2009.01.01 (Thu)
田母神氏「TVタックル」で撃論(4)
たけしはいわずと知れた護憲派
最後に、印象に残った部分だけ文字起こしする。
勝谷誠彦
「みなさん、重大な疑問に気が付いていないと思う。(田母神氏は)ずっと言ってきたわけだ。公電にも載っている。今回もだからと記者会見で配った。何で今回だけ問題になったのか。クーデターに遭ったのは田母神さんだ。つまり、それを騒ぎにして売った組織が自衛隊のなかの背広組の人たちに、私は知っているが、居る」
阿川
「ちくったの?」
勝谷
「ええ、政治的問題にしたのが実は居る」
山井和則(民主党)
「本来は防衛大臣がコントロールするべきところを田母神空幕長(ようやく名前を覚えたか)の在任中に防衛大臣が七人も変わっている。こういうところに根本的に問題がある」
山井議員は問題の本質より、どうしても政局にしたいという所がありありと見えていて、この男の限界を感じる。
勝谷
「大臣に直言する人だった、この人(田母神氏)は。守屋なんてほんとに頭に来た人だった。だから逆に怨みも買うわけだ。僕は田母神さんのために一言いって置きたい」
阿川
「中途半端な立場に立たされて酷い目に遭っているのは自衛隊のみなさん。なんか可哀想になっちゃった。それはやっぱり、お父さんであるボスがそういうこと言えないんだったら政治がちゃんとしてくれないと。他人事だと思っているのでは」
阿川さん涙目になって目を拭う。
山本一太
「それはそのとおりで・・・」
山本議員は阿川さんの直言を制服組と背広組の相克に話をすり替えて逃げてしまった。
ここから後は、制服組と背広組と国民の間の意思疎通をよくすればいいとか下らない一般論に終始した。
田母神
「私は自衛隊の名誉のために言って置きたいが、自衛隊ってたいした組織だ。これだけ言われても国家や国民のために機関銃一丁でもどこでも行けと言われれば行くし、そういう心構えを隊員たちはみな持っている。それを自衛隊がクーデターを起こすとか語られることはほんとうに隊員にとってはつらい事だと思う。こんなに真面目に・・・」
長島
「そのとおり」
三宅
「ひとつ発言させて下さい。例えばサマワから帰って来てご苦労様と官邸の庭でパーティをやって総理が労をねぎらうぐらいの事をやってもいいのではないかと兼ねてから思っていた」
大竹まこと
「田母神さん、出てきて良かったじゃない。背広組とも仲が悪いことが分かったし、陸海空も仲が悪いのが分かった」
大竹はピントはずれのコメントをした上に、守屋が背広組なのか制服組なのか政治家なのかも分からず、周りから教えてもらう始末。
大竹まこと
「それともう一つね。戦争を始めた原因はいろいろあるけれど、日本の戦争の終わらせ方?負け方?それに対しては田母神さんはどう思ってんの?最後は本土まで決戦されてるわけだよねえ。軍部がこの戦争をうまく終わらせられなかったということについてはどう思ってらっしゃるの?」
大竹ごときお笑い腐れ芸人が、今は市井人とはいえ、つい先日までは航空自衛隊の最高責任者の空幕長であった田母神氏に対して何という失礼なものの言い方だとはらわたが煮えくり返った。
最初は「どう思ってんの?」と詰め寄ったが、さすがにまずいと思って「どう思ってとらっしゃるの?」と言い替えたが、無礼千万である。
田母神
「それは日本は戦争に負けたことが無かったから、やっぱり一生懸命終わらせようとしたんだと思う」
たけし
「それはまた私が東條英機で・・・長ゼリフで大分泣けましたが・・・」
数日前のテレビ番組で東條英機役をやったたけしが笑いを取ろうとする。
たけし
「自衛隊下品な言い方だがソープランドだ。はっきりしていない。売春を援助交際と言ってみたりアバウトだ。そのような扱いを受けている。だから、僕は護憲主義者だが、9条と自衛隊について我々は国民投票か選挙をやる必要がある」
たけしは下品な言い方だがと前置きして自衛隊をソープランドに例えた。
下品であると共に自衛隊を侮辱している。たけしはこの程度の隠喩しか出来ない男である。私は以前からマスコミがたけしを持ち上げすぎていると思う。
彼が護憲論者であることは周知の事実だが、司会者として最後のまとめはこうするしかなかっただろう。
いずれにしても、戦勝国の米国から押し付けられた憲法を60年以上の長きに渡って一語も変えずに守ってきた日本人の余りのお人好しさ、馬鹿とも言える国際感覚のなさ、国家意識のなさが今日の混乱を招いているのだ。
田母神論文はそうした日本人の首にあいくちを突きつけたという点で高く評価されるべきである。
