高圧的なもの言いぶりに反感を抱いたと思う。宮内庁への全国各地からの羽毛田氏支持の声はFAX、電話など1日で1千件を超したという。
(民主党には一日2000件を超える抗議のメールや電話が殺到し、電話回線は一時パンクした。電話をしてもつながらなかった人が多い)
4、最も妥当性を欠くのは、「天皇の体調がすぐれないなら、優位性の低い行事はお休みになればよい」という発言だが、鳩山総理もこれを支持したという。その大小の決定をするのも内閣なのか。では問うが、中国は大国だからルールに反してもよいが、小国なら接受しなくてもよいのか。身体障害者施設や老人・児童施設への行幸は、大きいことなのか、小さいことなのか。
両陛下の国民をおもいやる優しい心からみれば、また皇室のため、内閣のためにも「大きなこと」ではないのか。この発言も、大小、強弱を問わず何事も公平にという両陛下の大御心にそわぬものと心得る。この点、国会開会式に「もっと思いが入ったお言葉を」といった岡田克也外相の発言にも、天皇の政治利用の下心を感じさせられた。
≪対米関係にも悪影響≫
5、習副主席が天皇に会うことは東アジアの平和と繁栄のために良いこと、と筆者も思う。だが、そんな大きな外交日程がなぜルール通り1カ月前に決められなかったのか。そこに、600人を率いて行われた小沢訪中とのパッケージ・バーター外交ではないかとの疑念を禁じ得ない。
中国が天皇を政治外交に利用したいと考えていることは、江沢民前政権以来、明々白々である。そこへ大訪中団を率いて訪れ、国賓並みの歓迎を受け、このパッケージ外交で迎合したのではないだろうか。報道によれば、小沢幹事長は「解放軍の総司令官だ」と自己紹介したという。自民党から「解放」したというつもりなのだろうが、アメリカはそうは思わない。アメリカの占領からの解放ととり、不快感を強めるだろう。
143人の現役議員全員に、1人1秒足らず、胡錦濤主席と握手させ、写真を撮らせる演出は、まさに宗主国に恭順する近隣国の“朝貢の図”で、誇りある日本人の正視に耐えない。そうすると、先月中旬、学習院大学ホールで上演された中国人民解放軍総政治部歌舞団のオペラを、お忍びで皇太子殿下が観劇したのも、このパッケージの一部だったのかとかんぐりたくなる。総監督の人気オペラ歌手は習副主席の妻だからだ。
小沢氏の記者会見は、いい気分で凱旋した日本で小役人が反抗したことへの怒りの表れと思うが、天皇を戴くのは日本の2千年の政治の知恵であり、世界に比類のない国体である。平時は「権威」として政治に関与せず、民族の存亡にかかわる重大な時に、国民統合の象徴としてお力を発揮していただくというのが筆者の見解だ。ゆめゆめ一内閣の外交、ましてや党利党略に乱用することは許してはならない。(初代内閣安全保障室長・佐々淳行)
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