2009.01.30 (Fri)
「ビンの蓋」は誰か
WILL3月号は先にご紹介した「派遣切り」の狂騒特集のほかにも読むべき所が多い。斜め読みしながらその一部をご紹介。
《内通者あり》
日下公人氏は「米中は中世のない不幸な国」のなかで、アメリカと中国は軍事力と経済発展、つまり力とカネに力を入れてきたと指摘し、いずれも古代から近代に飛んで中世がないという。古代も中世も近代もある日本に対しアメリカは国家としての品性もなくドアを開けろと迫ってきた。
「このドアの『開放権』は国家の『独立権』で、明治から昭和にかけて、日本はずっとこの権利を持っていた。そこで米中は日本側からドアを開けさせる『内通者』(サロゲート)を作る工作に力を入れてきた。だが、国民はすでにそのことに気付いている」
必ずしも国民の多くが気付いているとは思わないが、反日勢力がそれである。加藤○紘一、山○拓、河野○平、河野○郎・・・らの政治家、朝日、毎日、NHK、TBSのほとんどのマスメディア、司法界、教育界・・・など至る所に「内通者」は居る。
《マスコミが解散、解散と騒ぐ理由》
蒟蒻問答の久保紘之によれば、マスコミが解散を煽るのは780億の選挙費用のうち、政府の広報費が欲しいからだそうだ。その上、各党からの広報費も入る。
「テレビも新聞も不況だから、それが欲しくて解散しろと言っているんじゃないのかね」
《撤回すべき閣議決定》
九段靖之介氏は、菅直人が1月8日の衆院予算委員会でオウム真理教の例を引いて、もしオウム教信者が政権を握って布教したら「政教分離」の原則違反するかと質問して内閣法制局長官から「違反する」という言質を得た。ところが公明党が敏感に反応して反対したため撤回の閣議決定をした。村山談話と同様にこの閣議決定は国の将来を縛る恐れがあるというのにマスコミは報道しなかった。
《ビンの蓋をはずせ》
西尾幹二氏の「『文芸春秋』の迷走」は『文芸春秋』の左翼化が指摘されている。
敗北的平和主義者と左翼リベラリズムの代表的雑誌『現代』と『論座』が廃刊となり、中道右派の「文芸春秋」(石破茂の田母神批判論文を載せた)と「中央公論」が最左翼になったと皮肉っている。
日本の軍事大国化を防ぐビンの蓋が緩んできて、あちこちで懸命に抑えようといていると西尾氏は見る。
文芸春秋は半藤一利、保阪正康、立花隆らを起用した。森本敏も浜田防衛相も自衛隊も左翼になったのかと西尾氏は嘆く。
「問題視すべきは『九条の会』でも『姜尚中』でもありません。彼らはもう底が割れています。
『文芸春秋』を占領し、半ば保守の顔をしていて、そのじつ朝日新聞やNHKや共同通信などとしっかりつながっているような知識人こがこの国の『ビンの蓋』になっている、ということをよく知らなければならないのです」
西尾氏は国籍法の元になった私案を書いた河野太郎を指弾し、法務省に確信犯が居ると指摘する。
「私は法務省を危険官庁と見ています。恐らく法務省に特定のイデオロギーを持つ確信犯的官僚がいて、これまでの危うい法案のすべてを操作しているに違いないと睨んでいます。今の国会議員は目の前にこれらの官僚の姿を見ていながら、それを追及する意志も見識もまったくないのです。
日本は今、国家の分水嶺に差し掛かっているということを切実に感じないではいられません」
《北朝鮮もビンの蓋》
「私は六カ国協議を直ちに離脱すべきだと思います。これは北朝鮮をどうこうするものではなく、日本を核武装させないための『ビンの蓋』なのです」
「外交と軍事はアメリカ預けっぱなしで考える事も放棄するというのは、いわゆる戦後思想です。この戦後民主主義は、敗北的平和主義と言っても良いでしょう」
皇室問題もさることがら、「ビンの蓋」論議に同感するところが多々あった。
【注】「ビンの蓋」とは駐沖縄米国海兵隊司令官のスタック・ポール少将がワシントン・ポスト紙(1990年3月27日付)のインタビューに「在日米軍は日本が再び軍事大国化するのを防ぐ為のいわば「ビンの蓋」だと答えたことに由来する。
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2009.01.29 (Thu)
麻生演説を批判するマスゴミ
麻生首相の施政方針演説を今朝のメディアは伝えていた。
思ったとおり、オバマ新大統領のスピーチと比較して腐し、所信表明演説では「民主党」と連呼したが、今度は民主党に擦り寄ったとか、漢字の読み方を間違えたとか、相変わらず枝葉末節の取り上げ方しかしなかった。
オバマ氏のスピーチはPonkoの独断と偏見で言わせて貰えば、教会の牧師の説教のようであり、「巧言令色鮮し仁」であり、アジテーションである。
その点、言葉を飾らず完にして要を得た麻生首相のスピーチはその決意の程が知れて悪くなかった。
フジテレビ「「とくダネ!」(2009/1/29)
首相に問われる"演説力"
鳩山幹事長と裏切り議員の声を放映。
渡辺喜美
「挑発するだけのパワーもなくなった感じだ。これだけ支持率が低いと挑発どころではないのではないか」
長谷川豊(レポーター)
「オバマさんは"We"だったが、麻生さんは"I"だった」
政治に素人の元グラビア・アイドルのコメントが良かった。
眞鍋かをり
「具体的な所もあって、あんまり悪いとも思わなかった。心を揺さぶるものがないという批判があったけど、もし今この状況で心揺さぶるようなインパクトのあることを一言いったりしたら、多分『何言ってんだ』みたいな感じで逆に批判されてしまう気がする」
小倉智昭
「メディアには前もって施政方針演説は配られるのでどこか間違えが無いかということにだけ目が言ってしまう」
長谷川
「漢字の間違いなどをいたずらに指摘し続けたのはひょっとしたらメディアの責任かなという気もある」
「ひょっとしたら」ではなくて、まさしくそうである。
今日の鳩山演説の時もNHKは「離党した議員」のくだりに来ると、実にタイミングよく渡辺喜美のアップに切り替えていた。
原稿をあらかじめ読んでその内容を画像で強調しようとする反日NHKのやり口である。
新聞などの文字メディアもテレビメディアも麻生首相の表明した施策そのものではなくて枝葉末節にこだわっているのは意図的でないとすればジャーナリスト失格である。
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2009.01.29 (Thu)
スパモニ、麻生総理を嗤う
最近、つくづく思うのだが、政治問題を取り上げる朝の情報番組はもう情報番組というより、お笑いバラエティ番組である。
つまり、気の合った芸人同士が集まって、仲間うちだけのお笑いを展開し、だれか面白くも無いギャグを連発すると両手を打って大笑いして盛り上げようとするアレである。
今朝のテレ朝「スパモニ」それであった。
麻生首相と中川(昭)の漢字の読み違いを鬼の首でも取ったかのように喜んで、コメンテーター同志で異様に盛り上がっていた。
「国民に伝わったのか」ではなくて伝えようとしなかったテレ朝のメディアとしての怠慢と無責任さをご紹介する。
テレ朝「スーパーモーニング(2009/1/29)
麻生総理 施政方針演説
国民に伝わったのか!?
ナレーター
「しかし、麻生総理といえば漢字の読み間違い。昨日の演説でも「参画」という言葉をこう読み間違えた」
麻生総理
「新しい秩序作りにも参画(さんか)しなければなりません」
「また間違えたよ!」という野次を字幕で見せる。
ナレーター
「どよめく議場。終始眼を閉じて演説を聞いていた民主党の小沢代表もこれは気になった様子だった」
どよめく議場と言うが、麻生氏の演説の一部が聞こえただけでそれ程どよめいていない。
明らかに意図的な音声の編集がみられた。
その上、麻生総理は衆参両院で「ソフトパワー」と「ソフトパター」とまったく同じ箇所を二度も読み違えたと指摘。
それだけならいいが「プロゴルファーの石川遼選手から貰ったパターがずっと頭に残っていたのだろうか」というナレーションで総理を揶揄した。
そして、更に中川(昭)財務大臣が渦中(かちゅう)を「うずちゅう」と読んだと指摘。
三反園訓が中川氏は「うずちゅう」とわざと読み違えて東大法学部出の自分ですら間違えるのだからと総理を支えたと悪いジョークを言うとスタジオ内は爆笑してしばし鳴り止まない。
それにしてもこんな笑いの種をまいた中川大臣も情けないといえば情けない。
最近の政治家の国語能力はこんなものかと呆れる。
鳥越俊太郎
「麻生さんは演説で国民の心を動かす事はできないから、三段ロケットを飛ばして景気をよくしたら支持率が上がると思い込んでいる」
吉永みち子(作家)
「誰も期待していない。どうせ最初から勝負は決まっている。もう地に落ちた人がいくらうまいことを言ったところで空虚に響いてしまう」
江上剛(作家)
「『私は逃げません』ではなくて国民の方が逃げ出しそうだ」
一同笑う。
関根宏の司会するTBS「サンデー・モーニング」も同じ主義主張を持つコメンテーターだけを集めて仲間内で一斉に自民党をクソミソにこき下ろしている。
もしも視聴者がこれらの番組を見て、一緒になって手を打って笑いこけているとしたら、日本のお先は知れたもの。
反日某国の一億総白痴化の謀略は見事に成功した事になる。
貴重な電波を使って国会の論議を紹介することなく、お笑いのネタにしかしないテレビ局に対して総務省は厳重に処罰を下すべきである。
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2009.01.29 (Thu)
ソマリア沖海自派遣反対の愚
ソマリア沖に海自を派遣することに野党は反対している。
インド洋上の給油活動にも反対したため、海自は一時撤退せざるを得なかった。
平和ボケした日本人はいつまで一国平和主義の夢をむさぼっているのか。
国際社会の笑いものになっていることも知らずに。
TBS「イブニング・ファイブ」(2009/1/28)
杉尾秀哉
「武器使用基準や外国船は警護できないという課題を先送りにしたままり派遣には自衛隊の中にも疑問の声がある。無原則な派遣は後世に禍根を残す心配があるので一刻も早く新法を出して国会で議論を尽くすべきだ」
一見、正論に聞こえるが、自衛隊を派遣したくないという気持ちが垣間見える。
自衛隊からの疑問の声は「手足を縛って海外に行かせるな。十分な武器を持たせろ。外国船も救助すべきだ」という積極的な意味であり、杉尾の言う「無原則な派遣」とは野党の自衛隊海外派遣を否定する消極的な意味である。
このふたつを並べてネガティブなニュアンスを伝えるマスコミのトリックを見破らなければならない。
産経ニュース(2009.1.28 19:38)
「警備行動は領海限定」野党、ソマリア派遣反対
ソマリア沖海賊被害対策で浜田靖一防衛相が28日、海上自衛隊に海上警備行動での艦艇派遣に向けた準備を指示したことについて、野党各党からは「海上警備行動は日本近海を想定しているはずだ」(共産党の志位和夫委員長)などと、反対する声が相次いだ。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は国会内で記者団に対し「筋論として海上保安庁が本来やるべき仕事だ。どんな権限を与えられているか国民にはさっぱり分からない。シビリアンコントロール(文民統制)は本当に大丈夫か」と懸念を示した。
志位氏は「これで世界の果てまで出て行けることになれば、無制限の海外派遣になる」と指摘。社民党の福島瑞穂党首も「国会の関与が一切ない。最初から『自衛隊派遣ありき』だ」と批判した。
日本の商業船が海賊に襲われると言うのに、外国の軍隊に警護してもらえばいいとでも思っているのか。
これでは日本はますます国際社会の笑いものになるだけだ。
日本の自衛隊の優秀さを世界に知らしめずに、いつまでも弱い日本であることを願う近隣反日諸国の意向を背にした反日野党の言動である。
NHK「9時のニュース」
海自ソマリア沖へ 派遣準備の指示が・・・
野党の反対意見をインタビューする。上記の野党の反対意見のほかには・・・
亀井静香(国民新党)
「相手が強そうだから自衛隊出してやらせる感覚は間違いだ」
この人のコメントはいつもピントが外れている。
麻生首相(記者会見で)
「日本国民の財産・生命を守る最大限の努力をするのは当然だと思う。距離的に長いから海自自衛隊なのであって海上保安庁では不安だ。自衛艦はそのために準備をきちんとする」
田口五朗(NHK解説員)
「今回の政府の決定は国会での議論が行われないまま決められてしまった。政府与党は海賊対策の新たな法律を検討しているが、武器使用もありうる自衛隊派遣を行おうとしているわけだから当面の措置ではなくて、しっかりした根拠と議論を経て行うべきだ」
これは野党とまったく同じ論調である。
国から多額な予算を貰い、国民から受信料を強制的に徴収している公共放送にはあるまじき行為だ。
雑誌「正論」連載の「NHKウォッチング」(中村粲氏)でも毎月指摘されているようにNHKの反日左翼的色彩は一向に改まらない。
国営放送にして政府の宣教活動のためのメディアにすることで民放の反日メディアとようやくバランスが取れるのではないか。
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2009.01.29 (Thu)
海自派遣は「いつか来た道」!?