なお、この番組の終りの方で阿川さんが泣いたことが話題を呼んだ。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1221800462
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最後に、印象に残った部分だけ文字起こしする。
勝谷誠彦
「みなさん、重大な疑問に気が付いていないと思う。(田母神氏は)ずっと言ってきたわけだ。公電にも載っている。今回もだからと記者会見で配った。何で今回だけ問題になったのか。クーデターに遭ったのは田母神さんだ。つまり、それを騒ぎにして売った組織が自衛隊のなかの背広組の人たちに、私は知っているが、居る」
阿川
「ちくったの?」
勝谷
「ええ、政治的問題にしたのが実は居る」
山井和則(民主党)
「本来は防衛大臣がコントロールするべきところを田母神空幕長(ようやく名前を覚えたか)の在任中に防衛大臣が七人も変わっている。こういうところに根本的に問題がある」
山井議員は問題の本質より、どうしても政局にしたいという所がありありと見えていて、この男の限界を感じる。
勝谷
「大臣に直言する人だった、この人(田母神氏)は。守屋なんてほんとに頭に来た人だった。だから逆に怨みも買うわけだ。僕は田母神さんのために一言いって置きたい」
阿川
「中途半端な立場に立たされて酷い目に遭っているのは自衛隊のみなさん。なんか可哀想になっちゃった。それはやっぱり、お父さんであるボスがそういうこと言えないんだったら政治がちゃんとしてくれないと。他人事だと思っているのでは」
阿川さん涙目になって目を拭う。
山本一太
「それはそのとおりで・・・」
山本議員は阿川さんの直言を制服組と背広組の相克に話をすり替えて逃げてしまった。
ここから後は、制服組と背広組と国民の間の意思疎通をよくすればいいとか下らない一般論に終始した。
田母神
「私は自衛隊の名誉のために言って置きたいが、自衛隊ってたいした組織だ。これだけ言われても国家や国民のために機関銃一丁でもどこでも行けと言われれば行くし、そういう心構えを隊員たちはみな持っている。それを自衛隊がクーデターを起こすとか語られることはほんとうに隊員にとってはつらい事だと思う。こんなに真面目に・・・」
長島
「そのとおり」
三宅
「ひとつ発言させて下さい。例えばサマワから帰って来てご苦労様と官邸の庭でパーティをやって総理が労をねぎらうぐらいの事をやってもいいのではないかと兼ねてから思っていた」
大竹まこと
「田母神さん、出てきて良かったじゃない。背広組とも仲が悪いことが分かったし、陸海空も仲が悪いのが分かった」
大竹はピントはずれのコメントをした上に、守屋が背広組なのか制服組なのか政治家なのかも分からず、周りから教えてもらう始末。
大竹まこと
「それともう一つね。戦争を始めた原因はいろいろあるけれど、日本の戦争の終わらせ方?負け方?それに対しては田母神さんはどう思ってんの?最後は本土まで決戦されてるわけだよねえ。軍部がこの戦争をうまく終わらせられなかったということについてはどう思ってらっしゃるの?」
大竹ごときお笑い腐れ芸人が、今は市井人とはいえ、つい先日までは航空自衛隊の最高責任者の空幕長であった田母神氏に対して何という失礼なものの言い方だとはらわたが煮えくり返った。
最初は「どう思ってんの?」と詰め寄ったが、さすがにまずいと思って「どう思ってとらっしゃるの?」と言い替えたが、無礼千万である。
田母神
「それは日本は戦争に負けたことが無かったから、やっぱり一生懸命終わらせようとしたんだと思う」
たけし
「それはまた私が東條英機で・・・長ゼリフで大分泣けましたが・・・」
数日前のテレビ番組で東條英機役をやったたけしが笑いを取ろうとする。
たけし
「自衛隊下品な言い方だがソープランドだ。はっきりしていない。売春を援助交際と言ってみたりアバウトだ。そのような扱いを受けている。だから、僕は護憲主義者だが、9条と自衛隊について我々は国民投票か選挙をやる必要がある」
たけしは下品な言い方だがと前置きして自衛隊をソープランドに例えた。
下品であると共に自衛隊を侮辱している。たけしはこの程度の隠喩しか出来ない男である。私は以前からマスコミがたけしを持ち上げすぎていると思う。
彼が護憲論者であることは周知の事実だが、司会者として最後のまとめはこうするしかなかっただろう。
