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2007.11.26 (Mon)


「鈍感力」批判一考

不可解な生き物

テレビを点けると民主党の山岡賢次国対委員が、あのイケ好かない顔で「額賀氏は証人喚問だ。福田首相の問責決議案を出すのは当然だ。衆院選挙もあり得る」とホザイておりました。

一方、日本テレビの「ウェークアップ!ぷらす」で竹中平蔵さんは「参院否決されても、衆院の3分の2の賛成で法案は可決されると憲法に書いてあるのだから、全然問題は無い」と言い放っておりました。

また、道路特定財源と消費税の話題で「(国土交通省?)には40兆円の埋蔵金がある、そのうち20兆円は私が吐き出させたが、まだ20兆円はある」
とも言っておりました。録画していないので、表現の詳細は正確ではありませんが・・・

大臣時代もそうでしたが、竹中さんはますます弁舌爽やかで、分かりやすく、説得力があります。

司会の辛坊治郎さんが「竹中さん、辞任してから随分はっきり物を言うようになりましたね」

と横槍を入れると

「失言だと攻められる心配が無くなりましたからね」と笑ってかわしていました。

自民党と民主党は本質とはあまり関係の無い防衛省がらみの刑事ごっこをしていて、政治を語るのは嫌になりましたので、今日はまったく別の話しをしましょう。

以前ご紹介した「ニッポンの恥」(宝島社)で朝倉喬司さんが渡辺淳一さんの「鈍感力」を駄本だと切って捨てていました。

渡辺氏の小説は数冊読んだことがあります。
「アイルケ観た?」というのが主婦の間の挨拶だった映画「愛の流刑地」も観ました。
しかし、産経新聞に載っていた連載は読見忘れていましたので、ファンというほどのものではないでしょう。

ベストセラーになったらしい「鈍感力」は読んでいないので言及は差し控えますが、朝倉さんの指摘が間違っている点をひとつあげたいと思います。

朝倉さんは「鈍感力」の一節を引用して「人間のごくふつうの生活感覚のあり方からして、こんなことはありえない」と批判しています。

それは何かと言うと、結婚して十数年も経つ夫婦が歯磨きチューブのことで喧嘩するくだりです。


(夫が)「もともと几帳面な男らしく、このチューブを押してできた指のへこみの痕を、毎日きちんとうずめるため、減った分だけうしろから巻くのが慣わしになっていたようです」
ところが「彼の奥さんという人は、それが気になるわけでもなく、平気で指の痕を残しておく。その痕を夫がチューブを巻いて消す。するとまた妻が……ということをこの夫婦は以前から繰り返していた。
そして、その日朝、夫は「ついに堪忍袋の緒が切れて」妻のズサンさをなじった。妻は間髪を入れず、じゃ私もあなたの嫌なところを言ってあげると、何倍にもして言い返し、大ゲンカになった。
・・・登場人物の心事は愚鈍というしかなく、また大いにウソっぽいではないか。
この夫婦は「結婚して十数年も経つ」のだという。一、ニカ月か半年ほどならいざ知らず・・・


しかし、自分たち夫婦も立場こそ違え、まさしく同じ体験をしたことがあります。
大喧嘩にはなりませんでしたが・・・
現実にはありえない愚鈍な夫婦ということでしょうか。

トルストイの名作「アンナカレーニナ」でも、久し振りに夫に会ったアンナが、夫の耳が異様に大きいことに初めて気付き夫が嫌いになってしまったというくだりがあったと記憶しています。

人間は理屈では説明できない不可解な生き物ということなのでしょうか。
民主党代表辞任を3日で撤回した小沢一郎さんも不可解な生き物の一人でしょう。
まあ、せめて政治家だけでもまともに日本の将来を案じて欲しいものです。


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「ニッポンの恥!」
http://blogs.yahoo.co.jp/nipponko2007/7996017.html

テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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