浜田防衛相がソマリア沖への海自派遣の準備をしておけと言っただけで野党と反日マスコミは一斉に反発している。見事な連携プレイだ。政府から予算を貰っているNHKまで加担している。
TBS 「News23」(2009/1/28)
海自 ソマリア沖派遣準備
武器使用基準は・・・
●ソマリアが日本から遠くはなれている
●海賊は重火器で武装している
●各国は軍艦が対応している
というのが海自派遣の理由だ。
ナレーション
「海自のトップは戸惑いをあらわにした」
赤星慶治(海上幕僚長)
「海上自衛隊発足以来、海賊というものに対しての議論、検討、教育はほとんどやっていない。従ってどういう状況になるかはほとんど想像がつかないのが現時点での状況だ」
海幕長は不用意にこんな発言をするものではない。反日マスコミの餌食になるだけだ。それとも、この後に前向きの発言があったのかもしれない。文脈を無視して故意に一部を取り上げるのはマスコミのよく使う手だからだ。
ナレーション
「実は浜田防衛大臣自身も派遣には慎重な姿勢だった」
浜田防衛相
「新法が整備されるまでの応急措置として海上警備行動を発令する状況もありうる」
「自衛隊による海賊対策について新法を整備する事が基本」
上のふたつのセンテンスの順序が実は逆ではなかったのかと推察する。
それを逆にする事でいかにも新法にこだわって「慎重な姿勢だった」と印象づけたのだ。
新法を成立させるには数週間掛かる。決まってから出動では現地に着くのはさらに数ヶ月後であるから取りあえず準備して出動し、現地に到着するまでの数ヶ月の間に新法が成立すればよい。
ナレーション
「麻生総理は前のめりだった」
「前のめり」は朝日新聞の好きな常套句である。
麻生首相
「相手は海賊だから日本の国民の財産・生命を守る最大限の努力をするのは当然だ」
これが何で「前のめり」なのか。
ナレーション
「政府は何故いま自衛隊派遣を急ぐのか。自衛隊派遣を表明したのは去年12月。中国海軍のソマリア沖への派遣前夜、防衛省幹部は『中国の船が出る日の朝刊に載せる意味があったのだろう』と指摘する」
マスコミは「ある自民党幹部は」とか「防衛省幹部は」とよく言うが、発言者を明らかにしないと本当に言ったのか分からないので無責任である。世論誘導にいくらでも使える手である。
新法案に警戒・・・
ナレーション
「仮に日本とは無関係の船が襲撃を受けても、今の法律の枠内で出来る事は他国の海軍に連絡する事だけで、守ることはできない。また武器の使用も正当防衛と緊急避難に限られるなど制約が多い事から、与党では海賊対策の新しい法案を3月中旬に国会に提出する方針だ。
しかし公明党には自衛隊の武器使用権限の拡大に慎重な声もある。防衛省では準備を約一ヶ月かけて行い、部隊が現地で活動するのは3月になる見込みだ」
後藤謙次の右側の男
「他の国を見て派遣を決めたというなら、『いつか来た道』という気がしてならない」
出たあ!!!! 左翼リベラリストの常套句『いつか来た道』
後藤謙次
「今回、中国は既に派遣している。お隣の韓国も派遣の方針を決めた。それに煽られた印象が非常に強い。日本が初めて自衛隊を派遣したのは91年の湾岸戦争のペルシャ湾の掃海艇だ。これと同じ動きが今起きている。現地に着くまでに法案を作ろうというのは相当泥縄であることは間違いない」
後藤の右側の男
「しかし、日本にとって貢献の方法ってこれしかないのだろうかと思う」
後藤謙次
「そうだ。もともとソマリアの海賊問題は国情が不安定になったから事に端を発している。そこをまず安定させるという道がある。海賊対策も国際的な機関を作ることに尽力するとか日本のとる道はまだいろいろある」
まだこんな悠長な事を言っている。ソマリア民主共和国は全土を実効的に支配する統一政府が存在しないために日本政府も承認していない。そんな国に出掛けて行って誰と話し合って政情を安定させようというのか。国際機関を作るというのも絵空事だ。各国が軍艦を出して自国の船を護衛しようとしているのに、日本だけ軍艦を出さずに国連に訴えて組織作りようというのか。
こんな空想的な解説しか出来ない後藤謙次を使う反日TBSからは放送免許を剥奪すべきである。
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2009.01.28 (Wed)
対馬市に言われる前に
今日の産経新聞28面(!?)に小さく載っていた記事に目を奪われた。
韓国からの観光客や土地買収の動きが顕著な対馬市が「自衛隊を増強せよ」と防衛省に陳情したというのだ。
要望書を読むと真にもっともなことで、津島市民と市議会の問題意識を高く評価したい。
それに引き替え、このような要望書を出されるまで政府や防衛省は一体何をやっていたのだという怒りの念を禁じえない。
如何に平和ボケしたといえども、海洋国家である日本は、周辺国からの攻撃に晒される国境最前線の島には十分なる防備体制を整えるのが常識である。
対馬の経済は韓国人の落とした金で潤うのではなく、日本人の観光客や自衛隊員の落とした金で活性化すべきである。
与野党も国民もマスコミも給付金がどうの解散時期がどうのと言う前にこの大事な国防問題を論ずるべきである。
(付記)米軍基地のある沖縄とは島民や県・市議会メンタリティがこうも違うのかと思う。民主党政権になったら沖縄は中国に呉れてやるそうだからどうでもいい事だが。
産経新聞(2009/1/27)
自衛隊増強 市が陳情
「侵攻に対し抑止力不十分」
対馬が危ぷない!!
長崎県対馬市で防衛施設の周辺などに韓国資本が進出している問題で、同市と同市議会は26日、防衛体制が不備だとして、自衛隊の増強などを求める要望書を防衛省に提出した。
要望書によると、陸上自衛隊について、現在の部隊規模では侵攻に対して抑止効果が不十分であり、実効的な対応は極めて困難であるとして、1個連隊規模の常駐▽航空部隊の配置▽演習場の確保▽弾薬庫の新設と要員の配置▽装備品・弾薬の事前集積地の確保・・・が必要としている。
海上自衛隊については、イージス艦や護衛艦、輸送艦、ミサイル艦隊の専用岸壁整備のほか、哨戒ヘリ・ミサイル艦の臨時的展開と支援部隊の常駐やLCAC(エアークッション型揚陸艇)揚陸適地の確保を要請。航空自衛隊については、大型の航空自衛隊輸送機が離着陸できるように対馬空港を整備することや、超低高度隠蔽目標攻撃訓練など各種訓練ができる訓練場の誘致を求めている。
同市は「対馬はロシアや朝鮮半島、中国と対峙する国境最前線で、防衛の要であり、普段から有事の核となる態勢をとっておく必要が重要である」としている。
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2009.01.27 (Tue)
「派遣切り」狂騒曲に踊るひとたち

今月号も「WILL」が面白い
巻頭の「皇室問題 『文芸春秋』の迷走」(西尾幹二)は「ビンの蓋」論で日本がいま破滅か再生かの岐路に立っている事を改めて認識させてくれる好論文だが次回に譲って今回の特集「『派遣切り』の狂騒」の一部をご紹介する。
派遣切りは悪なのか(長谷川慶太郎)
今日のデフレの到来を早くから予想し、規制緩和を10年以上も前から唱えていた長谷川慶太郎氏が派遣制度は企業が雇用調整するための安全弁だとその必要性を説いている。
そして、派遣切りへの批判に対して次のように反論する。
①契約期間内での「派遣切り」は違法というが、派遣契約は期間内でも一方的に打ち切ることがあると契約書に書いてあるのが普通。
②内部保留を使えというが、そんなことをすればその企業は確実に倒産する。
③ワークシェアリングを導入せよというが、実施すれば正社員の実質手取りが大幅減となり労組と短期間に合意が成立しない。
派遣切りを非難する人たちは自由経済のメカニズムを理解していない。企業努力を認めよと長谷川氏は企業サイドに立つが、政府によるセーフティネットの重要性に触れることも忘れていない。
しかし、貧困ビジネスを副業にしたネットカフェで住民票を取って生活保護を受けようとする怠け者労働者をセーフティネットで救っていたら税金をいくら払っても足りなくなるだろう。
「派遣システムが企業をダメにする」(広瀬禎彦)
これはまた違った角度から現在の派遣システムそのものを批判している。
かつては「技能を派遣」していたのに今や「単純労働を派遣」しているという(そう言えば昔はプログラマーなどが時期限定のプロジェクトに派遣されることが多かった)。
「基本的に、派遣従業員に闘争心が無く、『ゆとり教育』にも問題があった」(なるほど)
アメリカではスーパーのレジが時給3.80ドルだから一生まともな生活ができないからと独学して資格を取ろうとするが、日本は時給千円でフルに働けば月25万なのでその生活に安住してしまい、知らぬ間に年を取っていく。
派遣は60歳以上にせよと提案する広瀬氏はアメリカから輸入した株価至上主義、四半期決算などの会計制度、J-SOX監査制度などを批判し、「こうなってしまうシナリオを描いたのは誰なのか。もう一度考えてみて、日本にあった仕組みを作り直す機会ではないか」と結んでいる。
世にも奇妙な『格差・貧困論者』たち」(三品純)
日比谷の派遣村を始めとする貧困者救済イベントに参加して、およそ貧困とは無関係な主催者や参加者たちの無定見な言動を報告している。
派遣村の湯浅村長の主催する麻布のライブハウスでのイベントには、後藤田正純(自民党)、福島みずほ(社民党)、小池晃(共産党)、谷合正明(公明党)らが出席して挨拶した。
「『貧困・格差』の餌に与野党の議員が食いついてくる」
別の集会では「ネットカフェ難民」の名付け親、日本テレビのディレクター水島宏明氏がパネラーだったが、「テレビ局の社員は30になれば年収1000万を超える。しかし、制作プロダクションの社員には20代後半で手取り13万はザラ」(当ブログにも同様のコメントがあった。つまり億万長者のみのもんたにせよ水島宏明にせよ私財を投げ出さない限り、貧困や格差を語る資格はないのだ)
このような無責任な連中はあっという間に「格差・貧困」を忘却してしまうから、その時に本当の貧困者が置き去りにされてしまうと筆者は憂慮している。
「派遣切り」と煽るメディアの無定見(三宮幸子)
麻生首相がハローワークを訪れて、職探しに来た青年に「『何かありませんか?』じゃ探すほうも難しい。どういう仕事をしたいかという目的を持って探さないと」と言っているテレビニュースのシーンをたびたび見た。
「KYな麻生首相」と思わせる映像で、Ponkoも麻生さんちょっと的外れの発言じゃない?と思っていたが、すっかりメディアに騙されていた。
これには後があって、若者は「六本木とかオシャレな場所で働きたい」と答えたという。
そこで麻生首相は「オシャレな仕事は給料安いからな。だいたい格好悪い仕事の方が給料はいいからな」とアドバイスしたという。
まことに適切なアドバイスではないか。テレビだけでなくて、朝日新聞もこの後半をカットして報じて麻生批判につなげ、民主党の長妻昭議員も
「今、まさに職がないという時に目的を持てとは的外れもいいところだ。目的意識を持てというのはそのまま麻生首相にお返ししたい」
とテレビで粋がったという。長妻議員のしたり顔を想像しただけで虫酸が走る。
本当の貧困層ではなくて単なる我儘の不就労者たちと、それを政治目的に利用するメディアと政治家(自民党の後藤田正純議員と野党)の構図を示すいい例だ。
フリーターと言うカタカナ語を流行らせて、いかにも粋な暮らし方のように若者を迷わせたのもメディアである。それが現在の派遣社員につながっている。
そのメディアが今度は「派遣切り」を叫ぶ。
「このまま朝日新聞をはじめとするメディアに踊らされていると40、50になった時、状況は今より難しくなる事を肝に銘じて欲しい」と筆者は結語で警告を発している。
・・・とまあ下手な引用、抜粋、抄訳でご紹介したが、本誌をまだお読みでない方は是非ともお買い求めのうえ、精読して頂きたい。
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2009.01.26 (Mon)
京浜ホテル闘争に社民党議員が支援
去年10月京浜ホテルが廃業を決定し従業員全員に退職金を与えて解雇した。
しかし、それを不服とする元従業員の一部がホテルに居残って営業を続けた。
今月15日、会社側の訴えを認め東京地裁は立ち退きと建物の明け渡しを求める仮処分を出した。
フジテレビは事の仔細を元従業員の立場から取材し、小倉智昭キャスターは元従業員に同情し、組合運動華やかなりし30年前を懐かしんで、組合運動が支持されなくなった昨今の状況を嘆いた。
フジテレビ「とくダネ!」(2009/14/26)
京浜ホテルで"強制退去"
90日の「自主営業」の末
強制排除があると聞いて続々と集まってきたのは従業員を支援する労働組合のメンバー。
元従業員数十名に対して応援団が数百名。
「頑張ろう!頑張ろう!」シュプレヒコールを叫んでから警官隊を阻止するためのスクラムの練習、バリケード、さらに階段にはサラダ油が・・・
(なんだか安田講堂や成田空港の左翼の立てこもりを思い出す)
裁判所の執行官が警官とともに姿を見せ・・・
「帰れ、帰れ」コール
(なんだか朝鮮総連の立ち入り強制捜査の時の朝鮮人を思い出す)
警官隊が午前9時突入。
従業員側300人VS警官隊200人
レポーター
「力づくですねえ。力づく」
従業員側の泣き声
「崩されちたゃうよう」
組合新らしき男の声
「仲間を信じろ!」
突入から30分、警察隊は従業員ら全員を排除。
従業員たちは今後も裁判所を通じて不当解雇について争う構えだ。
レポーター
「従業員は判例から見ても自分達が不利だと分かっている。ただ経営者に謝って欲しいという、そこだけだ」
(退職金を貰っておきながら不法占拠して不法営業して謝れとは筋違いである)
小倉智昭
「30数年前はこのような労使紛争はいたる所であった。当時はメディアや世論も労働者を応援する気持ちが強かったが最近はガラッと変わった。浮いちゃってる」
ピーコ
「判例があれぱその通りにやる裁判はおかしい。黒字出してるなら営業しながら新しい売り込み先を探せばいい。どうも裁判に違和感を感じる」
小倉
「今は資本の論理で経営者的な見方をする事が非常に多くなった」
上杉隆
「ピーコさんと違って、判決に従うのは法治国家だから仕方がない。社民党の議員も画面に写っていた。政治運動っぽくなってきてホテルを守るのか運動を守るのかと客観的な立場から見れば疑問だ。ホテルを愛しているなら別の所で京浜ホテルの伝統を守ればいい」
(上杉記者は珍しく正論をとなえる)
ピーコ
「最近の子達はこのように抗議しなくなっちゃった。理論は破綻してるけどちょっとやって欲しい気がする」
(ピーコは不法行為を若い者に勧めるのか。今の若者はこのような馬鹿げた抗議などしない)
小倉
「労働争議は単一の企業だけでは経営者と戦えない。だから連合のような組織を作って戦って行かないと会社には勝てない。いつまでたっても平行線だ。ただこの所確かに組合の力は弱まっている」
終身雇用制度も少なくなり、会社への忠誠心も薄くなった。雇用は流動化してTPOに応じて好んで派遣社員を選ぶ労働者も増えた。
派遣村騒動もこの京浜ホテル騒動も左翼や社民党など政党がおのれの政治運動のために利用しているに過ぎない。
他局でも元ホテル従業員に対する同情的な取材が見られたが違和感を覚えた。
この番組のプロデューサーの意図は上杉隆のコメントで完全に台無しになってしまった。
上杉隆今朝のところはGJ!