いずれにしても、戦勝国の米国から押し付けられた憲法を60年以上の長きに渡って一語も変えずに守ってきた日本人の余りのお人好しさ、馬鹿とも言える国際感覚のなさ、国家意識のなさが今日の混乱を招いているのだ。
田母神論文はそうした日本人の首にあいくちを突きつけたという点で高く評価されるべきである。
なお、この番組の終りの方で阿川さんが泣いたことが話題を呼んだ。
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2009.01.01 (Thu)
田母神氏「TVタックル」で撃論(3)
あまりの無知・無理解に田母神氏苛立つ
たけしのTVタックルの文字起こしをしながら、田母神氏の揺るぎない信念を感じる。
その周りをバタバタと意味も無く騒いで飛び回っている蛾のような哀れな政治家や評論家の姿もはっきりと見えてくる。
これらの政治家や評論家は国思う故の発言ではなくで、党利党略や、おのれの保身のための発言に過ぎないことが分かる。
同時にこのような政治家や評論家に対する田母神氏の苛立ちの姿が垣間見えた。
山井和則(民主党)
「今回の発言で自衛隊に対する信頼が国民から揺らいだと思う」
田母神
「揺らいでませんよ。まったく揺らいでない」
山井
「国民のコントロールの効く所だと思っているのに話を聞いていると、国民の感覚と政府見解とずれてしまっている。もうひとつは個人で言うのは勝手だが、個人で言える立場ではない。話を聞いて改めて驚いたが、そう言う事を言い続ける田母沼さんを(「田母神」だ。名前くらい覚えておけ!)任命した安倍元総理や与党に責任がある」
小沢の子分の民主党員てほんとにイヤだ。なんでもかんでも政局に持ち込もうとしている。
それと「国民の感覚とずれている」とかいかにも自分達が国民の感覚を知っているかのような思い上がり。
田母神
「まず私は日本の国はいい国だと言った。そしたら日本の国はいい国だとは何事だ。お前はクビだというわけだ」
長島昭久
「結論についてはその通りだ。侵略的行為があったことが(を)正当化しちゃうと。一から十まで否定しないが」
阿川佐和子
「自民党のお三方なんで黙ってるんですか」
いつもそうだが、今回は特に阿川さんのツッコミが厳しく、的を射ていた。
阿川さんに促されて平沢勝栄がまた的外れな事を言い出す。
平沢
「あれは一民間会社の論文で、その選考過程もなんとなく不透明だ」
選考過程については、選考委員の一人である花岡信昭氏が詳しく雑誌「正論」その他で書いている。「不透明」な所など何ひとつない。
田母神
「私は歴史家ではないから、歴史の細部は歴史の専門家に批判してもらえばいい。だけど、国民に対する歴史教育は何のためにやるかということだ」
長島議員は日本の悪かったところも書いてバランスの取れたものにすべきだったし、幕僚長の立場の人間が書くべきではないと批判。
田母神
「論文の評価は色々あると思う。ただ、私の論文というか、まあエッセイだが、いいと言って評価してくれた先生も居る」
論文の審査委員長だった渡部昇一氏も「田母神論文は論文ではなくエッセイとして読めば論旨が通っていればいいから『学術論文』に対するような難しい議論には入る必要など無かった」とWILL2月号で述べている。Ponkoも問題になった当初から同じ立場だ。歴史専門家の論文とみなして批判するのは一種のまやかしであり、論旨を否定するために評価がまだ定まっていない歴史認識の細部を取り上げて批判したことは明らかであったから。
阿川
「山本さん、ずうっと黙ってらっしゃるけど・・・」
山本一太
「いや初めてお話を伺うので、一言も逃がさないようにと・・・」
阿川
「いつもと違うよ」
会場から爆笑(この笑い声は後付けで編集したのではないかと思うほど不自然)
山本
「思想信条の自由は憲法で保証されているから田母神さんが言うのはいいとおもうが、航空幕僚長は自衛隊のトップだから自衛隊を代表する立場で政府見解と違う事を言うのは不適切だ」
全員が喋りだして収拾が付かない。
三宅久之氏が田母神さんの言う事を聞こうと提案。
田母神
「先生方に考えて頂きたいのは、自衛隊が本当に戦えるようになるためには、「村山談話」なんか強制されて戦えるかということだ」
森永卓郎
「なんで自衛隊が戦わなくちゃいけないの。自衛隊は軍隊ではないではないか」
勝谷誠彦(森永に向かって叫ぶ)
「止めろよ!偽善者!」
自衛隊が軍隊でなければ文民統制の論議も無用である。
田母神
「自衛隊は戦える体制を整えることによって、日本に対する侵略が抑止される。北朝鮮の工作船が来て勝手に動くのはなぜか。それは日本が沈めないからだ。沈めたら最初から来ない」
