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2009.07.01 (Wed)


核廃絶宣言で主権放棄した日本

お人好しのニッポン

社会党出身の秋葉忠利広島市長は広島を食い物にしている。
無辜の日本人を大量に虐殺した原爆は、植民地支配からの開放に役立ったのだという中国や朝鮮の見方も取り入れた広島平和文化センターにするという。

「2007年4月に広島平和文化センターの理事長に米国人スティーブン・リーパーを起用し、展示内容の見直しを指示、展示内容を見直す検討委員会に、中国、韓国人らアジア出身の委員の起用し、「原爆投下を『日本の植民地支配から解放した』と肯定する考えが根強いアジアの声に触れながら議論を深め、多民族が共感、納得できる施設」(中国新聞)への変更を推進している(ウィキペディア)。


この広島市長が田母神俊雄前航空幕僚長の講演を拒否した記事は前回ご紹介したが、「核廃絶」を主張し、オバマ大統領の演説に「被爆地は感動に包まれた」と感激。まことにおめでたい市長である。

WILL8月号で九段靖之介氏が「『主権』をみずから放棄した国会決議」と題して6月16日の国会決議の愚挙を批判している。
野党の提出した「核廃絶に向けた取り組みを強化を求める決議」が衆参ともに全会一致で可決した。
オバマ演説に呼応したものだという。
この決議が民主党政権になれば国策になる危険があると警告している。

「わが国は唯一の被爆国として、世界の核兵器廃絶に向けて先頭に立って行動する責務がある」

という書き出しはアベコベだ、責務を負うのは投下した国であり、保有国だと指摘している。

まったく日本人はどこまでお人好しなのか。
「二度と過ちは繰り返しませんから」と反省し、被爆経験があるからこそ「核廃絶」の説得力があるなどと自己満足している。
バカ言っちゃあいけない。核は早く持ったもん勝ちだ。インドにせよパキスタンにせよ北朝鮮にせよ。
一度持ったら手放すもんか。

九段氏は次のように書き出せという。

「わが国は原爆を二発喰らった。金輪際、三発目は喰らいたくない。核に対抗するには核しかない。北朝鮮は核保有に向かって突っ走っている。この国はわが国民を拉致して返さない。その数は3桁に及ぶ。よって現実を重く受け止め、自存自衛のため、子々孫々の生存のため、わが国も核保有に向けて第一歩を踏み出すことを、ここに決議する」


真っ当な意見である。非の打ち所が無い。
去年プーチン首相はこう言ったそうな。

「核を保有しない国は、主権国家に値しない」

原爆を二発も落とされて、だからこそ核廃絶を世界の先頭に立って行動する責務があると国会決議した日本は、主権を自ら放棄したという事になる。

まず非核三原則の破棄を決議し、世界に宣言して主権を取りもどそうと九段氏はいう。
しかし、アジアとの共生、友愛外交を進めようとする民主党が政権を取れば、日本の主権はやがて完全に外国の手に渡る。
マスコミはそのような危険性を有権者に伝えることも無く、総選挙を迎える。


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