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2009.01.26 (Mon)
民主党より自民党
民主党が政権を取ったら日本はどうなるか、自民党はもっと国民に説明する責務があると思っていたら、ブログ仲間からこんなパンフがあると教えて頂いた。
麻生☆自民党と小沢★民主党の違い 選択はあなたです
http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pamphlet/pdf/2008_vs-minshu.pdf
とても分かりやすく、どこかのテレビ局で解説すればいいのにと思うけど、そんな事は絶対にあり得ない!!
自民党はこのパンフを始めとして、結構たくさん政策パンフを出している。知らなかった。
自民党政策パンフ
http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pamphlet/index.html
テレビで偉い人さんが自民党には具体的な政策がないと指摘していたが、事実ではない。
一方、民主党はソマリア沖の海賊退治についても党内の意見も統一されていない上に、他の野党に遠慮して政策が定まらない。
ご存知のように、共産党はもとより、社民党と国民新党が海自ではなくて、海保を出すべきだと譲らないからだ。
民主党内でもテレビで自民党員かと思うほどの保守派的発言をする長島昭久副幹事長が「海自の護衛は効果的だ」と国会で述べたかと思えば、一方では平田健二参院幹事長が・・・
「海賊というのは漫画で見たことはあるが、イメージがわかない。
ソマリア沖で、日本の船舶が海賊から襲撃を受けて被害を受けたということがあったのか」
となんともお寒い発言。「(民主)党内の幹部の一部は、海賊問題に関心すらない」と産経新聞は手厳しい。
民主「海賊対策」視界不良 他の野党に配慮、方針打ち出せず
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090125/stt0901252018005-n1.htm
そんななか、同じく産経の「民主党政権はあっても、小沢政権はない」という言説の論拠を示した記事は面白い。民主党の支持率は増えても、小沢政権の支持率は低迷しているという分析だ。
最新の調査結果でも、自民党を離党した渡辺喜美議員より下回っている。
まあ国民の人気投票などというものはいい加減なものではあるが、「豪腕」「壊し屋」「政治資金と不動産」などのダーティ・イメージが強くて日本国のトップ・マネジメントにはしたくないという国民感情が率直に表れていると見てよい。
民主党政権はあっても「小沢政権はない」という論拠
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090125/stt0901251801002-n1.htm
自民・民主ともに過半数を取れず、自民党内の真正保守派と民主党内の長島昭久議員、松原仁議員などがガラガラポンして組むことが理想的な絵図なのだが・・・
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2009.01.25 (Sun)
山岡国対委員長を追及せよ
民主党の山岡賢次国対委員長がマルチ商法の企業で講演して、マルチ商法はこれからビジネスだと持ち上げている様子をYou Tubeでご覧になった方が多いと思う。
彼はこの企業から献金も受けている。
しかし、なぜか民主党議員とマルチ商法企業との癒着をマスコミは深く追及しようとしない。
小沢一郎民主党代表の政治資金と不動産取得問題についても同様である。
自民党の細田幹事長が23日、山岡議員を不透明な政治資金について説明責任があると追及する姿勢を示した。
しかし、民主党の不祥事はテレビメディアは一向に取り上げようとしない。
産経ニュース(2009.1.23 13:42)
細田幹事長、「民主・山岡氏は十分な説明をすべき」
不透明資金報道で
自民党の細田博之幹事長は23日午前の記者会見で、民主党の山岡賢次国対委員長が北関東地方の市長選への秘書派遣をめぐり、不透明な資金を受け取っていたとする一部報道について、「事実関係は確認していないが、いろいろなことが取りざたされているので、公人として十分な説明をすべきだ」と述べた。
今朝の産経新聞は関連記事を載せたが、なんと26面の雑記事の中に埋もれている。
あす日曜日のニュースバラエティ番組でテレビ各局は果たして山岡賢次議員の追及をするだろうか?
Ponkoはまったくスルーしてしまう方に賭ける。
テレビメディアは民主党に政権を取らせることを天命としているからである。
産経新聞(2009/1/24)
山岡議員側に400万
栃木・真岡市長「秘書派遣の報酬」
栃木県真岡市の福田武隼市長は23日、同市で記者会見し、「平成13年4月の市長選で、民主党国会対策委員長の山岡賢次衆院議員(比例北関東ブロック)から公設秘書派遣の報酬を要求された」と明らかにした。福田市長は405万円を支払ったという。
福田市長によると、12年12月に山岡氏と公設秘書(当時)が自宅を訪れ、秘書を派遣する報酬として月15万円を3年分で計540万円支払うよう要求したという。その後、市長が理事長を務める病院と山岡氏から指定された東京都内の学習塾経営会社間で契約を結び、顧問料名目で毎月15万円ずつ支払い13年1月から15年3月までに計405万円支払った。学習塾側からはコンサルタント関係の資料が送られてくるだけだった。福岡市長は山岡氏の元後援会長。秘書が実際に市長選の仕事を手伝ったとの認識はないという。
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2009.01.24 (Sat)
遺棄化学兵器処理はODAの身代わり
中国ハルバ嶺に旧日本軍が遺棄したとされる化学兵器の処理を政府が凍結したと産経新聞(23日付)が一面トップで報じた。
不透明な遺棄化学兵器問題に対する政府の英断を喜びたい。
そもそもこのハルバ嶺の遺棄化学兵器処理問題には不透明な部分が多く、産経新聞や雑誌「正論」が精力的に追求していた。
●大戦終了後、旧日本軍はポツダム宣言に従って整然と武器をソ連と蒋介石政権に引き渡し、内地に帰還した。従ってその後の処理責任は中国ソ連側にある。
●遺棄処理された兵器には非化学兵器や、日本以外のロシア軍の兵器も含まれている可能性が高い。
●遺棄された場所や量、事業予算について確認もないまま前のめりに日本が事業に着手し、中国のペースに乗せられた。当初700億円と見積もられていた予算はこのまま行けば数兆円、数十兆円になりかねないと危惧されていた。
●中止されたODAの後継事業とみなされている。ここでも売国政治家河野洋平が関与している。
●大型ヘリポート、広い道路など、将来、有事の際に中国軍の軍事利用に供される可能性が高い。またプール付きの豪華な要員宿舎、国際価格の数十倍の森林伐採費など問題点が多い。
●昨年、政府の事業委託先をめぐって巨額詐欺事件が発覚した。利権の暗い闇が横たわっている。
●中国をめぐる開発事業には中国政府、開発を担当する日本企業と日本政府内の媚中売国政治家との黒い霧が立ち込める。売国政治家は私腹を肥やすために国を売り、私達の税金使う。
化学兵器禁止条約で定められた24年4月の期限までに事業が完了する見込みは全くなく、拙劣な日本外交の実態を示している。
京都議定書であれ、クラスター爆弾禁止条約であれ、日本がオーバーコミットして自らの首を占めている愚かさを嘆かざるをえない。
早晩死んでしまう私達はどうでもいいが、負の遺産を後の世代に残して行くと思うと慙愧の念に耐えない。
日本の政治を根本から変革する若きリーダーは出て来ないものか。
中国の遺棄化学兵器処理の禍根(2005/5/31)
http://blogs.yahoo.co.jp/blogger2005jp/3953246.html
そのほか「反日勢力を斬る」(旧版)の「遺棄化学兵器」の記事カテゴリー及び「反日勢力を斬る2」を「遺棄化学兵器」で検索してご参照頂きたい。
産経新聞(2009/1/23)
遺棄化学兵器処理「ハルバ嶺」凍結
政府方針、事業費を大幅削減
旧日本軍が中国に遺棄したとされる遺棄化学兵器の処理事業をめぐり、政府は、砲弾の大部分が埋まっている吉林省・ハルバ嶺でのプラント建設事業を今後3年間凍結し、事業規模を大幅に縮小する方針を固めた。複数の政府筋が22日までに明らかにした。ハルバ嶺の事業凍結に伴い、中国各地に散在する小規模発掘事業での砲弾回収・無害化作業を先行実施する。これにより事業費は10分の1ほどに縮小される可能性もあり、実態が不透明だとの批判が出ていた処理事業は大きな転換点を迎えた。
内閣府遺棄化学兵器処理担当室などによると、ハルバ嶺は、旧関東軍の司令部が付近にあったとされ、丘陵地帯に化学兵器の砲弾など30万~40万発が縦穴2カ所にまとめて埋まっているとみられている。
処理事業は平成11年度から始まり、19年度までに約540億円が投入されている。
日中両国政府は16年4月、穴全体を施設で覆い、機械で発掘する発掘回収施設と、砲弾を無害化処理するプラントなどを建設する計画で合意。施設建設費だけで2000億円以の出費が見込まれていた。
ところが、中国側の調整が進まず事業が膠着状態となる中、19年秋には日本政府が事業を全面委託していた遺棄化学兵器処理機構をめぐる巨額詐欺事件が発覚。同時期に日本政府が、発掘回収装置の仕様書に関し、複数の日本企業に意見を聞いたところ「情報が足
りず設計できない」と追加調査を求められたという。
与党内などから今後、日本側の負担がどこまで膨らむのか分からないという批判が出たことを受けて、政府は20年3月で処理機構との契約を打ち切るとともに事業計画を再検討。「ハルバ嶺の巨大施設建設には合理性がない」と判断し、当面の事業凍結と事業規模の縮小方針を決めた。
担当室では今年1月から3カ年の予定で再調査の試掘を開始。調査の結果、機械での回収に適さないと判断した場合、手掘りによる回収に切り替えれば、少なくとも発掘回収施設の建設費940億円が不要になると見込んでいる。
一方、中国各地の小規模発掘事業では、建設現場など40カ所以上で出土した砲弾約4万6000発を回収し、約20カ所に貯蔵している。安倍晋三首相(当時)は19年4月、中国の温家宝首相との首脳会談でこれらの砲弾の無害化処理に「移動式処理設備」を導入することで合意した。
この移動式処理設備が効率的に運用できることが分かれば、ハルバ嶺での処理プラントも不要になる可能性もあるため、小規模事業を先行させた方が事業効率がはるかに高いという。
担当室は22日、移動式処理設備を入札し、神戸製鋼が30億円で落札した。移動式設備はトレーラー数台に機材を分乗し各地を巡回しながら処理作業を行う予定で、22年に南京での初稼働を目指す。費用は4年間の運用費込みで106億円を計上している。
政府はこれらの事業方針転換で、信頼回復を図りたい考えだが、これまで投入した事業費との整合性を問われる可能性もある。また、ハルバ嶺事業凍結により、化学兵器禁止条約で定める24年4月の期限までに処理が終わらないのはほぼ確実となり、この点でも批判が上がる恐れもある。
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2009.01.24 (Sat)
就任式のヨーヨーマ演奏なんと口パク
オバマ大統領の主任式典で世界的に有名なヨーヨー・マ氏らの音楽演奏があらかじめ録音したものだと言う事が分かった。
関係者は「口パクではない」と説明しているというが、なんという愚挙であろうか。
悪条件の中では最高の演奏ができないというなら芸術家は仕事を引き受けるなと言いたい。
北京五輪の口パク少女だって、本人は一生懸命歌っていて、自分が歌っていたと思っていた。
たとえ最高の演奏でなくても生演奏で祝福する事に意義があり、間違った完全主義で観衆を欺く事は許されない。