三宅
「私は肩書き付きで田母神さんの言った事は咎め立てすることではないと思う。なぜならぱ、本来なら国とか議会がやるべき事を怠り過ぎているから。彼は身を捨てたが、これによって歴史認識について、日本が侵略国家だという意見があってもちっとも構わん。1931年の満州事変からの歴史の中で初期の頃はあったと思うから。しかし、そうではないという、例えばブレトン・ウッズ体制の草案を書いたハリー・ホワイトがハルノートを書いて日本を追い込んだという説、そのために現に彼はスパイの容疑を受けて戦後死んでいる。そう言う事も含めてそういしう議論があってもちっともおかしくない」
穀田恵二(共産党)
「三宅さん、彼は個人の論文で発表したとかなんとか言っているがそうじゃない。自衛隊の幹部学校の講義のなかにそれを全部押し込んできて、四年間やってると。言論の自由ではなくて言論統制をやっている。そういう事態に何のこだわりもなしにやっている。それをずっと見逃してきたことについて自民党・公明党はどう思っているのか。ここが大事だ」
また発言が多くて収拾が付かなくなる。
三宅
「本人の話聞いて!」
田母神
「反日教育が多い。日本は学校で習ってくるわけだから」
穀田(田母神氏を睨み付けながら凄む)
「反日教育って!?」
共産党の企んでいる偏向教育のことだ。図星指されてうろたえるな。
田母神
「歴史は戦争に勝った国が作るのだ。だからいっとき戦争に勝った国から見た一方的な見方を強制される。だけどある時点で負けた方も自分達の歴史を取り戻さなければいけない。戦後日本の国が侵略国家だ悪い国だとずうっと言われてきた。これを取り返さなければ自衛隊は日本の国を守れないし・・・」
穀田
「戦前の軍隊がずうっと続いているわけね、あなた方の理論では」
長島
「えっ、どういうこと?」
田母神
「何をいってるかよく分からない」
森永
「だから、自衛隊になった時にガラッと思想も変わって組織も変わったのではなくて、旧日本軍の組織や思想を引き継いのではないかと」
田母神
「それは軍だから引き継いでいるだろう」
田母神氏、森永の罠を知りつつ開き直る。
穀田、それ見ろとばかり指を田母神氏に突きつけて何か言っている。
森永
「太平洋戦争は正しい事だったのか?」
阿川
「じゃあ日本だけが悪かったの」
田母神
「日本は戦争に追い込まれたのだ」
(つづく)
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その周りをバタバタと意味も無く騒いで飛び回っている蛾のような哀れな政治家や評論家の姿もはっきりと見えてくる。
これらの政治家や評論家は国思う故の発言ではなくで、党利党略や、おのれの保身のための発言に過ぎないことが分かる。
同時にこのような政治家や評論家に対する田母神氏の苛立ちの姿が垣間見えた。
山井和則(民主党)
「今回の発言で自衛隊に対する信頼が国民から揺らいだと思う」
田母神
「揺らいでませんよ。まったく揺らいでない」
山井
「国民のコントロールの効く所だと思っているのに話を聞いていると、国民の感覚と政府見解とずれてしまっている。もうひとつは個人で言うのは勝手だが、個人で言える立場ではない。話を聞いて改めて驚いたが、そう言う事を言い続ける田母沼さんを(「田母神」だ。名前くらい覚えておけ!)任命した安倍元総理や与党に責任がある」
小沢の子分の民主党員てほんとにイヤだ。なんでもかんでも政局に持ち込もうとしている。
それと「国民の感覚とずれている」とかいかにも自分達が国民の感覚を知っているかのような思い上がり。
田母神
「まず私は日本の国はいい国だと言った。そしたら日本の国はいい国だとは何事だ。お前はクビだというわけだ」
長島昭久
「結論についてはその通りだ。侵略的行為があったことが(を)正当化しちゃうと。一から十まで否定しないが」
阿川佐和子
「自民党のお三方なんで黙ってるんですか」
いつもそうだが、今回は特に阿川さんのツッコミが厳しく、的を射ていた。
阿川さんに促されて平沢勝栄がまた的外れな事を言い出す。
平沢
「あれは一民間会社の論文で、その選考過程もなんとなく不透明だ」
選考過程については、選考委員の一人である花岡信昭氏が詳しく雑誌「正論」その他で書いている。「不透明」な所など何ひとつない。
田母神
「私は歴史家ではないから、歴史の細部は歴史の専門家に批判してもらえばいい。だけど、国民に対する歴史教育は何のためにやるかということだ」
