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2008.12.14 (Sun)


自らの身は顧みず

KKKKK文字色 自らの見は顧みず


気骨ある隊員よ後に続け

国を憂いて書いた論文が最優秀作品に選ばれた田母神空幕長は更迭、退職させられた。
参議院の外交国防委員会に参考人として招致されたにも関わらず冒頭からその発言は封じられた。
軍隊でもない自衛隊に「文民統制」などと頓珍漢の議論をふっかけ、2.26や5.15事件を引用して、今にもクーデターが起こる様な騒ぎ方をした。

朝日新聞は「驚き、あきれ、そして心胆が寒くなるような事件」とおよそ社説には相応しくない表現で異常なまでの感情的な高ぶりを見せた。

浜田防衛相は「退職金を返せ」と迫り、石破茂前防衛相は文芸春秋に「田母神前空幕長を殉教者にするな」と田母神論文が「聖書」になる事を恐れて歯止めを掛けようとした。

しかし反日テレビ局テレ朝の「朝ナマ」のアンケート調査では田母神氏支持の回答が圧倒した。
臭いものに蓋とばかりに、マスコミや政治家、評論家たちが田母神論文を躍起になって否定しようとすれぱするほど田母神論文の正当性が浮き彫りになった。

今回出版された田母神氏の「自らの身は顧みず」は田母神論文という結晶を生んだ土壌を計り知ることができるお勧めの一冊である。
参考人として招致されたにもかかわらず発言を封じられ、テレビ中継も回避された委員会の模様を第二章で紹介し、村山談話についても

「安倍政権では『村山談話』について『侵略の定義がはっきりしない』と述べて、談話そのものを薄めようとしたが、今はその努力すらうかがえない」

と批判している。
現実には「努力する」どころか、防衛省、自衛隊の25万人を対象に論文募集会社アパとの関係の調査を始めた。
まさに魔女狩りである。

この調査は民主党の要請によるものであり、「プライベートの侵害」「言論封鎖」といえよう。

さて、本書は目次をみただけでもうなずけることばかりである。
たとえば「同盟とは共に血を流すこと」では、集団的自衛権を行使ではない矛盾を指摘すると共に「思いやり予算の経費の半分でも自衛隊の強化に振り向けよ」と説く。国家は自分の国を自分で守れという当たり前のことが当たり前でない日本の国の異様さを痛感する。

「教育は『強制』から始まる」はPonkoの「日の丸」「君が代」「愛国心」を強制せよという持論と同じだ。「ゆとり教育」の失敗がいま取り沙汰されているが民主党政権になれば再び日教組が息を吹き返し、亡国の教育を再開する事は目に見えている。
本書をまだお読みでない方は是非ともお読みいただくことをお勧めすると共に、将来を担う子供達の副教材として取り上げて頂きたいと切に思う。

巻末付録も資料として纏められ便利である。


「自らの身は顧みず」(田母神俊雄 ワック 2008年12月 1400円+税)

《目次》
プロローグ

第1章 歴史を捻じ曲げる政治の責任

南京大虐殺はなかった
逐次強化されていった戦後日本の左翼化傾向
歴史的経緯を無視したお門違いの議論
「靖国問題」を乗り越えられない日本政府
「村山談話」は破棄されなければならない
栗栖統幕議長解任の後遺症
積極的発言は自衛官の義務
教育は「強制」から始まる
東大五月祭で歴史講義 
海外でも日本の立場を代弁
中国軍幹部と必死の歴史論争
国会参考人招致は、まやかしと言うほかない

第2章 国会に参考人として招致されて

「立法府に対する挑戦だ」
二度に渡って発言を制限された
「村山談話」は言論弾圧の道具 
目からウロコの歴史講座
日本ほどシビリアンコントロールがしっかりしている国はない
前へ出る勇気を 
精強な自衛隊は国民国家のため

第3章 「日本は悪くない」


「背広」と「制服」がいがみ合っていてよいのか
戦前の中国大陸への日本軍駐留は、条約に基づいている
コミンテルンの謀略にはまった日本
ハル・ノートの筆者も共産主義者だった
軍紀厳正だった日本軍
世界中で情報工作を仕掛ける中国
「従軍慰安婦」も「南京大虐殺」も真っ赤なウソ
無実の罪を着せられてきた日本

第4章 不磨の大典となった「村山談話」


「大東亜を米英の桎梏より解放する
日本はアジア独立の母
素性が悪い「謝罪決議」と「村山談話」
中国の侮日的態度は、「近隣諸国条項」を設けてから
マスコミも国益を守る必要がある
英国も自虐史観に悩んでいた
バンドン会議で謝罪の愚
日本人はかつて美しかった

第5章 日本の防衛体制のお粗末さ

「志は高く熱く燃える」
ブルーリボンを胸に
国防の基盤は愛国心 
専守防衛は非現実的攻戦略だ
ダッカ事件後に日本人拉致が急増
自衛隊は警察官と同じ? 
「国民の救出」ができない自衛隊
空白の敵地攻撃能力の現状
「東シナ海には触れるな」
軍は国家の大黒柱
「同盟」とは共に血を流すこと
国際関係は性悪説が前提

第6章 精強な自衛隊をどうつくるか

自衛隊を国際標準の「軍」とするのは政治の責任
核シェアリングに踏み出せ
制服自衛官に名誉を
"第二の戦場"と言える日本の国内状況
望まれる幹部学校への留学生誘致
軍隊は国の名誉と一心同体

あとがき

〈巻末付録〉
村山談話
河野談話
日本は侵略国家であったのか(アパグループ懸賞論文 最優秀賞受賞)
自衛隊退職にあたっての所感(2008年11月3日・退官記者会見)
参院外交防衛委員会での答弁(2008年11月11日)


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