関係者は中国の欺瞞を批判する資格はない。
情報技術の発達でいくらでも人為的な加工物が容易に出来上がる時代であるからこそ、本物の価値を大切にしなければならないと思う。
ヨーヨー・マ氏の名演奏♪実は録音
20日に行われたオバマ米大統領の就任式典でチェリストのヨーヨー・マ氏ら世界的音楽家4人が演奏を披露した際、会場にスピーカーを通じて流れた音楽は、4人が2日前に録音したものだったことが22日、分かった。AP通信など米メディアが報じた。
演奏時の気温は氷点下。寒さで楽器の音程が狂う可能性が高いとヨーヨー・マ氏らが判断し、演奏をそのままマイクで拾って会場に流すことは避け、録音を使うことにしたとい
う。ただし実際に演奏は行っており、近くにいた観衆には"生演奏"が聞こえていたはずだという。
録音は4人の音楽家本人らが行っていることもあり、就任式実行委員会は、"ロパク"のような悪質なものではないと説明している。(ワシントン 共同)
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2009.01.24 (Sat)
イージス艦衝突の裁決下りる
一年前のイージス艦清徳丸衝突事故に関する海難審判所の裁決が下った。
主たる原因は海自側にあるとしながらも、清徳丸側にも責任の一端があるという裁決だった。
テレビメディアはそれをどう伝えたか。
フジテレビ「LIVE2009ニュースLAPAN」(2009/1/22)
あの日から一年・・・「監視不十分」海自に裁き
あたご前艦長
「遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます」
ナレーション
「・・・と謝罪。『清徳丸が自己の直前に進路を右に変えたことが原因の一つだという気持ちは今もあるが、裁決は厳粛に受けとめたい』と述べた」
Ponkoは前艦長に深く同情する。
箕輪幸人(フジテレビ解説委員)
「人間は間違いを起こす。だから謙虚さが大事だ。事故の主たる原因は見張りの不十分さだ。注意深く観察していれば事故は避けることが出来た。漁船の動きを判断するよりも自分の判断を重視してしまった。誰かがやるだろうと他者に依存した。組織全体にびこっている気の緩みこそ事故の原因だ」
この解説委員は船の運航について何ひとつ知らない人なのだろう。海自の気の緩みを一方的に非難していたが、清徳丸側の落度については一言も触れなかった。
これでは、視聴者は謝罪しながらも清徳丸側にも事故の原因(責任)があると言い訳した艦長と海自を非難する気持ちを抱くことは間違いない。
この前艦長にせよ、田母神俊雄前航空幕僚長にせよ、極めて優秀な空海の軍人を現場から失った損失は誠に大きいと思う。
その上に文民、マスコミの容赦ない自衛隊叩きである。
日本テレビ「NNN News リアルタイム」(2009/1/22)
衝突の原因はイージス艦側に
横浜地方海難審判所は「あたご」の監視不足が事故の主たる原因だと海上自衛隊第3護衛隊に勧告した。
市原義次(新勝浦漁協)
「自衛隊の中の教えがなってなかったということだ。見張りをやっていた班の全員に責任がある」
ナレーション
「一方、『あたご』の前艦長は『今でもお主な原因は清徳丸側にあると考えている』と話しました」
これはまったく誤報というか、事実の歪曲である。フジテレビの中継では前艦長はそのようなニュアンスで話してはいない。
熊崎勝彦(元東京地検特捜部長)
「この審判を重く受け止めなければならない」
他局の取り上げ方も多分同様の取り扱いであっただろう。
しかし、今朝の産経新聞の社説を見て驚いた。
「イージス艦裁決 異例の勧告にえりを正せ」と題して海自に反省を求めている一方、次のように書かれていたのだ。
「裁決は清徳丸についても警告信号を出さず、衝突を避ける協力動作を取らなかったと認定した。双方に過失を認めたわけだ。事故当初は、一方的に海自が悪いとする風潮があったことを考えれば、妥当な判断といえよう」
23日の産経新聞一面記事にも清徳丸の責任について触れている。
しかし、昨日のテレビメディアは「清徳丸」側にも過失があったとする裁決には一言も触れず、ひた隠しに隠していた。
恐るべし反日偏向マスコミ。
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2009.01.24 (Sat)
グアンタナモ収容所閉鎖をオバマ命令
オバマ新大統領がテロリストを収容しているグアンタナモ施設の閉鎖を命じた。
グアンタナモ施設は拷問の映像が放映されて話題を呼んだが、閉鎖した後、収容しているテロリストを釈放するのか別の施設に移すのか30日以内に専門家チームの答申が出される。
現在245人のテロ容疑者が収容されているが、釈放された61人のうち18人がテロ活動に復帰し、残りの43人もテロ活動に戻った疑いがある(1月14日 モレル米報道官)。
「グアンタナモの収容者がアメリカと同盟国にとって危険な存在であることは明らかだ」(同)と警告するなか、宥和政策のオバマ民主党でテロリスト対策は大丈夫なのか心配である。
【追記】人権団体と安全は裏腹の関係にある。
産経ニュース(2009/01/23)
「収容施設の閉鎖を求めていた米国内の人権団体や、人権問題に敏感な欧州連合(EU)などは、オバマ大統領の決定を歓迎している」
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2009.01.23 (Fri)
消費税論議は自民の策略か
麻生総理は日本経済を全治3年と診断し、景気回復の兆しが見えたら消費税を増税したいと言っただけとPonkoは解釈している。
突然消費税を上げることは出来ないので、相当な準備期間と消費の冷え込みを招かない配慮が必要だと麻生総理は言っている。
それを野党もマスコミも自民党の一部上げ潮派も、3年後には必ず消費税が上がるという前提で反対しているだけである。
いずれも消費税という国民が最も敏感に反応する提言を利用して麻生バッシングのネガティブキャンペーンを張っているだけである。
TBSやテレ朝は、麻生総理がやけくそで、あるいは売名行為で消費税増税を唱えていると断定する。
今や麻生総理大敗を疑うコメンテーターは反日テレビメディアの中には一人も居ないが、もし自民党が勝ったらどういう顔してテレビに出て来るだろうか。
テレ朝「スパモニ」(2009/1/20)
"消費増税"なぜこだわる?
麻生総理の真意とは
若一光司(作家)
「どっちにしても次の選挙で麻生さんは大敗する。負ける時こそ税金上げとかんと次の選挙が出来ないと。麻生さんも消費税を争点にしたから負けたんだと開き直れる」
鳥越俊太郎
「総理大臣になる人は歴史に名を残す事を考える。このまま麻生さんが選挙で負けて辞めたら何にも名前が残らない。吉田茂大宰相の孫としては非常に困った事だ。消費税はいずれ日本の国民が向き合わなければならない重大問題だ。この消費税について敢然と国民に問うた名宰相だと。どうせ選挙に勝てないから名前を取ると本人は思っているのではないか」
コメンテーター達は全員相槌を打ちながら、麻生総理を嘲笑する笑い声を上げる。
一同の笑いを取って満足そうな鳥越の姿をカメラはアップ。
川村晃司も別の番組で同じようなことを言っていた。
麻生総理を貶めるためならなりふり構わずのこの様な反日メディアの姿勢は、物事の本質から国民の目をそらすためとしか言いようがない。
自民党内部でも、日本の経済や福祉よりも目先の選挙に心を奪われた議員達は、これでは選挙で戦えないと思って反対したが、結局両者が話し合って一本化することになった。
今朝の産経社説は自民党内の調整に決着が付いたことを歓迎しつつも、「消費税増税は当面、必要ないとする民主党と同じような主張を展開しているようでは、自民党議員への信頼は高まるまい」と厳しく批判している。
「行政改革や無駄の排除にしても、国民感情を配慮して強調するのは分かるが、本来は消費税とは関係なく断行しなければならないテーマだ。増税を阻止するための材料扱いしてはならない」
「与党内の混乱は野党への追い風になるだけで景気対策に遅れを生じる。党内は結束せよ」という産経新聞は、まだ保守派の面目を保っている。
【主張】消費税増税 足並みの乱れが信頼失う(2009.1.24)
http://sankei.jp.msn.com/column/1521/clm1521-t.htm
自民党がようやく足並みを揃えた事で、民主党の攻めどころが無くなって来た。
中川秀直元幹事長の造反、脱党を期待していた民主党としては拍子抜けだ。
自民党の支持率低下は民主党の主張を国民が評価したからではなく、マスコミの強烈な麻生バッシングで自民党が失点させられたからである。
だから、「首相が国会答弁でミスするのを待つしかない」と敵失を狙う野党に成り下がっている。
やはり民主党に政権は任せられない。
産経新聞(2009/1/23)
民主誤算 攻め手失う
消費税率の引き上げ時期をめぐる自民党内の対立が収束し、民主党は期待していた「攻め手」を突然失った。主戦場の平成21年度予算案の審議が「漫然としたものになってしまう」(中堅議員)との危機感も広がっている。
民主党は当面、消費税率を引き上げず「税金の無駄遣い」根絶を優先すべきだと主張してきた。このため、自民党が増税時期を明示せずに決着したことに対し、民主党幹部が22日、一斉に批判の声を上げた。
「麻生太郎首相の主張と、造反をにおわせている人の主張を足して2で割り、何のことだか分からなくなった。首相は重大な問題でぶれた。首相の資格がない」(菅直人代表代行)
「消費税は(衆院選の)争点になる。2段階方式は国民をごまかしている」(輿石東参院議員会長)
表向きは批判ムード一色だが、本音は複雑だ。
民主党国対幹部は「1月なのに国会は凪ムード。(19年度第2次補正予算案の)定額給付金の論争で力を使い切った感じだ」と落胆を隠さない。
背景には、「自民党の7割は消費税増税に反対」(別の幹部)との読みがあった。21年度税制改正法案から付則を削除した修正案を提出し、自民党の中川秀直元幹事長らの造反を誘うことで麻生政権の足元を揺さぶる-。そのシナリオは肩すかしを食った。
民主党は今後、「定額給付金をばらまいても、消費税増税が待っている」(中堅)と批判しながら、深刻な雇用情勢や、国家公務員が再就職を繰り返す「渡り」問題追及に舵を切らざるを得ない。
だが、党内には、消費税ほどのインパクトがないとの見方が強く、国対幹部からは「首相が国会答弁でミスするのを待つしかない」と弱気な声も漏れている。
マスコミを自民党内の造反劇に目を向けさせて、民主党関連のニュースを載せないようしてしまう。
そのために中川(秀)が陽動作戦を取ったとすれば極めて巧みな高等戦術だが、それはちと穿ち過ぎか。
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2009.01.23 (Fri)
給付金反対の戦術変えたテレビメディア
正義感ぶるみのもんた
定額給付金は野党とマスコミの絶対反対の運動も空しく実施する運びとなりそうだ。
そうとなったら、今度はマスコミは「支給が遅い」「経費がかかる」「地方自治体が混乱する」「住所不明でもらえない人はどうするのだ」とまた手を変え品を変えネガティブキャンペーンの手を休めようとしない。
フジテレビ「めざましテレビ」(2009/1/22)
台湾版「給付金」評判は上々
台湾やヨーロッパ諸国で給付金が成功していてるという事をマスコミは伏せていたがフジテレビが今日初めて取り上げた。
しかし、司会の大塚範一は「スピード、タイミングだった」と日本は遅きに失したと批判していたが、それは野党が反対しマスコミが国民を煽って反対したからだろう。足を引っ張っておきながらよく言えたもんだ。
大塚(司会)
「発行される頃には、『これなんだっけ?』なんて思われたら本当に効果がない」
まったく批判にもならないタワ言である。
TBS「みのもんたの「朝ズバッ!」(2009/1/22)
事務経費825億円の内訳が昨日の参院予算委員会での福島瑞穂(社民党)の質問で明らかになった。