長島議員は日本の悪かったところも書いてバランスの取れたものにすべきだったし、幕僚長の立場の人間が書くべきではないと批判。
田母神
「論文の評価は色々あると思う。ただ、私の論文というか、まあエッセイだが、いいと言って評価してくれた先生も居る」
論文の審査委員長だった渡部昇一氏も「田母神論文は論文ではなくエッセイとして読めば論旨が通っていればいいから『学術論文』に対するような難しい議論には入る必要など無かった」とWILL2月号で述べている。Ponkoも問題になった当初から同じ立場だ。歴史専門家の論文とみなして批判するのは一種のまやかしであり、論旨を否定するために評価がまだ定まっていない歴史認識の細部を取り上げて批判したことは明らかであったから。
阿川
「山本さん、ずうっと黙ってらっしゃるけど・・・」
山本一太
「いや初めてお話を伺うので、一言も逃がさないようにと・・・」
阿川
「いつもと違うよ」
会場から爆笑(この笑い声は後付けで編集したのではないかと思うほど不自然)
山本
「思想信条の自由は憲法で保証されているから田母神さんが言うのはいいとおもうが、航空幕僚長は自衛隊のトップだから自衛隊を代表する立場で政府見解と違う事を言うのは不適切だ」
全員が喋りだして収拾が付かない。
三宅久之氏が田母神さんの言う事を聞こうと提案。
田母神
「先生方に考えて頂きたいのは、自衛隊が本当に戦えるようになるためには、「村山談話」なんか強制されて戦えるかということだ」
森永卓郎
「なんで自衛隊が戦わなくちゃいけないの。自衛隊は軍隊ではないではないか」
勝谷誠彦(森永に向かって叫ぶ)
「止めろよ!偽善者!」
自衛隊が軍隊でなければ文民統制の論議も無用である。
田母神
「自衛隊は戦える体制を整えることによって、日本に対する侵略が抑止される。北朝鮮の工作船が来て勝手に動くのはなぜか。それは日本が沈めないからだ。沈めたら最初から来ない」
三宅
「私は肩書き付きで田母神さんの言った事は咎め立てすることではないと思う。なぜならぱ、本来なら国とか議会がやるべき事を怠り過ぎているから。彼は身を捨てたが、これによって歴史認識について、日本が侵略国家だという意見があってもちっとも構わん。1931年の満州事変からの歴史の中で初期の頃はあったと思うから。しかし、そうではないという、例えばブレトン・ウッズ体制の草案を書いたハリー・ホワイトがハルノートを書いて日本を追い込んだという説、そのために現に彼はスパイの容疑を受けて戦後死んでいる。そう言う事も含めてそういしう議論があってもちっともおかしくない」
穀田恵二(共産党)
「三宅さん、彼は個人の論文で発表したとかなんとか言っているがそうじゃない。自衛隊の幹部学校の講義のなかにそれを全部押し込んできて、四年間やってると。言論の自由ではなくて言論統制をやっている。そういう事態に何のこだわりもなしにやっている。それをずっと見逃してきたことについて自民党・公明党はどう思っているのか。ここが大事だ」
また発言が多くて収拾が付かなくなる。
三宅
「本人の話聞いて!」
田母神
「反日教育が多い。日本は学校で習ってくるわけだから」
穀田(田母神氏を睨み付けながら凄む)
「反日教育って!?」
共産党の企んでいる偏向教育のことだ。図星指されてうろたえるな。
田母神
「歴史は戦争に勝った国が作るのだ。だからいっとき戦争に勝った国から見た一方的な見方を強制される。だけどある時点で負けた方も自分達の歴史を取り戻さなければいけない。戦後日本の国が侵略国家だ悪い国だとずうっと言われてきた。これを取り返さなければ自衛隊は日本の国を守れないし・・・」
穀田
「戦前の軍隊がずうっと続いているわけね、あなた方の理論では」
長島
「えっ、どういうこと?」
田母神
「何をいってるかよく分からない」
森永
「だから、自衛隊になった時にガラッと思想も変わって組織も変わったのではなくて、旧日本軍の組織や思想を引き継いのではないかと」
田母神
「それは軍だから引き継いでいるだろう」
田母神氏、森永の罠を知りつつ開き直る。
穀田、それ見ろとばかり指を田母神氏に突きつけて何か言っている。
森永
「太平洋戦争は正しい事だったのか?」
阿川
「じゃあ日本だけが悪かったの」
田母神
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
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