人件費 233億円
発送費 270億円
諸経費 185億円(内、振込手数料150億円)
みのもんた
「母子加算の200億円なんて出そうと思えば出せるのに、なんで打ち切るのか。でもほんとにこれだけの経費を掛けて一回こっきりの給付金を出して効果があるのか。減税だったらこんな経費は要らない」
言う事が矛盾している。みのもんたが盛んに最近言っている母子加算打ち切りの影響を受ける母子家庭は多額の税金を収めているわけではないので減税のメリットは得られない。むしろみのもんたのような高額所得者が減税で得をするのだ。
「朝ズバッ!」が東京23区と17の政令指定都市に緊急アンケートをし38の市と区から回答があった。
年度内の支給を目指す
足立区、品川区、江東区、中央区
4-5月 11市区
未定 23市区
地方分権だ、金よこせと息巻いている地方自治体の行政能力が試される時だ。
足立区は6人の担当職員を投入して着々と準備を進めている。
通知用の封筒もすでに出来上がっている。
考えてみたらすでにこれだけで印刷業者への景気刺激になっているではないか。
ほとんど使いもしない橋や道をつくるよりも余程景気対策になる。
自治体のクレーム
「転出入者や住民登録のない者の取り扱いが明らかでない」
転出入の手続きが済んだ時にすればいいし、住民でない者に給付する必要はない。ましてや住所変更していないために不明なものに給付する必要もない。
みのもんたは、地方自治体に丸投げだと批判していたが、これくらいの事務作業ができなくてどうする。中央が指示してくれなければ動けないとは恐れ入る。そんな口で地方分権などとよく言えたもんだ。
つづいて、母子加算が廃止になって生活が出来ないという母子家庭の密着取材をしてもみのもんたが「ほっとけない!」と正義漢ぶりを見せ付けていたが、どうもそのまま素直に受け取れない。
そんなに「ほっとけない」なら高額所得者のもんたが面倒みてやればいいじゃないとさえ思う。
この母子家庭は先日、投書があったとしてパネルでその内容を紹介していた札幌の家庭だ。
いいネタとばかりにTBSがクルーを派遣したらしい。
障害者の息子を抱え、母親(45)は一日一食で我慢している。
定額給付金は一時しのぎにしかならない。
「憲法は最低限度の生活を保障しているはずだ」
長男と次男は知的障害があり「更生施設」に入所。重度障害のある三男(16)と長女(12)との三人暮らし。
確かに不幸を絵に描いたような家庭だ。
しかし、夫とは死別したのか仕送りはないのかなどについては触れない。
月々13万円の生活保護を受けているが、8,370円の母子加算は今年の3月で全額打ち切られる。
小泉政権で、母子家庭に対する国の支援が変わり、「母子加算」を廃止するかわりに、母親の自立を促す「就労支援」(5,000-10,000円)になった。
しかし、この母親は椎間板ヘルニアで働くことが出来ない。
この母親は一昨年七人の母親と共に生存権裁判を起こした。
横断幕の横に立ち並んだ七人の母親はそろって40代の元気そうな人たちである。
憲法25条に違反しているとして国を提訴した。
みのもんたは国は自立して働けというが働けると怒るが、国を提訴するようなエネルギーがあるなら働けるのではないかと思う。
申し訳ないけど、バックに組織が付いているのではないかと勘ぐりたくなる。
みのもんた
「小泉政権の時に、『国民も痛みを分かち合え』と言ったけど、この痛みが死につながる痛みだ、滅びにつながる痛みだということを政治家の皆さん分からないといけないじゃないのか」
こういった感情的なアピールやショート・ドキュメンタリー番組も、結局のところ物事の本質から国民の目を逸らすことにならないか。
賢明な国民がテレビメディアの世論誘導を見抜く力をつけることを願うばかりである。
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2009.01.23 (Fri)
漢字テストで民主党に抗議殺到
国民は満更バカでもないようだ。
産経新聞によれば、民主党本部に非難の声が殺到しているという。
しかし相変わらず、国会でのこの愚行を放映しているテレビメディアもある。
日本テレビ「NNNニュース リアルタイム」(2009/1/22)
麻生首相 読み違い連発で"漢字本"が大人気
麻生首相が漢字が読めないから漢字本が売れているというシナリオだ。
国会の石井一議員の首相漢字テストのシーンを放映して喜んでいる。
これを見て国民は腹を立てれば逆効果なのに、読売新聞のナベツネは麻生を引き摺り下ろせと号令を掛けているそうだから、第二の椿事件になろうとしている。
最近、辛坊治郎の切れ味が悪くなったのもそのせいに違いない。
次の産経新聞の記事を紹介したテレビ局はPonkoの知る限り一局だけだった。
産経新聞(2009/1/22)
民主・石井氏らに批判殺到 首相への「漢字テスト」
20日の参院予算委員会の質問で、民主党の石井一副代表が麻生太郎首相に「漢字テスト」をした直後から、石井氏や同党本部に苦情が相次いだ。
関係者によると、21日までに電話や電子メールで寄せられた声は「経済が大変なときに税金を使って何をやっている」「何の目的があるのか」といった批判的な内容が大半。民主党支持者と名乗る人からは「そんなことで政権がとれるか」と厳しい注文がつけられたという。
民主党本部はこの件については「答えられない」としているが、中堅議員は「失敗。党のイメージが悪くなる」と渋い表情だ。
インターネットでも、ニュースブログサイトの「イザ!」では21日現在、このニュースに129件の意見が寄せられた。「国会でまともなことを話しなさい」「国会をバラエティー番組にしたのか」などでの内容で、「2ちゃんねる」にも同様の書き込みがあった。
石井氏は20日の参院予算委で、首相が月刊誌に寄せた手記中から12の漢字・熟語を抜き出し「あなたの漢字力からして、誰かが書いたと思わざるを得ない」などと指摘した。
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2009.01.22 (Thu)
ハマスが勝利宣言
ハマスの指導者はイスラエルに対して「勝利宣言」したが、民間を多数死に追いやって「勝利宣言」はないだろう。
日本のマスコミはハマスに同情的なように見える。
NHK『首都圏ネットワーク」(2008/1/21)
ガザの子供たちを救いたい
イスラエルのガザ攻撃で般市民が命を落とし、家を失った。
日本のNPO事務局がガザに17年前に設立した聾学校も爆撃に遭った。
子供達は幸いにも帰宅した後だった。
このNPOは支援のための資金を募金している。
写真家がガザの子供達を撮った写真展を開いている。
NHKはNPOと写真展の電話番号を公開して協力を求めていた。
戦争で傷つく子供の姿を見るのは辛い。
メジャーな海外情報紹介ブログで傷ついたガザの悲惨な子供の写真を沢山掲載している。
こういうのは見たくないし、節操に欠けると思う。
主義主張のために手段を選ばず情に訴えようとするのはいかがなものか。
イスラエルが悪者だという主張が多いが、戦争はどちらに非があるかを説いてもムダだろう。
しかし、ガザを支援するNPOやNGOは多いのに、イスラエルを支援するNPOやNGPは聞いた事がない。
あったとしてもマスコミに登場して来ないのは何故だろう。
ハマスのロケット弾でイスラエル側だって被害を受けているはずだ。
いつどこに落ちるか分からないロケット弾にイスラエル市民はおびえているという。
「12月19日から27日までの間に、300発近いロケットを撃ち込んだ。その点で、挑発されたというイスラエル側の言い分は正しい」という人もいるし、そんなのは口実だと反論する人もいる。
3年間でガザの住民は何万人も死んだが、イスラエルは5人しか死んでいないと主張するブログもある。
宗教を発端とした戦争はコメントがしにくいが、ひとつだけ気に入らないのは、イスラム原理主義組織ハマスは覆面で顔を覆っている事だ。
パレスチナのために戦う男ならば、堂々と顔を露出して戦えばいいではないか。
一方では、宗教戦争というのは嘘で、アメリカが景気回復のためにイスラエルに武器を売って戦争をけしかけている。その武器を作る金は日本がアメリカの国債を買って助けているという反米主義者もいる。
国連事務総長の潘基文が仲裁に入ろうとしたがまったく役に立たず、国連関係の建物さえ破壊された。
国連の説得、話し合いなど紛争解決にまったく役に立たない事を証明した。
こんな国連を信奉する小沢一郎民主党代表はいったい何を考えているのだろう。
潘基文に「大きな希望」と言われたオバマ新大統領は、選挙前後には「チェンジ」だの「イエス・ウィー・キャン」だのと夢を売ってきたが、就任早々「国民に責任がある」と言い出した。
オバマ氏がイスラエル対ハマスの紛争をどう解決するかお手並みを拝見しよう。
産経ニュース(2009.1.22 10:12)
【ガザ侵攻】ハマス指導者「勝利宣言」
パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス指導者マシャル氏は21日、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザからの撤退は「勝利」と自賛、オバマ米大統領や欧州連合(EU)に対し、イスラエルによる「占領に未来はない」と訴え、イスラエルに厳しい立場をとるよう呼び掛けた。
中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどを通じた声明で明らかにした。
マシャル氏は「イスラエルがハマスをガザから追い出し、ロケット弾攻撃をやめさせ、敗北させることを望んでいたが、達成したのは子供や女性、民間人の殺りく、民家やモスク(イスラム教礼拝所)、病院、救急車の破壊だけだ」と指摘。「一方的な停戦宣言に追い込まれたことはハマスの勝利」と主張した。
マシャル氏はまた、ハマスが死傷者の家族に緊急の補償を実施、破壊された建物などの復旧を行うと表明した。(共同)
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2009.01.22 (Thu)
久米宏ってヤツは!
チャネルを回しているうちに、突然ゾンビの野中広務が画面に現れてびっくりした。
もう麻生は駄目だから首をすげ替えろと言っている。
次の総理は誰かと言っていたが誰だったか忘れた。
番組は最近始まったらしいTBSの「久米宏のテレビってヤツは!」
視聴率が取れなくて番組中止の噂もある。
今夜のメンバーは、久米宏の他に上杉隆、野中広務、鈴木宗男、石井一、平沢勝栄。
このメンバーを見ただけで議論の行方は見なくても分かる。
鈴木宗男
「民主党中心の連立政権になる。小沢さんが壊し屋だと言われているが、弱者に優しい、地方に優しい壊し方をしてもらった方がいいという声もある。共産党と社民党以外はみんな保守だ」
民主党の中にも旧社会党左派がうようよ居るではないか。
野中広務
「この選挙か次の選挙で、この国を再び戦争に巻き込まない国づくりをしようという人達が政権を持ってくれる。それが戦争世代を生きた最後の私どもの願いだ」
まだこんな寝言を言っている。
石井一
「民主党で単独過半数を取る。福田さんが政権を放り出したのは公明党のせいだ」
野中
「いやそんな事はない、小沢さんのせいだ」
平沢勝栄
「自民党も民主党も過半数に行かない。自民党中心の政界再編だ、民主党の方からいろんなグループが出て来る可能性がある」
自民党内の売国議員と民主党内の憂国議員をスワッピングすれば分かりやすい政界再編になる。
上杉隆
「今、公明党は小選挙区8議席、比例代表23議席あるが、場合によってはゼロに近い数字になるかもしれない。先日、共同通信の世論調査があって公明党の関係者に衝撃が走っている。いままで比較第3党だった公明党が比較第5党に落ちて公明党に衝撃が走っている。比較第3党だった公明党が始めて共産党、社民党の下にいって第5党になった。自公連立は違うんじゃないか。結果を見てみないとどういう枠組みかまったく分からない」
上杉の言葉はいつも信用できないが、本当だとすれば結構なことだ。
石井
「政界再編はまずない。戦後初めて自分の投票によって政権が変わる。何処の国でも民主主義の選挙はそうだ。今度はそれが起こる歴史的な選挙になる」
久米
「野中さんはもう一度総裁が代わるといったが、解散の時期は?」
野中
「このままで行ったら任期満了でしょう」
久米宏が「ゲヘーッ」と仰山に落胆した顔をして首を垂れる。
賞味期限のとっくに過ぎた男達を集めてバカ話をしているこんな番組は電波の無駄というものだ。
ご意見はこちらへ
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2009.01.20 (Tue)
国会で首相を漢字テストする愚
日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」(2009/1/20)
麻生首相に政権を維持して欲しい人が居た。
それは二見書房で、麻生首相の失言問題から「読めそうで読めない間違いやすい漢字」という本がよく売れているという。
松尾貴史(コメンテーター)
「なんでこういう本が流行っているかというと、総理大臣がアホやからですよね」
宮根誠司(司会)
「アホやんか、漢字読まれへんがね」
そういう宮根も街で聞いた「目深」「労わる」のうち、「労わる」が読めなかったではないか。
コメンテーターにも漢字テストをすると言われた松尾はうろたえて
松尾
「ちょっと待ってください。総理大臣のせいでなんで僕等がトバッチリを受けなきゃいけないの」
と抵抗するが、結局全員テストを受ける。
読取問題:「強ち」「焦らす」「頌春」「太々しい」
宮根は「焦らす」を「あせらす」と答えて「『あせらす』でもいいんとちゃうの」とバカなことを言う。松尾は「頌春」を「きんしゅん」と答えるし、宮根は4問中2問正解、松尾は4問中3問正解、その他のコメンテーターも1-2問間違えている。
今日の午後の予算審議委員会で民主党の石井一議員が漢字を列記した大きなボードを持ち出して首相に回答を迫った。
①就中②唯々諾々③揶揄④畢竟⑤叱咤激励⑥中興の祖⑦窶し⑧朝令暮改⑨愚弄⑩合従連衡⑪乾坤一擲⑫面目躍如
石井
「ここに書いてある文字はねえ、あなたの漢字力からして届くかなあ?と」
麻生首相
「多分、皆様方のお読みになりにくいのは『身を窶(やつ)し』ぐらいじゃないですか。後の文字は普通に皆さんお読みになられるのでは」
議場に「え~つ」と言う驚きとも感嘆とも取れる大きな声が巻き起こった。
愚問賢答!!! 麻生首相の皮肉を込めた逆襲で石井一は返り討ちにあった。
石井
「もしそうなら、、なぜ『みぞゆう』とか『ふしゅう』とか言うんだよ。おかしいよ!」
と石井がおよそ国会議員に相応しくないヤクザな言葉で反論してももう遅い。
もしかして、麻生首相は今迄わざと読み間違えて話題を呼んだのかとさえ思うような場面だった。
石井
「あるものを認め、率直に訂正するという心が無かったら、段々段々支持率下がるよ。スピーチライターぐらいしっかり決めろよ!」
麻生首相は破顔一笑して手を横に振った。
宮根
「予算委員会で漢字のテストはどうですかねえ」
高野孟
「やり過ぎですよねえ」
宮根
「時間もったいないですよ」
高木美也子
「ちょっと下らないですよねえ」
宮根
「これを麻生さんが全部読めたからと言ってねえ、それで景気がようなったやいいんやけどね」
春川正明
「ちょっと、やっぱりやり過ぎですよ」
松尾
「12種類書いてあるのは、きっと石井さんが読まれへんかったヤツだ」
春川
「国の予算委員会なんだからもっやるべき大切な事があるのにイヤですよね、こういう形でやるってのは」
宮根
「ちょっと見ていて気持ちのいいもんではないですよね。『就中』って『なかんずく」って読むの?はぁ~っ。これ窶し(やつし)って麻生さん読んではったんや。そう考えると、みんな漢字苦手な部分もあるんですけど、これ予算委員会ですから、もうちょっと建設的な話をして頂きたいと思います」
司会者もコメンテーター達も先程の簡単な漢字テストで自信を無くしてか、麻生さんの回答に舌を巻いたのか石井議員の質問の下劣さを批判していた。
今日の予算委員会はこの石井議員に限らず、野党の質問は愚劣を極め、このような程度の低い野党にはとても国の将来を任せられないと良識ある有権者なら思った筈だ。
こんな簡単な12問も正解ではないような野党議員、評論家、マスコミの記者もアナも麻生首相のことを馬鹿にする資格はない。
ところで、あなたは何問正解できましたか。
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2009.01.19 (Mon)
オバマ人気を煽る日本のテレビメディア
オバマ次期大統領の就任祝賀会の模様を日本のテレビメディアは興奮気味に報じ、一方で日本の現政権に対する揶揄が見られた。
テレ朝「やじうまプラス」(2008/1/19)
川村晃司
「政治家の言葉は同じ言葉を使っても、俳優的才能が無ければいけないとよく言われる。同じ"Yes We Can"でもオバマさんが言った"We Can"を日本語に訳すと『私たち』とソフトな感じがするが、麻生さんが言うと『俺達』になっちゃう」
こんな言い掛かりとしか言えないコメントを吐く反日勢力の一人川村晃司には退場してもらおう。
TBS「ピンポン」(2008/1/19)
オパマ演説の一部
「私たちは、お互いを認め合う事ができる。皆で団結する事ができると信じる。共和党、民主党、無党派、ラテン系、アジア系、黒人、白人、ゲイ、ノーマル、障害者に関わらず」
池上彰(元NHK)
「ゲイとそれ以外の人をノーマルと呼んだ。これはタマゲた。共和党の人にはありえない。ここまで目配りしてるんだと驚いた。特にリンカーンは共和党だ。自分は民主党だが共和党のリンカーンを立てるというところにも含みがある」
民主党はゲイを認めている。ノーマルと言うからにはゲイはノーマル(正常)ではないと言う事ではないか。また、200年近く昔のリンカーンが共和党だからといって『共和党を立てた』はないだろう。
NHKの子供番組で反日的父親役を務めた池上は忘れない。
麻木久仁子
「日本人にとって見ると、世界にとってもすごい大事な人なんだよねと言いたくなるような」
福沢朗
「これだけリンカーンをフィーチャーしても嫌味にならないところが凄い。リンカーンと同じ共和党のブッシュさんがこれをやったら『なんだかなあ』という・・・」
一同笑う。
オバマの演説を褒めちぎった福沢朗
福沢
「さもしい国民なんて言わないだろうなあ」
麻木
「間違いなく言わないと思う」
と麻生首相を当てこすり、場内は大爆笑で盛り上がった。
仮にも自国の総理を腐して笑いを取るゲイ人たちには腹立ちを覚える。
レポーター
「いままで最低の人気の大統領から、最高の人気の大統領に代わる。オバマ政権に79%が楽観している」
オバマ人気の加熱状態に日本のマスコミも浮かれているが、今のアメリカの経済状態から考えても、オバマ政権の将来に8割も楽観的とは異常であり、この熱に浮かれた期待は一年を待たずして失望という形で返ってくる事は間違いない。
日本もマスコミに洗脳された愚かな有権者が民主党に期待しているようだから、もし民主党政権になれば、そのシッペ返しはアメリカより先に有権者に戻って来ることだろう。
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2009.01.19 (Mon)
民主党、選挙前に閣僚名簿
いよいよオバマ次期大統領の就任式が近づいた。
マスコミは祝賀会の模様を伝えて大いにはしゃいでいる。
しかし、申し訳ないけど、Pobkoは冷たい目で見ている。
オバマ氏は演説の巧みさでアメリカの民衆を興奮に巻き込んでいるが、具体的にアメリカをどう導いていくのかよく分からない。
アメリカの熱狂振りはヒトラーの演説に狂喜したドイツ市民を髣髴とさせるといったら言い過ぎか。
日本は昨日、自民党と民主党の党大会が開かれて互いに気勢を上げているが、国民をいたずらに興奮させる言葉は却って白々しさを覚えさせる。
小沢一郎民主党代表は、オバマ氏が引用したリンカーンの演説を真似して、「国民の、国民による」と演説し(こういうのを孫引きというのかな)していたが、国民、国民と連呼されると冷めてしまう。
もっとも産経新聞ですら、自民党の党大会の様子を「この日は『カラ元気』で、党勢拡大に向けたムードを盛り上げるしかなかったようだ」と酷評しているから、マスメディアは一斉に民主党政権の実現に向けて力を合わせているようだ。
ただ、「『リベラルな話題が多く、社民党か共産党の大会かと錯覚した』。保守系議員が大会後にもらした言葉の意味は大きい」というコメントを入れている所に産経らしさはまだ残っている。
TBSイブニングニュースなどは
「ところが自民党内はこの麻生総理の決意を一致団結してバックアップする体制にはなっていません。来年の党大会は今日のように盛大に行われるかわかりません」
と早くも自民党敗北を予言。
過半数を取る(鳩山幹事長)予定の民主党は支援者がこう言っている。
榊原英資(早大教授、元財務官)
「選挙の日程が決まったら『政権移行チーム』を作ったらいい。選挙民に示して準備を進めるべきだ」
民主党は選挙前に政権を獲得した場合の主要閣僚の名簿を発表するという。
ネキスト・キャビネットというのはあるが、政権を奪取する前から移行準備とは手回しがよろしい。
自民党に取ってはいい攻撃のチャンスだろう。
たとえば、昨日の民主党大会でシュプレヒコールの音頭を取った輿石東参院議員会長(民主党のネキスト副総理)はご存知のように日教組山梨の出身で、先生に授業をサボって選挙運動をさせたといわれる。
14日には日教組「新春の集い」で「教育の政治的中立はありえない」と問題発言をしている(阿比留瑠比氏のブログ)。
このような男が主要閣僚になったら日本はいったいどうなるのか。
選挙民は野党やマスコミの言葉に騙されないで、民主党政権になった場合の日本の変わり様に思いを致すべきである。
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2009.01.18 (Sun)
竹中VS金子ガチンコ対決
テレ朝「サンデー・プロジェクト」(2009/1/18)
ガチンコ討論!
小泉改革は間違いか?
小泉改革の功罪について竹中平蔵元金融担当大臣と金子勝(慶応大学教授)が対決した。
しかし、どう贔屓目に見ても竹中平蔵氏の勝ちだと思う。
竹中氏についてはこのブログでも非難するコメントがよく頂くが、なぜそんなに悪者なのか、よくわからない。
Ponkoは頭が良くないので、竹中氏の話はとても分かりやすく納得してしまう。
金子
「今のアメリカはまさに日本の不良債権処理の失敗の後追いをしている。多くの欧米諸国でも日本の失敗を繰り返してはならないという評価が主流になっている」
それが事実なら、日本の成功例を海外に紹介して評価されたというのは嘘だったと言う事になる。
竹中
「90年代に不良債権処理に反対したといろんな所で言っているが、私は不良債権処理をやれといった。政府は経営責任を問わなかった。だから私が金融担当大臣になって責任を問うようにした。
私がフィナンシャルタイムズに言ったこととウォールストリート・ジャーナルに書いた事そのままを金子さんは言っている。それをやったのが金融再生プログラムだ」
金子
「そのとおりですよ2002年」
財部誠一(経済ジャーナリスト)
「当時の不良債権処理プロセスを客観的に見ていくと、2002年に竹中さん達が金融再生プログラムをやる時には、自民党の長老との政治的なバトルだった。あるべき姿になるまでに政治闘争までやって査定して不良債権処理を進めた。これを評価しないと評価するものが無くなってしまう。2002年に2004年までに不良債権処理をするといった途端に株が上がった。90年代以降初めて銀行のクリディビリティきが上がった。これを評価しないと政治なんて要らないという話になってしまう」
小泉・竹中改革路線で格差が広がった?
竹中
「銀行の融資額全体の8.4%が不良債権だったのが1.5%に下がった」
竹中
「ジニ係数で見る限り日本は90年代から拡大していて、小泉内閣でジニ係数が拡大したという事実はない。小泉内閣の時代はジニ係数は緩やかになった。経済が良くなったから当然だ日本のジニ係数の拡大は高齢者が増えたからだという事でかなり説明できる。最近若者が格差を受けていることに問題がある。規制緩和して派遣が増えたからだというが、派遣は労働者全体の2.6%に過ぎない。
30年前に「会社が潰れるまで、正規やパートを解雇してはいけない」という東京高裁の非常に不都合な判例があった。これでは企業は変動の時代には危なくて正規雇用を増やせない。
その結果、若者の方が英語もITも出来るが、英語もITも劣る中高年の雇用が守られてその皺寄せが全部若者に行っている。
地裁でも「同一労働は同一賃金で無くていい」という判例を出している。それを変えるのが改革だ」
田原総一朗
「製造業に派遣を認めたのは2004年の小泉内閣だ」
竹中
「派遣は増えたが正規雇用は殆ど変わらず労働者の権利が守られない「請負」が減った。2004年、2005年は派遣に変えなかった。偽装請負の批判が出て、派遣が始まった。
日本の司法が誤った解釈をした。政府は正規と非正規が平等になるように改革すべきだ」
竹中
「日本は世界の負け組みになろうとしている。一人当たり所得は19位。規制緩和をもっとやるべきだ。小泉内閣は規制緩和をしようとしたが反対にあってそんなにしていない。やったのは「不良債権処理」と「郵政民営化」だけでその他は不十分だ」
水野和夫三菱UFJ証券チーフエコノミスト
「アメリカを見習った新自由主義的な構造改革はもう破綻した」
竹中
「『新自由主義』と評論家は言うが、小泉さんも私も新自由主義を実現しようといして政策なんてやらない。政策の現場はそうじゃないのだ。思想分類とは違う。そこにある問題があってそれを解決するためにどうすればいいかというのが政策だ」
そういえば、よそ様のブログでPonkoはネット右翼だネオリベだと非難されているらしい。
自分は少しでもいい日本を子供達の世代に引き継ぎたいという思いだけで、思想的には右でも左でもなくド真ん中だと思っているし、アンチ・リベラル派だから何をいうのかと思っていが、どうやら新自由主義者(ネオ・リベラリスト)に分類されるらしい。
その昔、長谷川慶太郎氏の本を沢山読んだとき、「規制緩和」が必要だと痛感したことがある。
小泉内閣は規制緩和をしたが不十分なまま安倍内閣に継承され、福田、麻生と逆戻りしているのではないかと思う。
こういう考え方をネオリベというのだろうか。
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2009.01.17 (Sat)
自民党、一院制で逆襲か
自民党が現在の衆参二院制を廃止して一院制とし、国会議員定数を3割削減するマニフェストを検討している。
現在、国会もマスコミも定額給付金の是非について論議が集中しているが、このような政治システムの根幹に関わる改革を議論すべきであり、歓迎したい。
そもそも参議院は衆議院のコピーだといわれ、参議院本来の役目を果たしていない。
簡単に言えば、参議院は長期的な視野に立って国家の根幹をなすあり方を論ずる専門家の集団であり、政党色は強くないはずである。
ところが現状は衆院選で敗れた議員が鞍替えする場所であり、芸能人やスポーツ選手などただ知名度が高いだけの議員が当選して6年間も無為無策で私達の税金を食いつぶしているのである。
例えば一昨年の姫井由美子不倫議員や横峯良郎賭ゴルフ議員などが記憶に新しい。
こういう政治のど素人達が6年間も私たちの税金(1億5千万円)で暮らしていけるのかと思うと腹が立つ。
官僚の天下りや渡り行為が問題になっているが、まず国会議員自らが襟を正してリストラに応ずべきである。
この運動を推進しようと小泉純一郎元首相が頑張っているのがいい。
憲法改正も視野に入れたこのような政治の仕組みを徹底的に討論し自民党はマニフェストを掲げて国民の審判を仰ぐべきである。
産経ニュース(2009.1.16 21:07)
自民で相次ぐ国会リストラ論
一院制、国会議員定数大幅削減など
自民党内で、国会議員定数の大幅削減や一院制への改革論が、相次いで出始めた。自民党有志の「衆参両院を統合し『一院制の新国民議会』を創設する議員連盟」(会長・衛藤征士郎元防衛庁長官)は16日の総会で、一院制の導入と国会議員定数の3割削減を次期衆院選のマニフェスト(政権公約)に盛り込むよう働きかけることを確認した。“国会リストラ論”の背景には、衆院選で自民党の苦戦が予想されることや、議員自らが身を切る姿勢を示さなければ、将来の消費税増税への国民の理解が得られない-という危機感があるようだ。 (加納宏幸)
党本部で開かれた一院制議連の総会では、議連顧問の小泉純一郎元首相がメディアの前で久々にマイクを握った。
「私はもともと一院制でいいと思っていた。県議会も市町村議会も一院制だ。自民党が衆参を統合する原動力になってほしい」
「4月ごろまでに政権公約にできるよう党内で議論してほしい。微力だが私もお手伝いする」
こう語る小泉氏を、議連会長の衛藤氏や武部勤元幹事長がうなずきながら見守った。首相在任時代の小泉氏は将来の憲法改正をにらみ、党憲法調査会に首相公選制と一院制の導入の検討を指示したこともある。
小泉氏は今月5日、国会内で麻生太郎首相と会った際、衆院選の劣勢の挽回策として「攻めの姿勢が必要だ。18日の党大会で(首相は)一院制(導入)や国会議員の半数くらい言ってもいい」とアドバイスしたほどだ。
衛藤氏は議連総会で、今の衆参両院議員の定数の合計が722であることを踏まえ、(1)衆参を対等合併し約3割削減して定数500の国民議会を創設(2)選挙制度は小数党も生き残れる都道府県単位の大選挙区制とする(3)憲法改正が必要なため、10年後の平成31(2019)年1月以降の選挙で実施-との「衛藤試案」を提示した。議連はこの案を軸に検討を進める。
一方、麻生首相と距離を置く塩崎恭久元官房長官、茂木敏充前行革担当相ら自民党中堅・若手の「速やかな政策実現を求める有志議員の会」も15日、国会議員の定数を4割、歳費を2割それぞれ削減する政策目標を発表している。
民主党は昨年夏、参院選マニフェストで「国会議員定数の1割以上の削減」を主張している。自民党の国会リストラが、民主党よりも思い切った改革案を示すことで、次期衆院選で有権者にアピールするねらいもある。また、一院制論は参院で多数を占める民主党を牽制し、将来の「ねじれ国会」を防ぐ意味合いがある。
だが大幅定数削減に議員の間に慎重論があるだけでなく、一院制にも根強い反対論がある。自民党の山崎正昭参院幹事長は16日の会見で、「長期ビジョンに立って議論できるのが参院だ。一院制には納得がいかない」と噛み付いた。公明党幹部も「賛成できない」と語った。小泉氏らの思惑通り、自民党のマニフェストに盛り込まれるかどうか、論議の行方が注目される。
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2009.01.15 (Thu)
愚かなり平沢勝栄
今朝のみのもんたの「朝ズバッ!」で平沢勝栄自民党議員が出ていたが、自民党にとってマイナスになるような発言に終始した。
自民党の旗色が悪いと見てそろそろ選挙運動をテレビを通じて始めたらしい。
舛添要一が一昨年の参院選選挙前に「私を後ろから撃つのか」と自民党を批判しつつ自民党で当選した狡猾さを真似しようとしているのか。
TBS みのもんたの「朝ズバッ!」(2009/1/15)
みのもんた
「2兆円の定額給付金を出すのに825億円もかかる」
平沢勝栄
「実際にはもっと掛かるという人もいる。今回、日本国民は素晴らしいと思った。配るといったら喜んで一日も早く呉れというのが普通だが、地域で聞いてみると、『呉れるなら貰ってもいいけれど、もっと困って人にやってくれ』とか『他にもっといい使い道があるだろう』と言っている。まったく日本国民は賢明だ」
これが自民党の党員かと唖然とする。
国民の70%以上が定額給付金に反対だというが、Ponkoのブログの投票では今現在75%(250人)が賛成ですぐ使うと言い、反対は20%だ。
平沢
「自民党内も混乱している。松浪さんが造反したのも苦渋の決断だ。賛成した議員も苦渋の決断だ。
みんな悩んでいる。国民のみなさんもなんだか訳が分からない。国会議員も非常に悩んで悩んだが、党が決めたことだからと賛成している」
平沢
「1万2千円も全額使われればいいが、地域振興券の場合も実際に使われたのは三分の一。消費が上向いたのも三分の一といわれている。だからこれがどのくらい景気刺激に効果があるかはまだ疑問だ」
みのもんたは318人の議員に質問して回答は41人とあまりにも少なくてびっくりした、半分以上の人から回答が貰えると思っていたというが、給付金を貰うか貰わないか、首相は貰うべきかなどの「朝ズバッ!」の下らないアンケートに忙しい国会議員が答えるはずが無い。
みのは何様だと思っているのだ。
平沢
「回答が来ないのは悩んでいるのだ」
みのもんた
「絶対国会議員の方も悩んでいる」
この後、国民全員に配り終えるのは夏ごろになると平沢勝栄。
平沢
「地元の医師会でも今医療費に困っているし、介護が困っているからそちらに回せなかったのかと随分お叱りを受けている」
平沢
「これだけお配りしてこれだけ歓迎されない、喜ばれないのは珍しい」
ここでみのもんたが、「定額給付金は一時しのぎにすぎない。3月に廃止される母子加算を戻してくれ」という4人の子供(2人は知的障害、1人は重度身体障害)持ち、自分は椎間板ヘルニアで働けない主婦からの訴えを切々と読み上げる。
平沢
「ほんとうに困った人に配るなら国民は誰も反対しない。ところが一律に配るというから国民がおかしいではないかと。政治の責任は再配分にある。自民党議員にもおかしいじゃないかと言う人がいっぱい居る。国民がみんな納得する使い方をした方がいい」
平沢勝栄はほんとうに自民党の党員だろうか。
テレビに出演する以上はスポークスマンであるべきなのに。
それとも平沢勝栄は自民党が放った国民のガス抜きの刺客か?
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2009.01.15 (Thu)
自民党壊したと渡辺喜美が自画自賛
自民党を離党して一夜明けた昨日、渡辺喜美議員は早朝からテレビ各局に「鶯の綱渡り」よろし出まくっていたが、今日の午後もあちこちでが怪気炎を上げていた。
日本テレビ
「情報ライブ ミヤネ屋」(2009/1/15)
渡辺喜美
「私の一石で自民党にかなりガタが来た。(離党しなければ)党内の百家争鳴の議論も安政の大獄の中で鎮圧されたかもしれない。非常に効果は絶大だった」
と自画自賛。
昨日から「安政の大獄」の連発である。なんとボキャの貧困な政治家であろうことか。
渡辺
「定額給付金は公明党がもともと提案してきた話なので尚更動けない人が多かったが、消費税の話は公明党も慎重だから、非常に多くの人達にとって反対の声は日増しに大きくなって行くのではないか」
石丸弁護士
「少数精鋭とは言ってもやはり政治は数の論理だ。このタイミングでの離党はある程度の新党結成の算段が整ったということか」
渡辺
「政治のプロや政治に関心の深い方にはなかなか理解されないが、自民党の器、国会の垣根の中から見ると五人集めないと政党は作れないという発想になる。しかし私は政党や党利党略が日本の政治を駄目にしている、党利党略でない政治を国民の手に取り戻そうという運動をやろうと言っているので、国会議員が何人集まったかはまたったく問題にしていない。17人集めて造反しようなどとは全く考えていない」
石丸
「一人でもある程度やれるというプランを持っているのか」
渡辺
「国民運動だから一人では出来ない。なにがしかの仲間のメドはついている」
渡辺議員を支持する理由
●一人で頑張っている
●総理大臣を目指して欲しい
●政治に興味を持てた
●等から選挙資金も出なくなるのに偉い
反対する理由
●郵政造反組と御なし瀬手背復党するかも?
●自民党の中から壊して欲しかった
●定額給付金が欲しい
●国民運動の意味がわからない
飯星景子
「総理に是非とアンケートで言われた時満面の笑みでニカニカとしたけど、総理になってほしいというのはある意味一過性の人気だったれするので、あまりそれに乗せられてしまうのはとても残念な今回の行動だ。あまりニカニカとしすぎるのもどうかと」
現総理の麻生首相4位を上回る3位(1位小沢 2位小泉)だった。
つい先日までは麻生首相が小沢首相を大幅に上回る数字だったが、たちまち急落した。
その間、政治的にそれほど大きな取りこぼしも無いのに世論を逆転させたマスコミの麻生バッシングの効果の大きさには心底驚く。
それにしても渡辺議員の発言に見られる書生論、自己矛盾、はったりにはうんざりする。
渡辺議員は否定しているが、小沢民主党との話が付いているというのは本当かもしれない。
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2009.01.15 (Thu)
憎まれ口をもう一度
エチオピアで武装集団に誘拐され5ヵ月ぶりに解放された女医の赤羽圭子さん(32)が13日無事帰国した。
命を落とさなくて良かった。
空港に着いた彼女の母親と兄を迎えに出たのは「世界の医療団」日本支部長の外国人理事長。赤羽さんとたびたびキスをして無事再会を喜んでいた。普通なら職場の友人とか上司が出迎えに来るはずなのにと不思議に思う。
この外国人理事長は「(誘拐犯と)金銭取引なしで解決できた」と述べたという。(産経新聞1月14日付) 5ヵ月もの間、人質を拘留して何の金品も受け取らなかったと信じるものは誰もいない。
彼女の帰国の挨拶は
「9ヶ月ぶりの日本。今日でやっと終わったという感じ。多くの方に支えてもらい、心からお礼を申し上げます」(産経新聞)
申し訳ありませんでしたという謝罪の言葉はない。
こんな時の通常の日本人の挨拶は「お騒がせして済みませんでした」である。
自分が悪くなくてもこう言うのが普通である。
(外国生活の中で、自分が悪くなくてもソーリーと言う事の非は別として)
日本政府は間違いなく裏でエチオペア政府を通して犯人と交渉したと思うが、国や国に税金をはらっっている国民に対して明確な謝意の言葉も無い。多分、彼女は日本人ではなく地球人なんだろう。
マスコミも通常なら赤羽さんに記者会見を申し入れて、人質になった時の様子や拘留中の様子をしつこく聞くはずである。それを一切しない。マスコミは出来るだけ表に出さないで、無かったことにしようみたいな態度だ。
今後の国際ボランティア活動のあるべき姿について国民がみんなで考えるいい材料になるのに隠蔽してしまった。マスコミはもう忘れたかのように「定額給付金」だ「造反」だ「増税」だと騒いでいる。
この件に関して前に書いた記事「赤羽女医解放に憎まれ口を叩く」に左翼リベラル派が遊ぶお花畑から反論が出ているようだ。
なかには「2人(拉致被害者)は死んでしまえと言うのか」と。
興奮しているからとは言うものの、言う事が短絡的である。
だからこのような人たちとは話し合う気は一切ないのである。
しかし、憎まれ口はこのぐらいにしよう。
身の危険を感じるからである。
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2009.01.15 (Thu)
フィリピン少女を利用しているのは誰だ
小倉智昭が政府批判
今朝、フジテレビ「とくダネ!」でフィリピン少女問題の解説をしていた。
ちょっと聞くと、入管システムがおかしいのではないかと思って記事にしようとしたが、文字起こししているうちに、確かにシステムにおかしい部分があるとはいうものの、フジテレビは入管システムの不備に焦点を当てて、不法滞在者の強制退去という極めてシンプルな遵法問題をから目をそらせる巧妙な世論誘導ではないかと気付いた。
他局に比べれは、かなり本質をついた番組ではあったが、お涙頂戴の感は免れない。
まず、偽パスポートで不法入国したフィリピン人に安易にパスポートを発行するスペイン大使館は間違っている。「福祉と保護」のためだというが、では日本人が偽スポートで外国に入国したら、日本領事館はパスポートをくれるのか?
そんな所の突っ込みも無い。
画面に出てくる2月13日まで滞在延期した仮放免申請書その他、カルデロンさんから書類を借り受けて番組を構成している。
今国会で提出されているはずの「外国人台帳制度」は正しく運用されれば在日外国人が日本で暮らし安くなる一方、不法滞在者の排除も可能になるかもしれない。
「外国人台帳制度関する懇談会報告書の公表」(総務省)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/081218_1.html
千葉日報ウェブ(こちらの方が分かりやすいが、「共生」という言葉には反対である)
http://www.chibanippo.co.jp/news/serial/serial_kiji.php?i=nesp1230013009
Ponkoは常々アメリカのSSN制度を日本でも導入すべきだと考えているが、「住基ネット」に反対する朝日新聞や左翼人権派リベラル派や、あろうことか櫻井よしこさんを含めて反対が多い日本で定着する事は難しいかもしれない。
フジテレビ「とくダネ!」(2009/1/15)
強制退去の行方は?
"不法滞在"フィリピン人家族
解説はフジテレビの笠井信輔アナ。
笠井
「不法滞在の外国人をめぐる環境はこんなにも微妙なのかと思いました」
(ピミョーでも何でもない。不法に入国し滞在している在日外国人は国外退去せよという極めてシンプルな話である)
カルデロンさん一家、今最も有名な不法滞在一家と言う事が出来ると思う。
他人(ひと)の名前のパスポートを使って偽装入国。
カルデロン・アランさんサラさん夫妻は日本で生まれ13歳の長女のり子さんと共に埼玉県内に暮らしている。サラさんは1992年にフランさんは1993年に来日。
しかし、それは他人名義のパスポートでの不法入国だった。
2年後のり子さんが誕生し、2人も日本で結婚した。
父親
「いま中学1年生。早いなあと思います。子供が一生懸命勉強しているところは嬉しい」
少女
「親友の子と踊っている時とかすごく楽しい。部活動もすごく楽しい」
のり子さんは母国語が話せない。
日本の生活にすっかり馴染んでいたそんな中、2006年9月、職務質問からサラさんが逮捕され、11月に一家には帰国命令が出た。
母親
「3人で普通の生活をさせてください」
娘を守りたいと家族は強制退去命令の撤回を求め法廷へ(12月)。
サラさんは12月に裁判を起こした。
最高裁まで争ったが2008年9月敗訴となった。
しかし、それでも何とかしたいと思い、一家は16,000人の署名を集めた。
父親
「のり子の事が心配で、そのまま日本で勉強を続けさせてあげたいと思って・・・」
日本で暮らす外国人の反応は・・・
在日フィリピン女性1
「日本政府は今すごく厳しいじゃないですか。オーバーステイだって」
在日フィリピン女性2
「可哀想だけど、でもやっぱり日本の法律もあるから」
(賛否両論を出したところはフジテレビのせめてもの良心。他局は都合のいいコメントしか出さないから)
入管に出頭した後の父親
「日本でそのまま3人で暮らしたいと思ってます」
(「どこまで恥知らずの父親か!」とひっそり言ってみる。
入れ知恵をした上で資金を提供した組織がバックに付いているということだ。)
公立の小中学校に不法滞在の子供が通える不思議なシステムを紹介する。
(日本語しか話せないというのは本当か。
両親は家庭で娘の前で13年間一切タガログ語を喋らなかったのか。
親子水入らずのときは母国語でしゃべっているのではないかと下衆は勘繰ってみたくなる。
娘がフィリピン国籍でありながら母国語も話せない事をどう思っていたのか。
フィリピン人としてのアイデンティティはどうなっているのかと突然下衆は上から目線になってみたりする)
日本のフィリピン大使館は偽装で入国したフィリピン人に正式なパスポートを発行する。
日本に居るフィリピン人の福祉と保護のためだという。
しかし、日本としては在留資格は与えられないのでそのパスポーへに「在留資格」を認めるシールは張られないというだけ。
しかし、このパスポートでも外国人登録証明書は出る。
この登録書に「在留の資格なし」と書いてある。
これで日本の不法滞在している外国人も結婚、出産、義務教育、銀行口座、納税もできる。
(もし、この一家が税金を払っていたなら、私たちの血税で子供を公立小中学校に通わせたと非難することは当らないかもしれない)
ただ仕事だけは不法就労だからできない。
(父親が無職でよく家族3人が暮らしていけると思う。
住居の様子や家族の服装から見ても立派な中流家庭である。日比谷公園で「派遣切りをするな」と叫んでいる人たちとは大違いである)
なぜこういうことが起こるのかというと、国としては不法滞在者の把握をしておきたいからだ。
(この理由は納得できない。ただちに強制送還すればいいだけの話しなのに変である)
しかし、こういう事で不法滞在者は不法滞在の意識が低下する。
不法滞在だから役場は東京入国管理局に連絡する。
(何故連絡するのか。入管に記録はないのか。入管は入国を認めたらその後の追跡は一切しないのか)
これによって入管が動くことは殆ど無い。だから意識が低下したまま生活は続き、子供は日本語を話すという状況で中学生になっていく。
坂中永徳元東京入国管理局長によれば、2008年1月現在で不法滞在者は約14万人が居るが対処できない。その理由は人手不足、偽住所が多くて摘発できない、摘発しても収容する施設(3000人)が不足している。
こんななか、カルデロンさん一家は「在留特別許可」という最終手段に出た。
特別理由とは①両親のどちらかが日本人 ②子供が難病 ③日本に相当期間滞在している ④日本にかなり定着している。
③と④は相当曖昧である。
小倉智昭
「17年くらい居るわけでしょう」
元入管局長によれば、期間を明確にすると、逆に不法滞在者がその期間居座ることになるからだという。子供を中学生にすればずっと日本に居られると言う事になってしまう。
入管の「のり子さんだけ残る」という提示は異例である。
あまりにも世の中の注目を集めているし、訴えもわかるので、のり子さんが日本語しか話せないのに帰れというのは子供にはつらいので、この妥協案でどうにかしてくださいというのが今の日本の姿勢だ。
岩上安身
「本当はもっと悪質な不法滞在者は居るのにそういう人はなかなか捕まえにくい。はっきり目に付きやすい、日本に定着している人、日本社会に溶け込んでいる人を摘み上げていくのはいかがなものか。他方で在留許可を得ている人が今まで50万人だったのが、この十年で200万人を超えている。それだけ労働力を必要としている。他方で出て行ってくれと言う。これは矛盾している」
(岩上は小倉智昭に振られて用意したコメントを喋ったようだが、間違っている。
外国人労働者が必要ならばこそ、正規に就労してもらい、不法滞在は徹底的に摘発すべきであり、岩上は理論をすり替えている)
元管理局長も現行のシステムに検討の余地ありと言っており、現場の人たちもおかしいではないかと言っている。
と言う事で、今回、国会に「外国人台帳制度」が提出される。
在留資格の無い人に外国人登録証明書を与えるはおかしいので改革して新たな制度にする。
元局長も最高裁での敗訴の確定を覆すのはとても難しいという。裁判したが故にかえって難しいと。
小倉智昭
「外国人台帳制度とか言ったって、日本人の年金の整備もきちっと出来ないのが外国人のそういうのって出来るのか、日本の事務能力で」
最後は現政府への批判に終わる小倉であった。
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2009.01.14 (Wed)
フィリピン少女強制退去は一ヶ月延期
今日が不法入国したフィリピン夫婦と子供に対する滞在期限切れの日だった。
入管の出した結論は
●一家3人で暮らしたいならフィリピンに帰りなさい
●カルデロンのり子ちゃんがどうしても残りいなら両親はフィリピンに帰りなさい。
という法に則った誠に温情に満ちた結論だった。
本来なら、偽パスポートで不法入国した(と聞いているが、マスコミは何故か伏せている)家族は即座に退去命令を出すべきである。
それを何年も滞在を認め、何度も退去の余裕期間を延期して両親の決断を待っているのに、両親はまだ3人で日本に居たいと主張している。
こんな事が許されるなら、合法的に日本に入国したり、帰化したり、結婚したりしているフィリピン人にとってもいい迷惑であろう。
とりわけTBSは数年前からこの不法滞在のフィリピン家族を同情的に報道して来た。
人権屋の弁護士もついている。
TBS「イブニング・ファイブ」(1009/1/14)
カルデロンのり子ちゃん
「このまま時間が止まって欲しい。友達も『1月14日が来て欲しくない』とみんな言っていた」
ナレーション
「両親の不法滞在を理由に国外退去を命ぜられているフィリピン国籍の少女カルデロンのり子さん、再び滞在期限を迎えた今日、両親が東京入国管理局に出頭しました。入国管理局は滞在期間を1ヶ月延長したものの、のり子さんだけ残るか家族一緒に帰るかどちらかだとして一家全員日本に残すのは難しいとの姿勢を示したとの事です」
一家を支援する渡辺喜美元行革担当相彰悟弁護士
「『家族と一緒に居たいなら帰れ』と『あなた方は帰れ』と『両親については帰れ』と」
父親アラン
「日本で家族3人でこのまま暮らしたいと思っている。のり子にも普通の中学一年生の生活をさせてあげたい」
日本で生活をさせてあげたいなら夫婦で国外退去命令に従えばいいではないか。
ナレーション
「のり子さんの両親は家族3人で一緒に日本に残れるようもう一度お願いしたいとしています」
日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」
「日本に残りたい・・・」今日再び仮放免延長
大宅映子
「のり子ちゃんはこうして脚光を浴びているからまだいいけど、こういう子がまだ沢山居る」
冗談じゃない、まだまだ不法滞在の子供が沢山居て、のり子ちゃんみたいに話題になって不法滞在がなし崩しに認められればいいというのか。
宮根誠司
「一箇月でこれ(入管の提示案)を選択するってのはなかなか大変なんじゃないかと思いますが・・・」
もう何度も入管の温情で延期されて来たから、決断する時間は十分あったはずである。
このような事態にまでなってしまったのは入管の温情主義が災いしているのではないか。だらだらと子供が成人するまで問題を先送りせずに、最初から入国管理法に則って厳しい態度で臨めば、このような問題は起こらなかったのではないか。
入国管理局のホームページでは
「世界一安全な国,日本」の復活をめざし,入国管理局では平成16年から平成20年までの5年間で不法滞在者を半減させることを目標としています」
として、不法滞在外国人に関する情報提供を呼びかけている。
平成19年中に退去強制手続きを執った入管法違反者のうちの不法残留外国人数
韓国人 31,758人(21.2%)
中国人 25,057人(16.7%)
フィリピン人 24,741人(16.5%)
これはあくまで摘発された氷山の一角で、何十万という不法滞在者が日本には溢れているという。
国籍法の改悪、大量の移民受入れ奨励、甘い入管で日本は少しずつ溶解していく。
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2009.01.14 (Wed)
ソマリア沖へPC3派遣
今朝の産経新聞一面トップは海賊が多発するソマリア沖に日本政府が航空自衛隊のP3Cを派遣する検討を始めたという。
中国が軍艦を派遣すると表明しており、日本も時を置かずに空自の哨戒機を派遣して国際社会に貢献する必要がある。
軍事音痴のPonkoはPC3は偵察機かと思っていたら、ターボプロップ哨戒機で対艦ミサイルや対潜爆弾も搭載して攻撃能力もあると知った。
ソマリア沖に派遣して日本本土の防衛が手薄にならないかと心配したが80機近くあるらしい。
老朽化した後継機にはボーイングP-8Aが2000年代後半にも配備予定とか。
日本も純国産機 P-X を独自開発中だというから少しでも兵器のアメリカ離れをして欲しいものだ。
アメリカは過去に日本に国産機を作らせなかったという話も聞いているので。
さて、自衛隊派遣について野党各党の反応をみると・・・
民主党のHPには昨年10月17日、国会で・・・
「長島議員は、(中略)P3C哨戒機による警戒監視などの海上阻止活動は現行法のもとでも可能であるとして実効的な対策を求めた」
とあるが、その後、選挙をするのが先だと政局に持ち込んで後退。
共産党は機関紙赤旗で・・・
赤旗(2009/1/9)
ソマリア沖への自衛隊派兵に反対する
志位委員長が表明
(前文略)
「海賊という犯罪行為は、警察行動で解決すべきであり、ここに軍艦を出すというのは筋違いだ。憲法違反の"自衛隊派兵ありき"という態度であり、反対だ」と表明しました。
日本国憲法がいかに日本の足枷になっているかを証明した。
社民党の福島みずほ党首も海自でなく海保を派遣せよと主張。海保の優秀な職員を海賊の餌食にせよと主張している。
アサヒコム(2009年1月14日8時46分)
ソマリア海賊対策 与党が海上警備行動を容認
(前文略)
ただ、公明党や防衛省内には海警行動での派遣になお慎重な意見もある。与党PTは15日にも会合を開き、海自が保護する船舶の優先順位付けや、現行法では過剰防衛にあたる武器使用などについて具体的な事例に基づいて協議する。
やはり公明党や防衛省のいわゆる「文民」も足枷になっている。
憲法改正、村山談話撤回なくして日本の未来は無いとつくづく思う。
産経新聞(2009/01/14)
政府、P3C派遣検討 ソマリア海賊対策
監視情報 各国に提供
アフリカ・ソマリア沖での海賊対策で、政府が海上自衛隊のP3C哨戒機の派遣を検討していることが13日、分かった。ソマリア沖で対海賊作戦を展開中の欧州連合(EU)部隊が拠点を置くジブチに派遣、空から海賊船の動向を監視することを想定している。海上警備行動での護衛艦派遣では外国船舶を警護できないなどの制約があり、P3Cの監視情報を各国にも提供することで国際協調を果たす狙いがある。(以下略)
産経ニュース(2009/01/14 08:29)
ソマリア沖海賊と海自派遣 日本籍船以外も護送可能へ法制定
同盟国アメリカすら援護できない集団的自衛権で海賊を叩けるのだろうか。
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